2016年6月7日火曜日

感染症とは、ウイルスや細菌などの病原性の微生物が体内に入り込んで増殖し、発熱や下痢などの症状を引き起こす疾患

病気と健康は、カビのコントロール



感染症を引き起こす病原体の色々

感染症とは、ウイルスや細菌などの病原性の微生物が体内に入り込んで増殖し、発熱や下痢などさまざまな症状を引き起こす疾患です。膨大な種類がありますが、感染症を引き起こす代表的な病原体をあげてみました。

ウイルス
ノロウイルス、ロタウイルス、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、肝炎ウイルス、ヘルペスウイルス、HIV、狂犬病ウイルス、ウエストナイルウイルスなど

細菌
ブドウ球菌、大腸菌、腸管出血性大腸菌(O-157ほか)、サルモネラ菌、緑膿菌、コレラ菌、赤痢菌、炭疽菌、結核菌、ボツリヌス菌、破傷風菌、レンサ球菌、ペスト菌、クラミジア、マイコプラズマなど

真菌(カビ)
白癬菌(水虫・陰金・田虫)、カンジダ、アスペルギルスなど

原虫
エキノコックス、アニサキス、マラリア原虫、広東住血線虫など

カビとは、何でしょう?

「カビ」とは一般的な呼び方で、真菌の仲間で糸状構造であるため「糸状菌」とも言います。肉眼では見ることのできない生物、「微生物」です。それは地球が誕生して約45億年、30数億年前にはすでに生まれていました。本来の生息場所は土中で、無数の種類のカビが昔から土中で生き延びてきました。

分類上の仲間は他に菌類の『カビ、酵母、キノコ』があります。カビは人間と同じ真核生物で、細菌に対して「真菌」と呼ばれます。ではどうして土の中にいるはずのカビが、私たちの家の中(お風呂、壁、衣類や靴)、食べ物などに移り住み、姿をあらわすのでしょうか?

その謎を解くカギはカビのライフサイクルにあります。カビの一生はとても小さな胞子に始まり、植物のように発芽し、細胞分裂しながら成長します。やがて菌糸が十分に伸びて成熟すると、新たな胞子を作って空気中に舞い上がり、動物や鳥、昆虫についたり、風によって移動して新たな場所に着床します。

そこでまた発芽と成長、胞子飛散を繰り返して終わりの無い一生を送るのです。

つまりカビは胞子となって、空気中を自在に移動し浮遊しており、それぞれのカビが好む適度な湿気と温度、栄養のある場所ならどこでも着床・発芽・成長ができる油断もスキもない存在なのです。

いつでもすぐそこにいて、私たちの暮らしに入り込む機会をうかがっています。いたるところにカビ胞子が浮遊しているため、私たちは知らず知らずのうちに、カビ胞子を吸い込んで暮らしているのです。私たちは一年中、空気といっしょにカビ胞子を吸っているのです。

住まいの中にはカビが好む3つの条件、栄養となる汚れ、温度、湿気のそろった場所がいっぱいあり、中でもお風呂はカビが最も発生しやすい場所で、皆さん周知の通りです。

カビ(真菌)の一種のカンジタ菌

今回は 、治り難いカンジタ菌について書いてみます~

小腸などの臓器に住んでいるイースト菌(酵母菌)の仲間です。 カンジダ菌は誰にでも体に住み着いている常在菌で、善玉菌の餌でもあります。ですので、決して凶悪犯でもなく一定の存在は必要であり、怖がる必要はありません。

カンジタ菌は日和見菌と言って、日和見(ひよりみ)というのは、「有利なほうにつくこと、形勢をうかがうこと」という意味です。つまり、善玉菌、悪玉菌のどちらか強くなったほうに着いてしまう菌で、実に調子のいい菌ですね。

善玉菌と悪玉菌のバランスが丁度良いところでまとまっている、つまり腸内菌叢が正常である場合は健康状態です。

善玉菌が食生活の偏りなどで減っしまったり、カンジタ菌の大好物の糖質をよく食べたりしていると、カンジタ菌が異常に増え、ガスは出すわ毒素は出すわで大騒ぎをしながら、腸管を傷つけていき、腸管の穴を大きくし、リーキーガット症候群へと発展します。

日和見菌のウエイトは、かなり大きいのです。



ですので、カンジタ症=リーキーガット症候群なのです。カンジダ症は、カンジタ膣炎や口腔カンジダ症、皮膚カンジダ症といった目に見える症状だけでなく、ガンの種にもなっています。

異常繁殖したカンジタ菌を抑える方法として

ここで、家の中でもカビが繁殖しやすいお風呂のカビを想像してください。いくらカビを一生懸命ゴシゴシ落としても、気がつけばまた発生しています。しかし、家の中の風通しの良い場所には、ほったらかしでも、カビは発生しませんね。

つまり、身体も同じように、カンジタ菌が異常発生しないような体質にしておく事が大事だと思います。カンジタ菌だけを攻撃したとしても、カンジタ菌が好む体内環境をしていたら、取り除いたとしてもお風呂のように次から次へといくらでも繁殖してしまいます。

単純に取り除くだけではダメなのがご理解いただけると思います。結局、今まで記事にしてきたこと、体に関しても単に切除、攻撃するのではなく、体のアルカリ化はカビの嫌いな環境になり、カビが住めない体内環境を作ることが肝要です。

カンジダ菌が関与していると思われる症状

・アトピー性皮膚炎、じんましんなどアレルギー疾患

・慢性的な疲労、倦怠感、関節痛、肩凝り

・目眩や耳鳴り、頭痛

・難治性の口内炎や歯周病

・膀胱炎の頻発

・リーキーガット症候群

・うつ病や不眠症

難治性の歯周病、強い倦怠感、体のふらつき、アレルギーの悪化、皮膚カンジダ、腸の不調、過敏性大腸炎、頻尿、尿道炎、膣カンジダ、膀胱炎、腎炎、慢性鼻炎、慢性喉頭炎、慢性扁桃腺炎、喉や鼻の慢性症状、蓄膿症、関節の不調、発疹やかゆみ、甘いもの中毒、頭痛、脳に煙がかかったような感覚、化学物質過敏症、酒量の許容量の低下、耳鳴り、視力低下、酒に酔ったような状態、抑うつ、PMS、ホルモン異常、などがあります。

腸内でカンジダ菌が増える原因

・睡眠不足

・運動不足

・甘いもの(糖分)の摂取、特に精製された砂糖

・人工甘味料や食品添加剤などの摂取

・アルコール

・抗生物質、経口避妊薬(ピル)、ステロイド薬の使用

・重金属の蓄積

上記の作用による免疫力の低下(体内の酸化)

カンジタ菌の対処

①カンジタ菌を退治する
重曹、MMS、は以前から申し上げてきましたが、ココナッツオイルもしかりです。ココナッツにはカンジダを殺菌する作用があります。ココナッツオイルが素晴らしいと言われる所以の一つです。

間違っても安いヘキサン抽出の菜種油などはやめましょう。

②腸内に善玉菌を繁殖させる
これは賛否両論ありますが、僕は、本物の自然発酵の麹味噌を押します。味噌や醤油は、コウジカビを使っているので、あまり食べないほうが良いという理論が結構出回っていますが、これはどうも虚論である可能性が高いと思います。

秋山辰一郎氏の本によると、「味噌汁」はアルカリ体質を作る働きが有り、現代の西洋化した食事により動物性蛋白質や加工食品、甘味品等の過剰摂取によりとかく酸性化しがちな身体を中和させますとありますし、現に原爆の被爆(電磁波)に大変有効であったことを実証されてます。

身体が酸性化している事によるアレルギー体質や易感染体質を改善する効果、虚弱体質を改善する効果が有ります。つまり、本物の味噌の麹菌は、カンジタ菌を消す作用があるようです。(アミノ酸、●●エキス配合などと表記された味噌は、似非物です)

左脳的な「科学的根拠は?」という問いかけの答えは書いていませんが、逆に嘘教育ばかりがはびこる中で、実践で得た結果の方が僕は尊重するべきだと思います。

シンプルですが素晴らしい本です。



カンジダ膣炎や口腔カンジダ、皮膚カンジダの場合、①と②のみで症状が治まるケースがほとんどのようですが、感染しない身体作りに勤めましょう。

③腸を傷つけているものをやめる
精製炭水化物(白砂糖、白小麦、白米など)は、カンジダの大好物ですので、出来る限り精製されていないものを選び、出来る限り減らしましょう。

乳製品もNGです。

パンに使うイースト菌は、カンジタ菌と同じ酵母菌ですからカンジタを増やす恐れがあります。アルコールは、肝臓に負担をかけて、腸の炎症を悪化させますので程ほどにしましょう。コーヒーなどのカフェインは血糖値をあげますから、飲みすぎるとカンジダが増える心配があります。

水道水、ペットジュースもやめましょう。

④腸を修復、癒やすものを摂取
納豆、醤油、味噌、漬物などの発酵食品を食べる。

食物繊維、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の不溶性2:水溶性1程度の割合で、両方摂取するとよいです。

オリゴ糖を食べる、豊富に含む食品は、リンゴ、バナナ、たまねぎ、ごぼう、ニンニク、トウモロコシ、たけのこ、サトウキビ、プルーンなどです。

腸のぜん動運動を促す適度な運動も大事です。

まとめ

よく、ダニアレルギーの人などで、専用の掃除機を使って布団やじゅうたんなど異常なまでに清掃されて対応されてますが、そうではないのですね。お風呂のカビと同じで、昔からダニが家にいるのは当たり前、いくら掃除してもきりがありません。

誰でも体の中には病原体がうようよ潜んでいます。健康な人は、アルカリ状態で免疫力が高いため、それらが増殖して発病することはありません。そういう体作りが大事なのです。特にカンジタ菌の増殖は、非常に厄介なものです、ほとんどの難病は、カンジタ菌の仕業と言って良いと思います。

風通しや通気性の良い、土壁、ふすま、障子、たたみ、杉板外装を使った日本の伝統家屋は、カビがほとんど生えませんが、コンクリートの家やマンション、流行のお洒落な家屋は、カビが発生しやすいですね。

カビを取り除くことに主観してしまいますが、カビの生えない環境にしてしまえばカビ退治にアクセクすることなど無いのです。

体も同じ理屈だと思います。

参照元 : 強健ラボ


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