2016年6月5日日曜日

内海氏「ステロイド軟膏は、一時的に炎症は抑えられるが、無理やり免疫を狂わせているので他の病気が生じる」 アトピー性皮膚炎を自分で治すマニュアル

ステロイド軟こう



アトピー性皮膚炎についてはステロイド軟こう、もしくはプロトピック軟膏と呼ばれる免疫抑制系の軟膏が使用されています。ひどい人は飲み薬のステロイドを処方されている人もいるでしょう。そしてアトピーにかかわらず現代になって増え、体外物質にも影響を受けている疾患を総称して、化学物質過敏症などと呼ぶことがあります。

アトピー性皮膚炎を持つ多くの人々は、なぜなるのかという本質的原因に目を傾ける人が少なく、西洋医学の論理に従って軟膏を塗り続ける人が少なくありません。それらは実は免疫の異常ではなく免疫自体は正常に働いているくらいなのです。

ステロイド軟こうなどでその免疫を無理やり抑え込んでしまえば、あっという間にステロイド依存を誘導し、皮膚自体がステロイドなしではいられない状況に変化し耐性を獲得していくことになります。ステロイド軟膏はやプロトピック軟膏は癌の発生率を増すことが証明されています。

アメリカFDAもプロトピック軟膏の発癌性に警告を加えたり、ステロイド軟膏であっても発癌性を指摘しています。ちなみに多くの人が勘違いしていますが減感作療法というのも全く意味がありません。アレルギーについていえることはその薬を飲んでもその場しのぎであり、使えば使うほど不健康になっていくということを自覚できるかどうかが重要です。

たしかにステロイド軟こうを塗ると一時的に炎症は抑えられますので、肌はきれいになります。しかし無理やり免疫を狂わせているのでほかの病気が生じるわけですが、それ以前に原因に目を向けず抑え込んでいるだけなので、ステロイド軟こうを塗らなくなると劇的に悪くなるのです。

だからステロイド軟こうやステロイド剤が悪いとわかっても、すぐにやめてはなりません。いきなり薬をやめると猛烈に悪くなりますが、これがいわゆるリバウンドです。言い方を変えれば精神薬やドラッグと同じ「禁断症状」です。これらの薬をやめたいと思った場合、薬の減量の仕方だけにこだわってもまず成功しません。

ステロイドはホルモン剤であると同時に石油から作ったクスリでもあります。このような現代のクスリたちは脂溶性毒として脂肪や細胞膜や脳の中に蓄積され、長くとどまって毒性を発揮したり慢性毒性を発揮します。またホルモンに直接影響を与えるため人体のホルモン産生が狂ってきます。

簡単にいうとステロイドを使っていると人体はステロイドがあるとか足りていると勘違いし、ステロイドの産生を減らしてしまいます。これはステロイドに限らないのですが、ステロイドは強力な作用があるので臓器の疲労や萎縮をもたらすのです。そうすると最初はよくなったフリをしますが、結局もっとクスリ漬けになっていくわけです。

それにとどまらずステロイドには糖尿にする作用があったり、感染症になりやすくなる作用があったり、メタボにする作用があったり、骨粗鬆症にする作用があったり、潰瘍にする作用があったり、網膜剥離にする作用があったりと、とにかくさまざまな弊害をもたらします。

またよくステロイドの軟膏や吸入は少量だから大丈夫と、嘘を言っている医者たちがたくさんいます。たしかに飲み薬に比べると少量かもしれませんが、その量でもしっかり作用するからこそ薬もその量になっているわけだし、一日だけでその使用を終えているわけではないので結局臓器疲労の弊害をもたらします。ですからそのようなクスリはやめることが望ましいのです。

ただし何度も言うようにステロイドなどを一気に止めるとリバウンドが出るので、減量や指導をしっかりできる方と相談の上やっていただければと思います。伊豆のアマービレでもまたアトピー性皮膚炎を根本的に改善する、食事やカウンセリングのための合宿を実施しています。

「日本アレルギー専門栄養学協会」公認で、講師の天坂晴美さんが来てくれる予定です。子連れでも参加可能ですし、料理教室のように具体的な調理法なども実習篇でやります。ぜひ真の意味でクスリから卒業していただければ幸いです。

参照元 : 内海聡FB




いろいろ試したけれど、どうしてもダメだった方のためのアトピー性皮膚炎を自分で治すためのマニュアル

「ど、どうしよう、どんどんひどくなっていく!」

とならないために注意してほしいことがあります。

●すぐ治ってよかった!

「アトピー性皮膚炎ですね。塗り薬出しますから、それを塗って様子を見てください。」

ちょっと驚きました。なぜなら、アトピー性皮膚炎は子供のときにかからなければ、一生なることはないと思っていたからです。でも、実はそんなに深くは考えませんでした。「アトピー性皮膚炎なんて病気のうちには入らない」と思っていたのもありましたが、実は仕事が忙しくてそれどころではなかったんです。

案の定、医者から出された薬は良く効いて、体の赤みとかゆみは2日で消えてしまいました。

「すぐ治ってよかった!」

しかし、2週間も経たずして、最初の状態に戻ってしまいました。それから約8年、仕事を変わるたび、引っ越すたび、いろんな医者を点々としているうちに、いつの間にかステロイドの強さは一番強くなり、それもあまり効かなくなってしまいました。

「ど、どうしよう。どんどんひどくなっていく!」

どういうことなのかわからなくなって私は、医者に尋ねました。

「ずっと何年も薬を塗っているのになんで治らないんですか?なんでどんどんひどくなっていくんですか?」

すると

「アトピーは完治できない皮膚病だから、ステロイドでずっと症状を抑えていくしかないんだよ。」

という返事。

「・・・・・・・??!@x&%¥*」

崖から突き落とされた気分でした。治るものだと信じて医者に通っていたのに・・・

その日を境に、医者の説明と治療が信用できなくなった私は、真実を知りたくて、皮膚科の医学書を買って来て片っ端から読み始めました。

そして、そこに書いてあったことは、

「ステロイドは、長期間使い続けると様々な副作用が起きるので、炎症が治まった時点で徐々に弱いステロイドにランクを落としていき、最終的には保湿剤だけで症状をコントロールするのが正しいステロイドの使い方である。」

「・・・・・・・・・・」

私は愕然としました。時すでに遅し、私は全く逆のことを行っていたんです。お恥ずかしながら、ステロイド外用薬の副作用をきちんと知ったのは、実はこのときだったのです。でも、そんなことが起こらない方法があります。

はじめまして、私、Gorukoと申します。

25歳のとき、徹夜続きの仕事の過労とストレス、そして食生活の乱れから、成人性アトピー性皮膚炎を発症しました。その後コンピュータ関係の仕事をずっと行っていましたが、その合間にアトピー関連の医学書を読み漁り、自分なりに科学的にアトピー発症や悪化のメカニズムを調べ、最終的に皮膚科に頼らず自分の力で安全にアトピーを治す方法を探し出しました。

この方法で私は、赤黒く硬くなっていた皮膚が、白く柔らかい本来の肌にもどりました。夏、半そでのTシャツを堂々と着られるようになりました。今まで恥ずかしくていけなかった温泉や健康ランドなどに堂々と行けるようになりました。

汗をかいても痒くならないので、思う存分スポーツができるようになりました。夜中に痒くて起きることがなくなって、寝不足がなくなりました。血と浸出液が混じったワセリンがYシャツの襟に付かなくなって、Yシャツ代、クリーニング代が安くなりました。

冬、毛のセータを着ても皮膚が真っ赤にはれることがなくなりました。大好きだった猫を飼うことができるようになりました。ストレスが軽くなって、仕事の効率が上がりました。家族が本当に喜んでくれました。

そこで、私が行ったアトピー治療方法を、もっと多くのアトピーの方に利用していただきたく、マニュアルとして公開することにいたしました。

マニュアル内容を少しご紹介すると医者は説明してくれないステロイドの本当の使い方とはリバウンドを極力起こさずに、ステロイドをやめるための理論とは具体的にどうやって治したのか

私が実際に使ったあるものの自作方法とはアトピー治療計画書の作り方

マニュアルは以下のリンクから読むことができます。それでは、また、マニュアルでお会いいたしましょう。

アトピー性皮膚炎を自分で治すためのマニュアル

これだけは知っておきたい、アトピーの正しい知識

1.アレルギーのしくみ

2.皮膚のバリア機能

3.アトピー性皮膚炎発症のメカニズム

4.なぜアトピー性皮膚炎が悪化するのか

5.ステロイドの正しい知識

6.アトピーの原因

参照元 : アトピー性皮膚炎を自分で治すためのマニュアル


アトピーマニュアル1(はじめに)

このマニュアルを最後までお読みいただければ、きっとステロイドに頼らずに今よりもアト ピーの症状を軽くすることができると思いますので、しばらくの間お付き合い ください。

早速ですが、皮膚科ってどこに行っても同じじゃないですか?

どこに行ってもステロイドかプロトピックを渡されて

「これ塗って様子を見て、また来てください」

1週間後

「だいぶきれいになりましたね。じゃあまた同じ薬出しときますから。」

そして何回か通って薬が切れると体中真っ赤になってパンパン!

かゆくて、いたくて皮膚科に行くと

「じゃあもう少し強いステロイド出しときますから、切らさないように塗ってください。それから、かゆみ止めの飲み薬も出しときますから・・」

ところで、その後アトピーよくなりましたでしょうか?私の場合は、どんどんひどくなってしまって、体中から生臭い液が流れ出してきて、ついには熱が下がらず、しばらく仕事にもいけなくなってしまったんです。

そこで、医者の治療に不信感と絶望を感じていた私は、もともと医学に興味があったこともあり、自分でステロイドや医者の治療方法、アトピーのメカニズムなどを調べはじめました。そして、いろんな医学関連の本を読むうちに、ある方法にたどりつきました。

その方法によって、今では皮膚の症状はまったくなくなり、普通の肌を見分けが付かないところまで回復し、その後何年も経ちますが、炎症が出ることはなくなりました。

そんなうまい方法があれば苦労しないよ!」

確かにそんなうまい話はないかもしれません。

アトピーはアレルギーが原因のひとつですが、私もアレルギー体質がなくなったわけではありません。今でも花粉の時期は鼻がガビガビになるほどの花粉症です。

「なぁーんだ、アトピー完治したわけじゃないんだ! がっかり!」

でも、皮膚の炎症やかゆみがなくなって、薬を塗らなくて良くて、単なる花粉症持ちならば、なんら健康な方と変わらないですよね?

それに、皮膚の症状がないのなら、「アトピー性皮膚炎」とは診断されません。アレルギー体質を根本から治すのは、遺伝なども関係してくるので、実は医学的にもとても難しいそうです。アトピーの民間療法というと「アレルギー体質を根本から治す」というアプローチが結構多いですよね。

このような方法は有効なものもあると思うのですが、はじめからあまりにも難題にチャレンジするので、皮膚の状態はいつまで経っても変わらず、途中で、挫折してしまうことが多いと思うのです。

そこで私は、まずは、「ステロイドをできるだけ使わずに皮膚のかゆみと炎症を抑え」その後、「炎症が再発しないように皮膚を正常な状態に保ちながら」その上で、ゆっくりと体質改善をしていくことにしたのです。

この方法を知っていただくことで、「医者の治療に満足できず、アトピーが治らなくて困っている方」のお役に立てるのではと思い、このようなマニュアルを作るにいたりました。

アトピーマニュアル2

医者はなぜ教えてくれないの?

ステロイドの本当の使い方

「ステロイドは副作用があるからできれば使いたくないけれど、やめるとかゆくて耐えられないから、症状をコントロールするために長期間ステロイドを使っている。」

実は、この「症状をコントロールするために長期間ステロイドを使う」ということが大きな間違いだったんです。

皮膚科の医学書には、

「副腎で作られる副腎皮質ホルモンを体外で合成し、何十倍にも強くしたものがステロイド剤である。」

「急性の炎症症状に対して、一時的に火を消すために使い、症状を維持する目的で長期間だらだら使い続ける薬ではない。」

「炎症が治まった時点でいきなり使用を中止すると、副腎機能が抑制されているため、リバウンドが起きる。したがって、徐々に使用量を減らしていくことが必要。」

「顔や他の部位とはステロイドの吸収量が大きく異なるので、副作用を出さないために適切な強さのステロイドを適切な時期に適切な量を塗るように医師が患者を細かく指導する必要がある。」

というようなことが書いてありました。また、副作用に関しては「3ヶ月以内の連続使用であれば副作用は起きない」と書いてありましが、別の文献には、「2週間~1ヶ月以内であれば副作用は 起きないが、それ以上継続的に使用すると徐々に副作用が出はじめる」ともありました。

つまり、ステロイドは本来、

1.塗る箇所に応じて「炎症が抑えられるが、副作用を出さない適切な強さ」のものを使って、短期間で確実に炎症を抑える。

2.その後は、徐々に炎症が再発しないように調整しながらステロイドを塗る頻度を少なくし、ステロイドの強さも弱くしながら、使用をやめる。という「薬の強さ」「塗る箇所」「塗る頻度」を医者がこまめに診察しながら少しずつ調整し、患者に厳密に使い方を指導する必要がある薬だったのです。

だから、薬局でステロイド外用薬が簡単に買えること自体、本来はおかしなことだったんですね。しかし、少なくとも私が通った病院はここまでの治療はしてくれず、たいていは1、2種類のステロイドをほとんど説明なしで渡してもらうだけでした。

あなたもそんな医者の治療に不満をもっているのではないでしょうか?そこで、私は、医者を頼らず医学書を読みながら、ステロイドを少しずつ弱くしたり、塗る頻度を減らしたりしながら、ステロイドをやめることに挑戦しました。

しかし、何度試しても、ステロイドを弱くして塗る頻度を少なくすると、すぐにリバウンドがでてしまいうまくいきませんでした。そこで、ステロイドで炎症を抑えたら、その後ステロイドを弱くしてもリバウンドが極力出ないようにする方法がないものかと探し始めました。

そして、ある方法に気づいたんです。

アトピーマニュアル3

リバウンドを抑えながらステロイドをやめる

「ステロイドを弱くし、塗る頻度を下げると、すぐにリバウンドがおきてしまう。」ということに悩まされた私は、まず、なぜリバウンドが起きるかということを調べはじめました。そしてその答えを見つけました。

・ステロイドを長期間使用することによって副腎でステロイドホルモンを作る能力が低下する。

・さらに、ステロイドの副作用で、患部の免疫力が極端に低下する。

・この状態でステロイド使用をいきなり中止する。

・副腎が作るステロイドホルモンが以前よりも減少しているため、炎症を抑えるものが何もなく、ひどい炎症が襲ってくる。

・免疫力が低下した患部に細菌や真菌、ウィルスなどが繁殖する。

つまり、ステロイドの副作用によって、リバウンドや細菌感染による合併症などが起こることが書いてあったのです。

そこで私は、

1.患部の免疫力向上

2.炎症を抑える

3.殺菌と細菌感染防止

この3つのポイントをステロイド以外の方法で補いながら、同時にステロイドを徐々に抜いていけば、このつらいリバウンドやステロイド依存から抜け出せるのではと考えたのです。

また、ほかの医学書にはアトピーの原因については、遺伝やストレスなどによるアレルギーだけではなく、

「合成洗剤、残留塩素、活性酸素などによって皮脂や細胞間脂質(セラミド)が減少する、皮膚のバリア機能の低下」が重なってアトピーが発症することが書いてありました。

そこで、上の3つのポイントにもうひとつ

4.皮膚のバリア機能の修復

加えました。そして、これら4つのポイント

1.患部の免疫力向上

2.炎症を抑える

3.殺菌と細菌感染防止

4.皮膚のバリア機能の修復

を満たすための方法を見つけるために、さらに調査を続けました。そして、ついにこれらの要件を満たす具体的な方法を探し当てたんです。

アトピーマニュアル4

ステロイドに頼らない具体的方法

前回、ステロイドを使わずにアトピーを治すためのポイントをあげました。

1.患部の免疫力を上げる

2.炎症を抑える

3.細菌感染を防ぐ

4.皮膚のバリア機能の修復

まず1~3の3つの条件ですが、ある日皮膚科の医学書コーナーで見つけた本の中に、ステロイドに頼らずこの3つを満たせる方法を見つけました。

それは、「医者向けのアロマセラピーの本」でした。私は、アロマセラピーというと、オイルのにおいをかいだりお風呂にオイルを入れてリラックスしたりする程度の知識しかなかったので、この本を読んでたいへん驚きました。

実は西洋医学は化学合成薬が発明される前までは、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)を薬として使っていた歴史があったのです。そこで、上の1~3の効果がある精油を探しました。まず、1の免疫力強化と3の細菌感染に関してですが、ティートゥリーという精油が兼ね備えていることを知りました。

ティートゥリーの殺菌能力に関しては、抗生物質と同じくらい強いにもかかわらず、皮膚に刺激がなく、抗生物質のようにだんだん効かなくなるということもないということでした。また、2の炎症を抑える作用にに関しては、ジャーマンカモミールという精油に含まれるカマズレンという物質に強い抗炎症作用があると書いてありました。

また、ヨーロッパアカマツやブラックスプルースなどの松の木の精油にも、強い抗炎症力があることが書いてありました。私は、早速ティートゥリーとジャーマンカモミール、ヨーロッパアカマツの精油を購入して、アロマセラピーで使うホホバオイルに混ぜて塗ってみました。

すると、すでにストロングのステロイドでも炎症が治まりにくくなっていたくらいひどかったアトピーのかゆみと炎症が、2週間でだいぶ治まってきたんです。しかし、炎症とジュクジュクは治まってきても、皮膚がガサガサして皮がボロボロむけるのは、なかなか治まりませんでした。

そこで、4つ目のポイントである

4.皮膚のバリア機能の修復を満たすために、保湿成分や皮膚を柔らかくする成分、肌に不足しているセラミドなどで特製の保湿剤を作り、それに精油を混ぜて、塗ってみました。

するとどうでしょう!痒みと炎症、ジュクジュクだけではなく、皮がボロボロむけるのも徐々に治まってきて、ステロイドを塗るのを徐々に減らしていっても今までのように強いリバウンドが起きにくくなってきたんです。

おまけに象みたいに硬く赤黒い箇所が、徐々にやわらかくなり、色が薄くなってきたんです。これには、正直自分でもびっくりしました。そこで、アトピーの友人にも試してもらいました。すると2週間後に電話がかかってきて「お前、これすごく効くけど、もしかしたらステロイド入れてない?」聞かれたんです。

もちろん、ステロイドなんて入れませんでした。これが私がステロイドをやめて皮膚炎を克服した方法なんです。この保湿剤、試してみたいと思いますでしょうか?

それでは、私が作っていた特製保湿剤の作り方を、ご紹介させていただければと思います。

アトピーマニュアル5

アトピー用保湿剤の作り方

今回は、前回お約束いたしました保湿剤の作り方をご紹介したいと思います。ちょっと作るのは面倒くさいですが、がんばってぜひ一度体験してみてください。

●材料(出来上がり約100g)

1.精製水またはミネラルウォーター 約80g(80ml)

2.グリセリン 5g

3.スクワランオイル 10g

4.水素添加(植物性)レシチン 3g

5.ヒアルロン酸Na1%溶液 5g

6.セラミド溶液 1~3g

7.ティートゥリー精油 16滴

8.ジャーマンカモミール精油 4滴
または、ヨーロッパアカマツ精油 8滴

●必要な器具類

1.普通のなべ2つ

2.小さい柄付きのなべ

3.小さい泡だて器

4.耐熱のコップ(水を入れて湯せんできるのもであれば何でもOK)

5.キッチン用のデジタルハカリ(最小1gまで計れるもの)

6.温度計(100度まで計れるもの)

7.化粧品、シャンプーなどの空き容器(できた保湿剤を入れるもの)

8.じょうご(空き容器に化粧品を入れるため)

●作り方

1.小さい柄付きのなべをハカリに乗せて、その中にスクワランオイルと水素添加レシチンを計りながら入れます。

2.耐熱のコップをハカリに乗せ、精製水を入れ、その中にグリセリンを計りながら入れます。

3.普通のなべに2つに半分くらい水をはり、弱火にかけて沸騰しない程度 にあたためます。

4.1、2をなべの中に入れ湯せんしてあたためます。

5.1は70度位にあたため、レシチンが完全に溶けるまでよく混ぜてください。

6.2は50度位にあたためます。

7.1に2を加え、泡だて器でよくかき混ぜます。これを材料が手で触れるくらいの熱さになるまで続けます。

8.材料が40度程度に冷めたらヒアルロンNa溶液とセラミド溶液を入れてさらにかき混ぜます。

9.精油(エッセンシャルオイル)を入れてさらにかき混ぜます。

10.空き容器にじょうごを差込み出来上がったローションを入れます。

11.完全に冷めたらふたをして、冷蔵庫で保存します。

●作り方の注意

1.スクワランオイルは直接火にかけると酸化してしまいますので、湯せんで温めてください。なお、温めた状態で長時間放置しても酸化しますので加熱はできるだけ10分以内にしてください。

2.精製水も直接火にかけると沸騰してすぐに蒸発してしまうので、湯せんしてください。

3.1と2は良く混ぜ続けないときれいに乳化されず、分離してしまうのでしっかりと混ぜてください。

4.精油は揮発性のため、熱いうちに加えると蒸発してしますので、材料が人肌くらいにさめてから加えてください。

5.セラミド溶液は熱いうち加えて混ぜると泡立つため、人肌程度に冷めてから精油を加える前に加えてください。

●使用上の注意

1.作った保湿剤は防腐剤が入っていないため、冷蔵保管して最長でも1週間くらいで使い切るようにしてください。

2.保湿力が弱い場合は、ヒアルロン酸Naの濃度を上げてください。ただしヒアルロン酸Naは10gを超えると乾くとツッパリ感が出てしまうので注意してください。

3.乳幼児にお使いいただく場合は、精油の量は最初4分の1からはじめ、最大でも半分未満にとどめてください。事前に上腕などに大豆くらいの大きさに2日間の間に何度か塗り、赤みや痒みなどがおきないことを十分に確認して からお使いください。また、使用箇所も一度にあまり広範囲に塗らず、少しずつ様子を見ながらお使いいただくことをおすすめします。

4.自作の化粧品で起きたいかなるトラブルもすべてご自身の責任になりますので、精油の量などは、十分に注意して自作して下さい。

アロマセラピーの精油はアロマショップなどいろんな所で買えますが、化粧品原料は買えるところが限られています。以下のようなインターネットショップで買うことができますので探してみてください。

【化粧品原料の買えるお店】

★ぴのあ

・購入できる原料
1.グリセリン
2.スクワランオイル
3.水素添加(植物性)レシチン
4.ヒアルロン酸Na
こちらの商品は0.5%溶液ですので、上のレシピの倍必要です。

★ビーエスコスメ

・購入できる原料
1.グリセリン
2.スクワランオイル
3.ヒアルロン酸Na
こちらの商品は1%溶液ですので、レシピ通りに使えます。
4.セラミド溶液

次回は、この保湿剤を使った「アトピー治療計画」をご紹介します。

●追伸

保湿剤を作るのが難しい、面倒というご意見を最近たくさんいただきます。しかし、効果のある保湿剤を作るには、これ以上作り方を簡単にすることは難しいことをご了承ください。

もし作るのが難しいようでしたら、エッセンシャルオイルやセラミドなどが最初から入っている保湿化粧品などもインターネットを探すと扱っているところがありますので、そういったものを使ってみてください。

YahooやGoogleなどで、例えば「 アトピー 化粧品 保湿 ティートゥリー 無料サンプル 」などと入れて検索すると無料で試せるものもあるようです。

アトピーマニュアル6

アトピー治療計画

前回の保湿剤はいかがでしたでしょうか。「よし、やってみよう」と思っていただけましたでしょうか。それとも「こんなの面倒くさいよー」と思われたでしょうか。さて、今回は、私が保湿剤を作って実際に治療をするために、当時作った治療計画をご紹介します。この計画は、実際に私が壁に貼って実践していたものを少し修正したものです。

自作の保湿剤とこの治療計画で約4ヶ月間で実際に「脱ステロイド」しました。最後の15番にあるとおり、何度か失敗はしていますが、練習を重ねることによって確実にゴールにたどり着けると思います。この計画書はあくまでも私の計画書です。特にステロイドを抜いていく期間は個人差がありますので、これを参考に自分なりの計画を作ってみてください。

なお、アトピーの症状が軽い、またはステロイドを使ったことがない場合はステロイドを使わずに保湿剤だけでコントロールが可能だと思います。また、現在ステロイドをお使いの方は、いきなりステロイド使用をやめると、リバウンドが起きてしまい、精油の力でも炎症を抑え切れないと思います。

なぜなら、精油の抗炎症力は、ステロイドほどは強くないからです。わたしの場合は、炎症が完全に抑えられる強さのステロイドで炎症を抑えた後、少しずつ塗る頻度を減らしたり、ステロイドのランクを徐々に弱くしていったり、ステロイドをワセリンで2倍、4倍、8倍など徐々に薄めたものを1週間毎に切り替えたりしながら、少しずつステロイド使用をやめるようにしていきました。もちろん、その間も保湿剤は併用しました。

それから、全身にお使いになる前には、必ず腕の一部などの小範囲で2,3日間の間に数回塗って、赤みや痒みが増したりしないかテストを十分に行うことをおすすめします。

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●アトピー治療計画

1.以下の作用がある成分で自作保湿剤を作って準備しておく。

抗炎症、抗アレルギー作用(ジャーマンカモミール、ヨーロッパアカマツ)

抗菌、抗真菌、免疫強化作用(ティートリー)

皮膚のバリア修復作用(セラミド・スクワラン)

刺激のない保湿作用(ヒアルロン酸Na)

2.皮膚科に行ってストロングクラスのステロイドと、抗アレルギーの痒み止 めを処方してもらう。

3.まずは1週間毎日朝と夜2回風呂に入り、風呂上りに自作保湿剤を全身に塗る。そしてステロイドを塗る。

4.抗アレルギーの痒み止めも夜寝る前は必ず飲んで、夜中に掻き壊さないよ うに気をつける。

5.保湿剤は小さい容器に入れて会社に持って行き、トイレで2~3時間起きにきちんと塗る。面倒くさがらずに、下着の下にもきちんと塗る。

6.1週間でステロイドと自作保湿剤で炎症が治まってきたら、2週目は、ワセリンで2倍に薄めたステロイドに切り替える。その後1~2週間程度おきにステロイドを4倍、8倍などと薄めていく。

その間も自作保湿剤は1日何度も皮膚が乾いたと思ったとき、痒みが出てきたときはすぐに塗る。

7.2~3ヶ月目あたりから自作保湿剤だけに切り替えて、徐々に皮膚のバリア機能を修復させる。保湿剤だけで痒みが出るときは、掻き壊すと振り出しに戻ってしまうので抗アレルギー剤を飲む。

8.もしアレルゲンの接触や体調不良で症状が悪化することがあったら、保湿剤のティートゥリーとジャーマンカモミールの濃度を少し上げて炎症と細菌感染を抑える。

9.その後はまた、濃度を下げてコントロールしていく。

10.痒みが治まって精神的に安定してきた時点で、原因物質をできるだけ取り除く対策を施す。ただし、ほこりやダニ関しては自分では触らず、家内に掃除してもらうようにする。掃除の後数時間、空気清浄機がほこりなどを吸い込む間は、家の中には居ないようにする。

11.脱塩素の入浴剤、低刺激せっけん、シャンプーなどは切らさない。脱塩素シャワーヘッドのフィルターも3ヶ月おきにきちんと取り替える。

12.風呂で体を洗うときはタオルを使わずに手で洗う。バスタオルで体を拭くときにこすらない。毛のセーターや化学繊維の服をを着るときは下に必ず綿の長袖Tシャツを着ること。

13.できるだけストレスをためないように、夜寝る前は副交感神経を刺激するため、ラベンダーオイルで芳香浴をし、休日は毎週必ず運動をする。

14.外食はできるだけ避け、家で作った食事を食べる。酒は脱ステロイド成功 までは止める。

15.アトピーコントロールは積み木を積むのに似ている。

バランスを崩すとすぐに崩れて元に戻ってしまう。

保湿剤を切らしてワセリンだけにしたり、何も塗らなかったり、低刺激のシャンプーを切らして普通のシャンプーと使ったり、長袖Tシャツ着 なかったり。そんなちょっとのことでバランスを崩してしまう。

それから、ステロイドの抜き方の頻度も、その都度患部の症状を見ながらちょっとずつ変えていく。アトピー治療はスポーツと同じ。自分なりのコツをつかむことが大切。上達するにはひたすら練習あるのみ。上達すれば無意識にできるようになる。何回か悪化したくらいでは絶対にあきらめない!

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今回で「自分で治すためのアトピーマニュアル!」は最後となります。すべての人がこの方法が合うとは限りませんし、保湿剤の成分や精油が肌に合わなくてお使いいただけない場合もあることはご理解ください。

しかし、私以外にも多くの方から「ステロイド止められました」「肌がツルツルになりました」というお便りをいただくことからも、お肌に合えば、多少なりともあなたのお役に立てると思います。

もし、お役に立てましたら、他にもアトピーでお困りの方がいらっしゃったら、「こんな方法もあるみたいよ」とお伝えいただければ幸いです。 それでは、最後までマニュアルをお読みいただきありがとうございました。

●追伸

保湿剤を作るのが難しい、面倒というご意見を最近たくさんいただきます。しかし、効果のある保湿剤を作るには、これ以上作り方を簡単にすることは難しいことをご了承ください。

もし作るのが難しいようでしたら、エッセンシャルオイルやセラミドなどが最初から入っている保湿化粧品などもインターネットを探すと扱っているところがありますので、そういったものを使ってみてください。

YahooやGoogleなどで、例えば「 アトピー 化粧品 保湿 ティートゥリー 無料サンプル 」などと入れて検索すると無料で試せるものもあるようです。

参照元 : アトピーマニュアル


アトピーを身体の内面から、病気を元から治療。効果的なのは、アマニ油、えごま油、シソ油





亜麻仁油には血流を改善する働きから、アトピーを始めとするアレルギー、記憶力低下の予防にも効果が期待できます。

亜麻仁油やえごま油でアトピーが悪化?逆効果から学ぶこと



亜麻仁油と、えごま油にはアレルギー症状を改善する効果があることで、アトピー対策として摂取する人も増えています。逆効果、悪化させてしまうことにならないよう、ここで正しい知識をつけませんか?

亜麻仁油でアトピーが悪化した友人がいる

最近テレビで、亜麻仁油とえごま油の健康効果を紹介する番組が増え、そこからアトピーなどのアレルギー症状を改善する効果があることを知った人が、テレビで知った摂取量の情報だけで、摂り始めてしまうことがよくあるようです。

実際、長年アトピーに悩んでいる友人もテレビを見て亜麻仁油を摂りはじめました。しかし、私の友人は、亜麻仁油を摂取して1週間も経たないうちに、良くなるどころか、アトピーが悪化するという、予想外の反応がでてしまいました。

亜麻仁油を摂り始めたこと以外、何も新しいことをしていなかった友人は、怖くなって、悪化したその日に亜麻仁油の摂取をやめてしまいました。どんな食べ物、飲み物でも、アレルギーを持っている場合はあるので、単純に、友人の体に合わなかっただけかもしれません。

しかし、亜麻仁油を摂り始めてからの生活を詳しく聞いてみると、いくつか逆効果につながるポイントがあったのです。

アトピー改善にはオメガ3とオメガ6の比率が重要

友人に、亜麻仁油の摂り方と、他に何を食べていたのかを聞いてみた中で、気になったポイントを上げてみたいと思います。

・亜麻仁油は、野菜ジュースに大さじ1杯(約15g)入れて飲んでいた。

・おやつとして、毎日くるみを10コ程度、食べていた。

・朝食はだいたい市販のパンと果物、夕食は肉料理が多かった。

パッと見る限り、特に問題なさそうな感じですが、実はこの食生活で、リノール酸過多になっていた可能性があるのです。

オメガ6と言われるリノール酸は、食べ物からの摂取が必要な必須脂肪酸ですが、摂り過ぎるとアトピーを悪化させる恐れがあります。

関連記事:黄金比率の効果!亜麻仁油・えごま油のリノール酸とは?

亜麻仁油とえごま油にも、リノール酸が含まれているのですが、オメガ3と言われるαリノレン酸との含有比率が1:4となっていることで、健康に良い黄金比率となり、アトピーを改善する効果を発揮してくれるんです。

ちなみに、くるみも同じ黄金比率となる含有量となっているため、アトピーに効果があると言われています。しかし、いくら効果があるからといっても、摂り過ぎれば逆効果になります。

友人の年齢では、亜麻仁油の1日の摂取量は小さじ1杯で良かったのですが、大さじ1杯と3倍の量を摂っていただけでなく、くるみも10コ食べていました。

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亜麻仁油とくるみ、どちらも摂りたいならば、亜麻仁油は小さじ1杯(5g程度)、くるみは5コくらいまでが良かったのではないかと思います。

他の食べ物に含まれているオメガ6にも注意

リノール酸が1に対して、αリノレン酸が4となる含有比率により、亜麻仁油とえごま油は、アトピーを改善する力を持っています。しかし、他の食べ物にも注意しなければ、アトピー効果も無くなってしまいます。

オメガ3のαリノレン酸は、青魚以外、含まれている食べ物が少ないのに対し、オメガ6のリノール酸は、ジャンクフードや市販のパン、マーガリン、肉類など、意外と身近な食べ物にも含まれています。

友人は毎朝、市販のパンにマーガリンを塗ったトーストを食べ、夕食は、たまたま炒めたお肉を食べることが数日続いたと言います。もともと毎朝トーストを食べていた友人は、オメガ6に比率が偏っていたようですが、亜麻仁油と肉料理も摂り続けたことで、リノール酸過多になったと考えられます。

友人が肉料理ではなく、オメガ3のαリノレン酸が豊富な青魚を食べていたら、黄金比率が保たれて、若干の摂取過多もフォローできたかもしれません。ちなみに、アトピーの主な原因は、オメガ6のリノール酸過多だと言われています。

亜麻仁油とえごま油に素晴らしいアトピー効果があるとしても、摂り過ぎれば、比率以前の問題で、リノール酸過多となってしまいます。また、せっかく摂取しても、他の食べ物でリノール酸を摂り過ぎれば、黄金比率が崩れるだけでなく、友人のように悪化してしまうこともあります。

摂取量や他の食べ物にも気を付けて、亜麻仁油やえごま油を摂ることが、アトピーの改善効果につなげる大事なポイントだと覚えておきましょう。改めて正しい知識を持って実践した友人は、2~3ヶ月で改善を感じ、半年後には、だいぶ良くなったようです。

あなたもポイントをおさえて、亜麻仁油やえごま油を有効に使ってみてくださいね。

参照元 : アマニ油・えごま油を徹底調査

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