2017年9月26日火曜日

【豆知】ベランダで裸になると逮捕される

「ベランダで裸」は捕まるの!? 弁護士に聞いてみた

2017年09月26日



ベランダで全裸になって、逮捕されたケースが!

まだ夏の名残があるこの季節、筆者は風呂上がりによく裸でベランダに出て涼んでいる。(一応、外からは見えないようになっている)でも、よくよく考えると、通常ベランダは人目に触れる可能性が高い場所。実際、ベランダから下を見下ろせば、夜でも隅田川沿いの遊歩道でジョギングや散歩を楽しんでいる人の姿が見える。もしや、生まれたての姿でベランダに出るのはいけない行為なのではなかろうか。心配になったので、さっそく調査を開始した。

ネット検索をしてみると、ベランダで全裸になって逮捕された人物がいるという情報をキャッチ。自宅2階のベランダで自分の裸を卓上スタンドでライトアップし、「公然わいせつ罪」で捕まったのだという。裸をライトアップって、よっぽどボディーに自信があったのだろうか…。

そんなことはさておき、裸でベランダに出て逮捕されたというニュースに驚愕。人に見せられるほどの美しいボディーの持ち主ではない筆者は、裸をライトアップするだけの勇気はない。けれども、「も、もしやオレも逮捕されてしまうのか!?」と、やせっぽちボディーに緊張がみなぎる。というわけで、高崎俊弁護士に事の真相を教えてもらうことにした。 人に見られて訴えられたら、罪に問われる危険性が高い!



高崎弁護士によると、裸をライトアップしていようがいまいが、性器を露出していれば公然わいせつ罪で逮捕される危険性があるという。

「公然=不特定または多数に対して、『徒に性欲を興奮又は刺激せしめ、且つ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義に反するもの』というわいせつの定義に当てはまるかどうかが問題となります。実務上、公然わいせつ罪が成立するか否かは、性器の露出があるかどうかですね」(高崎弁護士)

けれども「不特定または多数に対して」ということなら、ベランダで性器を露出していても、人目に触れなければ公然わいせつ罪は成立しないのでは?

「外から見える以上、ベランダでも公然性が認められる可能性が高いです。異なる事例ですが、路上に停めた自動車の運転席で性器を露出した男が、公然わいせつ罪によって懲役4ヵ月の刑に処せられたケースがあります」(高崎弁護士)

つまり、いくら家の一部であるベランダでの行為であったとしても、誰かに見られるような場所であれば罪に問われる危険性が高いということだろう。今夜から風呂上がりにベランダに出るときは、必ずパンツをはくことを誓った筆者であった。性器の露出がなくても、「卑わい」と判断されれば迷惑防止条例違反に!?

これで一件落着かと思いきや、必ずしもそうとは言えないという。高崎弁護士の話では、性器を露出していなくても問題になるケースがあるらしい。

「都道府県の迷惑防止条例違反に該当する危険性があります。たとえば東京都の場合、『人に対し、公共の場所又は公共の乗物において、卑わいな言動をすること』とあり、マンションの共有部であるベランダでの下着姿は『人に対する卑わいな言動』にあたるとして、問題になるかもしれません」(高崎弁護士)

結論的には、性器の露出があれば公然わいせつ罪、性器の露出がなくても卑わいだと判断されれば迷惑防止条例違反が成立してしまうということ。裸を見せつけるつもりはなくても、誰かを不快にさせたら逮捕されかねないので、ベランダに出る際はしっかり衣類を身に纏ったほうがよさそうだ。

最後に、裸でベランダに出ている人を目にする機会が多くて不快に思っている場合、どのように対処すればいいのかも伺ってみた。

「マンションの場合はまず、管理組合に伝えて貼り紙か何かで注意喚起してもらいましょう。こちらに見えることを意識しつつ、裸を見せつけているようであればそれは許されないタイプの変態ですから、警察や行政に相談してください」(高崎弁護士)

裸、もしくはそれに近い格好でベランダに出るという行為は、身を滅ぼすリスクが高いことがよくわかった。もちろん、人に見せつけようとするのは言語道断。最近はだいぶ涼しくなってきたし、これを機に風呂上がりにベランダに出ること自体を控えようと思った。

参照元 : イダツカ・ノサ

公然わいせつ罪(こうぜんわいせつざい)

不特定多数の人の目に触れるような場所で公然とわいせつな行為をする罪。刑法174条に定められ、罰則は6ヵ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金、または拘留、科料とされている。

強制わいせつと強姦(ごうかん)の罪が、個人の自由と尊厳を保護しているのに対し、公然わいせつ罪は、社会の性的道徳秩序の維持を目的とし、「被害者なき犯罪」とも呼ばれる。

2009年4月23日、アイドルグループのメンバーが、東京都内の公園で全裸になったとして、公然わいせつ容疑で現行犯逮捕された(翌日釈放)。

この逮捕とメンバー宅への家宅捜索、さらに鳩山邦夫総務相が「なんでそんな者を(地デジの)イメージキャラクターに選んだのか。恥ずかしいし、最低の人間だ」と発言したことに対しては、「行き過ぎではないか」との批判の声もあがった。

鳩山総務相は発言を撤回し、東京区検は5月1日、メンバーを不起訴処分とした。酔って騒いでいる人に対して警察は、逮捕ではなく保護し、落ち着いてから帰すことも多い。

(北健一 ジャーナリスト / 2009年)

参照元 : 知恵袋

迷惑防止条例

迷惑防止条例(めいわくぼうしじょうれい)とは、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等を防止し、もって住民生活の平穏を保持することを目的とする、日本の条例の総称である。

概要
現在では47すべての都道府県および一部市町村に、「迷惑防止条例」あるいは「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」などの名称で定められている。昭和30年代後半に制定されだした当初は、ぐれん隊防止条例と呼ばれ、当時社会問題となっていたぐれん隊(愚連隊)による粗暴行為の防止に重点が置かれていた。現在では、迷惑防止条例は、ダフ屋行為、痴漢行為、つきまとい行為、ピンクビラ配布行為、押売行為、暴力行為、盗撮行為、のぞき行為、客引き行為、スカウト行為、悪臭行為なども禁じる。これらの違反に対しての罰則は、自治体ごとに定めているため、自治体によって大幅に異なるほか、複数の条例を定めている自治体もある。

迷惑防止条例は親告罪でないため、被害者の告訴がなくても公訴を提起することができる。

47都道府県の条例
都道府県 条例名
北海道 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
青森県 青森県迷惑行為等防止条例
秋田県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的な不良行為等の防止に関する条例
岩手県 公衆に著しく迷惑をかける行為の防止に関する条例
宮城県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
宮城県 ピンクちらし根絶活動の促進に関する条例
山形県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
福島県 福島県迷惑行為等防止条例
福島県 ピンクビラ等の規制に関する条例
茨城県 公衆に著しく迷惑をかける行為の防止に関する条例
茨城県 押売等防止条例
茨城県 入場券等の不当な売買行為の防止に関する条例
栃木県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
群馬県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
埼玉県 埼玉県迷惑行為防止条例
千葉県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
千葉県 ピンクビラ等の掲示、頒布、差入れ等の禁止等に関する条例
東京都 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
神奈川県 神奈川県迷惑行為防止条例
新潟県 新潟県迷惑行為等防止条例
長野県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
山梨県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
静岡県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
愛知県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
岐阜県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
富山県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
石川県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
福井県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
三重県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
滋賀県 滋賀県迷惑行為等防止条例
京都府 京都府迷惑行為防止条例
奈良県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
大阪府 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
    行商人の押売防止に関する条例
兵庫県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
和歌山県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
岡山県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
広島県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
山口県 山口県迷惑行為防止条例
山口県 押売等防止条例
鳥取県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
島根県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
    押売等の防止に関する条例
愛媛県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
香川県 香川県迷惑行為等防止条例
高知県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
    押売等防止条例
徳島県 徳島県迷惑行為防止条例
福岡県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
福岡県 押売り等防止条例
佐賀県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
長崎県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
大分県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
熊本県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例
宮崎県 公衆に著しい迷惑をかける行為の防止に関する条例
    押売等防止条例
鹿児島県 公衆に不安等を覚えさせる行為の防止に関する条例
沖縄県 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例

参照元 : wiki/迷惑防止条例

2017年9月25日月曜日

夜道の路上で女性が気をつけること・ワースト7

夜道は危ない!女性が路上で危険なことワースト7

2017/9/23(土) 19:15配信



暗くなるのがだんだん早くなってきた今日この頃。お仕事帰りはいつも表が真っ暗になっている……という状況の人が多いのではないでしょうか。

最寄り駅から自宅まで、数分から遠くても15分、20分程度でしょうか、暗い夜道での危険はさまざまありますが、女性であるがゆえに遭遇する危険性の高い犯罪や迷惑行為があると知っていれば、被害を避けることも可能です。被害に遭ってしまってから後悔するより、毎日の帰宅時に警戒心を持っていることが大切なのです。

◆「タッチ魔」近づく人物に要注意!
前方から自転車に乗った男が来ることに気付いていたとしても、自転車がこちらを避けて走り去るだろう……と思っていたら、いきなり胸を触られたり、つかまれたり、お尻をタッチされるなどして、驚くことがあります。「アッ」と思ったときには、相手は猛スピードで走り去っています。

財布や個人情報などが入ったバッグを奪われる「ひったくり」とは違うものの、人の体に断りも無くタッチして走り去る迷惑男がいるのです。警察に届け出るほどの被害ではない、と思っても、第二、第三の被害者を出さないためにも通報しましょう。相手の人相風体を伝えられるように目に焼き付けましょう。

◆「露出魔」驚く顔が見たいらしい
夜道を歩く女性の多くが被害に遭っています。歩いていて、何か気配を感じてふと後ろを振り返ったら、コートをはだけ、下半身を露出した男がいた! そして驚くあまり、声も出なかったという女性はたくさんいます。前方で立ち止まっているふうに見えた男が、そばを通るときに下半身を露出する場合もあります。

いやな予感、ヘンな気配には気付くように、目と耳からの情報をキャッチして、相手が行動に移る前に別の道に回ったり、来た方角に戻るなどして見たくもないものを見ないようにしましょう。携帯電話のカメラで撮影するという手もありますが、相手を逆上させる危険性もないとは言えません。

露出魔は露出して女性が驚くことが目的なので、無視することが一番です。しかし、軽犯罪法違反なので通報するようにしましょう。

◆「尾行」誰かがつけてくる
帰宅時の下り電車の中からか、あるいは駅前あたりか、立ち寄ったコンビニからか、見知らぬ男があとをつけてくることがあります。途中で襲うつもりなのか、自宅を突き止めて女性を怖がらせようとしているのか、目的は不明でも尾行される女性からしたら、非常に怖いことです。自宅を知られることだけは避けましょう。

コンビニ店内にいるときから警戒して、自宅方向へ歩き出してしばらくしたら後ろを振り返ってみましょう。ほとんどの人は振り返ることがないので、「振り返る」という動作だけでも、相手にフェイントとして動揺させることができます。自宅にまっすぐには帰らず、もう一度コンビニに戻ったり、ひと気のある駅の方に戻るなどしましょう。

◆「ひったくり」そのバッグがターゲット
財布を身につけていることの多い男性に比べて、女性はほとんどの人が財布をバッグに入れています。ひったくり犯は、徒歩、自転車、バイク、車などから、女性のバッグを奪い取り、走り去っていきます。後方からの犯行が約9割。バッグを左側に持つ人は道路の左側を、右側に持つ人は道路の右側を歩くと、バッグが建物側(塀側)にくるので狙われにくくなります。

携帯電話は手に持って、バッグが奪われてもすぐに通報できるようにしておきましょう。よく前後左右を見て、近づく人物や乗り物との距離感をはかり、バッグをしっかり抱えて歩きましょう。

◆「痴漢」許すまじ!
「露出魔」も痴漢の一部といえますが、女性の体に触ったり、抱きついたり、スカートをめくったりなどの行為をする男がいます。胸やお尻を触られたら、大声をあげたり、力の限り抵抗すれば、男が逃げていったり、女性が隙を突いて逃げることもできるでしょう。

いきなり抱きついてこられたりするのは大変な恐怖です。まず声はほとんど出ないものと考えておきましょう。しかし、大声は相手を威嚇するのに役立ちますので、日ごろから「何かあったら大声を出す!」と心がけておきましょう。「キャー」「助けて」「やめて」より、「警察!」「110番して」と叫ぶのがコツです。

◆「強姦」絶対に避けたい!
痴漢よりも恐ろしいのが、「強姦」を目的としている男に遭遇することです。背中に刃物を突きつけて「声を出すな」と脅され、駐車場や公園、神社や寺など広いわりにひと気がない場所、あるいは建物の裏側や建築中の家屋、非常階段や屋上などに連れ込まれて強姦される被害が発生しています。羽交い締めにされて引きずり込まれるケースもあります。

ひどい場合には自宅に押し込まれて被害に遭うこともありますが、帰宅経路にそうした「連れ込まれやすい場所」「犯行に使われそうな場所」がないか、明るいうちに歩いて確かめておきましょう。

そうした場所では走るくらいにして早くその場を通り抜けるように気をつけましょう。ゆっくり歩いていると相手はタイミングをつかめるからです。常に前後左右を警戒して、そうした場所があれば手に防犯ブザーを持ち歩くといいでしょう。

◆「通り魔」遭遇したくない!
これは女性だけの被害とは限りませんが、女性は体力的に差があり、抵抗する力が弱いなどでターゲットに狙われやすいということはあります。夜道で人の目がないところでは、すべてが死角となります。いくら周囲に民家があっても、窓を閉め切ってカーテンをしてテレビでも観ていれば、外の通りで何が起きても分かりません。

刃物を持った通り魔に刺されるなど絶対にあってはなりません。前方に見える人物に警戒して、何かを隠し持っていないか、歩き方が不自然でないか、こちらに近づいてこないかなどを考えて、すぐに逃げることが出来るように心の準備をしておきましょう。防犯ブザーを持つことも有効です。

参照元 : All About



2017年9月21日木曜日

MMRワクチン接種後の健康被害 国が否定したワクチン接種と熱性けいれんの因果関係を認め、国の不支給処分を一部取り消す裁決

MMRワクチン 27年前の接種被害救済 国の不支給一部取り消し 栃木県

2017年9月16日



はしかやおたふくかぜ、風疹の新3種混合(MMR)ワクチンの接種後に健康被害が出たとして、予防接種法に基づく救済を訴えていた宇都宮市の女性(29)に対し、栃木県は15日までに、国が否定したワクチン接種と熱性けいれんの因果関係を認め、国の不支給処分を一部取り消す裁決を出した。女性は1990年にワクチンを接種していたが、救済制度の存在を知らず手続きが遅れた。20年以上前の被害が認定されたのは極めて異例だ。【野口麗子】

今後、厚生労働省は審査をやり直し、医療費や医療手当の支給が認められる公算が大きい。同省によると、一度否定された健康被害が認められた事例は10例あるという。

裁決などによると、女性は1歳9カ月で接種後、1週間から10日後に発熱があり、熱性けいれんと診断され、その後、てんかんや知的障害の症状も認められた。県は発熱の時期が副反応として想定される1週間から10日以内で、けいれんも起こした点を重視し、因果関係を認めた。

女性らが救済制度を知り、2010年に始まった今回の救済手続きでは、国はカルテがないことなどから審査対象としなかったが、不服申立先となった県は一転、20年以上前の事案で、事実関係を証明する文書を提出できないことなどから、母親(57)の意見陳述などを基に審査した。

一方、てんかんと知的障害については、ワクチン接種後に脳に何らかの障害がないため、関連を否定した。

母親は「一部でも認められて良かったが、被害救済を申請するのが遅かったのが悔やまれる。年月がたって心が折れそうになることもあった」と話した。

MMRワクチンは89年から定期接種が始まったが、髄膜炎などの副作用報告が多発。同年中に国は希望者だけに接種する方針に切り替えたが、母親によると、90年の接種の際に医師から副作用についての説明はなかったという。同ワクチンの接種は93年以降は中止されている。

■解説

周知不足、申請に遅れ
予防接種で生じた健康被害の認定が27年もかかった最大の原因は、救済制度に関する説明と周知の不足だ。

被害者の母親は1990年に娘がMMRワクチン接種を受けた時、副作用の危険の説明を受けた記憶がない。3年後に同ワクチンが髄膜炎などの多発で接種中止となった際も、母は「(因果関係に)確信を持ったが、訴える方法が分からなかった」と証言する。実際に救済を申し立てたのは母が制度を知ったその17年後だが、適切な情報提供があれば、もっと早く手続きできただろう。

空白期間の長さが被害者に不利に働いた面もある。今回、因果関係が認められた熱性けいれんについては、申立時に既にカルテが廃棄されており、国の審査会では無視された形になった。

被害者側に落ち度のない書類の欠損には、家族からの聞き取り、鑑定人への照会などによる柔軟な事実認定も必要なことを今回の裁決は示す。

医療の進歩で予防できる感染症も増え、ワクチンへの期待は高まっている。膨大な人に使われるワクチンに一定割合の副作用被害が出るのは避けられないが、健康を害してしまった人にはメーカーや行政の責任の有無を問わず速やかに補償するというのが救済制度の趣旨だ。国民の安心確保のための仕組みであることを踏まえた運用の改善が国や自治体に求められる。【清水健二】

■ことば

予防接種健康被害救済制度
ワクチンの定期接種で副作用などの被害が出た場合、国が治療費や障害年金などを補償する仕組み。市町村に申請し、厚生労働省の審査会が因果関係を認定すれば給付が受けられる。不支給決定などには、都道府県への不服申し立て(審査請求)ができる。1977年の現制度開始から2014年までの被害認定者数は2982人。任意接種やワクチン以外の医薬品による副作用被害には別の救済制度がある。

参照元 : 毎日新聞








【実験】人間は5日間誰にも会わないと、どうなるのか?

“5日間誰にも会わない”だけで人は発狂することが実験で判明、怖すぎる結果に! ボッチ生活はこんなにも人間を“制御不能”にする!

2017.09.16

あらゆる社交手段を突然遮られたら、人はいったいどうなるのか?

そんな実験に挑んだ女性がいる。サラさん、36歳。誰にも接しない状態を5日間味わう企画に挑んだ彼女は、不安と錯乱の果てに、幻覚症状を起こすようになった。



■“完全孤独の5日間”は天国か地獄か?

元気いっぱいの8歳児の子育てに追われるサラさんがこの番組企画に参加したのは、「100%の自由を与えてくれる」という点が魅力的だったからだろう。しかし、最初は積極的だったサラさんも、いったん独房に押し込められると神妙な顔つきになってしまう。



「あの時は、どうにか平静を保とうとしました。でも、そんな心構えに反比例して、実際は『どうしよう、ああどうしよう』『どうやって5日間をやり過ごそう?』ということばかり頭をよぎるんです」。そう当時を振り返るサラさんは、今でこそ落ち着いているが、映像では1日目からすでに神経質そうな様子が見て取れる。部屋に入るやいなや、彼女はソワソワと部屋の中を往復し続けた。



無理もない。何しろ、撮影直前まで子育てをしていた普通のお母さんだ。育児にほぼ全ての時間を費やしてきた母親がいきなり「自分だけの時間」を与えられ、いやが応でも一人でいる時間をこれから5日間も味わうのだ。そんな憂鬱は、次第にこらえきれない不安へと変化した。彼女はシンクに走り寄り、ついに嘔吐してしまう。



気分が悪いままどうにか就寝するが、翌朝起床してもまだ具合が悪い。そのまま朝の歯磨きをするために洗面台に行く。つらいだろうが、まだこの程度なら、体調がすぐれない人の朝の様子と変わらない。だが、ここから彼女はカメラの前で「いきなり孤独になった人間の顛末」をありありと披露することになる。

歯磨きをしていた彼女は突如カメラに向かい、洗面台を指してこう言うのだ。「ねえ、この洗面台を見てよ。ほら、犬がいるよね? これが目でしょ、これが耳、そしてこれが尻尾……」彼女が指で示すのはただの茶色いシミなど、洗面器に付着しているものにすぎない。それが犬に見えるのだという。つまり、とうとう彼女は幻覚を起こしてしまったのだ。



犬の前で歯磨きを終えたサラさんは、ベッドに戻り、再び静寂と対峙する。すると彼女は再び神経質になり「音がする」と言い出す。部屋には物音を立てる犬も人もいないというのに。

やがて、イライラしながら独り言を口にし始めた。「何もないのね。私は今からそちらに行くわ。抜け出すから……」。ポツリ、ポツリと、いったい誰に向かって話しているのか?

今度は犬ではなく、人が見えたのだろうか?



■他者との接触を断たれると孤独や不安に追い詰められる

サラさんのこの一連の様子を番組側が心理学者のポリーヌ・レニー・ペイトン氏に見せると、こんな所見が返ってきた。「彼女は幻覚を起こしているのではない。強烈な静寂に追い詰められ、自分自身の中に隠れていた孤独が芽を出した。彼女は、孤独を抱える自分自身と話しているんだ」。孤独と静寂の副産物は、心の奥に隠していた自分との対峙ということらしい。



5名がこの企画に挑戦したが、最終日まで独房生活に耐えられたのはサラさんを含めて3人だった。途中で終了した2人は、寂しさが怒りに変わるなどして続行不可能となった。

人は他者との接触を断たれると、もともと自身が抱えていた、あるいは隠していた孤独や不安に追い詰められ制御不能に陥る。そんな人間の弱さに気づかされる企画だった。



100%自分だけの時間を手に入れたい、一人にしてほしい、という欲求は誰しも持つであろう。しかし、そんな人たちでさえも、その願いを嫌というほどかなえられた後には、愛おしそうに人との接触を求める。

独房を出た3人がうれしそうにソーシャルメディアや電話にアクセスしてしまうシーンは、人はやはり他者とのつながりの中で生かされているのだと、改めて気づかされる。

(文=鮎沢明)

参考:「Daily Mail」、ほか

参照元 : TOCANA






2017年9月3日日曜日

ぶりっこなのに、男性からも女性からも嫌われない女性の特徴

ぶりっこでも、嫌われない女性はココが違う

2017/8/31(木) 8:50配信



キャバクラで働く私が出会った多様な人たちから、女性の法則と教訓を学ぶこのコーナー。今回のテーマは「ぶりっこ」です。

◆ぶりっこなのに、男性からも女性からも嫌われない人

昔から「ぶりっこ=ウザイ、同性から嫌われる」などと言われますが、果たしてそうなんでしょうか。まず、皆さんはぶりっこに対してどんなイメージをお持ちですか?「アヒル口」「上目遣い」?

私もかつては頑張ってぶりっこをしていたのですが、しぐさが古臭く年齢がバレてしまうのでのでやめました。たとえば手をグーにして顔の下に置いたり、口を膨らましたり…うーん、昭和!

ぶりっこといえば上記のしぐさや、さとう珠緒くらいしか思い浮かばないのですが、ついに「これがイマドキのぶりっこか!」と思う逸材を発見しました。ぶりっこなのに同性から全く嫌われていないRちゃんです。

Rちゃんと私の出会いはラウンジでした。ラウンジとはカウンターがあって、混雑時には1人のキャストが複数のお客さんと話すこともあります。Rちゃんは店で最年少の18歳。専門学生で他のアルバイトと掛け持ちをしているRちゃんの出勤は少ないものの、お客さんは持っているほうでした。

Rちゃんのお客さんには共通点がありました。全員見事に「女慣れしてなそうな独身客」だったのです。そしてラウンジでは珍しい「Rちゃん以外のキャストとはほとんど喋らない客」ばかりでした。

◆空気読まなすぎて、許されるキャラに

ラウンジは指名制ではないので、席に着いていても、放置されている客がいたらそっちの席にも気を遣わなければなりません。店内の空気を読むことが必要です。でもRちゃんは、どんな状況になっても決して自分の席を離れません。

一般の世界にもいますよね、仕事が忙しいときに無駄話ししている子って。初めは「空気読めない子だなー」と思っていました。それどころか、カウンター席の客の隣に立ちイチャイチャくっついて接客しているのです。

その時は「よっぽど気に入っている客なのかな?」と思いましたが、後に気付きました。Rちゃんは、全員に同じ接客なのです。じっと見つめる、腕を組む、客の肩に後ろから両手を置く…は当たり前。一度、客とフレンチキスをしているのを目撃したこともあります。そういう店ではないのに…この子すごいな!

正直、Rちゃんは会話が上手いわけでも盛り上げ上手でもありません。団体席に着くと一歩会話が遅れているような子だったので、普段から遊び慣れているお客さんからの評判はイマイチでした。つまりRちゃんは、遊び慣れていない1人で来ている客のみに効果を発揮するのです。

◆ぶりっこするなら、同性の前でもそれを貫け!

でも、仕事はできない、空気を読めないRちゃんがなぜ他の女性キャストから嫌われないのか?

一度、先輩がRちゃんの空気の読めなさに対して注意したことがありました。「最近の子は、怒ると急に来なくなったりするけど大丈夫か?」と思う周囲の心配をよそに、Rちゃんはまったく悪びれる様子もなく言ったのです。

「なんか私、みんなに甘やかされてる気がします~!」

この子、全然反省してない…! 先輩は大きなため息をつき、それ以来注意しなくなりました。この日以来、Rちゃんはなぜか許されてしまうキャラになったのです。「ぶりっこするなら、天然に見えるほど徹底してやれ」という教訓かもしれません。

Rちゃんが憎めない理由は他にもありました。ある日、出勤したRちゃんが「お客さんに、ゆかた買ってもらいました~」と他のキャストに話していました。「休みの日に一緒に祭り行こうって誘われるんじゃないの?」と口を挟むと、Rちゃんは「お祭りくらいなら、別に行ってもいいかな~」とあっさり言ってのけたのです。

この子は客に物を買ってもらうことに何の抵抗も偏見もないのか…。しかも礼儀をわきまえている。客にシャンパンをねだるのに見返りもくれないキャバ嬢よりは、よっぽど出来た子だなと思いました。

まだ18歳のRちゃん。年のわりには仕上がりすぎている気もしますが、今後どうなっていくのか非常に楽しみです。そこまできるのならば、お見合いとかで女慣れしていない大富豪を捕まえて結婚してほしい気もしますが…。

Rちゃんから学んだこと…「ぶりっこするなら中途半端にするな、女の前でも同じキャラを貫け」といったところでしょうか。

<TEXT/カワノアユミ>

【カワノアユミ】

東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。海外夜遊び歴13年。参加した書籍に『旅の賢人たちが作った最強ナビ』シリーズがある。

参照元 : 女子SPA!