2016年4月26日火曜日

SNSに個人情報を載せている人は危険!ネットに匿名はない!?

犯罪に巻き込まれることも! SNSに個人情報を載せ過ぎていませんか?

2016/04/25



ブログやSNSで育児日記をつづるママは多いですが、子どもの名前を伏せていても「個人情報をたくさん載せているな」と感じることがあります。たった1枚の写真によって、トラブルに巻き込まれる可能性もあるので気をつけたいところ。自宅がわかってしまうこともある、見逃しがちなポイントを紹介します。

■近所のスポットを公表しない
日常をつづるブログなどでは、近所の施設に行った話を投稿することが多いのではないでしょうか。しかし、空き巣や誘拐犯などは投稿された記事を見続けることで、おおよその位置を割り出しているといいます。

子どもの名前や学校名を明らかにしなくても、行動パターンから学区を特定することは可能です。たとえば、近所の公園やスーパーの名前が出ていると、そこへ通う頻度から「何丁目付近」というところまでバレてしまうこともあります。「家の隣の公園」「毎週タイムセールを狙って買い物をしているスーパー」といった詳細な情報は避けたほうがいいでしょう。

とくにスマホやケータイで撮影した写真を投稿する人は要注意。写真には位置情報や撮影時刻が保存されることもありますので、この機能をオフにしておきましょう。

■投稿内容から年収を推定されることも
ちょっと高価なベビー用品やおすすめの化粧品など、うらやましくなるようなアイテムを写真とともに紹介しているママがいます。しかし、これもできれば避けたいところです。

あこがれのブランド品を多数紹介しているブログを見ると、「この人はお金持ちだな」と思いますよね。これは犯罪者にとっても同じで、お金を持っている人はよりターゲットになりやすいのです。

家の中のインテリアや食器類も同様で、投稿された写真を見れば年収レベルを推定することができます。つい見栄を張ったり自慢したりしたくなるものですが、家族の安全を考えたら避けるべきですね。

これは日常だけではなく、お出かけレポートにも同じことがいえます。遊園地などの有料施設に頻繁に出かけたり、豪華なホテルに家族で泊ったりしている家庭は、それだけ余裕があることを示しているようなものです。

また、犬を飼っている人は、その犬の服や首輪などの特徴から、お出かけ先で声をかけられることがあるといいます。犬のブログを開設している知人は、初めて訪れた場所で読者から声をかけられて驚いたそう。悪意のない人にでもわかるのですから、犯罪者ならすぐに特定できることでしょう。

■育児ブログにありがちなミス
子どもがまだ赤ん坊のころ、すべてが新鮮でなんでも写真におさめたくなる気持ちはわかります。しかし、おむつを替えるところや入浴シーンまでインターネット上にアップするのは考えものです。

子どもの裸は小児性愛者に狙われます。大事なところをスタンプなどで隠しても、よからぬ妄想をする人がいるのも事実。性別は関係ありません。

見知らぬ人から、わが子がターゲットにされてしまうのは気持ち悪いですよね。たとえ接触がないとしても、こうした性犯罪から子どもを守ることは親の義務です。

ブログやSNSを通じてママ友ができたり、育児の情報交換ができたりするメリットはあります。しかし、ちょっとした不注意によって犯罪に巻き込まれる可能性もあることを忘れずに。安全に暮らすためにも、投稿前に「本当に載せてもいい情報かどうか」、慎重に検討することが重要です。

(藤井蒼)

参照元 : Yahoo japan学び


こんなはずじゃなかった! SNSで個人情報がダダ漏れ、取り返しのつかないことに

2013年11月26日



連絡が途絶えていた学生時代の友人と“再会”できたり、同じ趣味や問題意識を持つ人と知り合い情報をやり取りできたりと、インターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)は便利だ。そのため、多くの人が利用しているが、使い方を間違えるとトラブルや犯罪に巻き込まれる危険がある。

「日経パソコン」が2013年3月に実施したアンケート調査によると、SNS利用者の約8割が何らかのトラブルを実感しているという。SNSのどこにどんな落とし穴があるのか。危険性を知り、安心して使いたい。

8割の人がトラブルを実感!SNSは「誰も」が見ている

個人情報の悪用に注意
FacebookなどのSNSでは実名登録が原則で、生年月日や学歴、勤務先や出身地、居住地などの個人情報を登録する欄が充実している。個人情報を公開しあうことで、交流が広がったり深まったりするからだ。だが、こうした個人情報が犯罪などで使われることがある。

オレオレ詐欺は元々、自分のことを「オレだけど」と名前を名乗らずに電話をかけた先の相手をだましていたことで、こう呼ばれた。だが、最近は電話口で正しい名前や勤務先を言うようになったという。こうした情報の入手先の一つとしてSNSが利用されているようなのだ。こうした犯罪に利用される恐れがあるため、どこまでならネット上に出していいのか、自分で個人情報をコントロールしなければ危険だ。

日経パソコンの調査によると、SNS利用者の6割以上が「現住所を公開しないように注意している」と回答した。しかし、SNSにある位置情報機能の設定によっては、意図せずに自宅や職場の位置を公開することになってしまう場合がある。

Twitterでは、Androidスマートフォンでツイートを投稿するとき、過去に位置情報を利用したことがあれば、右下の位置情報アイコンがオンになっており、このまま投稿すると、GPSなどで測位したデータがTwitterのサーバーに送られて、誰でも見られる状態になる。もしツイート内容で自宅にいると分かれば、そこが現住所だと推定できてしまうのだ。

不用意な投稿で、あなたの住所や居場所を大公開!

SNSの機能だけに気をつければいいわけではない。SNSに投稿した画像からも、その画像を撮影した場所が分かってしまうので注意が必要だ。どういうことかというと、撮影したデジタル画像には「Exif情報」という撮影データが埋め込まれており、GPS情報を記録するデジタルカメラやスマートフォンで撮影すると、撮影した場所の緯度・経度などがExif情報に記録され、この情報が載ったままの画像をSNSに投稿すると、どこで撮影した画像なのか見た人に分かってしまうのだ。

SNSで写真を公開するときはファイルに含まれた位置情報に注意

自分が気をつけさえすれば個人情報のインターネット上への流出を防げる、と考えがちだが、そうではないのがSNSの怖さだ。自分の力の及ばないところで勝手に個人情報が公開されてしまうことがあるのだ。

友人が投稿した画像から、自分が誰か判明
自分が気をつけても、友人や知人を介して自分の個人情報がネット上に流出する危険もある。その一つが画像だ。友人たちと飲食した際や旅行に行ったときの集合写真にあなたが写っており、その写真を友人がSNSに投稿すると、画像に付いた文章から、あなたがいつどこにいたのか分かってしまう。

また、Fecebookには投稿した写真やスポットに「タグ」として、友人を登録することができる。このタグ付けによって、「写真に写っている人はこの人です」と特定されてしまう。タグ付けに関しては、設定によりコントロールできるようなので、勝手にタグ付けされないようにコントロールしたい。

人の写真をアップするならひと声かけるのが礼儀

「いいね!」や「タグ付け」で、知られたくない秘密や失言が筒抜け?

思わぬ代償を払うことにもなる
情報の発信にも気をつけたい。SNSに投稿する情報は全世界に発信される、という認識をしっかり持って情報を発信したい。

ここ最近、コンビニの冷蔵ケースの中に入った画像や、アルバイト先の飲食店の食洗機に体を入れた画像をTwitterに投稿したことで、いたずらをした本人が特定され処罰されるといったケースが相次いでいる。同様の事件が相次いだ背景のひとつには、世界中の人に向けて画像を公開したという認識が彼らになかったのかもしれないということがある。ツイートする友人たちだけに見せて笑うつもりだったのかもしれないのだ。

購入した商品が不良品だったという理由で、商品を購入した衣料品店の従業員を土下座させ、実名と共にその画像をTwitterに投稿した北海道札幌市の女性は、名誉毀損罪で略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受けた。

本人は自分の行き過ぎた行為に気づかず、憤りにまかせてTwitterに投稿したと思われるが、その代償は罰金の30万円だけでは済まない。投稿者は実名で報道されるだけでなく、家族構成や職業などがネット上にさらされた。SNSへの投稿は簡単にできるのが利点だが、それだけに投稿した後で問題にならないか、投稿する前に想像をめぐらさなければいけない。

「雉(キジ)も鳴かずば撃たれまい」~我々オトナがTwitterで気をつけるべきこと

見知らぬ美女からの友達リクエストに注意
SNSを通じて詐欺などの犯罪被害に遭うこともある。Facebookで見知らぬ人から「あなたのプロフィールを見てぜひお友達になりたい」と友達のリクエストが来ることがあるが、うかつに「承認」してはいけない。こうしたリクエストは個人情報を収集するために送られた可能性が高いのだ。

狙っているのが個人情報ではなく、あなたのおカネというケースもある。SNSで知り合いデートに誘い、言葉巧みに商品を売りつける詐欺が横行しているのだ。昔からある「デート商法」だが、知り合うきっかけとしてSNSが利用されるようになってきたのだ。見ず知らずの美人から友達リクエストが来たら、要注意だ。

見知らぬ美女のお誘いはトラブルの入り口と心得よ

SNSを使った「恋愛・恋人商法」に投資勧誘を組み込む詐欺師たち

子どもが犯罪被害に遭うことも
スマートフォンの普及により、中学生や小学生がスマートフォンを持つようになり、子どもがSNSを通じて犯罪被害に遭うケースが増えている。

例えば、若年層に流行している無料通話・メールアプリで、その利用者IDを「友だち募集」掲示板などに掲示して、性犯罪に巻き込まれるといったケースだ。

現実社会では「知らない人」に話しかけれられてもついていかないのに、SNSを通じて知り合った人には警戒感が薄れ、実際に会ってしまい、犯罪者の餌食にされてしまうことがある。

人を疑うこと知らない子どもは、自分が興味のあることに詳しい人を信じてしまうことがよくある。親が、インターネットの怖さをきちんと子どもに話し、子どものネット利用を管理しないといけない。

通学路を親子で歩き「安全マップ」を作る、携帯電話は「ペアレンタル・コントロール」を ──新入学を前にすべき我が子の安全対策

もっともこれは、子どもだけの話に限ったことではないのかもしれない。2013年10月に起きた東京・三鷹市における女子高生ストーカー殺人事件で、被害者と加害者が知り合ったのがSNSだった。住む場所が東京と京都という現実世界では知り合いにくい2人をSNSは結び付けた。SNSを通じてのやり取りで相手を分かった気になって実際に出会ったことが、不幸の始まりになってしまった。

SNSのやり取りだけではなく、現実世界で相手を知り、お互いの人となりや背景などを知っていたら、2人が付き合うことはなかったかもしれない。世界中の人と知り合える可能性を提供するSNSは便利だが、その利用には危険を伴うことを忘れてはいけない。

参照元 : 日経BPNET


ネット・SNSに匿名はない!Twitterで個人特定はこんなに簡単

2013-12-27



SNSを介した炎上事件、様々なトラブルが増えました。その多くは、SNSについて誤解していることから起きたものです。ネット・SNSに匿名はありません。個人の特定は恐ろしいほど簡単です。

個人の特定がどれほど簡単なのか、「匿名」を過信すると陥る危険についてご紹介します。

ネット・SNSに匿名はない
ネット・SNSには匿名はないと思って行動した方がいいでしょう。

復興庁職員がTwitterで暴言を吐き、復興庁が謝罪・本人が異動・停職処分となった事件は、匿名でツイートしていました。ところが実名でツイートしていた時期があり、身元ばれから大ごとに発展してしまいました。

最近も、匿名掲示板の2ちゃんねるで暴言・誹謗中傷したライトノベル作家が個人を特定され、謝罪する事件が起きました。これは会員情報流出があったためですが、それ以外にも「匿名」とされるSNSで個人が特定される例が多数あります。

また当然ですが、ネット経由で犯罪の書き込みをすれば、IPアドレス経由で警察に身元が突き止められてしまいます。

実名がばれてしまうのは、実名を明かしていたことがあったり、会員情報流出、犯罪の書き込みをしたなどの特定の場合だけではありません。

たとえば、多くの炎上事件では「特定班」と呼ばれる人たちが、様々な個人情報を集めて個人を特定、さらしています。このようなことが起きるのは、我々が知らず知らずに様々な個人情報を出してしまっているからです。

また、炎上した多くのアカウントのフォロワーは大した数ではありません。それにも係わらず、リアルタイム検索などで見つけ出す人はいるのです。

個人情報特定の一番は「Facebook」
実は、Facebookにアカウントを持っていると、個人特定は非常に簡単になります。

Twitterのみ匿名で使っていても、交友関係や位置情報を出してしまっていたり、投稿時間や行動範囲その他の個人情報をツイートしている場合があります。この情報をFacebookアカウントの交友関係や位置情報、投稿時間や行動範囲その他個人情報と照らし合わせることで、Twitterのアカウントは匿名でも実名ばれしてしまうことがあるのです。

Facebookアカウントからは、実名・学校名・勤務先、家族、その他多くの実生活につながる情報が分かります。

実名のFacebookだけ投稿内容を気にして、匿名のTwitterでは暴言や愚痴などをツイートしているという人は、今すぐ改めた方がいいでしょう。

もちろん、これはFacebookだけの話ではありません。mixi、Google+、その他SNS、ブログなどでも、個人特定は可能です。

メアドや一つのアカウント名が分かっていれば、少し詳しい人なら他のSNSアカウントを特定することも難しいことではありません。同じアカウント名、アレンジしただけのアカウント名を使っている人はとても多いのです。

自宅特定もとっても簡単!
自宅特定もとても簡単です。

自宅でスマホで撮影した写真をSNSにアップしたことはないでしょうか。その写真には「Exif情報」が埋め込まれており、読み取りソフトを使うだけで、自宅の場所は簡単に突き止められてしまうのです。

このようなことを避けるためには、位置情報はオフにしておく必要があります。アプリ単位でもオフにすることができます。

位置情報をオフにしていても、自然災害に関するツイートをするだけでも、自宅が特定されます。「豪雨」「落雷」などをツイートすると、アメッシュなどを利用すれば、大体の位置が分かってしまうのです。

自宅の場所を公開したくなければ、自宅の窓から撮影した写真の公開もNGです。そこに写っているものの角度や距離などから、自宅の場所は分かってしまうのです。

その他、「学校出た」「〇〇駅なう」などのツイートの時間から、行動範囲や時間帯なども分かってしまいます。その情報はすべて、自分が出してしまっているのです。

問題ある発言・個人情報の出し過ぎに注意
ネット・SNSでは匿名はなく、個人特定はとても簡単です。ただし、個人情報を集められて被害に遭うというケースはそれほど頻繁に起きるわけではありません。

個人特定には労力がかかるため、自分が問題ある発言をしている場合に炎上していることがほとんどです。リアルで発言して問題ある発言はしないようにしましょう。

女性の場合はストーカー被害につながる場合もあります。実際に、ツイートから最寄り駅や店などに待ち伏せされて怖い目に遭いかけた女性を複数知っています。

居場所や位置情報などは、必要以上に公開しすぎないようにしましょう。

知らない相手とはつながりすぎないこと。

個人情報は出し過ぎないこと。

問題ある発言はしないようにすること。

このあたりを守ることで、危険性はかなり低く抑えることができます。注意しながら、安心・安全に、インターネットやSNSを楽しんでいきましょう!

参照元 : 高橋暁子のソーシャルメディア教室

2016年4月15日金曜日

米ベンチャー企業がフリーエネルギー(オオマサガス)HHOガス発生装置を約2万円で世界中に発売

フリーエネルギー:オオマサガス“HHOガス発生装置”約二万円で世界中に発売~米ベンチャー企業から



転載元:白木正四郎氏のブログより

大政ガスのHHOガス発生装置が二万円で買えるようになりました

HHOガス発生装置が二万円で買えるようになりました。

大政ガスのHHOガス発生装置がアメリカのベンチャー企業から二万円くらいで発売されました。長年の夢であったフリーエネルギー、HHOガス発生装置が格安で世界中に発売されるという時代がやっと到来しました。driveh2oとインターネットで検索するとその企業のホームページにたどりつきます。

自動車に40分で装着すれば、ガソリンが60%節約出来ます。
船舶用のナノバブル技術を使用した水素ガス発生装置は7万円で燃料費を80%節約できます。

安いのは一万位からあります。

この企業は今専務代理店を開設して、日本代理店を募集しています。
さっそく、二万円の車用のナノバブルHHOガス発生装置を購入しました。

(転載終了)

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【再掲載】
日本で開発が進むフリーエネルギー装置④: 水から生まれた奇跡のガス (OHMASA-GAS)

<< 作成日時 : 2014/06/14 23:51



脱原発!代替自然エネルギー/オオマサガス(OHMASA-GAS)





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新井信介氏「京の風」より引用

さらに、本ブログの閲覧者からの紹介ですが、簡易フリーエネルギーが実現しているようです。

こんなに簡単にフリーエネルギー装置ができてしまっていいのか?



(引用終了)

関連過去記事

日本で開発が進むフリーエネルギー装置②:『磁力抵抗「ゼロ」の発電機 草津の男性が発明』 2011報道

日本で開発が進むフリーエネルギー装置①:『電気も水も豊富に自分で作る時代へ』

テーマ「日本発フリーエネルギー」のブログ記事

参照元 : 新・ほんとうがいちばん







2016年4月11日月曜日

プロセスチーズには恐ろしい合成化学物質が入っている!乳化剤(リン酸塩)がカルシウム不足を招き、骨粗鬆症や脳の働きに悪影響

食べてはいけない! チーズに含まれる恐るべき添加物とは?

2016年3月28日(月)9時21分配信



TPP(環太平洋経済連携協定)発効で輸入が大幅に増えると見られるもののひとつがチーズです。今後、スーパーやコンビニにもいま以上に外国産チーズ製品が並ぶはずです。そこでチーズ製品を選ぶときの注意点を記してみました。

◆「プロセスチーズ」には合成化学物質が不可欠

チーズには「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」があります。牛乳やクリーム(乳から脂肪分を集めたもの)を固めて酵素で発酵させたものがナチュラルチーズ。このナチュラルチーズを数種類混ぜ加熱して溶かし、加工したものがプロセスチーズです。

日本のスーパーやコンビニで売られているチーズは、ほとんどがプロセスチーズです。原料のナチュラルチーズはTPP参加国のオーストラリア、ニュージーランドから輸入されています。関税は現行29.8%~40%ですが、段階的に削減し、発効後16年目には完全に撤廃されることになっています。

プロセスチーズは数種類のナチュラルチーズを混ぜ合わせるのですが、その際、脂質などの成分が分離しないように乳化剤の使用が不可欠となります。乳化剤は水と油のように混じりにくいものを混じりやすくする添加物で、洗剤などに使われている界面活性剤と同じ性質の合成化学物質です。

◆チーズのリン酸塩が「カルシウム不足」を招く

ナチュラルチーズの原材料名表示は、生乳と食塩です。プロセスチーズの原材料名表示には、添加物として「乳化剤」としか書かれていませんが、この乳化剤とはリン酸塩のことです。鉱物の黄リンに空気を通じて酸化させ、生成した五酸化リンを水に吸収させて製造されたリン酸に炭酸ナトリウムを加え、加熱濃縮して得られたのがリン酸塩です。

リン酸塩のもっとも大きな有害作用と考えられるのは、胃、腎臓、大動脈にカルシウムを沈着させ、カルシウムの利用を悪くしたり不足させたりすることです。結果、骨を弱くしたり、骨粗鬆症を招いたりします。また、カルシウム不足が脳の働きに悪影響を与え、イライラ感が強まったりします。

プロセスチーズには、まずリン酸塩が添加されていますので、ナチュラルチーズを食べた方が安心ですが、どうしてもプロセスチーズを食べるなら購入時に原材料名表示をよく確認し、できるだけ添加物の少ないものを選びリスクを低減することです。

◆pH調整剤が体内の有益な菌を殺す

メーカーによって使われている添加物にはかなり違いがあります。乳化剤のほかにも、さまざまな添加物が加えられている製品もあります。

気を付けなければいけないのは「カラギーナン」という添加物です。原材料表示では「安定剤」(増粘多糖類)という名称で一括表示されています。安定剤(増粘多糖類)は、食品に粘り気を与え、なめらかな食感にする添加物です。

ペクチン、カラギーナン、グァーガム、ローカストビーンガム、タマリンドガム、キサンタンガム、カードランドといった添加物が複数使われ、これらは一括して「増粘多糖類」と表示されています。このうち紅藻から抽出されたカラギーナンは、動物実験で「潰瘍を生じた」「下痢、下血、脱毛」が見られたとの報告があります。しかし、一括で表示されていては、カラギーナンが使われているかどうか消費者には判断できません。

pH(ペーハー)調整剤も同様です。これもクエン酸、リンゴ酸など複数の酸味料が使われていて、一括でpH調整剤として表示されています。pH調整剤はpHを弱酸性(6.0~6.5)に調整することで保存性を向上させる添加物です。pHは酸性、アルカリ性を測る尺度で、0~7が酸性、pH7が中性、pH7~14までがアルカリ性です。酸性にすれば殺菌効果が出ます。しかし、体内には健康維持に有益な菌も無数に存在しています。pH調整剤はそうした有益な菌まで殺してしまう恐れがあるのです。

チーズを食べるなら、なるべく余計な添加物が入っていないナチュラルチーズにしたいものです。

<文/郡司和夫(食品ジャーナリスト)>

参照元 : HARBOR BUSINESS Online


市販「粉チーズ」の安全性を検証〜輸入チーズは命にかかわる"リステリア菌汚染"の危険も

2016.02.08



パスタ料理によく使う粉チーズですが、種類や成分もさまざまです。今回は市販されている代表的な粉チーズを検証してみました。

●森永乳業「クラフト 100%パルメザンチーズ」

米国クラフト社と業務提携している森永乳業が販売。チーズ製品のパッケージに「KRAFT」のロゴが入っています。

「パルメザン」は本場イタリアのチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」の英訳です。前日搾った生乳を翌日に脂肪分を抜き、そこへ当日の朝絞った生乳を混ぜて作るのが特徴のナチュラルチーズで、「1日1回のみ作ること」というイタリアの決まりがあります。熟成期間も18~36カ月と長期です。

表皮は茶褐色で厚く「パルミジャーノ・レッジャーノ」の名が刻印されています。しかし「パルメザン」に、この刻印はありません。「パルミジャーノ・レッジャーノ風のチーズ」というのが、粉チーズの「パルメザン」だからです。

風味は本物にかないませんが、料理用などには十分利用できます。産地は米国。原料は「生乳と食塩」のみです。チーズの種類別はナチュラルチーズになります。また、カルシウムが豊富なことが特徴で、クラフト社のチーズの中では最もカルシウム含有量が多くなっています。

●雪印メグミルク「粉チーズマイルド」

国産プロセスチーズをすりおろした粉チーズです。プロセスチーズは、複数のナチュラルチーズを細かく砕き、加熱して溶かし、混じり合わせ、成型包装したものです。加熱処理で乳酸菌は死滅しているので、保存性が高いチーズです。

プロセスチーズでは、それぞれのチーズの成分がよく混ざるように乳化剤が使われます。乳化剤で混じり合わせると、商品の均一化が容易になります。乳化剤には通常、リン酸塩が使われます。乳化剤にリン酸塩が使われるのは乳化作用だけではなく、チーズの風味、色調の向上、老化防止にも効果があるからです。

しかし、リン酸塩には健康リスクがあることを忘れてはいけません。リン酸塩はラーメンに使う「かんすい」の原材料にもなっていますが、「リン酸塩を過量に投与した場合、もっとも大きな有害作用と考えられるのは、軟組織に石灰が沈着することで、胃、腎、大動脈にとくに現れることである」(郡司篤孝・著「食品添加物読本」)ことが知られています。

輸入チーズにはリステリア菌汚染の危険も

●成城石井「ガルバーニ パルミジャーノ・レッジャーノ」

「ガルバーニ」は、130年以上の伝統を持つイタリアのチーズブランドです。マスカルポーネ、リコッタ、モッツアレラが、イタリアの4大チーズブランドです。「パルミジャーノ・レッジャーノ」は16カ月以上熟成したチーズのみに認められるDOP(原産地保護)マークが付くチーズです。

DOPマークが付いているイタリアチーズは、他にタレッジなど40種ほどあります。この商品は「パルミジャーノ・レッジャーノ」を100%原料とした純粋な粉チーズです。

薄茶に近いクリーム色をしたナチュラルチーズで、中身には白い粒々が点在しています。この粒は旨味の結晶です。長期間熟成したチーズにのみできる現象です。豊かな香りとコクがあり、噛めばかむほどに旨味を感じるのが「パルミジャーノ・レッジャーノ」です。

それをすりおろし粉チーズにしているのですから、贅沢な粉チーズと言えます。「リステリア菌検査は定期的に行っている」とメーカーの成城石井では言っています。

チーズ最大の恐怖はリステリア菌汚染です。2013年11月、デンマークから輸入したナチュラルチーズからリステリア菌が検出され。自主回収措置になりました。すでに市場に流通した後、業者の自主検査でリステリア菌に汚染されていることが分かったのです。

成城石井だけでなく、輸入チーズを販売している日本の乳業メーカーは、リステリア菌を非常に警戒し、定期検査を行っています。リステリア菌は土壌中にいるバクテリア菌の仲間で、中毒を起こす食品は、ほとんどがチーズです。

低温や高い塩分濃度でも増殖する特異な食中毒菌で、感染するとリステリア症に罹り、高熱や頭痛、けいれんなどの症状が出ます。高齢者や乳幼児の場合は生命にかかわることもあります。1999年に欧州でチーズから相次いで検出され、食卓からチーズが消える寸前までになりました。

輸入チーズには危険な菌も輸入していることを肝に銘じるべきです。

郡司和夫(ぐんじ・かずお)
フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法政大学卒。食品汚染、環境問題の一線に立ち、雑誌の特集記事を中心に執筆活動を行っている。主な著書に『「赤ちゃん」が危ない』(情報センター出版局)、『食品のカラクリ』(宝島社)、『これを食べてはいけない』(三笠書房)、『生活用品の危険度調べました』(三才ブックス)、『シックハウス症候群』(東洋経済新報社)、『体をこわす添加物から身を守る本』(三笠書房・知的生き方文庫)など多数。

参照元 : healthpress




2016年4月2日土曜日

原発ゼロでも純利益5,000億円超のボロ儲け!電力自由化なのに電気代が安くできない「託送料金」のカラクリ

電力自由化でも、電気代が安くできない「託送料金」のカラクリ

2016.02.01 ニュース

「電力自由化で電気料金は安くなる」。マスコミ報道でよく耳にする“いい話”は本当なのだろうか? そんな“大本営発表”の裏側を徹底検証!!

“抱き合わせ商法”が可能な事業者だけが参入できる!?



今年4月から始まる電力自由化は、企業からすれば、とてつもない巨大市場だ。実は、電力自由化は以前から少しずつ進んでいた。’99年の電気事業法改正では、大型工場やデパートなどの大規模需要家への電気供給が可能になった。そして’03年の改正で、中小工場やスーパーマーケットなどの中規模需要家への供給を、新電力会社が行えるようになったのだ。

今回、一般家庭や小商店などの小規模需要家も対象となり、その市場規模は約8400万件で7兆5000億円に上る。1月6日時点ですでに119もの企業が新電力会社として認可され、まだ増える見込みだ。

新電力会社を選ぶ決め手はいくつかある。まず「電気代が安い」かどうだ。そして、どのように生み出された電気であるかだ。火力や原発に頼らない電力を使いたいと思う人は再生可能エネルギー由来の電力を探し、電気の地産地消を望む人は「地域限定」の電力を探すことになる。こうした需要に合わせ、大手の事業者はすでにプランを出している。

【東京ガス】
電力とガスのセット購入で年4000~5000円安くなり、加えてネット接続の契約で年1万2000円程度安くなる。

【東急電鉄】
電気代を数%安くし、ケーブルテレビとのセット契約で月350円割引。定期券とのセット割も用意。事業開始後10年間で約50万世帯の契約を目指す。

【三菱商事・ローソン】
電気使用料に応じPontaポイントが貯まる特典などを検討中。

【ソフトバンク・東京電力】
月の使用電力300kWhまでを定額に。それ以下の使用量なら未使用分をTポイントか携帯電話のデータ量として還元。契約期間の2年間で1万2000円安くなる。

【大阪ガス・イーレックス】
5%安い電気供給を目標に。4人家族なら約7500円安くなる。

電気代が安くできない「託送料金」のカラクリ



実に多業種が参入し、その多くが他の商品との抱き合わせの「セット割引」で顧客獲得を目指している電力自由化。しかし電気料金単体では一気に1割引き、2割引きとはいかないようだ。

「多くの会社は、ほかの料金との抱き合わせ商法で安く見せているだけです。実は、自由化されても、電気代単体では絶対に安くできない理由があるんです。それは託送料金の存在です」と説明するのは、環境活動家の田中優氏。

「託送料金」とは発電事業者が、発電した電気を東京電力などの電力会社の送電線を使って送る場合、電力会社に支払う「使用料」だ。

「自由化といっても、自由化されたのは発電部門だけ。肝心の送電の自由化は’20年まで延ばされました。つまり、発電しても送電するのには電力会社の送電線を借りなければならない。そのために支払うのが『託送料金』です。1kW通すだけで、全国平均で約9円を支払わなければなりません」



田中氏によると、発電するコストや電気を卸してもらうコストなどに1kWで約11円かかるので、新電力会社は必要経費だけで約20円を費やす。そして、現在の電気料金は1kWで約25円だ。

「つまり、電力会社と同じ料金で一般家庭に売っても、1kWで約5円の儲けにしかなりません。月300kWを使う家庭からでは1500円の利益しかない。数万世帯と契約しなければ、事務所の維持費や人件費、配当などを賄うことは不可能。これでは地域内の数百人や数千人が対象の小規模な新電力会社はやっていけません」

福島第一原発の爆発事故を機に、エネルギーを県内で100%自給しようとの趣旨で設立された「会津電力」は、’14年10月から合計2.5MW(約800世帯分)の太陽光発電を行っているが、今回の自由化には参入しないという。



「託送料金の問題がクリアできなければ、私たちのような小規模事業者が電力単体で勝負するのは不可能です」と語る、会津電力の折笠営業本部長

「自由化への参入はいつかはやりたいと思っています。でも現状では一般家庭への売電は利ザヤが小さすぎて、電気代がかなり高くなってしまう。ましてや、私たちは人員も施設も資金も限られています。今回は参入を見送ることにしました」(折笠哲也営業本部長)

会津電力だけではない。全国には、一般市民からの投資で建設された数十もの市民風車が稼働しているが、そのほとんどすべてが「自由化には参入できない」と口を揃える。現時点で参入を表明しているのは、大阪市の「いずみ生協」と札幌市の「コープさっぽろ」など限られている。

取材・文/樫田秀樹 写真/鈴木 麦
― 国民を騙す[大本営発表]のリスク ―

参照元 : 日刊SPA


電力自由化になっても託送料金に含まれる「原発維持費用」

2016.02.06 ニュース

「電力自由化で電気料金は安くなる」。マスコミ報道でよく耳にする“いい話”は本当なのだろうか? そんな“大本営発表”の裏側を徹底検証!!

託送料金に含まれる「原発維持費用」

欧米諸国では’90年代から電力自由化が進められているが、その多くで電気料金が高騰している。



’90年に自由化した英国では’04年頃から電気料金が高騰、10年間で倍に上がった。発電費用だけで料金の約7割を占める高コスト体制と燃料の高騰、インフラ整備を怠ったことによる供給能力低下などが要因だ。ドイツでは、高い託送料金の設定で新電力会社はほとんど撤退。

※「託送料金」とは…発電事業者が、発電した電気を電力会社の送電線を使って送る場合、電力会社に支払う「使用料」

既存の電力会社の合併などで寡占化が進み、’00年から料金が高騰(現在は託送料金は政府の認可が必要となり、送電部門が別会社化された)。米国では’96年から24州とワシントンDCで自由化されたが、競争激化で送電システム管理や更新がおろそかになり、’00~’01年にカリフォルニア州で大停電が発生。また、投機筋の操作で電力料金が高騰した。



’16年4月の電力自由化に向けて、新電力料金プランを発表する東京電力の小早川智明常務執行役

また、環境活動家の田中優氏は「託送料金には、原発の維持費用も含まれています」と語る。電気料金の約1割は、「使用済核燃料再処理費」と「電源開発促進税」が占めているという。

「青森県六ケ所村の再処理工場の運営費や原発推進の費用が含められているということです。原発に頼らないエネルギーを選ぼうとしても、結局は送電線の料金で原発にお金が行くことになる」(田中氏)

もし’20年に送電の自由化が始まったとしたら、電気料金はより安くなるのだろうか? 託送料金はどうなるのだろう。そもそも誰が送電線を管理するのか。これを資源エネルギー庁に尋ねると、「検討したことがないのでわかりません」との回答が返ってきた。



「送電線は、政府の息のかかった一社に統合して管理する形になることになると思います。本来の『自由化』とはほど遠い。自由化直後は各事業者が顧客囲い込みの価格競争を行って一時的には電気代が下がるでしょうが、契約数が少なければ、安い価格を維持できなくなると思います」(田中氏)

取材・文/樫田秀樹
― 国民を騙す[大本営発表]のリスク ―

参照元 : 日刊SPA


純利益5,000億円超! 原発ゼロでも“ボロ儲け”東京電力にクレーム電話殺到中

2015.01.06 火



昨年12月17日の発表によると、東京電力の2015年3月期の純利益は5,210億円の黒字になる見通しだという。経常利益は前期比2.2倍となる2,270億円。これは火力発電所の定期点検や燃料調達の見直しなどのコスト削減が大きいというが、福島第一原発事故の加害者とあって「儲けてどうするんだ!」というクレームが殺到しているという。

「原発なしで儲かるのなら、川内も柏崎も再稼働するな、廃炉費用に使え、というクレームが多い」とは東電関係者の話。この発表後、通常より電話対応スタッフを増やしたという。

「これだけクレームが殺到したのは、昨年の株主総会以来かもしれない」(同)

ただ、東日本大震災以来、東電もクレーム処理には慣れてきたのか、対応がマニュアル化しているとの声もある。実際にこの利益増について一般消費者として問い合わせてみると、抑揚のない棒読みで「生産性倍増委員会の数字によると」とか「短期の利益だけでなくトータルで決算書を見ていただくとお分かりのように」などと、資料をもとにした回答を延々と延べていた。

これには「同じ質問を別の日にしても別の人がまったく同じ回答をするので、プロのクレーム対応を雇っているとしか思えない」という消費者の声もある。それを確かめるべく、同じ質問を取材だとして聞いてみると「こちらからかけ直しますので、少々お待ちください」として、返答があったのは約50分後のこと。

「本年度のコスト削減は、当初の予定だと5,716億円でしたが、8,370億円になる見込みで、黒字でないと銀行からの資金調達もままならないのです。どうかご理解をお願いいたします。今後も、できるだけ値上げにならないよう努力していきます」

一般消費者に対するとはまた違った丁寧な回答だった。ただ、利益の使い道を尋ねると「柏崎と川内の原発を再稼働させるための整備をしなくてはなりません」と答えた。

昨年末に永田町で行われていた「原発再稼働反対」のデモでは、活動に参加したメンバーから「設備投資する金があるのなら、少しでも賠償金や被災地の復興に回してくれ!」という叫び声が上がっていた。ただ、原発を推進する自民党の勝利後とあって、寒空の中からは「安倍総理のやり放題だよ」という落胆の声も……。反発の声が消えずとも、クレーム対応要員を増やせる、余裕の東電といった風だ。

(文=ハイセーヤスダ)

参照元 : 日刊サイゾー





【国産農産物は安全神話崩壊】日本のネオニコ系農薬の農産物中の残留基準は、EUの数十倍から数百倍甘い!農薬使用量は世界第3位

「国産農産物が安全」だと思っているのは日本人だけ!?

2016.02.08 ニュース

「日本の農産物は安心・安全」。常識だと思っていたことが、海外ではまったく違う捉えられ方をしている。甘い安全基準が不安視されているのだという。東京五輪やTPPを控え、日本の農産物は大丈夫なのか?

[国産農産物は安全]神話が崩壊する!



昨年11月23日、無農薬栽培で有名なリンゴ農家の木村秋則氏が、農業関連のシンポジウムでこんな“爆弾発言”をしていた。

「世界70か国の若手農家の集いに呼ばれてイタリアを訪問した際、『日本の農産物は本当に安心なのか。東京五輪のときには選手団にイタリアから食材を持参することを考えている』と言われました。日本の農産物が『安心・安全』というのは大間違いです」

司会を務めていたタレントの高木美保さんは「そこまで厳しい評価ですか……」と驚いたが、木村さんの対談相手を務めていた2人のパネリストも同じ見方だった。歌手のマドンナのプライベートシェフとして有名な西邨まゆみさんが「今回、マドンナも来日するのですが、『日本に安全な食材はあるのか』と言っていました」と内輪話を披露。



無農薬栽培で有名なリンゴ農家の木村秋則氏

食の安全に詳しい内海聡医師も「東京五輪に向けて『日本の選手村の食の質を高める』というプロジェクトが進んでいます。そこだけはやるのですが、安全基準は緩いまま。選手以外の日本人は『危ないものを食べておけ』ということです」と語った。

国産農産物が安全だと思っているのは日本人だけで、世界ではまったく違う捉えられ方をしているというのだ。木村氏はこう語る。

「(日本の農産物が危ないと言われて)私は悔しかったから言いました。『ご指摘の通りです。でも’20年の東京五輪までには、自然栽培(無農薬・無肥料栽培)を増やして、世界一の食材を提供しましょう』と」



取材・文/横田 一
― 国民を騙す[大本営発表]のリスク ―

参照元 : 日刊SPA


「日本のネオニコ系農薬基準」はEUの数十~数百倍!?

2016.02.13 ニュース

「国産農産物は安全」神話が崩壊する! 常識だと思っていたことが、海外ではまったく違う捉えられ方をしている。甘い安全基準が不安視されているのだという。東京五輪やTPPを控え、日本の農産物は大丈夫なのか?

ネオニコ系農薬基準はEUの数十~数百倍



ヘリコプターで散布されるネオニコ系農薬。殺虫効果が高く、撒く回数が少なくて済むため減農薬野菜などにも使われる

国産の農産物は「安心・安全」というイメージが強い。TPP大筋合意を受けて安倍首相も「日本の安心・安全な農産物の輸出を増やす」と意気込んでいる。「海外の安い農産物の流入で壊滅的被害を受ける」との批判に対し、安倍政権は「強い農業」「攻めの農業」「成長産業化」というコンセプトを打ち出し、“質の高い農業”で海外に活路を見いだそうとしている。TPP対策に農産物輸出促進施策が盛り込まれたのはこのためだ。



「世界一の東京五輪」を掲げている舛添東京都知事。五輪選手の日本産農産物への不安は伝わっているのか

そして、輸出拡大の目玉となるのが日本茶だ。TPP大筋合意をした直後の去年10月、安倍首相は「静岡や鹿児島が世界有数の『茶どころ』と呼ばれる日も近いかもしれません」と強調した。しかし、農薬問題に長年取り組む「青山内科小児科医院」(前橋市)の青山美子医師は、唖然としていた。

「安倍政権は『攻めの農業』と言っていますが、画に描いた餅です。海外に比べて甘い農薬残留基準をそのままにして、日本の農産物の輸出を増やせるはずがありません。東京で開かれた農薬問題の国際シンポジウムに来ていた海外の研究者は日本の残留基準の高さに呆れ、『こんなに危険な日本の農産物は輸出してくれるな。我が国の子供たちを守るために、輸入を絶対に認めるつもりはない』と断言していました」

この国際シンポジウムでは、青山医師の共同研究者である東京女子医科大学の平久美子医師が「日本のネオニコチノイド系農薬の残留基準は、事実上基準のない中国を除き、世界で最も高い水準にある」と発表した。



日本のネオニコ系農薬の農産物中の残留基準は、EUの数十倍から数百倍甘い。これほど日本の基準が甘いことから青山医師と平医師は、無農薬栽培で有名なリンゴ農家の木村秋則氏と同じような「日本産農産物に対する拒否宣言」を海外の研究者から発せられていたのだ。平医師は、国際学会でこんなことを聞かされてもいた。

「イタリアで開かれた農薬問題の国際会議で、ネオニコ系農薬の人体への影響について発表をしたのですが、プレゼン後、ハワイ在住の研究者が駆け寄ってきて『日系人で日本茶を大量に飲む人の中に農薬中毒症状の人が出ている』と教えてくれました」

これを平久美子医師は「非現実的」「絵空事」とは思わなかった。すでに平医師と農薬問題に長年取り組む「青山内科小児科医院」(前橋市)の青山美子医師は、日本で販売されているお茶を測定、ネオニコ系農薬が高濃度で検出されたことを確認していたからだ。



東京女子医科大学の平久美子医師

「このお茶を大量に飲めば、農薬中毒となっても不思議ではない数値でした。群馬県でネオニコチノイド系農薬の空中散布が増え始めた’04年頃、農薬散布時に体調不良を訴える患者が青山医院で増加。患者には、頭痛、吐き気、目まい、物忘れなどの自覚症状、頻脈などの心電図異常もみられました。空中散布中止後も、農薬の慢性中毒とみられる患者が青山医院に来院、そのうち約半数に共通していたのが野菜や果物、お茶を大量に摂取していたことでした。そして、それらの摂取を控えることで症状が消えたのです。食事制限前の患者の尿からは、高い数値のネオニコ系農薬(アセタミプリドなど)が検出されていました」(平医師)

青山医師も危機感を募らせていた。

「すでに日本のメーカーはお茶を米国に輸出していますが、『緑茶を飲んだら不整脈になり、物忘れもひどくなった』などと訴えられたら、高額の賠償金支払いを求められる可能性が高いでしょう。日本政府は、日本の農産物の国際競争力を低下させる政策を続けているのです」

海外の健康志向の追い風に乗って、日本茶はこの10年で輸出量が約4倍に増えたが、日本の甘い農薬残留基準が海外での訴訟に発展するリスクを抱えているといえる。

取材・文/横田 一
― 国民を騙す[大本営発表]のリスク ―

参照元 : 日刊SPA


日本の農薬使用量は世界第3位!? “農薬ムラ”に群がる癒着の構造

2016.02.22 ニュース

「日本の農産物は安心・安全」――マスコミ報道でよく耳にする“いい話”は本当なのだろうか? そんな“大本営発表”の裏側を徹底検証。常識だと思っていたことが、海外ではまったく違う捉えられ方をしている。甘い安全基準が不安視されているのだという。東京五輪やTPPを控え、日本の農産物は大丈夫なのか?

“世界第3位の農薬使用量”の国・日本



日本の耕地面積当たりの農薬使用量は、中国、韓国に次いで世界で第3位だ。農薬を大量に使うイメージのある米国の、何と約5倍。そんな“農薬大国”の農産物を輸出しようとしても、不安が募るのは当然だ。しかし“大本営化”(御用メデイア化)したマスコミはこうした基本的データすら伝えず、「日本の農産物は安心・安全」という情報を垂れ流しているのだ。



「世界第3位の農薬使用量」と「甘い農薬残留基準」は表裏一体の関係にある。大量に農薬を使っても甘い残留基準をクリア、“商品価値”を失わずに市場に流通することができるからだ。そして「農薬大国日本」の屋台骨こそ、農水省や農水族議員やJA(農協)や農薬メーカーから成る“農薬ムラ”だ。農水官僚は関連団体に天下り、農協など関連団体・企業は選挙や献金で自民党を支援するという癒着の構造。結局、甘い残留基準が温存されて農薬多消費型の農業が横行することになるのだ。

食の安全に詳しい内海聡医師はこう明言した。

「日本の農産物の安全基準は世界最悪です。JAが使用計画を立てて売り、多く使うように農家を指導、大量に売っているからです」

日本が農薬漬けから抜け出すためには、まずこの構造から見直さなければならない。



※写真はイメージです
取材・文/横田 一
― 国民を騙す[大本営発表]のリスク ―

参照元 : 日刊SPA


野菜や果物、農薬まみれで発がん性の危険?コンビニやスーパーのカット野菜は栄養価ゼロ?

2015.08.27



日本は「農薬大国」です。年間約60万トンといわれる農薬が生産されています。

農薬は主に殺菌剤、除草剤、殺虫剤として使われています。これらの中には、発がんリスクの高い猛毒を含むものもあります。私たちは普段の食事で、体によいと思って食べている野菜や果物と共に、そのような毒物も摂取している可能性があります。実際、日本人の体内脂肪から有機塩素材(農薬)の残留量が世界平均の3倍も検出されたというデータもあります。

スーパーマーケットなどで売られている見た目のきれいな野菜は、ほぼ間違いなく生産過程で農薬が使われています。最近では、収穫までに何回農薬が散布されたかを明記している店もありますが、消費者に情報を提供していない店も多いので、食材選びの際には気をつけてみるといいでしょう。今の時季が旬の桃やブドウ、梨などのフルーツ類は、農薬なしで育てるのが難しく、複数回の農薬散布が行われていると考えていいでしょう。

本来の旬ではない時季の野菜や果物は、ハウス栽培でつくられているケースが多く、それらは農薬が多くなる傾向にあります。そしてハウス栽培の野菜は、付着した農薬が雨などで流されないため残留濃度は高くなりがちです。洗わずに皮ごと食べるようなことはしないほうがいいでしょう。

また、意外と危険なのは、緑黄色野菜です。「緑黄色野菜は健康によい」といわれていますので、積極的に摂るようにしている人も多いはずです。しかし、緑黄色野菜のなかでも特に葉物野菜を選ぶ際には注意が必要です。

緑色の元は硝酸塩窒素という物質なのですが、硝酸塩窒素は体内でタンパク質と結合すると発がん物質を生成すると指摘されています。葉物野菜は硝酸塩窒素を蓄えるほど緑色が濃くなるため、「色が濃いほうがよい」とはいえません。

輸入果物にも要注意

国内の食材だけではなく、輸入された食材はさらに気をつけなければなりません。グレープフルーツ、レモン、オレンジ、バナナなど、輸入果物には腐敗防止や殺菌を目的として農薬が塗布されています。日本国内では、収穫後に農薬を塗布することは禁止されていますが、輸入食材に関しては使用が認められています。

防カビ剤として塗布されていることの多い0PP(オルトフェニルフェノール)は、もともとは農薬として使用されていましたが、毒性が強いとして1969 年に禁止されました。しかし、77 年に厚生省(現厚生労働省)は食品添加物としての使用を認めました。また翌年には同様に農薬としての使用が禁止されていたTBZ(チアベンダゾール)も食品添加物として使用が認められました。どちらも、輸出拡大を狙うアメリカの強い圧力が背景にあったのです。

当時、厚生省は国立衛生試験所などで、OPPの安全性に関する実験を行い、発がん性のリスクはないと発表しました。一方、東京都立衛生研究所が独自に行った毒性試験では、OPPを摂取したラットの95%にがんが発生したとして、警鐘を鳴らしています。

さらに、柑橘類に塗布されたOPPは、表面だけではなく果肉にまで浸透していることが確認されており、輸入果物は大量に食べ続けると、がんになる危険性が高まるといえます。ほかにも防かび剤は遺伝子損傷性、変異原性、染色体異常といった危険も指摘されています。

加えて、スーパーやコンビニエンスストアで小分けされて売られているカット野菜は、見た目を良くしつつ日持ちさせるために次亜鉛素酸ナトリウムで洗浄されています。健康被害が出るほど残留することはないといわれていますが、次亜鉛素酸ナトリウムでの洗浄によって野菜が持つ栄養素はほとんどなくなってしまうと指摘されています。

体によいと思って食べる野菜や果物ですが、発がん性や遺伝子レベルでの毒性といった農薬のリスクも抱えていることを頭の片隅に置いて、食材は十分に吟味して選びたいものです。

(文=豊田美里/管理栄養士、フードコーディネーター)

参照元 : ビジネスジャーナル


薬漬けのカット野菜

2013年03月21日







みなさんこんばんは。だんだん気候も春めいて来ましたね。春になると、春キャベツやタケノコ、菜の花など、おいしい野菜が色々と楽しめます。しかし、普段忙しい皆さんは、野菜を食べようとしてもなかなか食べられませんよね。そんなときに役に立つのが、スーパーやコンビニで売られているカット野菜やパック入りサラダ。

でも、はたしてこれらは健康に良いのでしょうか?お手軽なものに走る前に一度こちらの記事を読んでみて下さい。

(以下、自然(じねん)生活』より引用)

健康的な食生活にとって、野菜が大切だということは、知識としてはかなり浸透しているようですが、はたして、日々の食事で実際に野菜が足りている人はどのくらいいるのでしょうか?

野菜不足だからといってカット野菜で間に合わせ、野菜をとった気になったりしていませんよね?

カット野菜は、見た目はたしかに野菜ですが、中身は野菜とはかけ離れたものだと思ってください。自分でキャベツをスライスして、マヨネーズをかけて食べるのなら、まだ野菜と認めましょう。しかし、カット野菜は、もはや野菜にあらず! です。たとえ野菜不足のときでも、私は、食べないほうがいいと断言します。

ちょっと考えてみてください。カット野菜は、あなたがコンビニに行ったときに裏でカットして出してくれたものではありませんよね。どこかの工場でつくられたものが、何時間かかけてお店に運ばれてきたものです。そして、さらに売り場に並べられて何時間か経ったものです。

自分の家で同じように野菜をカットして、プラスチックの容器に入れて実験してみてください。時間が経つにつれ、色は変わりしんなりして、夏場なら変なにおいもしてきます。これが野菜の自然な姿です。しかし、スーパーやコンビニのカット野菜は、いつも青々としてみずみずしい姿で並んでいます。どうしてそんなことが可能なのでしょう?カット野菜の製造方法を知れば、私がカット野菜を勧めない理由がおわかりになると思います。

カット野菜は、野菜を切った後、次亜塩素酸ナトリウムという消毒液やプールの消毒に使う塩素水に何度も繰り返し漬けて殺菌します。においを嗅いだだけで、食べたら危ないとわかるはずですが、そのにおいを消すために、何度も水で洗浄します。野菜に含まれている栄養素は水溶性のものが多いですから、殺菌剤液に漬けたり洗浄したりする間に流れ出てしまい、ほとんど何も残っていません。あえて言えば食物繊維くらいでしょうか。そんな野菜を、お金を払ってまで食べる意味があるでしょうか?

製造者は、殺菌剤として使った次亜塩素酸ナトリウムや塩素は洗うから残っていないと言うでしょう。しかし、野菜の切断面から中にしみ込んだものもあって、本当に全部洗い落とせているのでしょうか。

また、次亜塩素酸ナトリウムは、酸と出会うとたいへんなことが起きます。次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系の漂白剤のラベルに、酸性の洗剤とまぜると危険と書いてありませんか? それは有毒な塩素ガスが発生するから。実際に塩素ガスで死亡事故が起きています。殺菌したカット野菜を食べると、それと同じことが、胃の中で起こるわけです。次亜塩素酸が残留したままの野菜が胃の中に入ると、酸性の胃酸と反応して塩素ガスが発生します。これが発がん性物質になるとも言われているのです。

また、洗浄を繰り返した野菜は栄養素もなくなり、味も薄くなってしまっています。それをなんとかおいしく食べようとするために、ドレッシングが付いているのです。これがまた問題。保存料や化学調味料などの添加物が大量に使われています。添加物それぞれは、単体なら安全だと言われていますが、体内に入ったときにどのように変化するか、また、他の添加物と反応してどんな影響をもたらすか、確かなことは誰にも言えないのです。

それでも、あなたは、食べないよりはましだからと、カット野菜を食べる気持ちになりますか?


ちなみに、カット野菜メーカーのホームページでは、堂々と薬品使用について記載されています。

参考:某食品加工メーカー

ここで使用されている次亜塩素酸ナトリウムは上記の引用の説明通りですが、他にもDP-300という薬品が使われており、これはなんと排水口の除菌剤でも使用されている薬品なのです。

参考:パイプつまりま専科スーパー(イルガサンDP300配合)

製造工程で使用される薬品で残留量の少ないものは、添加物として表示する必要が無いとのことですが(参考:食品添加物の表示方法)、何とも恐ろしい話ではありませんか?食の安全性・危険性、もっと追求していきましょう。

参照元 : 日本を守るのに右も左もない