2017年1月26日木曜日

アルコール依存症のなりやすさは、遺伝子のタイプの違いによる、体質が大きく関係している

飲める体質か飲めない体質か遺伝子検査で分かる

2017/1/25 16:00



アルコール依存、薬物依存などの依存症は、生活習慣などではなく、病気だ。個人の意志や心がけなどで対応できるものではなく、治療が必要なもの。近年、医療現場ではさまざまな試みが行われている。AERA 2017年1月30日号では、依存症治療の最前線を大特集。

アルコール依存症になりやすい人には、いったいどんな特徴があるのだろうか。それは、一人ひとりの遺伝子タイプが大きく関係しているのだという――。

同じ量のお酒を飲んでもアルコール依存症になったりならなかったり、健康に害があったりなかったり──。何が、運命を分けているのだろうか?

「アルコール依存症のなりやすさは、遺伝子のタイプの違いによる、体質が大きく関係しています」

と、国立病院機構久里浜医療センター臨床研究部長の横山顕医師は説明する。

その体質を決めるのが、飲んだアルコールを肝臓で分解する2種類の酵素の働き。まず、1B型アルコール脱水素酵素(ADH1B)がアルコールをアセトアルデヒドに変える。これは、頭痛や吐き気の原因だ。次に、2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)がアセトアルデヒドを分解し、無害な酢酸に変えて排泄される。

アルコール依存症になりやすい人は、ADH1Bの活性が低く、ALDH2の活性が高い。顔が赤くなったり気持ちが悪くなったりしにくいが、飲みすぎると翌日にアルコールが残りやすい。

表を見てほしい。アルコール依存症になりやすいAタイプの人は日本人の約5%だが、

「来院するアルコール依存症の患者の約3割はこのタイプ。早い時期に依存症になりやすく、30~40歳代では35%を占めます」

と横山医師。

夜遅くまで飲んだり、飲み放題をしたりするといった日本独特のアルコール文化は、Aタイプの人がより依存症になりやすい、悪い環境なのだという。

「日本人の多くは翌日お酒が抜けやすいBタイプと、お酒に弱いDタイプなので、飲める人は夜遅くまで飲み続けるといった飲み方が広がりました。Aタイプの人は、このような飲み方はなじまず依存症になりやすいのです。Aタイプの8人に1人はアルコール依存症になっていると考えられます。アルコール依存症になる人は、決して自業自得ではなく、体質と日本のアルコール文化の犠牲者とも言えるのです」(横山医師)

一方で、アルデヒドを酢酸に分解する酵素がまったく働かないEタイプでお酒がまったく飲めない下戸の人も、無理やり飲み続けることで依存症になるケースがあるのだという。

「下戸の人でも飲み続けることで飲めるようになる、と言いますが、飲める人と同じようにALDH2が働くようになるわけではありません。アルコールから分解されたアルデヒドは不快感もありますが、依存性もあります」(同)

飲み続けることで、脳にアルデヒド耐性ができて依存症になるのだという。

久里浜医療センターのほか、IT企業のNSDなど、民間の検査サービスで遺伝子を調べることで、自分のタイプが簡単にわかる。あらかじめ、自分の遺伝子の型を知ることで、お酒との良い付き合いを心がけたい。(編集部・長倉克枝)

※AERA 2017年1月30日号

参照元 : dot.


遺伝子検査キットで分かる自分の体質!お酒の強さ・ダイエット・肌老化

遺伝子組換えとか遺伝子治療とか遺伝子コスメとか最近よく耳にする「遺伝子」。将来の病気のリスクや持って生まれた体質などを調べられる「遺伝子検査」が最近とても気になっています。

遺伝子検査というと、とっても大がかりでお金もたくさんかかりそうというイメージ。でもこの数年でぐっと身近なものになり、病院に行かなくても自宅で気軽にできちゃうキットがたくさん販売されています。

アルコール感受性検査、肥満遺伝子検査、肌老化遺伝子検査など気になるものばかりです。

お酒の強い・弱いは生まれつき?

私はそんなにお酒が強いほうではなく、ビールを1~2杯たしなむ程度。

周りには酒豪が多く、なんで私だけすぐ赤くなったり、気分が悪くなったりするんだろう・・・

私も強くなりたいなと思っていました。

でもお酒の強さは、生まれた時から遺伝子によって決められているんです。お酒を飲むと、体内でアルコールは「アセトアルデヒド」に分解されます。このアセトアルデヒドが悪酔いや二日酔いの原因。

これを分解する酵素を作る能力が、お酒の強い・弱いの違いです。この能力は遺伝子によって決められており、

① NN型 お酒の強い人
② ND型 お酒の弱い人、ほどほどに飲める人
③ DD型 全く飲めない人

の大きく3つのタイプに分けられます。

日本人だと①NN型が56%、②ND型40%、③DD型4%なんだそう。

日本の中でも地域によって、お酒に強い遺伝子(N型遺伝子)を持つ人の割合が異なります。

この酒豪遺伝子を持つ人が多い県は

1位 秋田県 2位 岩手県 3位 鹿児島県

ちなみに東京都は19位、最下位は三重県なんだそうです。

そして私の周りには欧米人が多いのですが、彼らはみんなお酒が強い!

体が大きいからかな、なんて思っていましたが、これも遺伝子が関係しているんです。

なんと黒人と白人は①NN型が100%だそう。100%って・・・

以下略

参照元 : beautyanswers

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