光でがん細胞を退治、全身転移にも効果 マウスで成功、3年後には人間にも治験
2016/8/21 18:30
人体に無害な光の近赤外線を当て、がん細胞を攻撃する免疫システムを活性化させ、がん細胞を退治する治療法の開発に米国立衛生研究所の小林久隆研究員らが成功した。
まだ、マウスの実験段階だが、1か所のがんを治療すれば、遠くに転移したがんも消える画期的な効果があるという。米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」(電子版)の2016年8月17日号に発表した。
がん細胞のボディーガードを光で死滅させる
本来、異物であるがん細胞から体を守る免疫システムの中には、誤って健康な細胞まで攻撃しないようにブレーキ役を務める細胞がある。「制御性T細胞」と呼ばれる細胞だ。がん細胞が体の中で増殖するのは、この制御性T細胞を自分の周りに集め、免疫細胞の働きにブレーキをかけるガード役にするからだ。
研究チームは、がん細胞が免疫の攻撃から自らを守る仕組みを壊すために、ガード役の制御性T細胞を破壊することを考えた。光を受けると発熱する特殊な化学物質を、制御性T細胞に結びつく性質がある抗体と結合させた薬を作った。そして、肺がん、大腸がん、甲状腺がんを発症させた計70匹のマウスに薬を注射し、体外から近赤外線を当てた。すると、光によって化学物質が発熱、制御性T細胞が死滅し、約1日ですべてのがんが消えた。ガード役が消えたために、免疫細胞ががん細胞を攻撃したからだ。
また、1匹のマウスの体の4カ所に同じがんを発症させ、1か所だけに近赤外線を当てると、すべてのがんが消えた。光を当てた箇所でがん細胞を退治した免疫細胞が攻撃力を増し、血液の流れに乗って他の箇所のがん細胞を攻撃したからとみられる。この治療方法の大きな利点は、近赤外線が人体に無害なことだ。研究チームでは「全身のがんを治療できる可能性がある。3年後には人間で治験(臨床試験)を始めたい」とコメントしている。
参照元 : J-CASTニュース
がん治療に新たな光!近赤外線照射『 光免疫療法』相当量の癌、転移した癌、末期癌でも治せる!小林久隆主任研究員・米国国立保健研究所、がんの3大療法、外科手術、抗がん剤、放射線治療の弱点、すべてクリア!
がん治療に新たな光!近赤外線照射『光免疫療法』
相当量の癌、転移した癌、末期癌でも治せる!
小林久隆主任研究員・米国国立保健研究所、がんの3大療法、外科手、抗がん剤、放射線治療の弱点、すべてクリア!早ければ3年後に臨床試験開始!
実用化は米国で5~6年後か!副作用なし、通院2~3日…!
近赤外線“光線銃”でがん消滅 超画期的治療が異例の早さで治験開始 (テキスト全文は下記に)
情報画像 報道ステーション
2016年8月18日
近赤外線“光線銃”でがん消滅 超画期的治療が異例の早さで治験開始 | 読めば読むほどよく眠れるメディア CIRCL(サークル)
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闇に潜む敵を見つけ出し、光線銃で焼き殺す…。「スター・ウォーズ」さながらの場面だが、映画の話ではない。敵は「がん」、光線銃は「テレビのリモコン、のようなもの」。
がん細胞にテレビのリモコンなどにも使われる赤外線を照射して熱でやっつける、そんなイメージのがん治療法だ。
日本人が開発 ピンポイントでがんを攻撃
手術しないので体に優しく、抗がん剤などを使わないので副作用もない。ピンポイントで攻撃するので健康な細胞を痛めることもない。そんな夢の治療法を開発したのが日本人と聞いて二度びっくり。世界が注視する中、米国で臨床試験が始まった。
がんを焼く光線銃 “武器”は「近赤外線」
まずは、理科のおさらいから。
太陽光には紫外線、可視光線、それに赤外線がある。赤外線は目には見えず、波長によって近赤外線、中赤外線、遠赤外線に分けられる。がん治療に使われるのは近赤外線。赤外線カメラやスマートフォンの赤外線通信、そして、テレビなど家電のリモコンにも活用されている。
がん攻撃の近赤外線 オバマ大統領も実現に大きな期待
この治療法は「光免疫療法」と呼ばれ、米国の国立保健研究所の小林久隆主任研究員らが発見した。2011年に医学専門誌に発表して注目を集め、オバマ大統領が2012年の一般教書演説で「米政府の研究費によって、がん細胞だけを殺す新しい治療法が実現しそうだ」と紹介したことでも知られる(※1)。
がんの3大療法の弱点、すべてクリア
大統領にそれほどの期待をさせたのにはわけがある。がんの3大療法といえば「外科手術」「抗がん剤」「放射線治療」。
しかし、がんを切り取る外科手術は体への負担が大きく、がんを殺す抗がん剤や、がんを焼く放射線には副作用がある。新治療法はその欠点を全てクリアできるという。
がん攻撃の近赤外線 FDAが異例の早さで臨床試験にゴーサイン
この治療法の臨床試験に、米国食品医薬品局(FDA)が2015年4月にゴーサインを出した。動物実験から臨床試験までは早くても5年はかかるのが常識なので異例の早さだ。医療関係者の期待の大きさがうかがえそうだ。
色素とタンパク質を合成、がんの“刺客”に
治療法を簡単に説明する。研究グループが目を付けたのが「IR700」という体内色素だ。これに波長700ナノメートル(ナノは1メートルの10億分の1)の近赤外線を浴びせると光エネルギーを吸収し、化学変化を起こして発熱することを解明した。
このIR700と、がん腫瘍にくっ付く性質のあるタンパク質とを結合させて薬を作った。熱に弱いがんを殺すために差し向ける“刺客”だ。
マウス実験では、がんの完治確率8割!
人間のがん細胞を使った実験では、がん細胞にこの薬を加えて近赤外線を照射すると、がん細胞はたちどころに全滅。マウスの生体実験では、8割の確率でがんが完治したという(※2)。
説明だけでは分かりにくいかもしれない。
詳しくは動画「カメラが見たがん研究:光免疫療法でがんと闘う」をご覧いただきたい。米国国立がん研究所が制作し、日本語版字幕が付いている。
がんと闘う“体内ウォーズ” Coming Soon!
臨床試験は、まず副作用の有無の確認。その後、約20人の患者に近赤外線を照射して効果を調べる(※2)。この2つの階段を上って、目指すは3~4年先のがん治療薬承認だ。
“光線銃”の最初の標的は、体表に近い皮膚がんなど。食道や大腸など、体内に潜むがんも見逃さない。
胃カメラや大腸カメラなどの先端に照射装置を付ければ攻撃可能だ。肝臓がん、すい臓がんなども射程に捉えている(※3)。
期待度100%の“体内ウォーズ”、Coming Soon!
参考・引用
※1:がん細胞だけ光で死滅…日本人研究者ら、米で近く臨床試験 /ヨミドクター
※2:赤外線でがん狙い撃ち 米研究所、新治療法の臨床試験へ:朝日新聞デジタル
※3:光免疫療法でがんと闘う
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参照元 : みんなが知るべき情報/今日の物語
近赤外線でがん消滅 治療期間わずか2日、転移がんも攻撃 日本人研究者・小林久隆氏が開発
2017/3/15(水) 16:56配信
★近赤外線でがんが治る・前編
テレビのリモコンなどに使われている人体に無害な近赤外線を当て、がん細胞を壊す新たな治療法が世界の注目を浴びている。治療に要する期間はわずか2日で、がん細胞を短時間のうちに消滅させ、転移がんも治すというから驚きだ。実は開発したのは日本人研究者。実用化に向け、陣頭指揮を執る米国立がん研究所(NCI)の小林久隆・主任研究員が画期的治療法の全容を語った。
驚異の治療法の名は、「近赤外光線免疫療法」(光免疫療法)と呼ぶ。
光免疫療法に用いるのは、がん細胞にくっつく性質を持つ抗体だ。これに、近赤外線で化学反応を起こす「IR700」という色素を付け、体内に送り込むと、がん細胞に届いて結合。そこに近赤外線を浴びせると光化学反応が起こり、がん細胞が破壊される-という仕組みだ。
2月に一時帰国した小林氏はこう説明する。
「抗体がついたがん細胞に光を当てると膜の表面が傷つき、膨らんだ風船がはじけるように破裂する。光の照射から破裂までに要する時間は『光の量』や『傷の量』で異なるが、約1万個の傷が付いたがん細胞なら1~2分ほどで、ゆっくりなものでも5~10分ほどで破れる。破壊されるのは抗体のついたがん細胞だけで、正常な細胞は影響を受けないのもこの治療法の特徴だ」
がん細胞が破裂した際に放出された“ゴミ”は免疫細胞が捕食。免疫細胞は転移がんの攻撃も始めるのだという。
そして小林氏によると、この手法を用いて、さらなる画期的な治療も実現できるというのだ。(三宅陽子) =つづく
■小林久隆(こばやし・ひさたか)
1961年西宮市生まれ。87年、京都大医学部卒。95年、同大学院を修了し医学博士修得。同年よりNIH(米国立衛生研究所)臨床センターフェロー。2001年よりNCI(米国立がん研究所)/NIHシニアフェロー。04年よりNCI分子イメージングプログラムで主任研究員として、基礎研究開発部門を設立し主導。近赤外光線免疫療法は、12年にアスピリアン・セラピューテイクスにライセンスされ、15年より最初の臨床治験が開始された。16年12月から同治験はPhase2に進んで進行中。
参照元 : 夕刊フジ
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参照元 : J-CASTニュース
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“光線銃”の最初の標的は、体表に近い皮膚がんなど。食道や大腸など、体内に潜むがんも見逃さない。
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期待度100%の“体内ウォーズ”、Coming Soon!
参考・引用
※1:がん細胞だけ光で死滅…日本人研究者ら、米で近く臨床試験 /ヨミドクター
※2:赤外線でがん狙い撃ち 米研究所、新治療法の臨床試験へ:朝日新聞デジタル
※3:光免疫療法でがんと闘う
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癌を治す/1日に人参ジュース10杯とお風呂に3回【末期の子宮がん】その「1錠」が脳をダメにする/宇多川 久美子著/薬剤師が教える薬の害がわかる本(SB新書) 電子書籍/キャリアウーマンとして40年活躍した女性が、子宮がん末期、医師から手の施しようがないと宣言された。彼女は田舎に帰り、懸命に勉強して、抗癌剤治療はせず、1日にお風呂3回、人参ジュース10杯を飲み、3ヶ月で治した。3年後も再発していない。/降圧剤は、脳卒中、痴呆症を引き起こす!
癌を治す/1日に人参ジュース10杯とお風呂に3回【末期の子宮がん】その「1錠」が脳をダメにする
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医者自身が癌になったら、抗がん剤、三大療法は受けず!命を賭けたギャンブル!食事療法・食養に走る! 抗がん剤治療は確率の悪い、命を賭けたギャンブル!効果有効例は、160人中たったの6人!月刊宝島/ 2500人以上のがん死に接してきた、元消化器がん外科専門医・現ホスピス科医の切実な警告!
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長生きしたければ、がん検診は受けるな! がん検診で、癌になる…CTなどの検査には、こんなに害がある!/岡田正彦・新潟大学医学部教授/早期発見・早期治療で寿命は延びない。それどころか、CTなどの検査には、こんなに害がある。検診で微細ながんを見つけ出し、激しい治療を施される不利益の方が、放置しておくよりも、むしろ大きいかもしれない。これ一つをとっても、がん検診の有効性には大きな疑問符がつくのです。乳がん検診で、乳がんによる死を防げるのは、1,000人中1人ということです。
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参照元 : みんなが知るべき情報/今日の物語
近赤外線でがん消滅 治療期間わずか2日、転移がんも攻撃 日本人研究者・小林久隆氏が開発
2017/3/15(水) 16:56配信
★近赤外線でがんが治る・前編
テレビのリモコンなどに使われている人体に無害な近赤外線を当て、がん細胞を壊す新たな治療法が世界の注目を浴びている。治療に要する期間はわずか2日で、がん細胞を短時間のうちに消滅させ、転移がんも治すというから驚きだ。実は開発したのは日本人研究者。実用化に向け、陣頭指揮を執る米国立がん研究所(NCI)の小林久隆・主任研究員が画期的治療法の全容を語った。
驚異の治療法の名は、「近赤外光線免疫療法」(光免疫療法)と呼ぶ。
光免疫療法に用いるのは、がん細胞にくっつく性質を持つ抗体だ。これに、近赤外線で化学反応を起こす「IR700」という色素を付け、体内に送り込むと、がん細胞に届いて結合。そこに近赤外線を浴びせると光化学反応が起こり、がん細胞が破壊される-という仕組みだ。
2月に一時帰国した小林氏はこう説明する。
「抗体がついたがん細胞に光を当てると膜の表面が傷つき、膨らんだ風船がはじけるように破裂する。光の照射から破裂までに要する時間は『光の量』や『傷の量』で異なるが、約1万個の傷が付いたがん細胞なら1~2分ほどで、ゆっくりなものでも5~10分ほどで破れる。破壊されるのは抗体のついたがん細胞だけで、正常な細胞は影響を受けないのもこの治療法の特徴だ」
がん細胞が破裂した際に放出された“ゴミ”は免疫細胞が捕食。免疫細胞は転移がんの攻撃も始めるのだという。
そして小林氏によると、この手法を用いて、さらなる画期的な治療も実現できるというのだ。(三宅陽子) =つづく
■小林久隆(こばやし・ひさたか)
1961年西宮市生まれ。87年、京都大医学部卒。95年、同大学院を修了し医学博士修得。同年よりNIH(米国立衛生研究所)臨床センターフェロー。2001年よりNCI(米国立がん研究所)/NIHシニアフェロー。04年よりNCI分子イメージングプログラムで主任研究員として、基礎研究開発部門を設立し主導。近赤外光線免疫療法は、12年にアスピリアン・セラピューテイクスにライセンスされ、15年より最初の臨床治験が開始された。16年12月から同治験はPhase2に進んで進行中。
参照元 : 夕刊フジ
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