2016年7月26日火曜日

【食中毒の季節】夏に食べてはいけないランキング

一晩寝かせたカレーで食中毒に!?【夏に食べてはいけないものランキング】

2016.07.26

食中毒が気になる夏は、何げない食習慣が体に害を与えることも。消化器専門医の大竹真一郎氏に聞いた。

「スパイスが入ったカレーは1日くらい常温で置いても再加熱すれば大丈夫だと思いがち。確かに普通の菌は温めれば死滅しますが、土や人間の体内などにいるウェルシュ菌という菌は熱に強い性質を持っており、加熱してもすぐに死にません。常温保存でこの菌が大量発生すれば、食中毒の危険性も」



夏場といえば手作り弁当を持っての遠出やBBQを楽しむ人も多いが、これらにも食中毒の危険が。

「おにぎりは綺麗な手で作れば問題はありません。ただ注意したいのが、傷のある手でおにぎりを握る場合。傷口には黄色ブドウ球菌と呼ばれる細菌が付着しており、増殖するとエンテロトキシンという毒素をつくり、食中毒の原因に。また、BBQで集団食中毒を起こす最大の要因は、食材ではなくトング。菌が付着した生肉をはさんだトングで、焼きあがった肉を皿に載せるのはタブーです」

生肉を掴むトングは厳密にわけて使うことを鉄則としたい。それ以外夏に注意すべき食べ物として、フードプロデューサーの南清貴氏が挙げるのが人工甘味料入りノンカロリー飲料。

「ノンカロリー甘味料は、消化できない異物と同じ。大量摂取で体内や臓器に溜まり機能障害や免疫力低下に繋がることもあります」

そして、夏についつい買ってしまうアイスにも注意が必要。

「アイスは低温でも強い甘味を感じるようにコーンを原材料とするぶどう糖果糖液糖が使われている。高濃度の果糖の摂取は体のタンパク質の糖化を促進し、老化物質・AGEを増やす。これが体内に蓄積されれば機能低下や心筋梗塞、脳梗塞、認知症などを招きます」

また、ドリンクバーのコーヒーにも添加物が含まれているという。

「ドリンクバーのコーヒーは少量の豆から大量の成分を抽出できるように、添加物のリン酸塩が入っています。これは体内のカルシウムと結合し、骨粗しょう症や免疫力低下を招きます」(管理栄養士の梅原祥太氏)

【夏に食べてはいけないランキング】

1位…おいしさもウェルシュ菌も増加!『一晩寝かせたカレー』

2位…吸収されない”異物”入り『ノンカロリー飲料』

3位…添加物で抽出を促進した『ドリンクバー(特にファミレス)』

4位…蓋では菌の侵入を防げない『カップアイス』

5位…傷のある指でにぎった『手作りおにぎり』

参照元 : 日刊SPA


食中毒の原因を探せ

食中毒の感染経路と原因にはいろいろな種類が!

食中毒の主な原因は、目には見えない大きさの細菌やウイルスで、さまざまな種類のものがあります。また、食中毒からの回復には病原体の種類が大きなカギとなります。「その病原体がなぜ体内に入ってしまったか」という感染経路を知ることは、食中毒の防止に役立つのです。

食中毒の感染経路は?

病原体は細菌やウイルスで、一般に糞尿や汚染された水、衛生管理の行き届かない汚れた食器・調理器具・家具などの表面、化膿した切り傷などに存在します。また、食材は衛生的に管理されてお店に並びますが、熱処理や滅菌がされていない限りは何らかの微生物 がついている可能性があります。ですが、それが食中毒の原因になるかは別の話で、世の中に存在する微生物のうち病原性のあるものは一部ですし、家庭で適切に処理されることで食中毒のリスクを軽減できるのです。

食中毒を防止するための基本的なルールは「菌をつけない、増やさない」ですが、病原体が見えないこともあり、何に注意をしたらよいのか困ることもあります。

まず注意することは、手をきちんと洗うこと。調理前はもちろん、調理中にトイレに行ったときや、異なる食材を触るときには、必ず石鹸などで手をきれいに洗いましょう。

手を洗った後に使う手拭タオルも、汚れてくると湿気と皮脂等の汚れが栄養分となり菌の温床となります。そして、まな板や包丁も汚れと水分が十分であれば菌の温床となります。タオルやふきんは頻繁に取り替え、調理器具は調理台の表面も含めて洗浄することが重要です。

生魚や生肉を取り扱った表面や器具をしっかり洗浄せずにサラダ用の野菜を切ったりするのは大変危険です。食材ごとに調理器具はきちんと洗浄しましょう。食材の種類ごとに調理器具を分ける、まな板の両面を使い分ける、生食扱いの食材を先に調理し、生肉・生魚類は最後に切るといった工夫も効果的です。

生の食材を食べると食中毒が起こる確率が高くなります。また、調理後でも長い間の保存で食中毒の原因となる微生物が増殖し、食中毒が起こることもあります。このような危険性を減らすためには、食材はしっかり加熱すること、そして、残ったおかずを再加熱すること が有効です。ただし、加熱では不活化されない毒素を出す菌もあります。特に、焼肉や肉を使った総菜の残り等は、保存期間が長くなったら迷わず捨てましょう。

それから二次感染ということも考え、保因者や発病者は調理しない、浴槽に入らないなど、特に子どもやお年寄りのいる家庭では気をつけてください。

※注意:食中毒にはいろいろな症状があり、それぞれの体質により症状の程度も異なりますので、自分で診断するのは大変危険です。 おかしいなと思ったら、早急に医師の診断を受けましょう。

代表的な食中毒と原因菌






参照元 : バイ菌のことなら!バイ菌まめ知識

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