500人の医師に聞く 健康のために「控えるべき」3つの悪習慣
2017/7/21(金) 11:00配信
健康志向が高まって久しいですが、あなたは普段、健康を意識した生活を送ることができていますか?
「これ、健康に悪いんだろうな」
そう思いながらも、なかなかやめられない習慣が誰しも一つはあることと思います。健康にいいと言われるサプリを飲んだり、毎日1駅分歩くようにしてみたり……。少しばかり気をつかってみても、健康に悪い習慣を続けているようでは、元も子もありません。
そこで、健康のために控えたほうがいい習慣にはどんなものがあるのか、医師500人にアンケート調査を行いました。今回はその中でも、特に多くの医師が「控えたほうがいい」とした3つの習慣を、医師から寄せられたコメントとともにご紹介します。
この調査は2017年5月19日~5月24日まで、医師専用コミュニティサイト「MedPeer(https://medpeer.jp/)」で実施し、519名の医師が回答しました。
1. 喫煙は、百害あって一利なし?
健康に悪い習慣と言えば、「喫煙」です。今回の調査でも、「控えたほうがいい」とした医師の割合が最も高く、9割以上の医師が喫煙は避けるべきとの考えを示しました。
飲食店などの建物の中を原則として禁煙とする法案についても議論されており、次の国会で提出されるのではないかといわれています。喫煙は自分自身だけではなく、副流煙によって周囲の人の健康にも影響を及ぼします。
──自分一人で吸うのであれば、寿命が縮まろうが問題なく、個人の自由であると思います。ただし、まわりに迷惑をかけないことが重要で、受動喫煙などはもってのほかであると思います(50代男性 一般内科)。
──百害あって一利無しです。「控えた方がいい」というレベルではなく、絶対にやってはいけない行為の筆頭といえるでしょう。実際に身体に与える影響としては、血流不全、活性酸素の増加、ビタミンCの破壊、DNAの変異、など多岐に渡ります(50代男性 皮膚科)。
──タバコと言えば肺がんと思われがちですが、それだけでなく、腰痛の原因にもなっています。レントゲンでみたとき、年齢に対して異常なほど椎間板が変性している方は、100パーセント喫煙者です(50代男性 整形外科)。
──喫煙と関連が言われている、がんについて報告も多く、言わずもがなです。美容に関しても、喫煙者と非喫煙者では肌に差があると日々の診療の中で実感しています(30代男性 皮膚科)。
2. 健康な日本食にも落とし穴
こちらもテレビなどでもよくいわれている内容。今回の調査でも9割の医師が「控えたほうがいい」と回答しました。健康食とされる日本食も、塩分が高めなことが欠点です。塩分のとりすぎは生活習慣病と直結するため、注意が必要です。
──塩分を摂取しすぎると血圧上昇から血管を傷めます。一般的には減塩がいいのは間違いないと思います。ただし、副腎疲労を患うなど一部の方は血圧が低すぎるので、そういった場合は除きます(40代女性 美容・アンチエイジング)。
──日本人は世界的に塩分摂取量が多いため、意識的に控えた方が好ましいことが多いといえます(50代男性 代謝・内分泌科)。
──高血圧の原因になることは言うに及ばず。また塩分が高い食事は味が濃く、主食の摂取量の増加にも寄与すると思います。そういった意味でも、塩分が低い(味が薄い)に越したことはありません(50代男性 形成外科)。
3. 早食いはデメリットだらけ
「早食いは太りやすい」とはよく言われますが、本当なようです。8割強の医師が早食いは「控えたほうがいい」と回答しました。忙しいとどうしても、買ってきた食事をデスクでなるべく早く食べてしまいがちになります。健康のためにも、ゆっくりと噛んで食べるのが好ましいようです。
──食事を取ってから満腹感を得るためにはある程度血糖値の上昇が必要です。早食いすると血糖が上がる前にどんどん体に入ってきてしまいます。つまり、食べすぎてしまいます。肥満のもとですし、胃腸などの消化機能にも負担がかかります。ただし、極端な痩せすぎで体重を増やしたい方にはいいかもしれません(50代男性 消化器内科)。
──消化によくありません。また唾液にはアフラトキシンや種々の発がん物質を無害化する効果があるため、少しでも長く噛むのが良いでしょう(40代女性 整形外科・スポーツ医学)。
──血糖値の急上昇を防ぐ、また満腹感を感じることなく食べすぎないようにするためにも早食いは避けたほうが良いです(50代男性 一般内科)。
まずは「悪いこと」を減らすところから
今回ご紹介した3つの悪習慣は、いずれも「健康に悪い」としておなじみなものばかり。話題のスーパーフードを食べたり、ジムに通ったりジョギングをしてみたり……健康に良さそうなことはたくさんあります。しかし、まずは健康に悪い習慣を見直すことが重要なのかもしれません。
※今回ご紹介した医師のコメントは全て個人の主張・意見であり、その正確性を保証するものではございません。予めご了承ください。
参照元 : FORBES JAPAN
2017/7/21(金) 11:00配信
健康志向が高まって久しいですが、あなたは普段、健康を意識した生活を送ることができていますか?
「これ、健康に悪いんだろうな」
そう思いながらも、なかなかやめられない習慣が誰しも一つはあることと思います。健康にいいと言われるサプリを飲んだり、毎日1駅分歩くようにしてみたり……。少しばかり気をつかってみても、健康に悪い習慣を続けているようでは、元も子もありません。
そこで、健康のために控えたほうがいい習慣にはどんなものがあるのか、医師500人にアンケート調査を行いました。今回はその中でも、特に多くの医師が「控えたほうがいい」とした3つの習慣を、医師から寄せられたコメントとともにご紹介します。
この調査は2017年5月19日~5月24日まで、医師専用コミュニティサイト「MedPeer(https://medpeer.jp/)」で実施し、519名の医師が回答しました。
1. 喫煙は、百害あって一利なし?
健康に悪い習慣と言えば、「喫煙」です。今回の調査でも、「控えたほうがいい」とした医師の割合が最も高く、9割以上の医師が喫煙は避けるべきとの考えを示しました。
飲食店などの建物の中を原則として禁煙とする法案についても議論されており、次の国会で提出されるのではないかといわれています。喫煙は自分自身だけではなく、副流煙によって周囲の人の健康にも影響を及ぼします。
──自分一人で吸うのであれば、寿命が縮まろうが問題なく、個人の自由であると思います。ただし、まわりに迷惑をかけないことが重要で、受動喫煙などはもってのほかであると思います(50代男性 一般内科)。
──百害あって一利無しです。「控えた方がいい」というレベルではなく、絶対にやってはいけない行為の筆頭といえるでしょう。実際に身体に与える影響としては、血流不全、活性酸素の増加、ビタミンCの破壊、DNAの変異、など多岐に渡ります(50代男性 皮膚科)。
──タバコと言えば肺がんと思われがちですが、それだけでなく、腰痛の原因にもなっています。レントゲンでみたとき、年齢に対して異常なほど椎間板が変性している方は、100パーセント喫煙者です(50代男性 整形外科)。
──喫煙と関連が言われている、がんについて報告も多く、言わずもがなです。美容に関しても、喫煙者と非喫煙者では肌に差があると日々の診療の中で実感しています(30代男性 皮膚科)。
2. 健康な日本食にも落とし穴
こちらもテレビなどでもよくいわれている内容。今回の調査でも9割の医師が「控えたほうがいい」と回答しました。健康食とされる日本食も、塩分が高めなことが欠点です。塩分のとりすぎは生活習慣病と直結するため、注意が必要です。
──塩分を摂取しすぎると血圧上昇から血管を傷めます。一般的には減塩がいいのは間違いないと思います。ただし、副腎疲労を患うなど一部の方は血圧が低すぎるので、そういった場合は除きます(40代女性 美容・アンチエイジング)。
──日本人は世界的に塩分摂取量が多いため、意識的に控えた方が好ましいことが多いといえます(50代男性 代謝・内分泌科)。
──高血圧の原因になることは言うに及ばず。また塩分が高い食事は味が濃く、主食の摂取量の増加にも寄与すると思います。そういった意味でも、塩分が低い(味が薄い)に越したことはありません(50代男性 形成外科)。
3. 早食いはデメリットだらけ
「早食いは太りやすい」とはよく言われますが、本当なようです。8割強の医師が早食いは「控えたほうがいい」と回答しました。忙しいとどうしても、買ってきた食事をデスクでなるべく早く食べてしまいがちになります。健康のためにも、ゆっくりと噛んで食べるのが好ましいようです。
──食事を取ってから満腹感を得るためにはある程度血糖値の上昇が必要です。早食いすると血糖が上がる前にどんどん体に入ってきてしまいます。つまり、食べすぎてしまいます。肥満のもとですし、胃腸などの消化機能にも負担がかかります。ただし、極端な痩せすぎで体重を増やしたい方にはいいかもしれません(50代男性 消化器内科)。
──消化によくありません。また唾液にはアフラトキシンや種々の発がん物質を無害化する効果があるため、少しでも長く噛むのが良いでしょう(40代女性 整形外科・スポーツ医学)。
──血糖値の急上昇を防ぐ、また満腹感を感じることなく食べすぎないようにするためにも早食いは避けたほうが良いです(50代男性 一般内科)。
まずは「悪いこと」を減らすところから
今回ご紹介した3つの悪習慣は、いずれも「健康に悪い」としておなじみなものばかり。話題のスーパーフードを食べたり、ジムに通ったりジョギングをしてみたり……健康に良さそうなことはたくさんあります。しかし、まずは健康に悪い習慣を見直すことが重要なのかもしれません。
※今回ご紹介した医師のコメントは全て個人の主張・意見であり、その正確性を保証するものではございません。予めご了承ください。
参照元 : FORBES JAPAN
『デブとタバコと睡眠不足』で数え役満です— lovekorea (@lovekor98075426) 2017年7月21日
(・ω・)ノ🀄️ / 500人の医師に聞く 健康のために「控えるべき」3つの悪習慣 (Forbes Japan)https://t.co/73Tcd9RwYw #NewsPicks
タバコは100%ガチ。— こばやしひろゆき (@neko64151) 2017年7月21日
驚かれるほど早食いですが、直らない。 / 500人の医師に聞く 健康のために「控えるべき」3つの悪習慣 (Forbes Japan)https://t.co/jOESvSV4Uk #NewsPicks