最新技術「ピコレーザー」でタトゥー消しを体験してみた
2017.07.03 07:00
ファッションとしてのタトゥーが一般的になりつつあるが、その一方でタトゥーを消したいという人も多い。タトゥー除去の施術を行う「高須クリニック横浜院」の草野太郎医師はこう話す。
「気軽にタトゥーを入れる人が増えたということもあるのでしょうが、タトゥーを消したいという患者さんは増加傾向にありますね。大きな絵柄よりも、ワンポイントの絵柄を消すというケースが多いです。特に新生活が始まる前の3月くらいの時期や、肌が露出する機会が多い夏に向けて、タトゥー除去の施術が増えますね」(草野医師、「」は以下同)
美容外科医や美容皮膚科医で行われるタトゥー除去は、レーザーを照射することで、皮膚の中にあるタトゥーの色素を粉砕するという方法が一般的。しかし、従来のレーザーでは黒い色素は除去できても、そのほかの色は消せないことも少なくなかった。
そんななか登場した新たな技術が「ピコレーザー」というもの。従来のレーザーでは難しかったカラフルなタトゥーの除去が可能となるだけでなく、皮膚へのダメージが少なく、治療期間も短いという。「高須クリニック横浜院」ではそのピコレーザーのマシン「PicoWay」を導入している。
「レーザー治療の技術は、ここ数年なかなか新しいものが出てきていなかったんですが、ピコレーザーはそんななか登場したかなり画期的なものだといえます。ちなみに、ピコレーザー治療機は、従来のレーザー治療機の5倍くらいの値段がします。3000万円くらいですかね」
具体的にはどんな特徴があるのだろうか?
「黒い色素だけではなく、茶色や赤、青、紫など、様々な色素を除去することが可能です。そして、肌に照射する時間が格段に短くなっています。その周期は、“ナノ秒”よりさらに小さい“ピコ秒”(1兆分の1秒)。だから『ピコレーザー』なんです。
そして、レーザーをあてる時間が短いので、やけどをしにくい、さらに、その分、強いレーザーを照射できるので、効果が高い。つまり、ピコレーザーは、肌に対する負担は少ないのに、タトゥー除去の効果が高いのです。
また、ピコレーザーでは、色素を従来よりも細かく砕くことが可能です。砕かれた色素は新陳代謝によって体外に排出されるのですが、粒子か細かいので、より排出されやすくなります。したがって、色が消えるまでの時間も短縮されます」
施術の際は、局部麻酔を使うので、大きな痛みは感じない。施術後は、軽いやけどのような状態になるが、絆創膏などを貼っておけば、日常生活に支障をきたすようなことはほとんどないとのこと。
「もちろん施術直後に海に入ったり、日焼けをしたりするのはNGですが、それ以外はちょっとしたやけどや擦り傷くらいだと思っていただいて大丈夫です。従来のレーザー治療よりも治りも早いので、比較的短期間で2回目の施術をすることもできます」
ちなみに、施術の料金は除去する図柄の大きさで決まり、1cm×1cmで1万円。線状のタトゥーの場合は1cmで1万円となっている。これは従来のレーザー施術と同じ価格だ。
そこで今回、編集部スタッフの一人が実際にそのタトゥー除去の施術にチャレンジしてみることにした。施術されるのは、46歳の男性スタッフ「T」。20代の頃に入れたという、胸の部分にあるハイビスカス柄のワンポイントタトゥーと、お腹周りに入った2センチ角の黒い文字のタトゥー9文字を除去する。
最初に消すのは、胸のハイビスカス。麻酔を打ち、すぐさま黒い墨で描かれたハイビスカス柄の縁取りの部分(いわゆるスジ彫り)からピコレーザーをあてていく。レーザーが照射されるたびに「バチッ! バチッ!」と大きな音が発せられるが、Tはケロッとした表情。麻酔の効果もあり大きな痛みはないようで、どんどん施術が進んでいく。レーザーをあてた部分は、一瞬にして白くなっており、その効果の程がうかがえる。
縁取りの部分の次は、緑色や紫色で描かれている葉っぱや花びらの中を消していく。緑や紫の色素は、黒よりも消えにくいということで、レーザーの出力をアップ。肌への負担に注意しながら、レーザーを照射。カラフルなハイビスカスが徐々に薄まっていく。
次に、お腹の文字に取り掛かる。こちらは黒一色で描かれているので、比較的消しやすい。しかし、脇腹あたりは痛みが大きいようで、念入りに麻酔を打ってから施術をすることとなった。Tいわく「脇腹はタトゥーを入れるときも痛かった」とのことで、場所によって入れるのも消すのも痛みに差があるようだ。
胸のワンポイントとお腹周りの9文字のタトゥー除去で、施術時間は正味20分ほど。かなりスピーディーな印象だった。
施術した箇所は軽いやけどのような状態だが、1~2週間程度でかさぶた状になって剥げ落ちるとのこと。その後、タトゥーの消え方や肌の状態を見ながら、2回目の施術を行うという。
とにかく、痛みもなく、あっという間に終わったピコレーザーによるタトゥー除去。絵柄や色の濃さ、墨が入っている深さなどによって効果の差はあるが、痛みも時間も少なくてすむのは間違いないだろう。今後、タトゥー除去は「ピコレーザー」が主流になっていきそうだ。
●「高須クリニック 横浜院」
神奈川県横浜市西区北幸1-6-1 横浜ファーストビル10
診療時間:10時~19時
公式HP:高須クリニック 横浜
参照元 : NEWSポストセブン
▼【高須クリニック 横浜院のレーザー機器「PicoWay」】
2017.07.03 07:00
ファッションとしてのタトゥーが一般的になりつつあるが、その一方でタトゥーを消したいという人も多い。タトゥー除去の施術を行う「高須クリニック横浜院」の草野太郎医師はこう話す。
「気軽にタトゥーを入れる人が増えたということもあるのでしょうが、タトゥーを消したいという患者さんは増加傾向にありますね。大きな絵柄よりも、ワンポイントの絵柄を消すというケースが多いです。特に新生活が始まる前の3月くらいの時期や、肌が露出する機会が多い夏に向けて、タトゥー除去の施術が増えますね」(草野医師、「」は以下同)
美容外科医や美容皮膚科医で行われるタトゥー除去は、レーザーを照射することで、皮膚の中にあるタトゥーの色素を粉砕するという方法が一般的。しかし、従来のレーザーでは黒い色素は除去できても、そのほかの色は消せないことも少なくなかった。
そんななか登場した新たな技術が「ピコレーザー」というもの。従来のレーザーでは難しかったカラフルなタトゥーの除去が可能となるだけでなく、皮膚へのダメージが少なく、治療期間も短いという。「高須クリニック横浜院」ではそのピコレーザーのマシン「PicoWay」を導入している。
「レーザー治療の技術は、ここ数年なかなか新しいものが出てきていなかったんですが、ピコレーザーはそんななか登場したかなり画期的なものだといえます。ちなみに、ピコレーザー治療機は、従来のレーザー治療機の5倍くらいの値段がします。3000万円くらいですかね」
具体的にはどんな特徴があるのだろうか?
「黒い色素だけではなく、茶色や赤、青、紫など、様々な色素を除去することが可能です。そして、肌に照射する時間が格段に短くなっています。その周期は、“ナノ秒”よりさらに小さい“ピコ秒”(1兆分の1秒)。だから『ピコレーザー』なんです。
そして、レーザーをあてる時間が短いので、やけどをしにくい、さらに、その分、強いレーザーを照射できるので、効果が高い。つまり、ピコレーザーは、肌に対する負担は少ないのに、タトゥー除去の効果が高いのです。
また、ピコレーザーでは、色素を従来よりも細かく砕くことが可能です。砕かれた色素は新陳代謝によって体外に排出されるのですが、粒子か細かいので、より排出されやすくなります。したがって、色が消えるまでの時間も短縮されます」
施術の際は、局部麻酔を使うので、大きな痛みは感じない。施術後は、軽いやけどのような状態になるが、絆創膏などを貼っておけば、日常生活に支障をきたすようなことはほとんどないとのこと。
「もちろん施術直後に海に入ったり、日焼けをしたりするのはNGですが、それ以外はちょっとしたやけどや擦り傷くらいだと思っていただいて大丈夫です。従来のレーザー治療よりも治りも早いので、比較的短期間で2回目の施術をすることもできます」
ちなみに、施術の料金は除去する図柄の大きさで決まり、1cm×1cmで1万円。線状のタトゥーの場合は1cmで1万円となっている。これは従来のレーザー施術と同じ価格だ。
そこで今回、編集部スタッフの一人が実際にそのタトゥー除去の施術にチャレンジしてみることにした。施術されるのは、46歳の男性スタッフ「T」。20代の頃に入れたという、胸の部分にあるハイビスカス柄のワンポイントタトゥーと、お腹周りに入った2センチ角の黒い文字のタトゥー9文字を除去する。
最初に消すのは、胸のハイビスカス。麻酔を打ち、すぐさま黒い墨で描かれたハイビスカス柄の縁取りの部分(いわゆるスジ彫り)からピコレーザーをあてていく。レーザーが照射されるたびに「バチッ! バチッ!」と大きな音が発せられるが、Tはケロッとした表情。麻酔の効果もあり大きな痛みはないようで、どんどん施術が進んでいく。レーザーをあてた部分は、一瞬にして白くなっており、その効果の程がうかがえる。
縁取りの部分の次は、緑色や紫色で描かれている葉っぱや花びらの中を消していく。緑や紫の色素は、黒よりも消えにくいということで、レーザーの出力をアップ。肌への負担に注意しながら、レーザーを照射。カラフルなハイビスカスが徐々に薄まっていく。
次に、お腹の文字に取り掛かる。こちらは黒一色で描かれているので、比較的消しやすい。しかし、脇腹あたりは痛みが大きいようで、念入りに麻酔を打ってから施術をすることとなった。Tいわく「脇腹はタトゥーを入れるときも痛かった」とのことで、場所によって入れるのも消すのも痛みに差があるようだ。
胸のワンポイントとお腹周りの9文字のタトゥー除去で、施術時間は正味20分ほど。かなりスピーディーな印象だった。
施術した箇所は軽いやけどのような状態だが、1~2週間程度でかさぶた状になって剥げ落ちるとのこと。その後、タトゥーの消え方や肌の状態を見ながら、2回目の施術を行うという。
とにかく、痛みもなく、あっという間に終わったピコレーザーによるタトゥー除去。絵柄や色の濃さ、墨が入っている深さなどによって効果の差はあるが、痛みも時間も少なくてすむのは間違いないだろう。今後、タトゥー除去は「ピコレーザー」が主流になっていきそうだ。
●「高須クリニック 横浜院」
神奈川県横浜市西区北幸1-6-1 横浜ファーストビル10
診療時間:10時~19時
公式HP:高須クリニック 横浜
参照元 : NEWSポストセブン
▼【高須クリニック 横浜院のレーザー機器「PicoWay」】
レーザーに反応しやすいタイプのタトゥーはピコレーザーで消すのが最先端です。— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2017年6月15日
墨汁の刺青は普通の色素レーザーでもよく反応します。
皮膚移植は最終手段です。 https://t.co/wsvW4OUaXe
私があざを消した時には最新治療で口コミとかなかったピコレーザーがついにまとめられてる!衝撃だわー。【シミ、タトゥー除去に断トツに力を発揮するレーザー「ピコレーザー」の口コミまとめ】 https://t.co/fRyrbMT5xK #美容 #シミ #ピコレーザー— つばめ (@Tsubame_8001) 2017年7月3日
シミ治療に新世代「ピコレーザー」の時代が来る!? https://t.co/1b1ocIGc5K より痛くないならうれしいな。— はっち8801 (@hacchi_8801) 2017年7月3日
今日から治療開始したタトゥーです。— キルシェクリニック めかた啓介 (@kirsche_clinic) 2017年6月23日
一般的に、手足にあって心臓から遠いところのタトゥーは消えづらいのですが、反応も良好だったので、できるだけ少ない回数で治療完了できるように頑張ります。
ピコレーザーの導入が決まりましたが、キル… https://t.co/gZ74bYHH8f pic.twitter.com/8BIzOQL8Jf
ピコレーザーの導入も決定しましたが、ナノレーザーでもここまで早く治療は可能です✨— キルシェクリニック めかた啓介 (@kirsche_clinic) 2017年6月21日
レーザー機器は、何を使うかよりも、どうやって使うか。やはり使い方が1番大切です。
レーザーによるタトゥー治療、3回治療後の比較です。
確実に薄く… https://t.co/nBQNmZWpz9 pic.twitter.com/qBwUP4Tecc
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