2017年7月1日土曜日

血液循環の主役であり、命の根幹にかかわる役目を担っている毛細血管「実は何歳からでも増やすことができる」

毛細血管を増やすために大切な「ストレス・マネジメント」。最新医学に基づいた2つのメソッドとは?

2017/6/29(木) 12:41配信



血液循環の主役であり、命の根幹にかかわる役目を担っている毛細血管。健康や美容の観点からも、とても大切な血管だ。年々劣化して減少もしてしまうのだが、「実は何歳からでも増やすことができるのです」と語るのは、ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授の根来秀行教授。ストレス対策も大事なことだという。

「ストレスが続くと交感神経が優位な状態が続き、毛細血管が収縮し血流が悪化。ストレスホルモンも過剰に分泌され免疫が低下します。呼吸で自律神経を整えつつ、ストレスとうまく折り合っていきましょう」

最新医学に基づいた確かな方法として、下記の2つを教えてもらった。

◆マインドフルネス

「最近アメリカで注目されているマインドフルネスは、瞑想などを通じて今この瞬間の現実に意識を向け、雑念にとらわれず、あるがままに受け入れる心の持ち方です。ストレスが軽減し、脳の休息になります。

呼吸など意識を集中させる対象を設定し、その瞬間に浮かぶ考えや感情、出来事を価値判断することなく見つめ、受け入れることで、自分自身への気づきを高めます。簡単な方法をご紹介しましょう」

1.背筋を伸ばし椅子に座り、目を閉じて体の感覚に意識を集中。

2.自然に息をしながら、空気の出入りや胸・お腹の動きなどの感覚に意識を向ける。

3.わいてくる雑念や感情は当然と考えてとらわれず、考えを切り上げて、すぐに呼吸に注意を戻す。

4.全身で呼吸するイメージで体全体に意識を広げる。

5.まぶたの裏に注意を向け、そっと目を開き終了。

◆ストレスフリー入浴

「ゆったりと深い呼吸をしながら湯船につかる。その時間は余計なことは考えないで、ただ入浴を楽しむ。リラックスしたバスタイムを持つことは、弱った毛細血管を復活させる最適な方法のひとつです。

入浴の気持ちよさに意識を向けて、腹式呼吸を繰り返しましょう。自律神経に支配されている機能の中で、唯一自分でコントロールできるのは呼吸です。4秒かけて鼻から息を吸い、4秒息を止め、8秒かけて口から息を吐く「4・4・8呼吸法」は、副交感神経をスムーズに優位にし、リラックス効果が高まります」

夏は38~40℃、冬は38~41℃くらいのぬるめのお湯に設定し、肩までしっかりつかる場合は10分程度、半身浴の場合は30分程度の入浴が適切とか。

「寝る1時間前に入浴すると、ベッドに入る頃に、ちょうどいい具合に体温が下がって熟睡できます」

参照元 : ourage



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