2017年3月7日火曜日

【身体に潜む血管リスク】約4人に1人が心筋こうそくや脳卒中などの「血管事故」で亡くなっている

若くても危ない! 見た目や年齢だけでは判別不能な、カラダに潜む血管リスク

2017.02.23

日々インターネットなどのニュースを見ていると、時々、驚くほど若い有名人が亡くなってしまった記事に衝撃を受けることがある。そんな時は、人は若くても急死するという事実に直面し、多くのことを考えさせられてしまう。自分はまだ30代だから大丈夫、という自信にどれほどの根拠があるのか……。



あらためて現代の日本人の死因に注目してみると、約4人に1人が心筋こうそくや脳卒中など、血管が詰まったり破れたりすることで起こる「血管事故」で亡くなっている(厚生労働省「人口動態統計」<平成26年>)。こうした血管事故が怖いのは、気づかないうちに静かに進行して、ある日突然発生してしまうことだ。



我々の目には見えないため実感は湧きづらいが、血管も加齢とともに衰える。この「血管の老化」により、血管のしなやかさが失われ血管自体が硬くなり、血管壁が厚く血液の通り道が狭くなる。

さらに怖いのは、こうした血管の老化は加齢以外にも高血圧などの生活習慣病や喫煙といった生活習慣の乱れで加速するところ。実際の年齢以上に血管の老化が進んでいるケースがあるわけだ。

40代以上の中年はもちろん、20~30代でも、血管の老化が見た目の年齢以上に進んでいるケースもあるため、若いからと安心はできない。乱れた生活習慣を続けてきた自覚がある人は、自分の「血管年齢」は実年齢よりも進んでいると考えたほうがいいだろう(血管リスク度を知りたい人はこちら)。

このように、ある日突然発生してしまう血管事故を未然に防ぐには、年齢にかかわらず日頃から血管をケアするしかない。血液をサラサラにするといいという話はよく聞くが、血液を運ぶ重要な役割を担う血管そのものをケアしないと、血管事故のリスクが高まるからだ。

そんななか、血管をしなやかに保ち、動脈硬化の予防が期待できると注目を集めているのが「年齢ペプチド」という機能性成分だ。

「私たちは乳酸菌飲料『カルピス』のもととなる『カルピス酸乳』の生理機能に着目し、約40年にわたり研究を続けてきました。その結果、1992年に『年齢ペプチド』を発見。この成分が血管をケアするさまざまな働きが明らかになっており、中高年以降から増える血管が硬くなったり詰まったりといった血管事故への対策として、専門家からも注目されています。

例えば『年齢ペプチド』を8週間摂取することで、血管の柔軟性が改善され、血管がしなやかになることが明らかとなっています。また、血圧を低下させる効果も確認されています。このような結果から『年齢ペプチド』による血管の老化=動脈硬化の予防が期待されます」とは、同成分の研究・開発を担当した大木浩司氏。



さらに運動や食事指導と「年齢ペプチド」を組み合わせることで、血管がよりしなやかになる効果も確認されている。

仮にこれまで大病を患った経験がない人でも、乱れた生活習慣を続けてきた人は、まだ若いからと安心は禁物だ。「ある日突然」を避けるために、そしてこの先も健康でいるためにも、実年齢に関係なく血管年齢の若返りが必要ではないだろうか? <文/日刊SPA!取材班>

参照元 : 日刊spa!


動脈硬化が予防できる!?食事のポイント5つ!

2017年03月6日

動脈は心臓から送り出される血液を全身に運び、各細胞に酸素や栄養素を運ぶ重要な役割を持っています。通常は弾力がありしなやかですが、動脈の血管が硬くなって弾力性が失われ、厚く硬くなってしまった状態を動脈硬化といいます。動脈硬化になると、血管が詰まりやすくなり、心臓に負担がかかるため心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。

動脈硬化の原因としては、喫煙・高コレステロール血症・高血圧・肥満・運動不足などが挙げられ、危険因子が重なることによって発症しやすくなります。このことからもわかるように、食事に気を付けることで動脈硬化となるリスクを大幅に減らすことができます。それでは、動脈効果を予防するための、食事のポイントについて見ていきましょう。

コレステロールについて

動脈硬化を引き起こす原因とされているのが悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールです。LDLコレステロールは肝臓でつくられたコレステロールを全身に運ぶ作用があるのですが、増えすぎると血管に沈着し動脈硬化の原因となります。このLDLコレステロールの反対の作用で、血中のコレステロールを回収してくれるのがHDLコレステロール(善玉コレステロール)です。

動脈硬化を予防するには、2つのコレステロールを正常に保つ必要があり、そのためには禁煙・運動・食生活を中心とした規則正しい生活習慣を身につけることが重要です。

悪玉コレステロールを減らす食事のポイント

動脈は心臓から送り出される血液を全身に運び、各細胞に酸素や栄養素を運ぶ重要な役割を持っています。通常は弾力がありしなやかですが、動脈の血管が硬くなって弾力性が失われ、厚く硬くなってしまった状態を動脈硬化といいます。動脈硬化になると、血管が詰まりやすくなり、心臓に負担がかかるため心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。

動脈硬化の原因としては、喫煙・高コレステロール血症・高血圧・肥満・運動不足などが挙げられ、危険因子が重なることによって発症しやすくなります。このことからもわかるように、食事に気を付けることで動脈硬化となるリスクを大幅に減らすことができます。それでは、動脈効果を予防するための、食事のポイントについて見ていきましょう。

コレステロールについて 動脈硬化を引き起こす原因とされているのが悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールです。LDLコレステロールは肝臓でつくられたコレステロールを全身に運ぶ作用があるのですが、増えすぎると血管に沈着し動脈硬化の原因となります。このLDLコレステロールの反対の作用で、血中のコレステロールを回収してくれるのがHDLコレステロール(善玉コレステロール)です。 動脈硬化を予防するには、2つのコレステロールを正常に保つ必要があり、そのためには禁煙・運動・食生活を中心とした規則正しい生活習慣を身につけることが重要です。 悪玉コレステロールを減らす食事のポイント

食物繊維をしっかりと摂取する

食物繊維の1日の摂取目標量は成人男性で20g以上、女性では18g以上となっています(厚生労働省より)。しかし、実際の食物繊維の摂取量は一人一日あたり14.8gと大幅に不足しています(厚生労働省より)。

食物繊維には2種類あり、水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維に分けられます。このうちコレステロールの吸収を穏やかにする作用があるのは水溶性食物繊維であり、果物・海藻類・芋類に特に多く含まれています。

もちろん健康の維持や便通改善にとって不溶性食物繊維も必要なものなので制限する必要は全くありませんが、不溶性食物繊維が多く含まれるごぼうや大豆などを積極的に摂っても、コレステロールの吸収を抑えるという点では効率的とはいえません。水溶性食物繊維というものがあることを理解し、正しく使い分けられるように心がけることが、LDLコレステロールを減らすためのポイントとなります。

青魚や大豆製品を食べよう

メインとなるおかずが肉料理に偏っている人は要注意です。肉類には血中のLDLコレステロールを増やす原因となる飽和脂肪酸が多く含まれています。

一方、サバやサンマなどの青魚には血管が詰まりやすくなるのを防ぎ、血液をサラサラにする効果のある不飽和脂肪酸が含まれており、魚を週3回以上食べる人は心疾患の発症が減ることが報告されています。

また、大豆に含まれる不飽和脂肪酸のリノール酸にも血中のコレステロールを減少させる効果があります。油の量を控えるだけではなく、油の種類にも注意をし、バランス良く食品を選ぶことが大切です。

できることから少しずつ工夫をしよう

普段何気なくしている食事でも、ほんの少し意識を向けるだけで、コレステロールの増加を防ぐことができます。

調味料を意識する

マヨネーズやドレッシングにはたくさんの油が使われています。コレステロールを減らすために野菜をたくさん摂ろうとしても、調味料で油を摂取してしまうのでは意味がありません。最近は健康志向を背景として、ノンオイルやカロリーカットの工夫がされた調味料が多く市販されています。調味料を購入するときには、ラベルを比較し、カロリーや脂質の量が少ないものを選んでみましょう。

食事はゆっくりとよく噛んで

中性脂肪の高い人はコレステロールも高くなるという相関関係があります。つまり体脂肪の多い、肥満の人はコレステロールが高い傾向にあるということになり、肥満を予防することはコレステロールの増加を抑制することにも繋がります。食事は20分以上かけることで満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぐことができるといわれています。食事に時間がとれそうな時は、よく噛んでゆっくりと食べることを心がけましょう。

外食やコンビニを賢く利用しよう

単品料理は栄養バランスが偏ってしまうためオススメできません。外食をする時はできるだけ定食のものを選んだり、サイドメニューでサラダや和え物などを追加してみましょう。コンビニでお弁当を買うことが多い人も、ラーメンや丼物ではなく、品数の多い幕内弁当などを選ぶことがポイントです。

まとめ

普段の食事の中でも、動脈硬化を予防できるポイントはたくさんあります。まずは栄養バランスや食事の量に気を付け、肥満を予防すること。そしてコレステロールを減らすために、効果的な食材を選んでいくことが動脈硬化を予防する食生活へと繋がります。適度な運動や禁煙など、他の生活習慣も見直しながら、健康的な体づくりを行っていきましょう。

そしてもう一つ、動脈硬化の予防には定期的な健康診断を受けることも大切です。最近健診を受けた記憶がないという方は、人間ドックを予約してみてはいかがでしょうか(人間ドックのここカラダに遷移します)。

参照元 : いしゃまち編集部

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