2016年11月19日土曜日

子どもは薬やタバコ、ボタン電池など、家庭内にある身近な物を口に入れやすい、窒息の危険!万が一の時の対処法

窒息の危険! 異物を喉に詰まらせたら…素早い対応を

2016/11/17(木) 14:20配信



子どもは薬やたばこ、ボタン電池など、家庭内にある身近な物を口に入れやすい。食べ物も誤って喉に詰まらせれば、窒息など重大な事故につながることもある。万が一のときの対処法を知っておきたい。

東京都葛飾区の葛飾赤十字産院で10月27日、子どもの事故予防と手当てなどに関する講習会が開かれた。参加した会社員女性(29)は「いざというときの対処法を具体的に学びたい」と話し、講師の説明に熱心に耳を傾けていた。

東京消防庁によると、2012~14年に、異物を誤飲したり食べ物を喉に詰まらせたりして、救急搬送された5歳以下の子どもは3316人。0歳児が最多で1232人、1歳児919人、2歳児498人と続いた。のみ込んだ物としては、0歳児は菓子などの「包み・袋」「玩具」、1歳児は「食品・菓子」「たばこ」が多かった。

子どもの事故に詳しい「緑園こどもクリニック」(横浜市)院長の山中龍宏さんは「子どもは生後5~6か月くらいから、つかんだ物を何でも口に運ぶようになる」と注意を促す。3歳児が口を開けると、トイレットペーパーの芯の直径と同じくらい。芯を通る大きさの物なら、口の中に入れてしまう危険があるという。「誤飲を防ぐには、子どもの口に入りそうな物を、手の届かないところに置くことが重要」と強調する。

食べ物でも、ピーナツやアメ、プチトマト、マスカットなどは喉に詰まらせたり気管に吸い込んだりしやすい。小さく切るか、食べさせないようにする。

もしも異物をのみ込んだり喉に詰まらせたりした時は、素早い対応が必要だ。

食べ物など、喉に詰まらせた物はすぐに吐き出させる。日本赤十字社で子どもの救急対応を指導する看護師の大西浩子さんによると、1歳未満の乳児の場合なら「背部叩打(こうだ)法」(子どものあごを支えて固定する。太ももの上に腕をのせ、子どもの頭を低くさせ、肩甲骨の間を手のひらの下の部分でたたく)、1歳以上の幼児の場合なら「腹部突き上げ法」(後ろから腹に両腕を回し、一方の手で握り拳をつくり親指側を上腹部=へそのすぐ上でみぞおちより下=に当てる。別の手で握り拳を上から握り、手前上方に向かって瞬間的に突き上げる)などがある。

参照元 : 読売新聞(ヨミドクター)





2016年11月18日金曜日

毎日の入浴が慣習として根付いている一方で、日本人の死因上位が「風呂」だという事はあまり知られていない「年間約1万9000人が死亡」

日本人の死因上位に「風呂」 年間約1万9000人が死亡

2016.11.17 11:00



埼玉県在住のAさん(72)が宿泊先の温泉旅館の大浴場で変わり果てた姿で見つかったのは、11月初旬の早朝のことだった。入浴時はひとりで、その後に入ってきた客が浴槽にうつ伏せの状態で浮いているAさんを発見した。

Aさんの直接の死因は溺死。入浴中に脳梗塞で意識を失ったと見られる。こうした例は中高年とくに高齢者に少なくない。

毎日の入浴が慣習として根付いている一方で、日本人の死因の上位に「風呂」が入っていることはあまり知られていない。

死因トップ3はがん、心疾患、脳血管疾患で、4位「肺炎」、5位に「不慮の事故」が続く。この「事故」の発生場所は家庭内がほとんど、なかでも最も多いのが入浴中の事故なのだ。

厚生労働省の研究班が入浴中の事故死の数を推計したところ、年間約1万9000人。そのうち約5割が12月から2月にかけて発生していた。冬はとくに“危険な季節”なのだ。

「溺れる原因としては湯船で眠ってしまうとか失神するケースも考えられますし、高齢者の場合は突然血圧が上がってしまうことも大きな問題。入浴中の死亡事故が特に多いのは70代後半から80代前半といわれています」(近畿大学医学部病理学講座講師の榎木英介氏)

10月22日には俳優・平幹二朗が自宅の浴槽内で亡くなったが(享年82)、入浴中に血管障害を起こしたことによる溺死と見られている。入浴が命の危機をもたらすメカニズムについて、東京都健康長寿医療センター研究所の高橋龍太郎・前副所長が解説する。

「お湯や気温などが体温より高い、低い、という環境は自律神経への刺激になります。とくに冬場、入浴時に衣服を脱ぐと、体の表面全体が一気に寒い空気に晒されるため、交感神経が刺激され血圧が上がります。

さらに、お湯に入ると熱さという刺激によってさらに血圧が上がります。死因の割合としては大多数ではないですが、こうした血圧上昇によって脳卒中や心筋梗塞は引き起こされます。一方、湯に浸かっていると血流が良くなり血圧が下がっていきます。血圧低下は意識障害や失神を引き起こし、湯船での失神は溺死につながる危険があります」

外気温の急激な変化による刺激で血圧が上昇することを「ヒートショック」と呼ぶ。高齢者は血圧の調節がうまくいかず、これが起こりやすいというのだ。

※週刊ポスト2016年11月25日号

参照元 : NEWSポストセブン







2016年11月15日火曜日

iPhoneを紛失した時、すぐにやるべき事

iPhone紛失! その瞬間にやるべき3つのこと

2016/11/14(月) 5:00配信



電話帳にメールにスケジュールにと、iPhoneは個人情報の塊。うっかり紛失したり、盗難されたりすると、その損害は計り知れない。とはいえ、モバイル端末はコンパクトゆえに、注意していてもどこかに置き忘れる可能性は十分ありうる。万が一のときのために、紛失したiPhoneを探す方法は知っておくべきだ。

また、紛失・盗難時には、iPhoneそのものだけでなく、iPhoneの中に入っているSIMカードへの対応も必要になる。SIMカードは端末と独立しているもので、それだけを抜き取って使われてしまうおそれがあるからだ。国内にいるときはもちろん、特に海外では、思わぬ高額請求につながる場合があるため、注意しておきたい。今回は、iPhoneの紛失・盗難時に取るべき対策を紹介していく。

■1.「iPhoneを探す」で場所を確認する

iPhoneをなくしたり、盗まれてしまったときに、まずすべきなのは、「iPhoneを探す」を開くこと。iPhoneを探すは、iPhoneに標準で搭載されている機能で、ほかのiOSデバイスやPCのブラウザから、遠隔でiPhoneの位置情報を検索できる。しかし、手元にiPhoneがない状態だと、すぐにネットにつながる環境にない場合もある。そのようなときは、近くにいる友人にスマホやPCを借りるケースもあるだろう。iOS用にはアプリが用意されているが、そのほかのデバイスの場合はブラウザ経由でアクセスするのが手っ取り早い。

「iPhoneを探す」は、iCloudのひとつの機能として提供されている。そのため、まずはブラウザを開いて、iCloudのサイトにアクセスする必要がある。Apple IDとパスワードを入力してログインした後、表示されるアイコンの中から「iPhoneを探す」をクリックすればいい。地図が現れ、ネットワークにつながっているiPhoneやiPadなどのデバイスがある場所を指し示してくれる。

拾得者宛てのメッセージを表示できる
ここから、iPhoneの音を鳴らしたり、画面に連絡先を表示したりすることが可能だ。これは紛失時に拾ってくれた人が、ユーザーに連絡できるようにするためのものだ。運がよければ、画面に表示されている連絡先に、電話やメールで連絡があるかもしれない。「紛失モード」をオンにすればApple Payも無効になるため、Suicaを使われてしまうという心配もない。

ただ、そのまま見つからないようなときは、万が一のために、データを消去しておいたほうがいい。「iPhoneを探す」から遠隔でデータを消去することもできる。何日か経っても見つからないようなときは、これも忘れずにやっておきたい。

ちなみに、ブラウザ版の「iPhoneを探す」は、基本的にPCのみが対象で、友人などから借りたAndroidでは利用できない。iCloudのサイトが、モバイル用ブラウザに非対応なためだ。アプリも提供されているが、これはiOSのみが対象となる。もし周りにAndroidユーザーしかいないようなときは、AndroidでiCloudのサイトにアクセスしたあと、Chromeの設定から「PC版サイトを見る」にチェックをつければよい。これをしておくと、PCのブラウザと同じだと見なされ、iCloudのサイトにアクセスできるようになる。

■2.より強力に端末の場所を特定する

万能なように見える「iPhoneを探す」だが、紛失したiPhoneがネットワークにつながっていないと、位置を検索することはできない。紛失から時間が経ち、バッテリーが切れてしまったときも同様で、このようなときは、お手上げになってしまう。バッテリーが切れる直前にどこにあったのかという、手掛かりすらつかむことができない。

ただし、このようなケースでも、端末がある場所を探す方法はある。auの場合、iPhone向けに提供している「Lookout for au」をインストールしてあれば、オペレーターに頼んでiPhoneの位置情報を検索してもらえる。Lookout for auでは、電源が切れる直前の位置情報も記録しているため、ある程度、可能性を絞ってiPhoneを探しに行くことが可能だ。Lookout for auは、「auスマートパス」(月額372円)に含まれており、これに加入していれば追加での利用料は発生しない。

同様に、ソフトバンクもスマホ向けに「紛失ケータイ捜索サービス」を提供しており、こちらを利用するには、「iPhone基本パック」(月額500円)というサービスへの加入が必要になる。紛失ケータイ捜索サービスは、基地局の情報から位置を割り出すサービス。電源が切れていたり、圏外だったりするような場合は、最後に通信した基地局を基に、場所を教えてくれる。

どちらも、「iPhoneを探す」より強力な検索が可能になるため、覚えておいて損はないサービスだ。ただし、いずれも事前にアプリをインストールしたり、サービスに加入したりといった手続きが必要になる。パック料金として月額料金もかかるが、転ばぬ先の杖として加入を検討してもいいだろう。なお、ドコモに同様のサービスは存在しない。

ケアすべきは端末本体だけではない
 iPhoneを紛失すると、端末本体と同時に、その中に入っているSIMカードまでなくしたことになる。「iPhoneを探す」でiPhoneをロックできたからといって、安心するのはまだ早いというわけだ。契約しているキャリアに連絡して、通信を止めてもらうのを忘れないようにしておきたい。

ただし、盗難の場合、なくなったことに気づくまでには時間がかかる。その間にSIMカードを抜かれて、どこかに電話されたり、データ通信を使われてしまうおそれもある。通話料が定額プランに加入していたり、自動でチャージされるデータプランに入っていなかったりすれば、即高額請求につながることはないが、用心しておいたほうがいいだろう。

特に海外で紛失・盗難にあった場合は、国際ローミングを使われてしまうおそれもある。この場合、通話先や通信の仕方によっては料金がハネ上がってしまう可能性があるため、すぐにキャリアに連絡しよう。

■3.SIMカードへの対策も忘れずに

このような万が一の事態を想定して、特に海外渡航時は、SIMカード自体にロックをかけるようにしておいたほうがいい。SIMカードにもPINコードを設定することができ、これをかけておくと、端末を起動した際に入力を求められる。PINコードが間違っていると、SIMカードの情報が読み込まれないため、安心だ。

SIMカードへのPINコードの設定は、iPhoneの「設定」にある「電話」から、「SIM PIN」を開く。ここでボタンをオンにすると、SIMカードにPINコードを設定できる。SIMカードにはあらかじめPINコードが設定されているため、まずはこれを入力。初期値はドコモが「0000」、auが「1234」、ソフトバンクが「9999」だ。SIM PINをオンにした後、PINコードの番号を変更できる。

なお、PINコードの入力を3回間違えると、SIMカードにロックがかかってしまう。ロックがかかった状態だと、端末がSIMカードを読み込まなくなるため、設定時には間違えないよう、注意が必要だ。このロックを解除するにはPUK(Personal Unblocking Key)コードと呼ばれる番号を入力しなければならず、カスタマーセンターなどへの問い合わせが必要になる。

参照元 : 東洋経済オンライン




iPhone、iPad、iPod touch を紛失したり盗まれたりした場合

iPhone、iPad、または iPod touch を紛失した場合や、盗難にあったと思う場合は、以下の手順を試し、捜索とデータの保護にお役立てください。



「iPhone を探す」が有効になっている場合は、その機能を使ってデバイスを探せます。



「iPhone を探す」が有効になっていない場合は、パスワードを変更し、デバイスの紛失届けを出してください。

紛失したデバイスで「iPhone を探す」を有効にしていた場合

「iPhone を探す」を使ってデバイスを探し、デバイスの復元やデータの保護など、さらに対策を講じることができます。

1.Mac または Windows パソコンで icloud.com/find にサインインするか、別の iPhone、iPad、または iPod touch で「iPhone を探す」App を使います。

2.デバイスを探します。「iPhone を探す」を開き、デバイスを選択してその位置を地図上に表示します。デバイスが近くにある場合は、自分や近くにいる人がデバイスを見つけられるように音を鳴らすことができます。

3.「紛失モード」を使います。「紛失モード」を使うと、パスコードを使ってデバイスをリモートからロックしたり、紛失したデバイスのロック中の画面に自分の電話番号を記したカスタムメッセージを表示したり、デバイスの位置を追跡することができます。Apple Pay にクレジットカードやデビットカードを追加していた場合は、デバイスを「紛失モード」にすれば、そのデバイスで Apple Pay を使って支払うことはできなくなります。



4.デバイスを紛失した、または盗難にあったことを警察に届け出ます。警察からデバイスのシリアル番号の提示を求められることがあります。デバイスのシリアル番号を確認する方法については、こちらの記事を参照してください。

5.デバイス上の情報を消去します。紛失したデバイスのデータに他人がアクセスできないように、リモートからデバイスのデータを消去できます。デバイスのデータを消去すると、Apple Pay のクレジットカードやデビットカードも含め、情報がすべてデバイスから削除され、「iPhone を探す」を使ってデバイスを探すことはできなくなります。デバイスのデータを消去した後は、デバイスを追跡できません。データを消去した後にアカウントからデバイスを削除すると、アクティベーションロックがオフになるので、ほかの人がデバイスをアクティベーションして使えるようになります。

6.デバイスを失くしたり盗まれたりした場合は通信事業者に連絡し、通話、テキスト送信、データ通信に使われないように、アカウントの使用停止の手続きを進めてもらいます。デバイスが通信事業者のプランの保証対象となる場合があります。

ファミリー共有をお使いの場合は、家族のだれでもほかのメンバーが紛失したデバイスを捜索できます。ご家族が各自の Apple ID で iCloud にサインインし、そのファミリー共有アカウントに関連付けられているデバイスをどれでも探すことができます。

デバイスの電源が入っていないまたはオフラインの場合

紛失したデバイスの電源が入っていない場合やオフラインになっている場合でも、デバイスを「紛失モード」にするか、ロックするか、リモートからデバイス上の情報を消去できます。いずれの場合も、実際に実行されるのは、次にデバイスがオンラインになったときです。オフラインのときにアカウントからデバイスを削除した場合、デバイスに対して実行待ちの操作はキャンセルされます。

「紛失モード」をオフまたはキャンセルする方法

デバイスでパスコードを入力すると「紛失モード」をオフにできます。また、iCloud.com で「紛失モード」をオフにしたり、「iPhone を探す」App からオフにすることもできます。

紛失したデバイスで「iPhone を探す」が有効になっていない場合

デバイスを紛失する前または盗難される前に「iPhone を探す」をオンにしていなかった場合、「iPhone を探す」を使ってデバイスの位置を確認することはできません。ただし、以下の手順でデータを保護できます。

1.Apple ID のパスワードを変更します。Apple ID のパスワードを変更すれば、他人が iCloud データにアクセスしたり、紛失したデバイスからその他のサービス (iMessage や iTunes など) を使ったりすることができなくなります。

2.デバイス上のその他のインターネットアカウントのパスワードを変更します。メール、Facebook、または Twitter などのアカウントです。

3.デバイスを紛失した、または盗難にあったことを警察に届け出ます。警察からデバイスのシリアル番号の提示を求められることがあります。デバイスのシリアル番号を確認する方法については、こちらの記事を参照してください。

4.デバイスを紛失した、または盗難にあったことを通信事業者に届け出ます。通信事業者はアカウントを無効にし、通話、テキストメッセージ、およびデータ通信を使用できないように手配することができます。

「iPhone を探す」は、紛失したデバイスを追跡したり、その位置を確認できる唯一の方法です。紛失する前にデバイスで「iPhone を探す」を有効にしていない場合、デバイスを探したり、追跡したり、フラグを付けたりすることができる Apple のサービスはほかにありません。

参照元 : apple support

2016年11月13日日曜日

ネガティブな考えが身体的に悪い影響を及ぼす!? 嫌な相手と一緒にいると自分にも伝染

嫌な人と一緒にいると自分も嫌な人間になる:研究結果

2016.10.21 11:00 pm



Inc.:不平不満を言う人の近くにいるとその否定的な考えに影響されることは、誰しもご存知でしょう。愚痴、不平を言ったり、大げさに騒いだりする癖は伝染しやすいものです。でも、いつも悲観的な人と、一緒にいすぎてもらい受けるのは明らかにそれだけではなさそうです。なんと健康面での悪影響も多数あるかもしれないそうなのです。 ネガティブな考えは最終的に脳を変えてしまうことがわかっています、世界の悪い部分ばかりがどんどん目につくようになり、良い部分に焦点を当てるのが難しくなってくるのです。

ネガティブな考えが身体的に悪い影響を及ぼす

まず怒りを例にとってみましょう。すぐイライラするような人と一緒にいると精神的に無駄なエネルギーを使わされます。しかし、心臓病専門医のCynthia Thaik博士は次のように話しています。「このとき、高血圧、ストレス、不安、頭痛、血行の悪化という形で身体が代償を払っているのです。たとえ5分でも怒りを感じることがあるとストレスが溜まり、6時間も免疫システムが損なわれてしまうという研究結果もあるほどです。こうした健康問題はやがて心臓病や脳卒中といった深刻な病状につながります」。

不信感を持っていることも害を及ぼします。Health.comによると、「学術誌『Neurology』に2014年に掲載された晩年の皮肉屋になる人が多いことに関連する研究が示しているように、こうした人は相手をより素直に信じられる人と比較して認知症になるリスクがより高いことがわかっている」というのです。「学術誌『Circulation』に掲載されている約10万人の女性を対象とした2009年の研究でも、皮肉屋を集めたグループはその反対のグループと比べて心臓病になる確率が高かったといいます」。

中国系アメリカ人を対象とした大がかりな調査でも、中国の占星術を信じ、誕生日が「不吉」とされた人は、同時期に生まれた非中国人およびそのような占星術を信じない中国系アメリカ人と比較して亡くなる年齢が早かったといいます(ライフスタイル要因その他の要素も考慮しての結果)。それをもたらしたのは占星術ではありません。否定的な考えや悲観的な考えが文字通り自己成就的に命を縮めたのです。

否定的な考えは伝染しやすい

以上の話はそれだけで恐ろしいものですが、こうした感情がどれほど伝染しやすいものかを考えるとさらに恐ろしくなります。John Stanley Hunter氏は『Business Insider』の中で、「周りにいる否定的な考えをする人と一緒にいる時間が長ければ長いほど、皆さんも同じような人になっていきます。心理学者のElaine Hatfield氏がこのような調査を行いました。一緒に多くの時間を過ごす人と、顔面の表情、しぐさ、さらには声の調子までが似てくるという結果が出たのです。さらに重要なことに、私たちは精神的な状態までも合わせてしまうのです。人間は感情移入する生き物ですので、相手の感情を感じてしまうのです。相手の気分が最悪なら、こちらもそうなってしまうでしょう」と語っています。

こうした科学的な知見から得られる唯一の合理的な結論は、人生の中でネガティブな考えをする人とは距離を置いたほうがいいということです。今、あなたの人間関係を振り返ってみてネガティブな人は多くいますか?

Science: The Negative People in Your Life Are Literally Killing You|Inc.
Jessica Stillman(原文/訳:コニャック)
Photo by Shutterstock

参照元 : lifehacker





乳がん検診は百害あって一利無し! 北斗晶さんはマンモグラフィ検診で乳癌になったのでは!?

乳がん検診論争勃発!? マンモグラフィーって危険なの?

2015年06月30日



ビジネスパーソンが注意するべき“病気”について、専門家に解説をしてもらうこの連載。女性に特有の病気と思われがちな乳がんについて、前後編で解説します。前編では乳がんにかかりやすい人、症状、男性のリスクなどを解説しました。今回は乳がんで亡くなる人を減らす目的で始まった乳がん検診が、疑問視されるようになってきていることを受け、改めて乳がん検診について、南相馬市立総合病院、尾崎章彦先生に解説していただきます。

胃、肺、大腸、子宮頸部、乳の5つのがんは検診による早期発見の効果が高いとされており、例えば乳がんは検診で早期発見した場合、9割以上の人が治る(5年生存率が9割以上)のだといいます。

国や自治体はがんの早期発見のため、毎年がん検診を受けることを推奨しており、その中に乳がん検診も含まれています。特に40歳以上の女性は2年に1回、問診、視触診およびマンモグラフィー(乳房エックス線検査)を受けることが推奨されており、40歳、45歳、50歳、55歳、60歳の女性には国から検診の無料クーポンが配られています。

こうした努力や「ピンクリボン運動」などの啓蒙活動の影響もあり、受診率は少しずつ上昇していますが、一方で、最近では乳がん検診の是非に関して、疑問視する声が挙がってきました。

今回は乳がん検診の詳細と乳がん検診の是非を巡る論争を解説します。

■参考文献
WHO「Early detection of cancer」

Q1 乳がん検診ってそもそもなに? マンモグラフィーって危ないの?

Q2 乳がん検診論争勃発! デメリットって何?

Q3 乳がん検診は受けるべき?

Q1 乳がん検診ってそもそもなに? マンモグラフィーって危ないの?

乳がん検診の目的は、何でしょうか?

それは、乳がんを早期に発見することで、乳がんによって亡くなる人を一人でも減らすことです。

検診では視触診、自己触診、マンモグラフィー、超音波検査、MRI検査と多岐にわたる検査が行われてきました。このうち日本および欧米諸国で最も広く行われているマンモグラフィーに関して、説明したいと思います。

マンモグラフィー…痛み・放射線被ばくのリスク vs 死亡率の減少

マンモグラフィーはレントゲンの一種ですが、現時点で乳がんの死亡を減少させる効果が広く認められている唯一の検査です。

乳房を片側ずつ、上下または左右から圧迫して、薄く平らにして撮影を行います(図1)。日本では2000年から50歳以上の女性に、2004年からは40歳以上の女性に、2年ごとの検査が推奨されており、現在では乳がん検診の象徴として、多くの人が知っていることでしょう。視触診では分からないような早期の乳がんを発見できるのが、その強みです。



図1(出典:Wikimedia Commonsを改変)

一方で乳腺が発達している若年者においては、その精度が低下することが知られています。また痛みのデメリットがあり、ネガティブな印象を持っている女性もいるでしょう。さらに放射線被ばくのため10万人に1~10人程度、乳がんが発症することが分かっています。

ただ、今後も乳がん検診の中心的な役割を果たしていくことは間違いありません。

ほかの検査は補助的な役割。超音波検査は若年者に有効

一方でマンモグラフィー以外の検査においては、乳がんの死亡を減少させる効果は十分に確認されていません。そのため現時点ではこれらの検査は、マンモグラフィーの補助的な役割として理解していただくのが望ましいでしょう。

乳房超音波検査は、超音波を発する端子を用いて乳房の内部を観察する検査であり(図2のA~C)、日本ではマンモグラフィーの補助的な検査として広く行われています。乳がんを検出する能力に優れ、乳腺が発達した若年者の検査にも向いています。また、マンモグラフィーでは検出できないような小さい乳がんでも検出できる可能性があります。痛みを伴わず、患者さんに優しい点もメリットとして挙げられるでしょう。



MRI検査は日本ではあまり出番なし。触診は自分で行うように

MRI検査は磁気の力を利用して乳房を撮影します(図3)。強みは他の検査では検出できないようなごく小さい乳がんを見つけることができる点です。欧米を中心にマンモグラフィーの補助検査として、効果が評価されてきました。

日本では超音波検査が広く普及していることもあり、乳がん検診ではほとんど登場することはありません。



視触診は乳房を観察してくぼみや色みの変化がないか、また手で触れてしこりがないか、リンパ節が腫れていないか、乳首から分泌物がないかなどを観察します。簡便であることから乳がん検診が導入された1987年当初は行われていましたが、現在はマンモグラフィーにその座を取って代わられました。

ただし乳がんは自分で発見できる数少ないがんであり、視触診は自分で行う自己触診が勧められています。

■参考文献
・The New England Journal of Medicine「Breast-Cancer Screening -- Viewpoint of the IARC Working Group」
・Journal of Clinical Oncology「Magnetic Resonance Imaging Improves Breast Screening Sensitivity in BRCA Mutation Carriers Age 50 Years: Evidence From an Individual Patient Data Meta-Analysis」
・日本乳癌学会「乳腺腫瘍学」
・日本乳癌学会「科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン 2疫学・診断編 2013年版」
・日本対がん協会「がん・検診について」
・J.POSH

Q2 乳がん検診論争勃発! デメリットって何?

乳がん検診が乳がんの早期発見、早期治療を促し、乳がんの死亡率の減少に貢献してきたことは事実です。

しかし近年、乳がん検診の是非について、欧米を中心に大きな論争が起きています。

発端は2009年、米国で起きた議論です。米国予防医学専門委員会(US Preventive Services Task Force:USPSTF)が、それまで「40歳以上の女性に対して1~2年に1回のマンモグラフィー検診受診を推奨する」としていた推奨を、「40歳代の女性に対する定期的なマンモグラフィー検診は利益より不利益が大きいので、推奨しない」と変更しました。50歳代以上と比較すると、40歳代では利益が不利益を上回る度合いが小さいというのです。一方で、米国対がん協会、放射線医学会、米国議会は引き続き検診を勧める考えを示しました。これにより、40歳代以降、一律に行われてきた乳がん検診に対し、一般の人も巻き込んだ、国内を二分する議論に発展したのです。

また事態は米国だけにとどまりません。2013年にはスイスではスイス医療委員会の委員からなる研究グループが、権威ある「The New England Journal of Medicine」誌に「マンモグラフィー健診は乳がんによる全死亡率を低下させない」という研究結果を発表し、定期的な乳がん検診をすべて中止するように促す勧告を出しました。

実はこの他にもさまざまな国から、過去に想定されていた乳がん検診の効果を疑問視するような報告が相次いでいます。

なぜ、ここまで問題となっているのでしょうか?

治療の発達が検査の必要性を薄れさせた!?

一つは、乳がん治療の発達と関係しています。

発見や治療が遅れて以前には助けることが難しかった患者さんが、この数十年の間に徐々に助かるようになりました。その結果、乳がんを早期に発見するメリットが以前よりも小さくなっています。

乳がん検診の効果は以前の半分から3分の1程度にまで減少し、欧米では1000人に対して乳がん検診をしても、1~2人程度の死亡を防ぐのみと推測されています。日本における詳細なデータは存在しませんが、もともとの乳がんの発症率が欧米に比較して低いため、そのメリットはさらに小さくなる可能性があります。

一方で、乳がん検診によるデメリットが強調されるようになってきました。代表的なデメリットに偽陽性、過剰診断というものがあります。

なければ良かった、では済まない? 偽陽性

偽陽性とは、乳がん検診にて乳がんの疑いを指摘されて精密検査を行った結果、乳がんがないと判断される場合を指します。

結果的にがんがなかったのだから良かったじゃないかとする向きもありますが、精密検査次第では針を刺す検査で組織を採取する必要性も生じます。また精神的なストレスを患者さんに強いる可能性も指摘されています。

しかし検査を受けた人のうち約20%の人が、偽陽性の診断を受けると推測されているのです。

乳がんと診断されたのにほかの病気で死亡!? 過剰診断

また過剰診断とは、生きている間に患者さんに害をおよぼさない乳がんを診断することを指します。分かりやすく言い換えると、乳がんを早期に発見して頑張って治療を受けていたのに、他の病気、あるいは寿命によって亡くなってしまう場合です。他のがんや病気にも一定程度の過剰診断はつきものではありますが、他のがんより一般的に進行がゆるやかな乳がんの場合、問題となるわけです。

状況を複雑にしているのは、診断がついた時点でその乳がんが過剰診断なのかどうか、誰にも分からない点です。進行の速度や症状の悪化は、簡単に見込めるものではありません。検診を受けて乳がんと診断された患者さんのうち、約1~10%が過剰診断であると推測されています。

■参考文献
・The New England Journal of Medicine「Effect of Screening Mammography on Breast-Cancer Mortality in Norway」
・The New England Journal of Medicine「Breast-Cancer Screening - Viewpoint of the IARC Working Group」
・The New England Journal of Medicine「Abolishing Mammography Screening Programs? A View from the Swiss Medical Board」
・American College of Physicians「Screening for Breast Cancer: U.S. Preventive Services Task Force Recommendation Statement」
・CNN「Task force opposes routine mammograms for women age 40-49」
・the British Medical Journal「Modern mammography screening and breast cancer mortality: population study」
・the British Medical Journal「Breast cancer mortality in neighbouring European countries with different levels of screening but similar access to treatment: trend analysis of WHO mortality database」
・Journal of the Royal Society of Medicine「Overdiagnosis in mammographic screening for breast cancer in Europe: a literature review」

Q3 乳がん検診は受けるべき?

乳がん検診による効果の低下やデメリットに対する懸念のために、トータルでの有用性に対しては、今なお議論が行われています。

では、乳がん検診は受けるべきなのでしょうか?

医療従事者として私個人が最も問題と考えているのは、乳がん検診にまつわるメリットとデメリットが、しっかりと周知されていないことです。これは日本だけではなく、欧米にも共通する問題であり、現在、その解決に向けた方策が模索されています。すでにパンフレットを用いて知識の普及を促したり、個々人のリスクに応じた乳がん検診のオーダーメイドが提案されるようになっており、その有効性が検証されています。

日本では乳がん検診の受診率は30%と、そもそも欧米の70~80%に比べて圧倒的に少ないのが実情です。とはいえ乳がん検診のメリットばかりが強調されて、潜在するデメリットに関してしっかりと伝えられない事態は避けたいものです。どんな検査、どんな医療行為にも、メリット、デメリットはつきものです。

年齢や個人の健康状態により、もちろん変わってはきますが、日本において一般的に対象とされる40代以降の女性についていえば、マンモグラフィーによる乳がん検診はメリットがあると考えられます。導入から10年以上経った今だからこそ、より公平な情報が人々に伝えられ、取捨選択できる環境が必要だと思います。

■参考文献
・The Lancet「Use of a decision aid including information on overdetection to support informed choice about breast cancer screening: a randomised controlled trial」
・The Lancet「The benefits and harms of breast cancer screening: an independent review」
・The New England Journal of Medicine「Cancer Screening Campaigns - Getting Past Uninformative Persuasion」
・Maturitas「EMAS position statement: Individualized breast cancer screening versus population-based mammography screening programmes」
・日本乳癌検診学会「米国予防医学専門委員会による乳がん検診推奨に対する日本乳癌検診学会の見解」
(文/南相馬市立総合病院、尾崎章彦)

参照元 : 日経トレンディネット


北斗晶さんはマンモグラフィ検診で乳癌に??

2015年9月24日



北斗晶さんが24日に乳癌であることをブログで告白しました。そこには身内に乳癌を患った人がいないことや毎年秋ごろ、乳癌検診を受けていたと書かれていました。それを読んで、乳癌検診が乳癌の引き金になったのではないかと思いました。なぜ乳癌検診で乳癌になる可能性があるのかというとマンモグラフィを使うからです。

マンモグラフィー(mammography)は、乳癌の早期発見のために人の乳房をX線撮影する手法、またそのための乳房X線撮影装置のこと。
ウィキペディアより

マンモグラフィの危険性はいくつかあり、1つ目はマンモグラフィによる被爆のリスクが胸部エックス線検査の1000倍あることです。

マンモグラフィの放射線は、「胸部レントゲンなどと比べると取るに足りず、1ラドの千分の一に過ぎない」と言われているが、両乳房で合計四枚の写真を取る時の放射線の被爆は、胸全体にあてる胸部レントゲンより1000倍も高い。(注:ラドとは吸収した放射線の総量を表す単位ですが、今はグレイが使われているようです。)

したがって、閉経前の女性が十年間、毎年マンモグラフィ検査を受けたとすると、合計で各乳房に10ラドの放射線が蓄積することになる。

閉経前の女性の乳房が放射線感受性が非常に強いことは、30年も前から強調されてきたことで、1ラドの放射線被爆は、乳がんリスクを1パーセント高める。したがって10年間これをやると、発ガンリスクは10パーセント高まるのだ。これは40歳から50歳の女性についてあてはまる。

WONDERFUL WORLDより転載
出典元The Cancer Prevention Coalition

つまり、乳癌検診で本当の乳癌になってしまう可能性があるということです。2つ目はマンモグラフィで見つかる腫瘍が必ずしも乳癌とは限らないということです。これは「偽陽性」と言われています。この偽陽性に関しては6万人のスウェーデン女性を対象にした研究で明らかになっています。その研究は「マンモグラフィの検診で見つかった腫瘍の70%が乳癌ではなかった」と結論付けています。

偽陽性の恐い所は下手な病院に行くと「乳癌ではないのに乳癌と判定されてしまう危険」があるということ。3つ目はマンモグラフィで乳癌を見付けることはそもそも非常に難しいということです。アメリカ政府が40代女性のマンモグラフィ検診は推奨しないと言っていますが、この年代以下ではマンモグラフィで乳癌を見付けることは難しいのです。

北斗晶さんも40代ですので、去年の乳癌検診での誤診の可能性も捨てきれない(つまり、去年の検診での乳癌の見逃し)。だって、数か月で突然2センチの腫瘍(北斗さんは2センチの腫瘍)になる可能性は限りなくゼロに近いのだから。

乳がんは、1mmから1cmになるまで15年かかりますが、1cmから2cmになるのは2年もかかりません。
もっと知ろう!乳がんより転載

乳癌を見付ける難しさについて、聖マリアンナ医科大学附属研究所ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック院長福田護さんは次のように言っています。要約すると日本人女性は乳腺密度が濃く、マンモグラフィでは真っ白に写ってしまう。また、乳癌も真っ白に写るために区別がつかなくなる。と言っています(日本人に比べて、欧米人は乳腺密度が少ないのでマンモグラフィで見つけやすい)。

日本におけるマンモグラフィの有用性を議論する際、日本人女性特有の”乳腺密度の濃さ”、罹患年齢の若さが問題になります。マンモグラフィは、乳がんを白い塊として写だすもの。しかし乳腺もまた、白く写る。つまり、乳腺密度が濃いと真っ白な画像になってしまい、乳がんが見えづらくなってしまうのです。乳腺は母乳をつくるところですから、若ければ若いほどその密度は濃く、年を重ねるにつれ徐々に薄くなっていくものです。欧米女性の場合、日本人に比べ乳腺密度が少ないことが多く、さらに乳がんの罹患年齢のピークがおよそ60〜70歳。したがって乳腺密度も薄く、マンモグラフィでも比較的見つけやすい。ところが、日本人女性の場合は罹患年齢のピークが40代、と非常に若い。加えて、50歳以上でも乳腺が濃い女性が多い。つまり、日本人女性は”マンモグラフィに不向き”なのです。それでも、現段階で国の『対策型検診』に用いることができる”条件=乳がん死亡率の減少”という”結果”を証明できるのはマンモグラフィ検診しかない。これらの問題が、20%の死亡率減少という”利益”と同時に、いくつかの”不利益”を日本の女性にもたらしています。

PHILIPSより

もちろん、乳癌検診を受けるなと言っているわけではなく、触診や超音波検査を行なう事は必要です。本当はリスクのない乳癌検診を紹介したかったのですが、現状ではマンモグラフィ、触診、超音波検査しかないのが現状です。

[補足]

アメリカだけではなくスイスでもマンモグラフィ検診を推奨するのを止めたそうです。スイスの場合は年齢関係なく、マンモグラフィ検診自体を廃止勧告しています。

乳がん発見のためのマンモグラフィーによる定期検診の有用性に今疑問符が付いている。この5月には、有力医学誌で、スイス医療委員会が「マンモグラフィー健診は乳がんによる全死亡率を低下させない」と結論付けて、廃止勧告している。 研究グループはいくつかの研究の結果を検討した。25年間の追跡調査を伴うカナダの定期健診の研究によれば、生検を伴うマンモグラフィー検診は過剰診断をもたらし、不要な手術、放射線療法、化学療法などの過剰診療を招いているとして問題視した。 Medエッジより転載

[参考記事]
「海老蔵さんの妻 麻央さんの乳がんは「転移性乳がんかもしれない」

「北斗さんは授乳をしていれば乳癌にならなかったかも」

「乳癌の予防法をまとめてみた。北斗さんの乳癌は肥満も一因か」

「夜型の女性は乳癌のリスクが40%増加」

「お酒を飲みすぎると乳癌になります」

参照元 : 健康と病気事典


乳がん検診は百害あって一利なし(マンモグラフィ・生体) マコーラ博士

2015-10-01 04:36:34

乳がんに対する最大の武器とは(マンモグラフィではありません)

2012年3月3日【Mercola.com】Your Greatest Weapon Against Breast Cancer (Not Mammograms) より翻訳

マコーラ博士著



全米乳がん財団法人(仮訳、National Breast Cancer Foundation)によれば、アメリカでは毎年20万件の新規乳がんが診断され、その他の一般的な婦人科がんの3倍になるであろうと予測されています。

そして今年、乳がんで命を失われる方は4万人になるとのこと。実際のところ、女性では肺がんよりも死亡者数が多いがんは、この乳がんだけなのです。さらに気がかりなのは、この50年の間の乳がんの発症率の上昇の速さです。

1960年には、20人に一人の女性が乳がんになりましたが、現在では7人に一人が乳がんと診断されています。

乳がんについて重要な事実

*女性の40~55歳で最も死亡者数が多いのが乳がん

*45歳以下で乳がんを発症するのは、乳がん患者の15%で、45歳以下のグループでは乳がんはより悪性で進行が早く、回復率は低め

*胸のしこりの80%は、 非がん性

*乳がんの70%は、乳房の自己検査によって発見されたもの

*乳がんと診断された女性のうち、80%は乳がんの家族暦がない

マンモグラフィの放射線の有害な作用が、乳がんの発達に多大な影響を与える要因であるということがようやく、知られ始めてきました。最近の複数の研究では、乳がんのスクリーニングが女性にとって有益であるよりも害となるということが明らかにされています。

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)で2011年12月に公開された新しい研究によると、乳がん検査は女性にとって有害となる可能性があり、特に検査を始めた最初の数年の間にそれが顕著であるということを確認しています。

この害とは主に、腫瘍摘出手術や乳腺切除術などの外科手術、そしてその他の(不必要な場合がよくある)治療介入によるものがほとんどです。同研究では、誤った陽性結果および不必要な治療により、人生の質が失われてしまうところを強調しています。

米国医学研究所(IOM)による最新のレポートでは、環境からの(有害物質の)被ばくが乳がんの発生に関与している可能性があるのではないかという疑問視を投げかけており、変化への動きが見られるのは幸いなことです。

女性が一生の間に様々な環境からの有毒物質への接触するリスクに対してさらなる研究が必要だ、と提唱する米国医学研究所委員会は絶対的に正しいと言えるでしょう。

そして乳がんを発見し、予防する助けとなるために行われているマンモグラフィが、女性の乳がん発症リスクを高める原因となっているというのはなんとも皮肉なことではないでしょうか。

マンモグラフィの放射線は、胸部のX線よりもよりダメージが大きい

マンモグラフィでは比較的高用量のイオン化放射線が使用されており、乳がんの原因となる突然変異を起こす可能性があります。マンモグラフィ一度で被ばくする放射線は、最大で胸部X線の1,000回分に相当することもあります。

さらにマンモグラフィでは乳房が強く圧迫されますので、もしがん細胞が存在している場合はその細胞を広めることにもなりかねません。

Samuel Epstein博士は世界トップクラスのがん研究家ですが、次のように述べています。

「閉経期前の乳房は放射線に非常に感受性が高く、1ラド(訳注:吸収線量の単位)の被ばくにより乳がんにかかる可能性が1%上昇します。10年に渡って毎年検査を受けた場合には、両方の乳房で乳がんにかかる可能性が10%に累積されることになります」

乳がん検診によって、あなたの寿命を実際に短くする可能性のある不必要な治療および外科手術を受けることになる場合も

マンモグラフィにはまた、最高で6%という受け入れがたい陽性の誤判定という問題もあります。

誤判定による陽性診断は、高額な検査のやり直し、さらなる放射線への被ばくの原因ともなりえ、また場合によっては生体検査や外科手術、放射線や化学療法という侵襲的治療を受ける結果にさえなりえます。

実際のところ、乳がん検診を受けることで、外科手術を受ける可能性が35%上昇しています。

これにはあなたの乳房から少量の細胞を取り出し、がん細胞が存在しているかどうかを病理学者が顕微鏡を用いて確認する作業が含まれています。

生体検査はその不正確さで悪名が高く、誤診や不必要な治療の原因となっており、もちろん言うまでもなく、感じる必要のない感情的なストレスも被験者にもたらしています。

本当はそうでないのに、自分に乳がんがあるかもしれないと考え、恐怖や病気の子とばかりを考えただけでも、実際に病気の原因となるのに十分なストレスになります。ストレスが健康に悪影響のあることは、広く世間に知れ渡っていることです。ですので、陽性の誤診はあなたの健康を様々な角度から損なうということになります。

2009年のコクランセンターにより集積・分類されたデータベース(Cochrane Database Systematic Review)で、乳がん検診およびマンモグラフィに関する部分で、著者は次のように記しています。

「(乳がん)検診により、過剰診断および過剰治療のリスクが30%、そして絶対的な(乳がん発症の)可能性が0.5%上昇します。

つまり、2000人の女性が10年に渡って検診を受けることにより、

・寿命が長くなる女性が1人

・乳がん検診を受けていなければ乳がんと診断されることのなかった健康な女性の10人が必要のない治療を受けることになる

ということです」

残念なことに、気がなりな科学的な発見はここで終わりません。

このような乳がん検診を受けることにより、寿命を長くするよりはむしろ、短くしているということです。Green Med Info(リンク)のSayer Ji氏は、2011年のGMJによる発見に基づいて乳がん検診によって生じるダメージというテーマで、次のように述べています。

「同発見についておそらく最も問題なのは、乳がん検診の安全性および効果に対して疑問視することを明確に要求している一方で、彼らが判断の基準にした研究は、時代遅れの放射線に関するリスクモデルを使用してことでしょう。

これにより発がん性の4~5の要因が最小限度に抑えられているということになりますから・・・

つまりそのため、乳がん検診は『利点よりも害の方が大きい』どころではなく、放射線の種を植え付け、これにより何百万人もの女性の胸部にがんを誘発しているということです」

マンモグラフィは実際には、まったく命を助けていないという研究結果

2010年9月に世界で最も権威のある医学誌の一つ、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン(NEJM)で、何年も行われていなかったマンモグラフィの有効性を確認する実験について発表を行いました。

研究結果の内容は、政府の健康担当職員のほとんどが、市民に信じ込ませていたものとはまったく異なったものでした。その結論とは・・・マンモグラフィが引き下げたとされる死亡率は、1,000人の女性あたり、死亡者数0.4でした。あまりにも小さな数字ですので、ゼロと言っても差支えがないくらいです。

別の言い方をすれば、2,500人の女性が10年に渡って乳がん検診を受けた場合に、ようやく乳がんによる死亡を1人防ぐことができるということです。つまりマンモグラフィは安全でないだけでなく、当初思われていたように女性の生命を救うものではないのです。

過去の研究からはまた、乳房の注意深い触診にマンモグラフィを追加した場合でも、触診だけの場合と比較して乳がんの生存率を改善するものではないということが明らかにされています。

では、マンモグラフィが助けにならないとしたら、どうしたらよいのでしょう?

【この記事の参照元】

(翻訳終了)

(この記事の参照元については、原文のリンクからご確認いただけます)

【コメント】

本文が長いので、マンモグラフィについてと、乳がん(がん一般)の対抗策について二つの記事に分けて投稿します。

続きの記事
「乳がん、その他がんの「特効薬」とは? マコーレ博士」



「マンモグラフィは利益よりも害の方が大きい」
Screening mammograms do more harm than good(英語)

こちらには、ノルウェーで行われた20万人以上の女性を対象にした大規模な実験の結果が説明されています。

一つのグループでは、6年の間、2年ごとにマンモグラフィを受けた女性と、もう一つのグループは、最後の6年目にだけマンモグラフィを受けた女性、それぞれ10万人強で乳がんの発生率を確認しました。

結果は、マンモグラフィを受けた回数が多いほど、乳がんになる傾向が顕著に高くなるということです。オックスフォード大学で行われた研究でも、マンモグラフィを受けていない女性の方が死亡率が低かったとのこと。

そして9月1日付けのニュースでは、乳がんを8ヶ月も早く発見できる血液検査についての記事がありました。

Blood Test Predicts Breast Cancer Relapse 8 Months Earlier

別の記事でも、血液検査の方がよほど正確だというものも。

でも早期発見ですぐに化学療法ということになると、あまり望ましくはないかもしれませんが、患者さん自身がご自分で最適な「治療法」に取り組む分にはよさそうですね。

英語圏の記事を見ていると、マンモグラフィはすでに「過去の遺物」扱いなものが多かったのですが、日本のマスコミの記事を見回してみると、否定的なものでも完全にマンモグラフィの有効性を否定し切れているものはほとんどありませんでした。

現役で乳がん検査や治療をされている医療関係者は、自分のしている医療行為に関して常に最新の情報を確認するのも仕事の一環かとばかり思っていましたが。

【注】様々な情報がありますので、乳がんに限らずがん検診などを受けられる場合は、この情報に限らず事前に各自で十分なリサーチをされた上でご検討ください。

参照元 : 世界の裏側ニュース

タバコを多く、長く吸う人ほど遺伝子に突然変異が起きるという研究結果

<たばこ>喫煙で遺伝子変異増加…長く多く吸う人ほど蓄積

2016/11/4(金) 3:00配信



◇がん研究センターなど発表

世界約5000人のがん患者の遺伝子データを解析し、たばこを多く、長く吸う人ほど遺伝子に突然変異が起きることが分かったとの研究成果を、国立がん研究センターや理化学研究所など日米英韓の研究チームが、4日付の米科学誌サイエンスに発表した。細胞ががん化する原因とされる遺伝子の突然変異が、たばこの化学物質によって誘発されることが明らかになった。

チームは、17種類のがん患者5243人を対象に、たばこを吸う人と吸わない人で遺伝子に違いがあるかを解析。その結果、肺、喉頭、口腔(こうくう)、膀胱(ぼうこう)、肝臓、腎臓のがんは、喫煙者の方が遺伝子の突然変異が多かった。最も多い肺がんでは、毎日1箱(20本)を1年間吸うと150個の突然変異が蓄積すると推計された。

詳しく調べると、肺、喉頭、肝臓のがんは、たばこの化学物質が突然変異を直接起こし、咽頭(いんとう)、口腔、食道、膀胱、腎臓のがんも、直接ではないものの喫煙が突然変異を誘発していた。通常、遺伝子の突然変異は自然に修復されるため、大量に蓄積することはない。【野田武】

参照元 : 毎日新聞


日本人は安い牛肉のヤバさを知らな過ぎる!アメリカ産牛肉の実態!肥育ホルモンを投与

米国産牛肉、「肥育ホルモン」の衝撃的な実態 日本人は「安い牛肉の現実」を知らなすぎる

2016年06月27日



平成27(2015)年度農林水産省の発表では、日本で消費された牛肉の60%が輸入牛肉だ(筆者撮影)

肉、魚、野菜――。こうした食品は、われわれが毎日のように口にするものだ。しかし、その安全性について、われわれはどれだけ正確な知識を持っているだろうか。実は、業界では「常識」であっても、一般に知られていないことがあまりにも多い。今回、東洋経済オンラインでは、そうした「食のリアル」について、業界に通じた山本謙治氏に連載してもらう。第1回は、米国産牛に投与されている「肥育ホルモン」についての衝撃の事実。
(編集部)

【表現の変更について】初出時に「成長ホルモン」という表記をしていましたが、正確には「成長促進を目的とした肥育ホルモン剤」であり、誤解を生む恐れがありました。そこで本文中にある成長ホルモンの表記をすべて肥育ホルモンに訂正しました(7月2日22時30分)。



筆者は、野菜などの農産物と、肉や卵といった畜産物のマーケティングに関わる仕事をしている。ここ10年は特に牛肉に関する仕事が多くなり、また個人的に牛を所有(もちろん農家に預託しているのだが)し、自分の牛の肉を販売したりもしている。多くの牛肉産地と関わり、外国における肉牛生産の実情も見てきた。

その中で私が「輸入牛肉はちょっとなぁ」と思うその大きなポイントのひとつが、成長促進を目的とした肥育ホルモン剤である。

「肥育ホルモン」の正体とは!?

米国やカナダといった北米産の牛肉には、肉牛を育てる初期の段階で成長ホルモンを投与し、通常よりも短期間で身体を大きくするのが普通だ。私が米国の関係者に尋ねたところ「99%が肥育ホルモンを投与している」と回答した。この、米国では広く使用されている肥育ホルモンを危険視する人、いや人に留まらず危険視する国が多く、すでに国際紛争にまでなっている。

この件に関して、日本では単発的な報道は見られるものの、取り上げるメディアは多くはない。そこで、この肥育ホルモン問題に関して解説を試みたい。

ホルモンというと、焼肉屋でよく見かける牛や豚の内臓肉を思い出すかもしれないが、実際にはあれはホルモンではない。ホルモンとは、本来は生物の体内で生成される、特定の生理作用を持った物質だ。ホルモンバランスが崩れると体調や精神に影響が出ることが知られているように、生物にとってとても重要なものである。そこで、そのホルモンを抽出または合成し、それを投与することで、医療などの分野でさまざまな効果が得られるようになっている。

ホルモンには、成長を促進したり、肉の主たる要素であるタンパク質の生成を促進する作用を持つホルモンもある。こうした成長促進に関わるホルモン、つまり肥育ホルモンは畜産業において有用に働くことがある。たとえば、牛や豚、鶏や羊など、肉を食べるための家畜は、身体が大きくなってくれるに越したことはない。また、通常よりも早い期間で大きくなってくれるなら、餌代を削減できるので、これまたありがたい。

そこで、そうした成長促進に関わるホルモンを投与するということが研究され、実際に畜産の現場で利用されている。ただし、畜産では有用であったとしても、そのホルモンが多く残留した肉を人が食べることで、人の成長に影響があっては困る。だから、肥育ホルモン剤の利用に関してはセンシティブな問題がつきまとうのだ。

数年前に米国の肉牛関連業界を視察したときのことだ。米国在住歴の長い日本人コーディネーターさんがこう話してくれた。

「最近、こちらでは牛肉や豚肉などにもオーガニックを求める人が増えてきています。彼らが気にしているのは肥育ホルモンの影響なんです。ローカルニュースを見ていると、まだ幼い女子が早すぎる初潮を迎えたり、男子なのに乳房が膨らんできてしまう報道が出るんですね。これは肥育ホルモン剤の残留に起因するのではないかと不安視する人も多いんです。そこで、お金に余裕がある層はオーガニックスーパーで、肥育ホルモンフリーの畜産物を買いたいということになるんです。ですから、オーガニックスーパーは、今、非常に伸びている業態です」

試しに「hormone free beef」などのキーワードで検索をしてみるとよい。このキーワードについて論じている多くのウェブサイトがヒットするはずだ。その中身は、肥育ホルモン使用の賛成派のものもあれば、強硬な反対派のものもある。英語圏ではこれだけ情報があるのかと唖然とし、一方の日本ではまだまだ一部だなと感じる。

米国では不使用牛肉がプレミアム価格

そして、米国で大人気の、店舗数も順調に増加しているオーガニックスーパー「ホールフーズ・マーケット」の食肉売場では、確かに肥育ホルモンを使用しない、放牧主体で育てた牛肉がプレミアム価格で販売されていた。ニーズがないものは並べるはずがない。サシのほとんど入っていない赤身の肉だったが、きっと売れるのだろう。

ちなみに肥育ホルモンとして使用されるものには、人や動物の体内に存在している天然型ホルモンと、科学的に合成した合成型ホルモンの2種類がある。よく言われることだが「天然なら安心」というものではなく、天然であっても合成であっても、その分量が多すぎれば問題が発生する可能性がある。そこで、国際的な動物医薬品の安全性について検討する委員会であるJECFAによって、天然型と合成型のホルモンそれぞれについて、一生涯にわたり摂取し続けても健康害が発生しないと推定される一日摂取許容量(ADI)が定められている。

加えて、国際的な食品規格委員会(CODEX)は、合成型ホルモンに関しては残留基準値を定めているが、天然型ホルモンに関しては、適切な利用の場合は人に大きな影響を与えないとして、残留基準値は必要なしとの判断をしている。日本においても、天然型については残留基準値は設定されておらず、合成型に関しては残留基準値が設定されている状況だ。

まず安心してほしいのだが、日本国内では肥育ホルモンは使用されていないと考えてよい。というのは、肥育ホルモン剤は動物用医薬品に該当する。動物用医薬品を販売したり使用するためには、まず農林水産大臣に承認される必要がある。これに関して、現状では動物用医薬品として登録されている肥育ホルモンはゼロである。

状況を農林水産省に聞いてみたところ、もともと日本国内ではあまりニーズがなく、1999年に肥育ホルモン剤のメーカー自身が自主的に承認を取り下げたという。メーカーが販売をあきらめるくらいなので、日本の生産農家には本当にニーズがなかったのだろう。

私が全国の肉牛肥育農家の庭先を回っていても、米国などにおける飼育ホルモンの話題に関しては「ひどい薬だよね」と否定的な人がほとんどだ。この件については安心して、国産の牛肉を食べてほしい。

では、日本では肥育ホルモンを投与した畜産物はいっさい流通していないのかというと、残念ながらそうではない。というのは、不思議な話だが、畜産物の輸入に関しては肥育ホルモン使用の有無による制限が存在しないのである。なんじゃそりゃ、と思われるかもしれないが、実際そうなのだ。つまり、「日本国内で育てる肉牛には肥育ホルモンは使わないが、肥育ホルモンを使用した牛肉は輸入でどんどん入ってくる」ということである。

米国産肉牛は、ほぼすべて肥育ホルモン剤を使用

2013年、全米の肉牛生産者のプロモーション(販売促進)団体の女性が来日した際、私に対するインタビューの申し出があった。日本における赤身牛肉の市場について調査をしているとのことだった。私が2007年から赤身牛肉の振興に携わっていたことを、どこかから耳にしたのだろう、これは面白いと考え、受けることにした。日本の牛肉市場に関していろいろ話をした後に「こちらからも質問していいかな?」と肥育ホルモン剤の使用に関する質問を通訳の人に仕掛けたのだ。

そうしたら、まだ訳していないのにケラケラと笑い始めてこういうのだ。

「わかった、肥育ホルモン剤の利用についての質問よね? みなさんそれを不安視しているようですね。はい、米国の肉牛では99%、肥育ホルモン剤を投与して生産しています。けれども、それらは基準に従って使用していますし、その限りにおいては人体に影響がありません。国民もそれを理解しています」

あまりに彼女が確信的にそう話すので、へえ、そうですかと言うしかなかった。ただし、本当にそうなのかは今でも疑問に思っている。「基準に従って運用」といっても、成長ホルモンの残留が基準値以上になるような飼い方をしているケースもあるのではないだろうか。米国国内でも肥育ホルモン剤を不安視している層は一定数いる。だからこそオーガニックスーパーも流行るわけだ。ただ、圧倒的になにも気にしない、または情報を持たない層が多いため、他国にはそれが伝わらないということなのではないだろうか。

では、肥育ホルモンを投与された米国やカナダの畜産物、特に言えば牛肉が日本に輸入されているのはなぜなのか。その、「そもそも」を振り返っておこう。

実は、1995年に食品衛生調査会の答申があり、日本では「肥育ホルモンは低容量であれば問題ない」という判断をし、残留基準値をクリアしていればよいということになったのである。国内では事実上使用をしていないが、輸入はオーケーというダブルスタンダードのような状況が成立している。これはおかしい、という声は、食品の安全性に敏感な生協や専門流通団体、またNPOなどを中心に上がっている。

しかし、なんといっても牛肉は米国にとっては戦略的な輸出品目であり、肉牛や食肉に関連したロビイストやロビー団体が利権に群がるタフな業界である。米国産牛肉を輸入しろという圧力は非常に高いものだったろう。ただでさえ日本は、米国の意向を先回りして忖度(そんたく)するお国柄であることだし……。

かくして、日本には米国から、肥育ホルモンを投与した牛肉が輸入されている。相場の関係から、それ以外の畜種や牛乳、鶏卵に関しては、そもそも輸入のニーズが低いためほぼ入ってきていないと考えてよい。

肥育ホルモンを使った牛は「驚異的」

そうした状況に、関係者はまったく目をつぶっているかというと、そんなことはない。ここで名前を出すことはできないが、食肉の流通に関わる関係者や、畜産の生産者の間では、米国産牛肉の肥育ホルモン使用を問題視する人は多い。

ある食肉流通業者の友人は、米国の大規模肉牛生産者の視察をした経験から、肥育ホルモンを投与した牛の成長スピードの早さに眉をひそめていた。日本では最低でも25カ月齢くらいまで餌を食べさせなければ出荷できる体重にならないのに、視察した牧場ではせいぜい20カ月齢の肉牛が、すぐに出荷できるくらいの体重に達していたという。

また、現在日本では30カ月齢以下の米国産牛肉を輸入できるようになっており、日本を代表する食肉卸売市場である芝浦市場では、ロースなどの部分肉に分解されていない「枝肉」の状態での上場がある。これを落札した業者によれば「およそ20カ月齢のメスなのに400~450キロも枝重がある。メスは成長が遅いので、日本でも29カ月齢くらいまで太らせて450キロ程度であることを考えると、肥育ホルモンを使った牛の大きさは驚異的ですよ」とのことだ。

読者の方で肉牛の肥育期間や枝肉重量を提示されても、その意味をパッと理解できる人はそういないだろうが、肉牛生産の知識がある人間からすれば20カ月齢で枝肉重量が400~450キロになるというのは、驚きである。ただ、それを手放しに喜ぶというよりは「おいおい、そんなありえない成長スピードになるクスリって、大丈夫?」という反応を呼ぶことが多い。

そして、もっと決定的ともいえる医療の現場からの声もある。

2009年に開催された日本癌治療学会学術集会で、半田康・藤田博正らの研究による「牛肉中のエストロゲン濃度とホルモン依存性がん発生増加の関連」という発表があった。

これは、日本において乳がんや前立腺がんといった「ホルモン依存性がん」が増加している状況を、米国産牛肉に残留する肥育ホルモンと関連があるのではないかという観点から、国内で流通する米国産牛肉と国産牛肉の飼育ホ飼育肥育ルモン残留濃度を計測したものである。

その結果、なんと赤身肉部分で米国産牛肉は国産牛肉の600倍、脂肪においては140倍ものホルモン残留が検出されたという。この研究結果はヨーロッパの学術学会でもレターの形で紹介されたそうで、国内外で少なからず反響を呼んだといえる。

このように、畜産・食肉販売の現場や医学界でも、牛肉への肥育ホルモン使用は問題視されてきた経緯があるにも関わらず、日本でそれほどこの問題が持続的に議論されている気配がないのは不思議だ。考えようによってはBSE問題よりもよっぽど悪い当たりくじを引いてしまう確率が高いようにも思えるのだが……。

米国産牛肉を食べる機会は今後増える

最後に、肥育ホルモンについて筆者がどのように考えているか述べたい。

基本的に私は、肥育ホルモンを使用した畜産物を食べたいとは思わない。理由は「気持ち悪いから」である。科学的にリスク評価をして、安全性が確認されているといったところで、それはあくまで「適正な分量を投与しているなら」という前提があっての話である。そして現場では常に間違いのリスクがあり、また故意に間違うというリスクも存在している。

だいたい、BSE問題以降、米国は何度も危険部位をつけたままの肉を日本に輸出しようとし、水際で発見されている。米国は約束したことを守ることができない国だと考えたほうがいいのである。そして現に米国国内で飼育ホルモン問題を気にする人達が一定数いて、オーガニック製品が売れているということを耳にする限り、やはり肥育ホルモンの人体への悪影響は起こりうる問題として考えるべきと思う。

日本ではこれから、米国産牛肉の食事機会が増えていくのではないかという懸念がある。そこに、より貿易の自由度を上げるTPP(環太平洋パートナーシップ)の話がプラスされるので、懸念はますます深まっていくのである。

この肥育ホルモン問題は、単発的に記事が出たり、報道されることはあるけれども、日本国内で一般消費者がよく知るところとはなっていない。ほどよい情報統制がなされているのか、限定的な層のみが着目している状況が続いているようだ。私はもっとこの問題を大きく取り上げて、対米貿易戦略の中でうまく利用していけばいいのに、と思っている。

まだ、すべてを説明しきれていない。「輸入肉の半分以上を占めるオージービーフの場合はどうなのか」「肥育ホルモン問題について日本以外の国ではどんな対応をしているのか」。読者の頭には、こうした疑問が浮かんでいることだろう。それらの疑問には、次回の記事で答えていきたい。

参照元 : 東洋経済


大手牛丼チェーン店も米国産牛肉を使用している。

EU、中国、ロシアでは、肥育ホルモン使用の肉は生産も販売も禁止。

日本では、生産は禁止なのに、輸入はOK。しかも「肥育ホルモン使用」の表示さえしていない。

輸入解禁時から言われてたのに、女性の乳ガン発症率が上がったのも、牛肉の残留テストエストロゲンだとも言われてた。

幼児のおっぱいが大きくなったり、初潮が7歳で始まったりいろいろ報告がある。アメリカは牛乳も危険。