2016年7月30日土曜日

副作用や依存性の高さが問題となり、「飲む拘束衣」とも呼ばれる向精神薬の「ベゲタミン」が、今年いっぱいで販売中止

“危ない精神薬”が次々と販売中止! 「飲む拘束衣」の副作用や依存性の高さが問題に

2016.07.23



「飲む拘束衣」とも呼ばれる向精神薬の「ベゲタミン」が、今年いっぱいで販売中止となる方向だ。日本精神神経学会はかねてより、製造発売元のシオノギ製薬に販売中止を要請。同社はとうとう、その要請に応じた。

ベゲタミンは、強力な鎮静催眠作用のある向精神薬だ。「飲む拘束衣」とは穏やかな表現ではないが、患者を「鎮静させる=おとなしくさせる」ことができる強力な薬で、1957年に発売されて以来、興奮や不眠の症状が強い統合失調症患者などに処方されてきた。

眠らせる力が非常に強いため、「いろいろな薬を試したけれど眠れない」という人の切り札として一定の支持を得た。

しかし、次第に副作用の強さや依存性が危険視されるようになり、現在はあまり使われてはいない。特に医療機関が薬の管理をしきれない外来患者への処方は、ほぼ行われてはいない。

依存性が高いということは、その薬を飲まないと不安になったり、ふるえなどの離脱症状が出て落ち着かなくなり、かえって眠りづらくなる、つまり中毒性が生じるということだ。これは麻薬と同じである。

またベゲタミンは、耐性の強さも問題視されてきた。飲み続けるほど耐性が強まり、摂取量が増えやすい薬なのだ。薬ほしさに、いよいよ医師の処方以上、つまり過量服薬(オーバードーズ)してしまうと、薬物の血中濃度がぐんと上昇する。適切な治療域から中毒域まで入り込んで、重篤な副作用を引き起こす。

そして最も問題視されてきたのが副作用だ。オーバードーズすると、いっきに意識消失し、呼吸が止まったり、血圧が下がる症状が出る。そのまま死に至る危険性も十分にある。

精神科領域では、明確な自殺目的ではなくても、「ラクになりたい」とオーバードーズするケースが多々ある。今どきの向精神薬では、そうそう死ねないものだが、ベゲタミンは致死量が低いので、実際に亡くなる人がいるのは関係者の間では周知のことだ。

「フワっとした脱力感」「ブッ飛べる」睡眠薬・エリミンも昨年で販売中止

ベゲタミン同様、依存性の高い薬として名高かった睡眠薬の「エリミン」も、昨年11月で販売中止となっている。1977年より40年近く発売されてきた、これも古い薬だ。

エリミンが長らく根強い人気を誇ってきた理由は、睡眠効果の高さだけでなく筋弛緩作用の気持ちよさにある。エリミンを服薬すると、眠くなる前に強い筋弛緩作用が生じ、ふわっとした脱力感がクセになる。つまり、これも中毒性をもたらすのだ。

筋弛緩作用は、ほかの睡眠薬にも認められるが、エリミンのそれは強力で、飲酒や麻薬に似た気持ちよさがある。また、お酒と併用すると“ブッ飛べる”ことでも有名だ。処方薬という正規ルートで入手できるドラッグだったといえる。

真っ赤なパッケージで、見た目にも「ヤバいクスリ」の印象を与えるエリミンは、「赤玉」という俗称で乱用され、裏売買も横行されてきた。ある時期から精神科のドクターたちは、エリミンをほしがる患者を警戒し、その処方を控えるようになっていた。

睡眠薬の類いに依存性はつきものだが、今は研究開発が進み、副作用や依存性が少なくてコントロールしやすい安全性の高い睡眠薬が、バリエーション多く登場している。

また精神科領域も、インフォームド・コンセントが浸透しつつある。もちろん、どれだけしっかり話し合えるかは、病院や医師にもよるのだが、良い医師とめぐりあえれば、じっくり相談しながら、自分に合う薬を探っていけるものだ。

ベゲタミンやエリミンのような危険性のある古いタイプの薬は、今後、次第に姿を消していくだろう。製薬会社にしてみたら、採算の取れない薬は淘汰の対象なのだから。また、向精神薬の強力さが、当事者にとって絶対的な拘束衣に匹敵した時代も、ますます遺物となっていくだろう。

(文=編集部)

参照元 : health press


ベゲタミンの副作用や依存性が問題で販売中止にするなら、むしろすべての向精神薬を販売中止にするべきです。

なぜベゲタミンだけなのか?向精神薬、抗鬱剤、これらは効果がないどころか副作用や依存性の問題だらけで、飲み続ければ確実に廃人になる麻薬である。

製薬会社と病院は金儲けの為に患者を薬漬けにしているのです。これらの薬を飲み続けても精神病が治る事はありません。それどころか脳細胞が死滅していくばかりで、病状は悪化していきます。

特に危険なのはSSRIなどの種類、パキシルなど



向精神薬は麻薬と同じなので、一度飲むと中毒になり、一生薬漬けの人生にされます。最後は廃人になって死にます。

向精神薬による薬害は後を絶ちません。現代医療の本質に迫り、言われるがままに薬を飲み続け病状を悪化させていくシステムについて、わかりやす~い内海先生の講演を聞きましょう。

そして皆が、通院すればするほど病状が悪化していくシステムについて、自分たちでできることは何かを感じ行動し伝えていける実のある一日にしていけることを願います。



向精神薬、ワクチン、フッ素、食品添加物、遺伝子組み換え、そして児童相談所の怖い話。



一過性脳虚血発作(TIA)は脳梗塞の前触れかも

「一過性脳血虚発作」に気を付けろ! 夏に起きる脳梗塞前のシグナル(1)

2016年07月23日 10時00分



まず、一過性脳虚血発作というのはどんな病気なのか。

「脳に行く血液の流れが悪くなり(脳虚血)、様々な神経症状が出現します。ただし、大半がすぐに自然とよくなり、症状もなくなる。完全にもとの状態に戻ってしまうということです」(専門医)

しかし、短時間の障害とはいえ、症状を調べるとその内容はかなりひどい。片側の手足や顔のマヒなどの運動障害、しびれや感じ方が鈍くなるなどの感覚障害、さらに呂律が回らなかったりの言語障害なども起きる。

「片方の目が見えにくくなる視力障害(一過性黒内障)なども起きることがあります。いずれも脳血管にできた血栓が一時的に詰まって起きる脳梗塞と同じ症状が一時的に表れ、血流の再開とともに、すぐに消えるのが特徴とされます」(同)

東京都多摩総合医療センター血液内科の担当医はこう説明する。

「症状が出る時間は、多くは1時間以内で、通常20分程度。数時間続いた場合には、約半数が脳梗塞を起こしています。症状が出ている時間が短いため放置されやすいものの、この時点できちんと治療すれば本格的な脳梗塞を防げるのです」

前述したような症状が出た後、すぐに治療しない場合は約3分の1が発作を繰り返し、約20%は90日以内に脳梗塞を発症するという。中でも最も危険度が高いのは、発作後48時間以内に発病した時だ。

「しかし最近では、脳梗塞の発症を臨床的特徴から予測できるようになりました。注目する特徴の5項目の頭文字から名付けた“ABCD2スコア”といものが用いられます」(同)

A(age)は、年齢が60歳以上…1点、B(blood pressure)は血圧の上が140以上、または下が90以上…1点。C(clinical features)が臨床症状として片側にマヒがある…2点、マヒはなく言語障害…1点。D(duration)は症状の時間が60分以上…2点、10~59分…1点と、糖尿病(diabetes)…1点。

これらの合計点数が高いほど、脳梗塞の発症率が上昇する。例えば、7点では2日以内が約8%、30日以内が約17%、90日以内が約23%となる。

「ただし一過性脳虚血発作には、脳梗塞と同じような緊急を要する治療が必要になる場合があります。そのため、普段から脳梗塞を適切に治療できる病院などの医療機関を調べておく必要がある。受診には神経内科が適していますが、脳梗塞を診ていない病院もあるからです。日本脳卒中学会のホームページには、脳梗塞を専門に診る医師がいる『脳卒中学会認定研修教育病院』の一覧が掲載されています」(前出・専門医)

一過性脳虚血発作の時の検査については、MRIとMRA(血管撮影)で脳梗塞発症の有無と脳血管の狭窄部分を調べることができる。

血栓ができる原因部位で最も多い頸動脈(首)は、超音波検査を行う。血栓が心臓から飛び血管が塞がれる疑いがある場合には、心電図で心房細動が起きていないかを確認するという。

「その際、治療の目的は脳梗塞予防になる。血栓の原因が首や脳にあれば、抗血小板薬、心臓に原因あれば抗凝固薬の服用を始めます。ただし、頸動脈が70%以上狭窄していれば、血管内治療でステント(拡張筒)を留置し、動脈内膜をきれいにする手術を行うことになります」(医療関係者)

参照元 : 週刊実話


「一過性脳血虚発作」に気を付けろ! 夏に起きる脳梗塞前のシグナル(2)

2016年07月24日 10時00分



治療方法も、近年は選択肢が広がっている。まず、血栓を作らないように予防的に長期に薬を飲み、前述の通り血液をサラサラにする抗血小板薬や抗凝固薬のいずれかを用いる。

「抗凝固薬は2011年、半世紀ぶりにそれまで用いられていたワーファリンに変わりうる『ダビガトラン』(商品名=『プラザキサ』)などや、『アピキサバン』(商品名=『エリキュース』)という新薬も次々と承認されました。これらの新薬は唯一の抗凝固薬だったワーファリンと比べると脳出血の副作用が少なく、副薬量を決めるための採血も必要なくなるのです」(前出・専門医)

しかし検査の結果、あまりにも頸動脈が狭い場合は、内膜をくりぬく手術である内膜剥離術を実施することもある。

一過性脳虚血発作を引き起こす危険因子は、高血圧や高血糖、高脂血症に加え、たばこやストレス、運動不足などだ。

専門家の一人は言う。

「遺伝や加齢の要因もあるが、生活習慣を改めることで理論上は8割の一過性脳虚血発作や脳梗塞を予防できる。健康診断で自分の数値を知り、基準値を超えているなら、リスクが溜まっていることを自覚する必要があります」

また、この病は、網膜や腎臓に糖尿病による合併症を引き起こした場合、失明や腎不全の原因になりやすい。

「健診などで“糖尿病の疑いがある”とされた人も、その後検査をしないでいると知らないうちに糖尿病になっていることがあるため、注意が必要です。糖尿病の治療は、食事、運動療法が基本ですが、薬物治療としては血糖を下げる血糖降下薬という飲み薬と、インスリンがほとんど分泌されない人や不足している人にはインスリン注射を打ちます」(前出・専門医)

この糖尿病を含め、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の指摘を受けた人には、食事療法が欠かせない。

「高血圧の人には減塩が効果的で、1日食塩摂取量6グラムを守るようにしましょう。カロリーや脂肪分を抑え、バランスのある食事を摂ることは、糖尿病や脂質異常症の改善、生活習慣病悪化の下地となる肥満の抑制にもなります。また、過度の飲酒は肝臓を悪くするだけでなく、脳卒中のリスクも高めます。1日の飲酒量は日本酒なら1合程度、ビールなら中瓶1本程度。そして“休肝日”を設けることも大切です」(同)

さらに、運動療法の必要性について。適度な運動は生活習慣病を改善させ、脳卒中の予防につながるという。特に激しい運動をする必要はなく、1日30分のウオーキングで少し汗ばみ、息が弾む程度が目安。糖尿病の患者では、食後1~2時間後に行うと食後血糖の上昇が抑えられ効果的という。

自分や家族のためにも、日頃から心掛けよう。

参照元 : 週刊実話


一過性脳虚血発作(TIA)の症状や原因・診断と治療方法



一過性脳虚血発作(TIA)とはどんな病気か

一過性脳虚血発作(TIA)とは、脳に行く血液の流れが一過性に悪くなり、運動麻痺、感覚障害などの症状が現れ、24時間以内、多くは数分以内にその症状が完全に消失するものをいいます。脳梗塞(のうこうそく)の前触れとして重要です。

原因は何か

大きく分けて2つあります。ひとつは血管の壁にできた小さな血栓(けっせん)が脳内の動脈に流れていく場合です。頭蓋骨外の頸動脈や椎骨脳底動脈(ついこつのうていどうみやく)のアテローム硬化病変がみられる部位から微小な血栓がはがれて、脳内の血管へ飛んで詰まり、症状が現れます。脳の血管が詰まると、その部分の組織の循環と代謝に障害が起こり、機能が停止します。脳の機能はそれぞれの部位で違うので、損なわれた部位により症状は違ってきます。血栓がその場所で詰まったままで、その組織の障害が元にもどらないほどの程度になると、脳梗塞と呼ばれる状態になります。

しかし血栓が小さかったり血栓の詰まり方が弱いと、いったん詰まった血栓は自然に溶けて再び血液が流れるようになり、症状は消失します。この状態がTIAです。心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)、心房細動(しんぼうさいどう)、心筋梗塞(しんきんこうそく)などの心疾患が原因になる場合もあります。ごくまれに、線維筋形成不全症(せんいきんけいせいふぜんしょう)という血管の奇形や血管炎などが原因になることもあります。

もうひとつは、血圧が急激に低下する場合です。もともと動脈硬化があることから太い動脈の狭窄(きょうさく)や閉塞(へいそく)があり、これに全身の血圧の低下が加わり、脳への循環が悪くなる状態で、脳血管不全(のうけっかんふぜん)とも呼ばれます。

TIAが臨床的に重要なのは、脳梗塞の前触れになるからです。TIAがあった場合、約10%が1年以内に、約30%が5年以内に脳梗塞を発症するとされています。

症状の現れ方

TIAの発症は急激で5分以内に症状が完成し、2〜30分(多くは数分)続きます。大脳へ行く血管系には内頸(ないけい)動脈系と椎骨(ついこつ)動脈系とがあります。内頸動脈系のTIAでは半身の運動麻痺、感覚鈍麻(どんま)、失語症(しつごしょう)(言葉が言えない、理解できない)、片眼の視野障害などの症状がみられます。椎骨脳底動脈系のTIAではめまい、構音障害、物が二重に見える複視、意識障害を伴わないで下肢の脱力のために転ぶドロップアタックといった症状がみられます。

検査と診断

診断には頸動脈の超音波ドプラー検査が有用で、血管の内中膜の厚さや、動脈硬化の指標になるプラークの状態を調べます。血管の病変が原因のTIAでは、詰まりの源になる脳血管の病変を調べることが重要で、脳血管撮影を行い、その狭窄部位と狭窄の程度をみます。

拡散強調画像MRIは急性期の脳梗塞の有無をみるのに有用です。頸部から血管の雑音を聴き取ることもあります。心疾患が疑われる場合には心エコー検査を行います。

治療の方法

TIAは多くの場合、診察時には症状がおさまっているので、再発予防が重要です。そのためには脳梗塞の危険因子となる高血圧、糖尿病、脂質異常症の管理、禁煙指導、心疾患の治療、経口避妊薬の中止、運動指導などを行います。

再発予防のための薬物治療としては、抗血小板薬であるアスピリンまたはクロピドグレルまたはシロスタゾールを用います。TIAの最後の発作から少なくとも1年以上は投与し、基礎疾患のある場合にはさらに長期にわたり投与します。心臓からの血栓が塞栓(そくせん)(詰まり)の原因の場合には抗凝固療法を行います。

頸動脈の血管病変がひどく70%以上の狭窄がある場合は、頸動脈内膜剥離術(けいどうみゃくないまくはくりじゅつ)と呼ばれる手術が行われます。

一過性脳虚血発作(TIA)に気づいたらどうする

一過性の脳の循環障害の症状は、脳梗塞の前触れとして重要です。一過性の脱力、しびれなどの症状が現れ、TIAが疑われる場合は必ず受診して検査を受ける必要があります。

一度TIAを起こした患者さんで、数日以内に脳梗塞を起こすリスクが高いのはどのような人かを予測する方法が提唱されています。スコア(得点)方式で、(1)年齢が60歳以上はスコア1、(2)血圧が14090mmHg以上はスコア1、(3)臨床症状で片側性脱力はスコア2、構音障害(脱力なし)はスコア1、(4)発作の持続時間が60分以上はスコア2、10〜59分はスコア1とします。TIA発症7日以内に脳卒中を発症するリスクは、スコアの合計が4、5、6の時にそれぞれ、2・2%、16・3%、35・5%とされています。スコアの合計が増すほどリスクは大きいので、脳卒中に至る可能性のある人はできるだけ早く治療を開始することが大切です。

2週間以内に4回以上の発作がある場合、2週間以内に頻度、持続時間、重症度が急速に増している場合、心臓の異常が塞栓の原因と考えられる場合は、早期入院が必要です。

参照元 : gooヘルスケア

2016年7月28日木曜日

肉体労働をした後に身体が疲れたと感じるのは自律神経が運動によって疲弊する事で脳が勘違いし、それ以上、身体を動かさないようにしている

自律神経を整えて夏バテ回避 疲労知らずの身体を作る生活術(1)

2016年07月16日 10時00分



人は活動すれば、疲れを感じるのは誰でも一緒だ。疲れを溜め込むことなく、すぐに回復することができれば病気にもなりにくい。しかし、それが上手くできないために、病へと発展させることがある。

「肉体労働や運動をした後は“身体が疲れた”と感じますが、これは錯覚です。ゴルフ程度では筋肉に大きな負担はかかりません。疲れたと感じるのは、脈拍や呼吸、体温を司る自律神経が運動によって疲弊することで脳が勘違いし、それ以上、身体を動かさないように仕向けているのです」

こう説明するのは、東京都健康長寿医療センター顧問・脇山博之医師だ。つまり、自律神経を整えれば疲労は回復するという。同医師は慢性疲労専門医で幅広く疲労や睡眠療法を研究する“疲労のスペシャリスト”と呼ばれている。

「疲労の仕組みについては、まだ知らない人が多い。10数年前までは科学的・医学的な取り組みが全く行われていなかったため、“なぜ疲労するのか”をきちんと説明できない医者も多かったんです」(同)

そのため、疲労時には栄養ドリンクや焼き肉、うなぎといった精の付くものを摂るという“迷信”が独り歩きし、それがいまだに蔓延しているというのだ。

都内で総合医療クリニックを営む医学博士・久富茂樹院長も、こう説明する。

「戦前の食料不足の頃はエネルギー不足による疲れが深刻でしたが、今どき、そうした疲労自体、まず起きません。かえって脂質の多い食べ物を一気に食べれば、胃に負担がかかり、疲労回復にはならない。間違った解釈がされているのです」

では、疲労回復には何をしたらいいのか。ひと言で“疲れ”と言っても、いくつかの種類があり、タイプが違えば当然、解消法も変わってくるのだ。ある専門家によれば、そのことが免疫学の立場から見るとよく分かるという。

医療分野においては、もともと人間に備わっている免疫力によって病気を癒すことが疲労回復となる。つまり、ウイルスや細菌など、さまざまな外敵から身体を守る防衛システムの強化が必要だ。

「白血球の働きによる身体を病気から守る自然治癒力が病気を防ぐ。また、自律神経は白血球を調節するという“白血球の自律神経支配”の法則により、疲れのタイプや解消法が具体的に分かるのです」(専門医)

自律神経といえば、交感神経と副交感神経を併せ持ち、人間の休息と活動に並行して身体の各組織を無意識のうちに調整している。

交感神経は、人が活動する時や運動をしている時に活性化し、“元気”や“やる気”の状態を作り出す神経。具体的には、心臓に働きかけて拍動を速くし、血管を収縮させては血管を作り上げ、呼吸も速く、浅くする。そうすることで心身ともに興奮状態を作り、活発に活動しやすくする。

「ただし、活動時は身体に傷を作りやすいため、傷から侵入する細菌などの外敵から身を守る必要もある。そのため白血球は、細菌を攻撃する役割の顆粒球が増えるのです」(健康ライター)

参照元 : 週刊実話


自律神経を整えて夏バテ回避 疲労知らずの身体を作る生活術(2)

2016年07月17日 10時00分



一方、副交感神経は交感神経の逆で、主に夕方から夜にかけて働く。休む時や食事をした時に活性化し、“ゆったり”“リラックス”の状態を作り出す神経で、疲労感を取り除く。具体的に言えば、心臓の拍動を遅くし、血管を拡張させ、呼吸を深くゆっくり安定させる。また、食後に胃の働きを活発化させ、消化を助ける役割もする。

「この休息時、体内では白血球の一種であるリンパ球が、がんなどの異常細胞を攻撃して身体を防衛し、メンテナンスを行います。人間の身体は、このように自律神経が体内の細胞を極めて合理的に調整し、活動と休息に適した体調を作り上げているのです」(同)

つまり、自律神経の修復が疲労回復の鍵となるわけだが、そのためにはどのような食生活を送ればいいのか。

日本成人病予防協会の健康管理士はこう言う。

「疲労回復に一番なのは鶏のムネ肉です。疲弊した自律神経を修復する『イミダペプチド』という物質が豊富に含まれているからです。渡り鳥が長い距離を飛び続けられるのも、イミダペプチドのお陰です。1日100グラムぐらいの摂取が目安となります」

また、交感神経と副交感神経をそれぞれ刺激するものがある。交感神経を刺激する代表は塩だ。摂ると血圧も上がるが、体に活力をもたらす。副交感神経が優位になりがちな人などは必要となる。

「一方の副交感神経を刺激し免疫力を高めるのは、ミネラルを豊富に含んだカルシウムやカリウムなどです。腸の煽動運動や腸内環境をよくする微生物を含む発酵食品や、苦味や酸味がある食品にも含まれる。疲れやすい人は、努めてこれらを摂る必要があります」(同)

加えて、食事以外で疲労回復に効果的なのが入浴だという。

「ただし、熱い湯は逆効果。脳に快感物質が分泌され、疲れが薄れてきたように感じるだけだからです。せいぜい40℃の湯に8分程度半身浴すれば、血行がよくなり疲れが取れます」(専門医)

最後に重要なのが、睡眠だ。睡眠の重要さについては言い尽くされた感もあるが、現代人は睡眠不足の恐ろしさについての認識がまだまだ甘いという。

「夜更かしや睡眠不足の生活スタイルは、はっきりと寿命に反映されます。夜は副交感神経が優位になり、血流を回復させて体の老廃物を流し、リンパ球が異常になった細胞の掃除をしてくれる。1日の疲れを取り去る大事な時間なのです。できれば6~7時間は確保すること。これをおろそかにすると、交感神経の緊張が続き、脈は速まり、血圧も上昇し、血糖値も高くなる。行き着く先は高血圧症、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、がんなど、重大病につながってしまうのです」(同)

「ヤル気まんまん」で疲れ知らずの人ほど、過労死の確率が高いと言われるのはそのためだ。そうならないためにも、日頃から自分の“疲労”を客観的に捉えておくことが大切だ。

参照元 : 週刊実話

脂肪肝や肝硬変は酒の飲み過ぎのせいと思ったら大間違い!食べ過ぎや運動不足、糖尿病などが原因による「非アルコール性脂肪性肝疾患」が急増

下戸でも危険は忍び寄る… 肝臓がんを呼ぶ脂肪肝の脅威(1)

2016年07月02日 10時00分



「脂肪肝や肝硬変は酒の飲み過ぎのせい」と思ったら大間違いだ。最近では食べ過ぎや運動不足、糖尿病などが原因による「非アルコール性脂肪性肝疾患」(NAFLD)が急増。そこから「非アルコール性脂肪肝炎」(NASH)を引き起こす場合も増えているのだ。

体験者の田口豊さん(仮名=55歳)の例を見てみよう。

田口さんは印刷工場の営業マンとして活躍するサラリーマン。日頃の不摂生がたたり、大学卒業後直後、80キロだった体重は数年前に100キロを超えた。会社の健康診断では毎回、「脂肪肝」を注意されていたが、それでも「死ぬわけではないし…」と高を括っていたという。ところがある日、やたらとこむら返りを起こすようになったという。

「最初は夜間だけだったのですが、昼間でも全身がつるようになりました。身体もだるく、風邪のような症状で、お腹が張る。病院で診てもらうと、糖尿病に加えて肝硬変の一歩手前の脂肪肝炎と分かったんです」(田口さん)

脂肪肝炎の原因は、「飲酒過多」、「食事過多」、「糖尿病」、さらに「無理なダイエット」の大きく四つに分けられる。

お酒の飲めない田口さんは、「食べ過ぎによるNASHの疑いがあり」と診断された。そこで、さっそく低カロリー、低脂肪の食事摂取と運動を医師から指示され、現在は懸命に取り組む毎日を送っているという。

脂肪肝は、肝炎→肝硬変→肝臓がんと進行することもあり、肝臓がんに至ると手術でがんを切除できても再発率が高い。そのため、早期発見であっても5年生存率は50%と高くない。

国立病院機構東京医療センター消化器内科の担当医はこう説明する。

「肝炎の発症要因は、ウイルス性と非ウイルス性に分けられます。前者はB型、C型肝炎などで、肝臓がんの原因の圧倒的多数を占めていました。しかし、最近は画期的な薬が登場するようになり、『肝炎は治る病気』との認識も出始めている。その一方で今、注目されているのが非ウイルス性。非ウイルス性には脂肪肝に伴う肝炎が含まれ、さらにそれらはアルコール性と非アルコール性がある。そして、特に肝疾患の専門医の間で、今後、最もホットなテーマとなるのが、後者のNASHと言って差し支えないでしょう」

NASHは、断酒で肝機能が改善する余地があるアルコール性とは異なり、打つ手が少ないという。理由は複数の因子が関係しており、すべてゼロにするのは不可能だからだ。したがって「NASHが原因の肝臓がんは、今後、増える」と見る専門家は多い。

しかし、残念なことに医師、患者ともに、まだNASHの認知度が低く、医者から「様子を見ましょう」と言われ、そのまま放置されるケースは珍しいことではないという。

「人は食べ物を摂り、酸素を吸って体内で代謝することでエネルギーを作る。その際、活性酸素と呼ばれる不安定な状態の酸素も生んでしまいます。これが何らかの理由で増えることで、非アルコール性脂肪肝を刺激し、NASHの原因を作ると言われている。そのため、抗酸化作用のあるビタミンEが有効であることが知られています」(健康ライター)

参照元 : 週刊実話


下戸でも危険は忍び寄る… 肝臓がんを呼ぶ脂肪肝の脅威(2)

2016年07月03日 10時00分



実際、昨年の欧州肝臓学会では、NASHの患者にビタミンEを投与すると医薬品と同等の改善が見られ、心臓への悪影響もないことが観察されたと報告されている。

「そのため、ビタミンEの250~500倍抗酸化作用が強いとされるサプリメントの『アスタキサンチン』に着目し、詳しく調べたところ、いい成績を得たという医療機関もあります」(同)

この「アスタキサンチン」は、カニやエビなどに含まれる赤い色素で、体脂肪の増加抑制や眼精・筋肉疲労などに効果あり、化粧品や健康食品としても用いられている。

ところで、「肝機能の数値だけで脂肪肝の深刻な度合いを判定するのは難しい」との一説を唱える人がいる。医学博士の内浦尚之氏だ。

「肝機能の数値と治療の緊急性は、必ずしも一致しないからです。なぜかと言えば、脂肪肝を肝機能の数値だけでチェックしようとしても、脂肪が蓄積されているだけなのか、炎症や線維化を起こしているのか、今後、より進行して肝硬変、肝臓がんへ至りやすいのか、しっかりと組織を採取する生検をしなければ分からないからです。深刻度も生検で詳しく調べる必要がある。まず入院して出血などの合併症の有無を調査しますが、生検で見る肝臓の組織は、肝臓全体の5万分の1ほどなので“本当の状態”が分かりにくい。また、肝臓の左右の組織を取って生検した場合、それぞれの状態(脂肪肝がどの程度進行しているか)が一致するのは5割ほどという報告もあります」

最近では、NASHの状態をMRIで検査できるという研究結果が発表され、高い評価を受けている。

あとは、生検で見えない「肝臓全体がどれくらい硬くなっているのか」の判断が一つの大きなポイントとなる。

前出の内浦医博は、さらにこう説明する。

「肝臓は均一に硬くなっていくと言われてきましたが、MRIで硬い場所とそうでない場所があることも実証されました。今後は、より詳細な重症度の分類に役立てられるでしょう。現段階では、脂肪肝の判定は生体が基本になっていますがが、脂肪肝の状態をチェックできるMRIの普及で変わるかもしれません」

別の専門家もこう言う。

「MRIで、肝臓の脂肪の蓄積具合(脂肪化)がどれくらい線維化し、硬いかが分かる。しかし、炎症や肝細胞の破壊がどの程度かは、生検でなければ分かりません。ですから、まずMRIで深刻な脂肪肝の有無を調べ、深刻であれば必要に応じて生検でさらに検査をする流れで、脂肪肝の適切な治療を行うことが望ましい」

患者側は、まずは「脂肪肝の深刻性」をしっかりと認識し、正しい治療を受けなければならない。

参照元 : 週刊実話


NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の症状・食事・改善方法

NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)とは

NASH(=nonalcoholic steatohepatitisの略)は、非アルコール性とあるように、アルコールなしで発症する肝炎のことをいいます。

NASHは、実は肝硬変や肝臓がんにもなる恐れのある怖い病気です。

推定患者は200万人といわれ、NASH予備軍は1000万人ともいわれています。

→ 肝臓の機能・働きについて詳しくはこちら

NASHの症状

NASHは、脂肪肝と同様に自覚症状がありません。それは、肝臓は再生能力・代償能力に優れ、ダメージを受けても残った正常細胞が余分に働き、機能を維持するからです。肝臓は痛みなどの症状を出すことがあまりないので、そのため肝臓に異常があっても気付かず、異常に気付いたときには病気がかなり進んでいることがあります。

そのため、定期的な健診を受けて、肝臓の数値を把握することが重要となります。

→ 肝臓の数値|γ-GTP・GOT(AST)・GPT(ALT)について詳しくはこちら

NASHの原因|お酒を飲まないのにもかかわらず、なぜ肝臓が悪くなってしまうのか?



NASHの原因は、カロリーオーバーな食事です。

通常、体内に取り入れられた脂肪は、肝臓の中で身体が利用できるエネルギー源として変化し、全身に送り出されます。しかし、カロリーオーバーの食生活で内臓脂肪が溜まると、そこから常に、大量の脂肪が肝臓へと供給されることなってしまいます。すると、余った脂肪が肝細胞の中に溜まってしまいます。

これが、「脂肪肝」です。

肝臓は、たまり続ける脂肪を燃やそうとするのですが、その過程で、不完全燃焼から有害な活性酸素が発生し、肝臓の細胞を攻撃し、炎症を引き起こしてしまうのです。そういう慢性肝炎の状態が、『NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)』といわれます。

※NAFLD=nonalcoholic fatty liver diseaseの略。「非アルコール性」とは、飲酒習慣がないか、1日1合(ビール大瓶1本)以下しか飲まない人を指す。

こうした慢性肝炎が何年も続くと、肝細胞が風船みたいに膨らんだり、線維化が進むNASHに移行し、肝硬変に行き着きます。ただ、やせているから安心ではないのです。

ダイエットで細くなった女性でも、栄養バランスを崩して脂肪肝になっていると、脂肪肝→非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)→非アルコール性脂肪肝炎(NASH)→原発性肝臓癌(HCC)発生も報告されています。

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知識次第で健康が選べる時代

脂肪肝・NASHからがんになる仕組み



ミトコンドリアは、肝臓が行う分解や解毒などすべての処理に必要なエネルギーを作っています。ミトコンドリアは糖からエネルギーを作る働きを持っています。ミトコンドリアが正常に働いてエネルギーを作ってくれるおかげで、肝臓が行う分解や解毒などすべての処理ができるわけです。

脂肪肝になると、脂肪肝の細胞の中には、脂肪が入り込んでしまって、ミトコンドリアに異常が起こってしまいます。その異常とは、ミトコンドリアが糖からエネルギーを作るのではなく、脂肪からエネルギーを作るようになってしまうことです。脂肪肝の細胞には、糖が入ってこないため、ミトコンドリアは肝臓を動かすために、脂肪をエネルギーにしているというわけです。

しかし、ミトコンドリアにも限界があり、脂肪からエネルギーをつくる過程でミトコンドリアは巨大化してしまい、機能不全に陥ってしまいます。この状態のことを、ジャイアント・ミトコンドリアと呼ぶそうです。ジャイアント・ミトコンドリアが死ぬと、細胞自体が死んでしまいます。

しかもこの時肝臓に炎症が起こってしまいます。(=肝炎)

次に、星細胞がやってきて、星細胞は、死んだ細胞の跡地を埋めるために繊維=コラーゲンを吐き出します。そして、隙間がコラーゲンでガチガチに固められてしまい、線維化状態になります。(=肝硬変)

肝臓がんは肝硬変になった頃に登場するそうです。

脂肪肝⇒(炎症)⇒肝炎⇒肝硬変⇒最悪の場合、肝臓がん

※NASHからの肝臓がんは脂肪が消えていく=バーンアウト(焼けただれた)NASH

進行するにつれて脂肪がなくなってしまうため、NASHからの肝臓がんと診断できないそうです。

NASHと関連する病気

・肥満(メタボリックシンドローム)
・糖尿病
・脂質異常症(高脂血症
・高血圧

といった現代人が抱える生活習慣病と深い関係があります。

NASHになる前に肝機能検査で早期チェック

肝臓は「沈黙の臓器」として知られ、再生能力が高いため、自覚症状が出たときは、病状が悪化していることが多いです。そのため、病状が悪化する前に予防するためには、肝機能検査値でチェックすることが大事になってきます。肝機能は主に、ALT(GPT)とAST(GOT)の2項目で判定されます。

これらは血液中に流れ出た肝細胞内の酵素の濃度を意味し、肝細胞の破壊が強いほど上昇します。NASHの前段階、つまり脂肪肝では、まず、ALTが上昇します。ASTは正常でも、ALTが基準値ギリギリから異常値だったら要注意。

検査値が異常な状態で、同じ生活習慣を続けると、次はALT、AST共に異常域に入ってしまいます。もしASTのほうが大きくなったら、NASHの疑いが強まるようです。

→ 肝臓の数値|γ-GTP・GOT(AST)・GPT(ALT)について詳しくはこちら

NASHを予防・改善する方法



NASH予防の原則は、脂肪肝からNASHへの進展を食い止めること。

肥満や脂肪肝と診断されたら食生活を改善し、運動で体重を落とすことが重要です。

食事

●鉄の摂取を制限

健康な人に欠かせない栄養素である「鉄」は、貯蔵しないと貧血が起こりますが、C型肝炎/NASHの場合は、鉄が過剰に貯まります(=鉄過剰 )。

※鉄過剰になると、肝臓にたまった鉄が酸化し、肝臓に炎症を引き起こすおそれがあります。

そのため、C型肝炎/NASHの患者さんの場合には、鉄の摂取を制限する、具体的に6mg/日以下に抑える必要があるそうです。

●エゴマ

名古屋市立大の研究グループが、エゴマに含まれる抗酸化作用が強い「ルテオリン」という成分がNASH(非アルコール性脂肪肝炎)や、それに伴う肝細胞のがん化を抑制することを発表したそうです。

エゴマを日常的に摂取することで脂肪肝やNASH、肝臓がんを予防することができるかもしれません。

【関連記事】
・エゴマに含まれる「ルテオリン」に脂肪肝・NASH・肝がん予防効果|名古屋市大

●アスタキサンチン

金沢大学医薬保健研究域附属脳・肝インターフェースメディシン研究センターの太田嗣人准教授の研究グループは、「アスタキサンチン」がNASHの予防・抑制に有効であるということを明らかにしたそうです。

【関連記事】
・「アスタキサンチン」に非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の予防・抑制作用があることを発見|金沢大学の研究グループ

運動

強い運動でなくても体にたまった脂肪の燃焼には効果があるので、少しでも体を動かすようにしましょう。体重を1日50グラムずつ減らすようにして、1カ月1キログラム強の減量を行なうと良いと思います。NASHの場合には、3キロほど減量すると数値が改善する可能性も高いそうです。

睡眠

最近では十分な睡眠も大切とされています。計算上、週に3日夜更かしすると年間1kgの脂肪燃焼の妨げになるそうです。

脳:糖で作られたエネルギーを好む

心臓:脂肪で作られたエネルギーを好む

起きている間は、肝臓は脳のために糖を使ってエネルギーを作ります。寝るときには、脳はそれほどエネルギーを必要としないので、肝臓は心臓のために脂肪を使ってエネルギーを作ります。つまり、ムダに夜更かししていると、肝臓が燃やすはずの脂肪が燃えないということです。

参照元 : NASH(非アルコール性脂肪肝炎)

過度の糖質制限は危険!? 一時的なショック療法としては良いが5年以上継続で死亡率が上昇

5年以上継続で死亡率が上昇 糖質制限ダイエットの危険度(1)

2016年05月14日 10時00分



やはり危険ではないのか--。今年2月、糖質制限ダイエットの第1人者だったノンフィクションライター・桐山秀樹氏が心不全のため急逝した。この訃報を受けて、過度な糖質ダイエットについての論議が専門家などの間で巻き起こった。糖質制限は本当に体に悪影響はないかどうか、改めて考えてみよう。

糖質制限は、短期間にみるみる痩せるなど、見た目に歴然たる効果があると言われる。その上、米、パン、パスタなどの炭水化物(糖質)を摂らず、肉や酒はOKというお手軽感から一大ブームとなったのは記憶に新しいところだ。

「見た目は痩せるし、糖尿病対策としても効果があるともてはやされましたが、皆さんはどこか釈然としないところがあったはずです。糖質は一時的なショック療法としてはいいと思いますが、長い目で見るととても危ないと思います」

こう警鐘を鳴らすのは、医学博士の内浦尚之氏だ。

その理由はこうだ。

「糖質制限を勧める人たちは『糖は麻薬のような悪い物』と言い、糖質の摂り過ぎは肥満や動脈硬化を招き、心筋梗塞、脳梗塞、痛風のほか、糖尿病、がんにもなりやすいと主張しています。しかし、それは糖が悪いのではなく、単なる食べ過ぎから起きるものなのです。私たちの食欲を左右しているのは糖です。糖を摂ると血糖値が上がって満腹中枢が刺激され、摂らなければ血糖値が下がり空腹を感じる。つまり、生命にとって一番大事な食欲の調節を糖がしているわけです。その証拠に、低血糖発作はあるが、低タンパク発作や低脂肪発作はない。糖が不足すると、いきなり生命にかかわるような発作が起きるのも、それだけ生命にとって重要だからです」

米国のハバード大学も2年前、「糖質制限を続けると心筋梗塞や脳卒中の発症率が高まる」と発表している。

それによると、スウェーデンの30歳~49歳の女性4万3396人を対象に食生活を調査、約16年間にわたり心筋梗塞や脳卒中などの発症を追跡したところ、「低炭水化物・高タンパク質」のグループは、そうではないグループに比べ発症リスクが最大1.6倍高まったという。

また、同大学医学部系列の医療センターによる別の報告もある。

動脈硬化症のモデルマウスに12週間、同カロリーの「標準食」「脂肪の多い西洋食」「低炭水化物で高タンパク質」の3種類の食事を与えたところ、「低炭水化物…」は、「標準食」と比べてアテローム性動脈硬化症が15.3%多く発生した。

また、「低炭水化物…」のマウスはダメージを受けた血管の修復能力に悪影響があることも分かったという。

「アテローム性動脈硬化症は、血管内壁にコレステロールなどが沈着して起こります。過度に炭水化物を減らしてタンパク質や脂質を多く摂取すると、動脈硬化巣が炎症などでもろくなる可能性があり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるのです」(前出・内浦氏)

参照元 : 週刊実話


5年以上継続で死亡率が上昇 糖質制限ダイエットの危険度(2)

2016年05月15日 10時00分



また日本においても、国立国際医療研究センター病院糖尿病内分泌代謝科・能登洋医長の研究によって「糖質制限食を5年以上続けると死亡率が高まる」と報告されている。

それによると、30歳以上の約27万人を対象に5~27年間追跡した調査を分析したところ、糖質を1日の総摂取エネルギーの30~40%にした低糖質グループは、60~70%にした高糖質グループに比べて死亡率が31%アップすることが判明している。

アメリカ国立衛生研究所が行った1万人を対象にした研究によれば、厳格な糖質コントロールを行って血糖値を下げたグループは、標準レベルの血糖コントロールを行ったグループに比べ21%も死亡率が高かったという。

東京都多摩総合医療センター総合内科(循環器科)の外来担当医が言う。

「人間が穀物や野菜中心の食生活に合っているのは、アメリカの食生活の歴史で明らかにされています。こんな話があります。18世紀までは穀類中心の食生活だったのが、19世紀に経済が発展し都市部に人が集中するようになり、肉、卵、牛乳などをよく食べるようになってから、心筋梗塞によって亡くなる人が増えた。1975年、米上院に栄養改善委員会が設けられ、全世界の食生活を調査した結果、500ページに及ぶ勧告文を2年後に発表。それを読んだマクガバン上院議員は『我々はバカだった。造病食を食べていた』と涙したという話は、今でも伝えられています」

この勧告文では、1日のエネルギー摂取の55~60%を炭水化物で摂取、脂肪摂取量を30%にまで減らす、砂糖の消費量を40%減らす、塩分摂取量を1日当たり3グラムにまで減らすなどの目標を掲げ、果物、野菜、鶏肉、魚、脱脂粉乳、植物性油脂の消費を増やし、牛乳、肉、卵、乳脂肪、塩分、脂肪、白糖を含む食物の消費を減らすことで目標が達成されるとした。

「この勧告文は、糖質制限とは全く反対の食事を勧めています。そこからアメリカなどでは、日本食ブームが起きる。そして35年後、アメリカでは心筋梗塞やがんの死亡率が大幅に減少したのです。私たちは、太り過ぎの解消などのために、一時的に糖質制限を行うことをしてはいない。アメリカでの出来事は、そういう食生活を続けることの危険性を指摘しているのです」(専門医)

現在の日本では、健康診断で異常がない人は7%しかいないと言われる。その異状のほとんどは食べ過ぎが原因ということが分かってきた。最近では、糖質制限食をとり入れようと食品業界も動き出し、低糖質ラーメン、ピザなどの開発を進めている。ラーメン1杯の糖質を、通常の80グラムから30グラムほどに抑えるという。そんな風潮の中であっても、バランスのとれた糖質摂取を心掛けたいものだ。

参照元 : 週刊実話


この記事を読んだ感想だが、健康で痩せている人は過度の糖質制限はマイナス効果と言いたいのだろうか?

つまり、まとめると、糖質制限中にタンパク質や脂質を多く摂取すると、動脈硬化巣が炎症などでもろくなる可能性があり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるということ。

精神疾患の人や皮膚病などの人は、一時的な糖質制限は効果ありです。ただし、タンパク質や脂質を多く摂取しなければ安全だと思います。

結局、この記事も食べ過ぎが原因という見解なら、1日3食を辞めて1食にすれば、あらゆる病気は防げると思う。

炭水化物が人間の身体に悪影響を及ぼすというのは間違っていない。



▼糖は体内で作られる。筋肉のタンパク質の一部で糖(ブドウ糖)は作られる。



要するに、何事も極端なのはNGであり、臨機応変にバランスよく生活すればいいと思う。

2016年7月27日水曜日

耳かきによるトラブル 鼻毛を抜くと毛嚢炎になる

耳かき&イヤホンの長時間使用で「カビ」が! 鼻毛を抜くと「毛嚢炎」に!?

2016.07.18

「耳かきのしすぎで耳の中に炎症を起こす人が増えている」と警鐘を鳴らすのは、金沢医科大学の鈴鹿有子教授。



「炎症が起こると痒くなり、さらに耳かきする回数が増え……という負のスパイラル。炎症が慢性化すると、耳の中にカビが生えてきてさらに強い痒みをもよおします。ちなみに、イヤホンの長時間使用も、耳の中に湿気がこもるので、カビの原因になりやすいですね」



掃除のしすぎで耳の中にカビが生える!

耳かきをしすぎた結果、「耳が尋常じゃなく腫れ上がり、膿が出てきた」と話す男性(42歳)は、病院で精密検査を受けたところ「耳から感染した緑膿菌が全身に回っている」と診断されたという。免疫が低下すると、髄膜炎をはじめ死に至る例もあるとか……。

鼻のケアによるトラブルも多い。



鈴鹿有子氏

「飛び出た鼻毛を切るのは問題ないですが、抜くのは×。毛根から侵入した細菌に感染すると『毛嚢炎』になります。ニキビ状のものが鼻の穴にでき、悪化すると強い痛みや発熱を伴います」(鈴鹿氏)

花粉症の季節など鼻うがいを実践している人は多いだろう。だが、使う溶液も選ばないと逆効果で、むしろやりすぎはトラブルのもと。

「鼻うがいの回数が増えるうちに、『何か耳が詰まった感じで気持ち悪いな』と感じるようになり、耳鼻科に行ったら急性中耳炎と診断されました。1か月ほど通院して一度は回復しましたが、冬場にちょっと体を動かす作業をすると症状が再発。耳の中がこもるような不快感で仕事にならず……。耳管障害と言われ、長引くのでまいっています」(54歳・男性)

耳垢や鼻毛には、刺激物の侵入防止や保湿といった、大切な「カーテン効果」がある。過度なケアは、体を無防備化させるのだ。

<やりすぎ厳禁ワースト5>
1位:耳かき
2位:イヤホンつけっぱなし
3位:鼻毛を抜く
4位:鼻うがい
5位:点鼻スプレー

【鈴鹿有子氏】
金沢医科大学耳鼻咽喉科学教授。WHOジュネーブ本部事務局の難聴予防課担当などを経て現職。専門は聴覚、耳鳴り、めまい、耳手術ほか

取材・文/江沢 洋 中村未来 古澤誠一郎 撮影/高仲建次
― クセになったら[ヤバい中毒]ランキング ―

参照元 : 日刊SPA


【衝撃】耳糞(耳垢) 耳掃除をしすぎるとガンになる!? 巨大耳垢

つい最近、耳が痛くなって耳鼻科に行った結果、「こりゃー耳かきのしすぎだね」と言われてしまいました。「このまま続けるとガンになるかもよ」と医者に脅かされて怖くなった。



2016年7月26日火曜日

ココナッツオイルは「糖質制限」ありきで摂取すれば効果あり

ココナッツオイルにダイエット効果はない!?【勘違いしている健康法】

2016.07.21

ハリウッドセレブや成功者に続けと言わんばかりに、巷には意味不明な横文字の健康法が溢れる昨今。そうした「意識高い系」健康法にハマる健康オタクたちに残念なお知らせを発表する。

◆糖質制限時以外の摂取はただの脂肪と化す



海外セレブから火がつき、日本では加齢制御医学の第一人者・順天堂大学の白澤卓二教授らにより「ダイエットに効果的」として広まったのがココナッツオイル。いまやコンビニにも陳列されるほどポピュラーな「健康食品」となっているが、ほとんどの人はその効果と使用法を勘違いしていると池谷敏郎医師は言う。

「ココナッツオイルは吸収と代謝が早く、体内に蓄積されにくい上にエネルギーになりやすいという特性を持っています。そのため、糖尿病など特に厳しい糖質制限をしている人にとってはエネルギー不足を補ってくれる強い味方となるし、ダイエット効果も期待できるでしょう。ただし、肉類や白米、麺類やスイーツなどの糖質をしっかり摂っている人が日々の食事にココナッツオイルをプラスすると、さらに余分なカロリーを摂取することになってしまいます」

大竹真一郎医師も同意見だ。

「私たちが糖質を主食とするのは、非常に効率よくエネルギーに転換できるから。しかし糖質制限をすると、糖以外のものをエネルギーにしなくてはならない。その代用品として、素早くエネルギーになりやすいココナッツオイルがよいという話なんです。糖質を普通に摂取しながらココナッツオイルをガブ飲みしても健康促進にはならないし、ましてや炭水化物であるパンに塗って食べるなんて頭が悪すぎますよ」

では、健康によい油とは何か。

「オメガ3系脂肪酸と呼ばれる、エゴマ油、アマニ油などです。これらには心筋梗塞や脳卒中が予防できるという大規模な調査に基づくデータがあります」(大竹氏)

ただし、どちらも加熱に弱く劣化しやすいため「納豆にそのまま小さじ1杯入れるくらいで十分です」(池谷氏)という。



エゴマ油

★ココナッツオイルは「糖質制限」ありきで摂取すれば効果あり

【池谷敏郎氏】
医学博士。池谷医院院長。東京医科大学医学部卒。同大学客員講師、総合内科専門医、循環器専門医。著書に『老けない血管になる腸内フローラの育て方』(青春出版社)、『ダイエットの新習慣』(朝日出版社)他

【大竹真一郎氏】
消化器内科医。おおたけ消化器内科クリニック院長。神戸大学医学部卒。総合内科、消化器病専門医。著書に『本当は怖い!健康診断&人間ドック』(主婦の友社)、『腸の「吸収と排出」が健康の10割』(ワニブックス)ほか

参照元 : 日刊SPA







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