2018年6月24日日曜日

耳かきで鼓膜損傷? メリットの少ない耳かき

実はコワイ!「耳かき」で病気になるってホント?

2018/6/17(日) 17:45配信



文部科学省が子どもの健康状態を把握するために行っている調査によると、中耳炎や外耳炎など耳の病気のある小中学生の割合が増えているようです。アレルギー性鼻炎の増加や、耳かきをし過ぎて傷つけていることなどが原因だと言われています。



◆耳垢って何?
「耳垢」(じこう、みみあか)は主に耳の穴から鼓膜の間(外耳)で発生し、新陳代謝で古くなった外耳の皮膚の一部や、耳に入ったホコリ・ゴミ、さらに皮膚から分泌される液体によってできています。外耳は鼓膜までの部分を言いますので、耳垢は中耳とは関係がありません。

◆耳垢の働き
耳垢には良い面と悪い面があります。

■良い面
・外耳の皮膚の潤いを保つ
・抗菌作用

■悪い面
・耳垢が多いと、外耳道を詰まり、聞こえにくくなる

◆耳垢を取るべき?
外耳道には、顎を動かすことなどで耳垢を自然に排出させるシステムがあるため、無理に取る必要はありません。特に、乾いた耳垢は自然に排出されます。むしろ耳垢を取り過ぎると、外耳は乾燥しやすくなってしまいます。さらに、カビや細菌が繁殖することで慢性的に炎症を起こし、耳垢が湿ってしまうことで、より耳垢が自然に出にくくなることもあります。これを、慢性外耳炎と呼びます。

◆耳垢を取る時に
耳の穴には迷走神経という副交感神経が走っていて、この神経には体をリラックスさせる作用があります。耳掃除が気持ちいい理由が分かりますね。とはいえ、耳垢の取り過ぎは良くありません。

◆正しい耳垢の取り方
耳垢の掃除は週に1回から月に1回程度に留めましょう。耳かき棒は耳の奥まで押し込まないようにします。綿棒を使用する時も同じです。 耳垢を鼓膜の方へ押し込んでしまうと、鼓膜自身を傷つけたりしますので、できれば耳の穴(入口)から1cmぐらいの所で耳垢を取るようにします。

また、耳垢の状態によって対応が異なります。乾いた耳垢なら、なるべく耳垢を取らなくてもいいですし、湿った耳垢なら耳かきで耳の外へと取り除きます。

耳かき棒であまり耳垢を取ろうとすると、外耳の皮膚を傷つけて、外耳炎を起こしますので、強くこすらないようにしましょう。また、全ての耳垢を取りきらないようにしましょう。

◆耳垢に関するウソ? ホント?

■耳垢を取らないと中耳炎になる?
【×】
中耳炎は、鼓膜の内側で起こる炎症です。原因の多くは、風邪などによって耳管から細菌が耳に入ることがあります。外耳にある耳垢は中耳炎に関係がありません。

■ワキガの人は耳垢が湿っている?
【○】
ワキガは腋臭症と言い、腋の下からの汗が刺激のある独特なにおいを発することを言います。この汗を出すのがアポクリン汗腺です。耳垢が湿るのは、外耳のアポクリン汗腺によることが多いです。このアポクリン汗腺が多いことが、ワキガの原因になっています。

■耳垢を放置すると聞こえなくなる
【基本は×、まれに○】
耳垢塞栓を起こすほど放置すると、外耳道が詰まっている状態ですから聞こえなくなります。ただし多くの場合、耳垢は自然に出ていきますので、乾いている場合は無理に取る必要はありません。湿っている場合でも炎症などを起こさない限り、問題ないことが多いです。

■耳掃除は気持ちいい?
【○】
耳の穴にはリラックスさせる迷走神経があるので、耳かきで迷走神経を刺激すると気持ちよくなります。

■耳掃除で咳が出る?
【○】
迷走神経は内臓に関わる神経で、一部外耳にあります。この迷走神経が刺激されることによって、咳が出ることがあります。

■花粉症があると耳垢が多い?
【×】
花粉症などのアレルギー性鼻炎の合併症として、中耳炎を起こしますが、鼓膜より外側の外耳には影響しません。

■耳垢は汚い?
【×】
耳垢は、古い皮膚などが集まったものですが、抗菌作用、カビや細菌が繁殖しないように耳の状態を保持していますので、汚いものではありません。皮膚の垢ということで、悪いイメージになっているかもしれません。

参照元 : All About


耳・鼻・喉の病気/その他の耳の病気 平手打ち、耳かき……鼓膜が破れる原因と治療法

鼓膜の話、中学の理科で習った曖昧な記憶はあるけど、それ以上は習った事がない人が多いはず。鼓膜のために一番大事なのは耳かきをしないことです。

鼓膜とは

鼓膜については、音を伝えるという生理機能があることを知っていれば十分ですが、鼓膜の病気を考え場合、少しだけ解剖の知識が必要となります。

鼓膜について理解するために最低限必要なのは、鼓膜は一枚の膜ではないという知識です。鼓膜は、耳の外側(外耳側)と中耳側の2枚が合わさってできています。一般的に耳の穴と呼ばれる外耳道の長さは約3cm、鼓膜の直径は約1cmくらいです。



糸電話の底の部分が鼓膜です

鼓膜損傷、鼓膜の病気の主な原因
鼓膜の病気の原因は、耳(外耳)側と、中耳側(耳管)の両方が考えられます。鼓膜の病気の原因としてよくあるのは、衝撃、音、気圧などの物理的なものと、微生物や昆虫などの生物学的なものに分けられます。病態としては修復過程、炎症が起きています。

以下で詳しく解説しますが、鼓膜は

・顔への平手打ちなどの空気圧
・航空性中耳炎
・鼻かみ
・昆虫
・耳かき

などによってダメージを受けることがあります。

通常、鼓膜に腫瘍はないと考えて良いです。真珠腫という病気がありますが、これも腫瘍ではなく、修復過程に相当します。

鼓膜損傷の主な自覚症状は、音の感じ方の変化と痛みです。物理的病因で起きる音響外傷や、生物学的病因の微生物(主に細菌)による中耳炎、耳管開放症については、今回は取り上げません。

鼓膜が破れた!? 鼓膜損傷が疑われる場合はすぐ耳鼻科へ 他の器官や身体の部位と異なり、直接力が加わらなくても外傷がおきることも、鼓膜に起きる外傷の特徴といえるでしょう。空気圧の変化により鼓膜が破れることもあります。

鼓膜損傷の原因としては顔(耳の部分)への平手打ちがあります。人間関係を円滑にするに、あえて平手打ちを受けた方が良いシーンがあるのかもしれませんが、耳への平手打ちは速度が遅かったり、力が弱かったりする場合でも、鼓膜損傷を引き起こす場合があります。

状況はともかく、平手打ちを受けた後に音の聞こえ方が変わった場合は、鼓膜損傷の可能性があります。放置しても鼓膜には再生力がありますが、損傷の程度を確認するために一度耳鼻科を受診することをお薦めします。

耳抜きで治ることが多い航空性中耳炎
いわゆる航空性中耳炎では、気圧の変化により鼓膜の変化が起きることがあります。中耳側の圧力は耳管を通じて調節されていますが、鼓膜側の圧力の変化に追いつかない場合、一時的に鼓膜の張り方が変化し、航空性中耳炎の状態になることがあります。この場合、音の聞こえ方が変わります。

エレベーターが高速で動くと、動く方向の空気を圧縮して逆方向の空気が膨張されるために、エレベーター内の気圧は変化します。高層ビルにあるエレベーターで経験したことがある人が多いと思いますが、これも航空性中耳炎の一種です。

但し、中耳炎といっても本当の炎症ではありません。経験則で知っている方が多いと思いますが、鼻をつまんで唾液を飲み込むと治ります。ダイビングの耳抜き法ではトインビー法と呼ばれている方法ですので、通常耳鼻科などに行く必要はありません。

花粉症の人が注意すべき、鼻かみ時の鼓膜損傷
花粉症の人では、鼻に関しては鼻水と鼻づまりが起きます。耳管も同時に詰まりやすいので耳閉感も起こりがち。片方の鼻の穴を押さえてティッシュペーパーで鼻をかむのは、誰でもやる動作です。ダイビングの耳抜き法のバルサルバ法に近い形です。

しかし、耳管が急に開くと鼓膜に強い圧力がかかる事があります。この時に鼓膜損傷がおきてしまう可能性があります。花粉症の受診で耳鼻科に行った時には、念のために鼓膜も診てもらうのがよいでしょう。

昆虫も生物学的病因?
鼓膜の病気と考えるべきか疑問点もありますが、外耳道への昆虫の侵入も病因となります。難しい言い方ですが、外耳道異物の分類では昆虫は有生異物といいます。

昆虫は糖質の一種でできた外骨格で覆われており、鼓膜よりも固いので、外耳道内で暴れられると鼓膜損傷の原因となります。昆虫が出ても鼓膜が損傷している可能性があるので、民間療法もあるようですが、耳に昆虫が入った場合は耳鼻科を受診することを強く勧めます。

耳かきで鼓膜損傷? メリットの少ない耳かき
鼓膜及び外耳道の病因で予防可能なのは、耳かきによる外傷です。道具を使う生物は人を含めて非常に少数。陸上で生活する哺乳類の耳の構造は基本的には同じですが、道具を使って耳かきが可能なのは人を含む類人猿だけです。

なぜ耳かきをするか考えたことはありますか? 耳垢=悪いもの、汚れ、という先入観があるために、きれいにするのが良いことだと考えている人が多いのかもしれません。

医学的には何を耳垢と定義するかは意見が別れるところですが、耳垢にはちゃんと役割があります。外耳道の病因で一番多いのは外傷。外傷に続いて、感染が起きると外耳炎となります。耳垢の役割は駅の掃除に使う「おが屑」と同じで、外耳道を掃除することです。耳垢の成分には細菌感染を予防する成分が含まれています。耳垢は悪者ではないというのが最近の考え方です。反論としては、耳垢栓塞(じこうそくせん)といって耳垢が固まって外耳道を塞ぐ病気があるという方がいると思います。鼓膜に耳垢が付着して異音が聞こえる事もあります。実は耳かき(耳掃除)の時の耳垢を押しこむのが耳垢塞栓と、鼓膜への耳垢の付着の病因となります。耳かきを使って外耳道を擦るような耳掃除は医学的には不要と断言しておきます。

余談ですが、手がない上に、解剖学的にも外耳道が非常に狭く、絶対に耳かきができない生物として、クジラが挙げられます。耳かきができないからといって、クジラが耳にトラブルを抱えがちであるという話はありません。クジラの耳には耳垢栓が溜まっていますが、木の年輪のように耳垢栓から年齢を推定することが可能なクジラがいるくらいです。

破れた鼓膜の穴はどう塞ぐ? 「鼓膜穿孔閉鎖術」
中耳は中耳内の圧力を調節するために耳管で外気とつながっていますが、通常は耳管は閉じています。鼻炎からの炎症が中耳に及ぶと中耳炎になることがあります。中耳炎などの場合、医学的理由(膿を出す目的)で鼓膜切開を行うこともあります。

基本的に、鼓膜には再生力があり、自然治癒します。

しかし原因は問わずに鼓膜穿孔を繰り返すと、鼓膜に穴があいた状態のままになることがあります。鼓膜に開いた穴から空気を伝わって、中耳で微生物による炎症が起きることはまずありませんが、外耳道に水が入った場合、水の中の微生物(細菌)や外耳道からの細菌が中耳にはいって、中耳炎を引き起こします。鼓膜に穴が開いた状態では、入浴時には耳に水が入らないように注意することは可能ですが、プールや海水浴やダイビングは禁止ということになります。

治療法として挙げられるのは、「鼓膜穿孔閉鎖術」といって短時間で穿孔した部位を塞ぐ手術法です。外耳道側と中耳側を貼りあわせている生体成分は主にコラーゲンなので、大まかに言うとコラーゲンの糊を使って穴を塞ぐ治療法だと説明できます。全例に対して適応がある訳ではありませんが、侵襲が少なく全身麻酔を必要とせず外来手術で実施できる方法です。

参照元 : allabout


2018年6月15日金曜日

厚生労働省が発表した衝撃の内容 処方薬や市販薬の新しい「使用上の注意」や「重要な副作用」

新たに判明!売れに売れているあの薬の「ヤバい副作用」 厚労省が発表した衝撃の最新情報



「今年4月18日に厚生労働省が発表した『医薬品・医療機器等安全性情報』の内容は衝撃的なものでした」

こう語るのは、都内の総合病院で働く精神科医。

「この文書はほぼ毎月のペースで発表されるもので、処方薬や市販薬の新しい『使用上の注意』や『重要な副作用等』が記されています。

4月の文書には通常より大幅に数の多い薬の副作用について改訂がありました。そしてそのほとんどが、催眠鎮静剤や抗不安剤だったのです」

たとえば睡眠薬として非常によく処方されているハルシオン。この薬には以下のような注意喚起がなされている。

「連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること」

同様の注意書きが、コンスタン、ルネスタ、アモバン、マイスリー、サイレース、リスミー、デパスといった38種類の薬に追加されている。

薬の種類は催眠鎮静剤、抗不安剤、抗てんかん剤、精神神経用剤などだ。とりわけ目立つのがベンゾジアゼピン系(ハルシオン、コンスタン、デパスなど)と呼ばれる向精神薬。

松田医院和漢堂の松田史彦氏が語る。

「ベンゾジアゼピン系の薬は、欧米では'70年代から'80年代にかけて依存性が問題になり、慎重に使われるようになりました。

ところが、日本ではそうした弊害についての情報が出回らず、患者も医者も危険性について認識していなかった。その結果、ベンゾジアゼピンの処方量は日本が世界トップクラスであるという異常な事態になっていたのです。

今回、ようやく厚労省が38種類の向精神薬について注意喚起しましたが、欧米に比べて30~40年遅れという印象ですね」

これまで野放し状態にあった薬の副作用が、現在になって改めて注目されているのはなぜだろうか。前出の精神科医が語る。

「高齢の患者が長期的に飲んでいるケースが増えているからです。

とりわけデパスは昨年10月に取り扱いの厳しい第三種向精神薬に指定されるまでは、非常に気軽に処方されていた薬です。

ちょっと気分が優れない、元気が出ないというだけで惰性的に出してもらう患者も多かった。なかには肩こりに効くといって出している医者もいたくらいです」

ベンゾジアゼピン系の薬には依存性があり、習慣化すると飲むのをやめるのが難しい。埼玉医科大学病院の上條吉人教授が語る。

「薬を急にやめると不安になる、胸がドキドキする、手が震える、痙攣、せん妄などの離脱症状(禁断症状)が出ます。

この薬には神経細胞の活動を抑制する脳内物質の作用を増強させる働きがあります。高齢者の場合は、認知機能の低下や譫妄にもつながり、長期的に服用すると認知症の発症率も高くなることがわかっているのです。

さらに筋弛緩作用もあるので、ふらついて転倒・骨折し、そのまま寝たきりになってしまうケースもあります」



精神科の医者であれば、依存性などに関する情報も把握している場合が多い。しかし、これらの薬は内科や整形外科でもしばしば処方されるため、最新の情報に触れる機会のない医者たちが依存性などを軽く見て、漫然と処方してきたという問題もある。

「うがった見方をすれば、患者さんが催眠鎮静剤によって依存状態になれば、一生医療機関に通い続けることになる。これが、医者にとっての『固定資産』になっている面も否めません。

実際、私が催眠鎮静剤の危険性をテーマに講演をしても、『依存して何が悪い』という態度の医者もいます」(上條氏)

遅すぎた対応かもしれないが、これだけの薬に厚労省の注意喚起が行われるのは異例のこと。自分の飲んでいる薬が含まれていないか、確かめたほうがいい。

「週刊現代」2017年5月27日号より

参照元 : 週刊現代



2018年5月18日金曜日

銀歯を入れるのは日本人だけ?銀歯にはリスクがいっぱい

本当は怖い!?「銀歯」のリスク

2018/5/16(水) 20:45配信



◆銀歯を入れるのは日本人だけ?
欧米諸国では、美しく白い歯や歯並びの良さはとても価値あるものとされ、社会的なステータスを表すものになっています。歯が汚いことが就職にも影響したり、自己管理できていない人だと思われ、仕事の営業成績にも影響があるぐらいです。

そのため皆が歯を綺麗に健康に保つために、常に高い意識を持っています。

また欧米では、予防や歯のクリーニングのために歯科医院に通う方が98パーセント、治療をするために通う方が2パーセントと言われています。しかし、なんと日本では98パーセントの人が治療のために歯科医院に通います。

「日本人の女の子はとてもかわいいのに、笑うと歯が汚いのはなぜ?」と言われているのです。

◆銀歯にはリスクがいっぱい
歯医者に行ってなんとなく銀歯になり、また虫歯ができたから銀歯が増えるという悪循環。銀歯以外の詰め物やかぶせものは自費になってしまうから、保険内の治療でいいや……。こんな感じで日本人の口の中は銀歯だらけになってしまっています。

日本で銀歯と呼ばれているものは、金と銀とパラジウムの合金で日本にしかないものです。国民皆保険制度のために最低限の歯の機能の回復ができる、安くて加工しやすい銀歯がその昔うまれましたが、最近はこの銀歯における悪影響が注目されてきています。

◆銀歯によるリスク1:金属アレルギーを引き起こす
口の中には細菌が何百億と住み、銀歯は日々熱いもの冷たいものそして咬合力を受け、過酷な環境に置かれています。

そのため銀歯は劣化しやすく、傷つきやすくなっており、また銀歯の表面から金属がイオン化されて溶けだし、体の中の蛋白質とくっつくことで金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

金属アレルギーは口の中の異常だけに限らず、体全身の異常をきたす可能性があります。手が赤くただれたり、全身にぶつぶつができたりすることもあるのです。

銀歯を入れてすぐに異常が出る場合以外に、何年もしてから体に異常が出てくることも多く、原因不明の皮膚病だと思われることがあります。

とくに銀歯に含まれているパラジウムという物質はアレルギーを引き起こしやすく、パラジウムに対してアレルギー反応を持つ方は100名中20~30名ほどいると言われています。

◆銀歯によるリスク2:被せた歯がまた虫歯になる
銀歯と歯は歯科用のセメントでくっついているのですが、正確にいうとぴったりくっついているわけではありません。銀歯を入れる際に歯との隙間をセメントで埋めて、セメントと銀歯の摩擦力でくっついているだけなのです。

そのため入り込んだ虫歯菌により、また中に虫歯がひろがっていたということは珍しくありません。中のセメントも劣化してくるので、古い銀歯のなかは気づいたら真っ黒になっていたなんてこともよくあります。

銀歯の下の虫歯は発見しづらいですし、レントゲンにも写りにくいのでなかなか発見しにくいのも事実です。

神経がない歯の場合には症状も出にくいので、しばらく歯科医院に行っていなかったら、歯を残せないほどにぼろぼろになっているなんてこともあります。このような状態を避けるためにも、定期検診は重要ですね。

一方、セラミックのかぶせものや詰め物は歯やセメントと相性がよく、ぴったりくっついているため、銀歯に比べて再び虫歯になるリスクは格段に少ないです。

◆銀歯によるリスク3:歯周病が悪化しやすい
銀歯の表面は傷がつきやすく、その小さい傷に口の中の菌がたくさん寄ってきます。銀歯と歯茎の境目にも歯周病菌他たくさんの菌がたまりやすく、銀歯を入れてから歯周病の進行が早まったりもします。

奥歯に銀歯を入れて数年したら、歯茎が腫れたり歯周病で歯が揺れてきた、という経験がある人もいるかと思います。

銀歯の周りは特に汚れや菌が溜まりやすいので、歯ブラシ以外にも歯間ブラシやフロスを使い綺麗に歯を磨き、定期的に歯科医院での健診やクリーニングを受けていく必要があります。銀歯と歯茎の境目が菌の住処になっていると、口臭の原因にもなります。

保険適用によって日本の歯科の治療は安く、誰でも受けられる利点もありますが、上記のように実は銀歯には様々なリスクもあるのです。

そのリスクをよく理解し銀歯にするかセラミックの治療をするか選択するのも大切ですし、すでに口の中に銀歯がある場合は定期的な歯科検診と毎日の丁寧な歯磨きをすることが必要になってきます。

そしてなにより、虫歯のない健康な口腔内を目指し、予防に力を入れることが最も理想的です。グローバルの時代になり、海外の方と関わる機会の多い昨今「なぜ日本人の口は銀歯だらけなのだろう……」と言われないようにしたいものです。

参照元 : All About





2018年5月4日金曜日

携帯電話の電磁波で脳腫瘍の罹患率が2倍強に

アメリカで話題"スマホと脳腫瘍"の関係性 カリフォルニア州は指針を発表

2018.1.8

2017年12月、米カリフォルニア州の公衆衛生局が「脳を電磁波から守るために、スマホを体から遠ざけよ」とのガイドラインを発表し、全米で騒ぎになっている。携帯電話の電磁波による健康被害は、現時点では科学的に立証されていない。だが米国では著名人が相次いで脳腫瘍で亡くなったことから、不安が高まっている。どう対応すべきなのか――。



電磁波の影響を減らす5つのアドバイス
多くの現代人にとって、スマートフォン(スマホ)は今や生活に欠かせない道具。服のポケットなどに入れていつも持ち歩く人、なかには添い寝する人までいます。一方で、スマホを含む携帯電話が発生する電磁波が、健康に害を与えるのではないかという懸念もささやかれ続けてきました。

2017年12月、米カリフォルニア州公衆衛生局(CDPH)は、「携帯電話からの電磁波の影響を減らす方法(How to Reduce Exposure to Radiofrequency Energy from Cell Phones)」と題したガイドラインを発表しました。同ガイドラインは、主に5つのアドバイスをしています。

1つ目は、「体からスマホや携帯電話を遠ざけておくこと」。数フィート(数十センチ)遠ざけておくだけでも大きな違いあるとして、4つのポイントをあげています。

・通話するときには端末を直接耳に当てることを避け、スピーカーホン機能やイヤホンマイク(有線でも、ブルートゥースなどの無線接続のものでもOK)を使う。

・通話よりも文字でのやりとりを中心にする。

・ストリーミングや大きなファイルの送受信をする場合には、端末を頭部や体から遠ざけておくこと。

・持ち歩く際にはカバンの中にしまう。ポケットやベルトにつけるなど、体に密着させて携帯しないこと。

2つ目は、「端末からの電磁波が強くなる状況のもとでは、なるべく使用を控えること」。電磁波が強くなる状況として、以下のような例をあげています。

・ディスプレーの電波強度の表示バーが1~2個しか表示されていないとき。基地局からの電波が弱いと、スマホや携帯電話は電波の出力を上げて基地局とつながろうとするため。

・バスや鉄道で高速移動しているとき。接続する基地局が切り替わるたびに、スマホや携帯電話は電波の出力を上げる。

・音声や動画のストリーミング、あるいは大きなファイルの送受信をしているとき。動画や音声を視聴するときは、あらかじめ端末にダウンロードし、「機内モード」にして通信をオフにしてから楽しむこと。

さらにガイドラインでは、就寝時にはスマホや携帯を枕元やベッドの中に置かないこと、通話しないときにはイヤホンマイクを外しておくこと、電磁波をブロックするとうたう各種グッズは使わないこと(かえって電磁波の影響を強くするおそれがある)を推奨しています。

マケインの脳腫瘍との関連性も疑われる
携帯電話やスマホの電磁波と健康被害との因果関係は、まだ科学的には立証されていません。2011年には世界保健機構(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)が、携帯端末などの無線通信で使われる周波数帯域の電磁界を、「ヒトに対する発がん性が疑われる(Possibly Carcinogenic)もの」(グループ2B)に分類しました。その後も各国の研究機関が調査研究を続けていますが、現時点では因果関係を科学的に示すような証拠は出てきていません。

また、アメリカや日本を含む世界の主要国で市販されているスマホや携帯電話は、過去のさまざまな研究を踏まえたICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)のガイドラインに沿って、発生する電磁波の強さを規制されています。

それでもアメリカでは、スマホと脳腫瘍の因果関係がささやかれ続けています。例えば、ジョー・バイデン前副大統領の長男、ジョセフ3世が脳腫瘍で死んだ(2017年11月、享年46歳)のはスマホの使い過ぎだったとか、やはり脳腫瘍と診断されて目下治療中のジョン・マケイン上院議員(共和党、アリゾナ州)は携帯電話を多用していた、といった話が流れています。

そうした中、「疑わしきは罰せず」ではなく、「疑わしきは放置せず、それに即して予防せよ」というプラグマティックなアクションが、今回のCDPHのガイドラインだといえるでしょう。

特に気になる若年層への影響
CDPHでは特に、子供の脳への影響を懸念しています。今やアメリカでは子供たちは10歳ぐらいからスマホや携帯電話を使い始め、その大半はスマホを一日中、肌身離さず持ち歩いています。CDPHのカレン・スミス局長(医学博士)は、以下のように述べています。

「10代は子供の脳が発達する時期であり、大人よりも携帯電話の使用による影響を受けやすい可能性があります。保護者の方々は、お子さんの携帯電話の使用時間を減らすことをぜひ検討して下さい。また、夜は携帯電話の電源を切るようお子さんを促すべきです」

若年層のスマホ使用については、カナダ保健省も2011年、18歳未満に対してはスマホを含む携帯電話の使用時間の抑制を大人が促すべき、という提言を行っています。

また身体的な悪影響以外にも、例えば米高級誌「ジ・アトランティック」の2017年9月号は、「スマートフォンが次世代を破壊してしまった?」(Have Smartphone Destroyed a Generation?)という記事で、若い世代の精神面への害の可能性を指摘しています。「2011年以降、ティーンエージャーの鬱(うつ)症状の発症率や自殺率は急上昇している。(スマホとSNSの時代の申し子である)『i(アイ)世代』は、ここ何十年かの間で最も深刻なメンタル面の危機に立たされているといっても過言ではない。そのかなりの要因は、もとをたどれば彼らのスマホにあるかもしれない」

長期的視野に立ったリスクの考察を
日本政府はどうでしょう。

総務省は、「現時点では、安全基準を超えない強さの電波により健康に悪影響を及ぼす証拠はないことを確認」したとしつつ、「携帯電話を長時間使用した場合のリスクについてすべて解明されたわけではありませんので、心配される場合には、IARCの幹部が言及しているハンズフリー機器やメールの利用など、各個人がそれぞれの事情に応じて適切と思う対策をとることが適当と考えます」と述べています。(総務省「電波利用ホームページ」)。

一方で、子供たちのスマホ使用については、学校に持って来ないとか、授業中は禁止といった個々の学校の規則を除けば、カリフォルニア州やカナダのように、使用時間の制限を推奨するようなガイドラインは出されていないようです。たとえ健康への悪影響が立証されていないとはいえ、スマホが次世代の子供たちにもたらす、精神的影響なども含めたもろもろのリスクについて、国家として長期的視野から考えておく必要は十分あるような気がします。

高濱 賛(たかはま・たとう
在米ジャーナリスト。米パシフィック・リサーチ・インスティチュート所長。1941年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業後、読売新聞入社。ワシントン特派員、総理大臣官邸、外務省、防衛庁(現防衛省)各キャップ、政治部デスク、調査研究本部主任研究員を経て、母校ジャーナリズム大学院で「日米報道比較論」を教える。『中曽根外政論』(PHP研究所)、『アメリカの教科書が教える日本の戦争』(アスコム)など著書多数。

参照元 : presidentオンライン




脳腫瘍の罹患率が2倍強に、携帯電話との関係は? 英研究

2018.05.03 Thu posted at 13:32 JST



イングランドで脳腫瘍の罹患率が過去20年で倍増したとの調査結果が発表された

(CNN) 英イングランドで進行性の悪性脳腫瘍(のうしゅよう)にかかる人の割合が過去20年で倍以上に増えたという調査結果が、2日の学術誌に発表された。原因は解明されていないものの、研究チームは携帯電話が関係する可能性にも言及している。

英国の研究チームは1995~2015年にかけてイングランドで悪性脳腫瘍と診断された8万1135人について調査した。その結果、神経膠腫(グリオーマ)の罹患率が、人口10万人当たり2.4人から5.0人へと増えていることが分かった。

今回の研究では原因については調査していない。ただ、論文の筆頭筆者アラスデア・フィリップス氏は、ライフスタイルが一因になった可能性もあると述べ、携帯電話と脳腫瘍や脳の変化との関係について調べた過去の研究にも言及。腫瘍が主に、耳や額に近い前頭部から側頭葉にかけて発生していることなどを理由に、「携帯電話は最も有力な原因と考えられる」とした。

ただし脳腫瘍の症例は依然として極めて稀(まれ)であり、たとえ携帯電話の使用が脳腫瘍のリスクを増大させる恐れがあるとしても、人が脳腫瘍にかかるリスクは非常に低いと説明。「長時間電話をかける場合はハンズフリーにした方がいい。ただし大騒ぎする必要はない」と強調している。

別の専門家は今回の研究について、脳腫瘍の罹患率増加と携帯電話使用との関係が証明されたわけではないと強調する。

携帯電話の放射線と脳腫瘍などのリスク増大との関係を巡っては、まだ分からないことの方が多い。因果関係はないとした調査もあれば、因果関係を指摘した調査も発表されている。

参照元 : cnn.co.jp












2018年4月20日金曜日

2つの錯視画でわかる統合失調症判定テスト

錯視画でわかる「統合失調症判定テスト」がヤバい! 正解したら統合失調症の可能性…研究者が発表!

2018.04.15

統合失調症はスキゾフレニアとも呼ばれ、幻覚や妄想症状が特徴的な精神疾患であるが故に、感覚・思考・行動が歪んでいることを自覚しにくく、事実とフィクションを区別することが難しくなる。ただ、統合失調症は全人口のおよそ1%に発症すると言われており、決して珍しい病気ではない。

■2つの錯視画でわかる統合失調症判定テスト

既存の統合失調症診断は、本人および家族への丁寧な問診やロールシャッハ検査が用いられるなど、医師の主観に基づくものがほとんどであった。しかし現在ではこの病気のチェックテストとして錯視画が有効であることが研究者によって突き止められている。

興味深いことに、この病気でない人には見分けにくい錯視が、統合失調症患者には簡単に見分けることができるのだ。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン=UCL眼科研究所のスティーブ・デイキン博士によると、統合失調症の患者は常に幻覚を見ていると思われがちで、確かに彼らの物の見方は私たちと異なっているが、視覚について言えば普通の人々よりも正確であるという。

統合失調症のテストに使用される2つの錯視画は以下のようなものだ。被験者は白黒模様の画像を示される。そして中央の大きな円の真ん中の円と同じコントラストを持つ円を、回りの小さい円から選ぶ。

※問題(1)



●正答:1番上の図が正解。患者でない人は3番目の図を選択しやすい。



※問題(2)



●正答:1番上から時計回りに4番目が正解。患者でない人は7番目を選択しやすい。



これは「チャブ錯視」と呼ばれるもので、コントラストの高い模様の上に対象画像を置くと、その画像が実際より暗く見える目の錯覚である。

統合失調症の人はこの錯視テストを楽々とそして素早く判断し“処理”できる。この研究では統合失調症患者15人のうち12人は、コントラストを正確に知覚することができたという。患者でない人は、コントラストの高い背景によって惑わされ、実際より暗いグレーのものを選んでしまった。

■なぜ統合失調症患者は錯視に騙されないのか

錯視画を見ている時、人間の脳は前頭頭頂制御ネットワークと、目から情報を受け取る脳の視覚野の結びつきが強くなる。それによって予想する視覚が優勢になるように脳が処理し、実際には見えている視覚情報を圧倒すると研究者は考えている。

一方、統合失調症患者の場合は、脳にこのような結びつきが発生しないので、結果的に、画を見えるままの事実として受け入れるという。同様に、アルコールやドラッグを使用している人も、この錯視に引っかからないということだ。脳が見ているものと、見えると予想されるものとがうまく結びつかない状態が、これらを使用している人の脳でも引き起こされている可能性がある。

■治療への一歩

この興味深い発見は、統合失調症患者が感情情報を適切な文脈を用いて解釈することが難しいという仮説を証拠立てるものと捉えることができる。

前出のデイキン博士は、次のように説明する。

「通常、脳内の文脈的プロセスは、関連するものに焦点を当てるのに役立ちます。これは、私たちの脳が情報に圧倒されるのを阻止するためです。統合失調症の脳では、このプロセスが効果的に機能していないようです。おそらく、脳内の細胞が交互に切り替わるプロセスが原因である可能性があります」

多くの統合失調症者は他人の行動を誤って解釈し、被害妄想的な感情を持つことが多いが、その理由は感情情報の「文脈判断」「状況判断」にあるという。多くの研究者が、今回の彼らの研究が統合失調症診断上に大きな意味を持つと考えている。

錯視画が、このような研究目的に使用されているとは知らなかった。時としてわざと間違いを起こさせるのだから、人間の脳は微妙かつ精巧な機能を有する。しかし反対に「故障」が起きると「修理」が難しいのも人間の脳だ。この研究は、より客観的な統合失調症診断のための一歩になることだろう。

(文=三橋ココ)



参考:「The Minds Journal」ほか

参照元 : TOCANA

最初に見えたもので依存症、幼稚、金に固執なのか分かる心理テスト

【心理テスト】最初に見えたもので分かる“ハマりがちなダメ恋人”が当たる! 依存症、幼稚、金に固執…!

2018.04.18

せっかく恋人ができたのにいつも長続きしない、もしくは付き合う相手が代わってもなぜか毎回同じような悩みを抱えてしまう……。もし恋愛するたびにこのようなパターンを繰り返しているとしたら、それはそもそもあなたの恋人の選び方に何か理由があるのかもしれない。

今回の性格診断テストは、そんな自分でも気がついていない恋愛に関する深層心理を教えてくれる。

覚悟が決まったら絵を見て、真っ先にどのイメージをとらえたかを直感のまま答えてみてほしい。



思わずハッとしてしまうかもしれない、自分の恋愛ウィークポイントをとしっかり向き合ってみよう。

1. 男の顔

健全な恋愛関係を結びにくい。不倫やアルコール、ギャンブルなど何かに依存している人、借金持ちなど、いわゆる恋愛関係を結ぶのは不向きな相手に縁があるようだ。

相手に危険な香りがしたら、情がうつる前に冷静に関係を絶つように。

つらい過去があっても恋愛に臆病になることはない、過去の過ちを繰り返さないように今後はしっかり足を地につけて、一緒にいて居心地の良い安全なパートナーを探してみよう。

2. 枝をくわえる鳥

天性の世話好きで、恋に落ちた相手への尽くしっぷりがすごい。

それが過剰になってしまうこともしばしばだが、あまり度を越さないように。世話を焼かずにはいられない未熟な相手を選んでしまったり、あなたの親切に慣れすぎて態度が尊大になってしまうような相手は避けたい。

落ち着きがあり分別がわかる成熟した大人の相手を選びさえすれば、あなたの良さがきちんと発揮されるはずだ。自分を安売りしたり過小評価しないように。

3. 岩の上の人魚姫

自分には良いことや良い人がすぐに現れるはずだ、と夢見がち。

全てにおいて理想主義者だが、特に恋愛になると顕著だ。だが素敵な人が見つかったからといって、果たして本当にその人の本質をとらえているのだろうか。

自分は世界の中心にいてパワフルで特別だ、というスタンスは変えようもないのでそのままで結構だが、自分の思い描く理想のイメージを追い求めすぎると現実の恋愛は遠ざかっていくことは理解しておきたいところ。

4. 貝の中の真珠

物やお金に固執するタイプ。より良いもの、高価なものを好む傾向がある。

売れていないアーティストなど、お金のない相手と恋に落ちることがあるかもしれないが、ほとんどの場合は一瞬の気の迷いで終わるだろう。ある意味明確な判断基準を持っているので失敗しにくいが、こだわりが行き過ぎないよう心掛けたい。

ひょっとしたら自分の基準に満たなくても、真に相性の良い人と出会える可能性もあるので、門戸を少し広げてみよう。



頭ではわかっていてもそううまくは運ばないのが恋愛だ。恋愛に自信をなくしている人、勇気が出ない人へ、今回の結果がほんの少しでも貢献できたら幸いである。

(文=Maria Rosa.S)

参考:「Your Tango」ほか

参照元 : TOCANA

2018年4月19日木曜日

英研究者「人は一人で死ぬことを好む。家族の顔も見たくなくなる」

【ショック】人は死ぬとき孤独になることを好むことが判明! 英研究者「家族の顔も見たくなくなる」

2018.02.02



オウム真理教開祖・麻原彰晃が語った数少ない真理の1つに「人は死ぬ、必ず死ぬ、絶対死ぬ、死は避けられない」という言葉がある。これを読んでいる読書も、生まれたばかりの赤ちゃんも、みんな最後は死ななくてはならない。臨終に際して、あなたはどうやって死にたいだろうか?

■ひとりで死ぬ方が良いと考える人たち

素直な多くの人にとって、家族に看取られながら畳(あるいはベッド)の上で死ぬことが理想の死に方だろう。ひとりで誰にも看取られず死ぬなんて、それまでの人生を全て否定されるかのような恐ろしさを感じるかもしれない。だが、ひとりで死ぬことは絶対に“悪い”ことなのだろうか?

英・ノッティンガム大学の研究者グレニス・キャズウェル氏は、これまでの経験から、少なくない人がひとりで死ぬことを選び、直前には家族の顔も見たくなくなることがあると「Conversation」(20日付)で語っている。

「あるホスピスのナースたちは、誰もひとりで死ぬべきではないと考えていますが、臨終の間際に、看取っている家族を外に出ていかせ、ひとりで死ぬことを好む患者たちがいると報告しています」(キャズウェル氏)



また、キャズウェル氏は、ひとりで生活している年配者らに話を聞いたところ、彼らの中にも、ひとりで死ぬことを好んでいる人がいたという。そういった人たちにとっては、ひとりで死ぬことよりも、老人ホームで毎日を過ごす方がよほど苦痛だというのだ。

ひとりで死ぬことが誰にとっても必ず良いというわけではないが、キャズウェル氏は、ひとりで死ぬことが常に悪いという一面的な見方を改め、死の在り方について議論をはじめ、さまざまな死に方が容認されるべきだと考えているという。

■死ぬ時は皆ひとり



20世紀最高の哲学者と称されることもあるドイツのマルティン・ハイデガーは、死について深く思索した思想家の1人だ。彼によれば人間は己を「死に向かう存在」と自覚することで本来的に生きられるようになるという。しかし、このことが人間を孤独にもするという。

なぜなら自分の死は自分で引き受けなければならず、他人に代わってもらうことができないからだ。また、自らが死ぬ時も、誰かと一緒に死ぬことは不可能であり、どんな人も(たとえ家族が看取っていても死と向き合うのは自分しかないのだから)孤独に死ぬことしかできない。



1月21日、保守思想家で評論家の西部邁さん(78)が多摩川で入水自殺した。家族が川に浮かぶ西部さんを発見したが、自殺の際には1人だったものと見られている。この時、西部さんは、ひとりで死ぬ寂しさや恐ろしさを感じながら逝ったのだろうか? 報道によると、西部さんは以前から自殺を示唆していたというから、むしろ、強い意志で自らの生に終止符を打ち、自覚的に自分の死を引き受けたと考えたい。そこに悲しみや恐怖のようなものは無かっただろう。

誰もが自分が死ぬことなんて考えたくないかもしれないが、死の自覚は早ければ早いほど、限りある人生を豊かすることができるだろう。これを機に自分の死に方について少し考えてみては如何だろうか? (編集部)

参考:「The Conversation」、「Daily Mail」、ほか

参照元 : TOCANA