2015年9月27日日曜日

1日1時間テレビを見ると、子どもの学力を9.3点も低下させる 1日4時間以上の勉強も効果ナシ

テレビは「1日1時間でも」子どもの学力を下げることが明らかに

2015年09月23日 20時00分



子どものころ、親に「テレビを見ると頭が悪くなる」といわれませんでしたか? これはあながち間違いでもないようです。

なんと、テレビやインターネットを使う子どものほうがテストの点数が悪かったというのです。

その影響は評価のBがDに変わるほどだとか。テレビには知られざる影響力があったのです。

■1日1時間テレビ見ると9.3点も低下

調査は845人の児童を対象に行われました。イギリス全土の、都市部から田舎の子どもまで、さまざまな生活環境の子どものデータが集められ、分析されました。

イギリスでは義務教育を終了するときに「GSCE(General Certificate of Secondary Education)」という統一テストを受験することになっており、その結果はA~Gのグレードで評価されます。

1日1時間テレビを見たり、インターネットを使ったり、テレビゲームをする子どもは、GSCE テストの点が平均9.3点も低かったということがわかりました。これはA~Gの評価がひとつ変わるほどの差です。

テレビ、インターネット、テレビゲームは、いずれも学力に悪影響を与えますが、もっとも影響が強いのはテレビなのだそうです。研究者は、テレビを見る時間が長くなればなるほど、学力は下がるだろうと考えています。

ある研究者は、テレビさえ見なければ、他に何をしていても学力は上がるだろうとすら言っています。それほどテレビは子どもに悪影響を与えるようです。

■1日4時間以上の勉強は効果ナシ?

日常的に本を読んだり宿題をしたりする子どもは、やはりGSCEテストで高得点でした。

その効果は大きく、1日1時間宿題をするなどの勉強をした子どもは23.1ポイントも点数が高かったのです。これはA~Gの評価では4つ分の差になります。

おもしろいのは、勉強すればするほど点数が上がるわけではなかったこと。1日4時間以上勉強しても、さほど点数の差はありませんでした。

また、宿題をきちんとやっている子どもでも、テレビを見る時間が長いと学力は伸びないそうです。

■スポーツは学力に悪い影響ナシ!

イギリスでは、スポーツをする子どもは学力が低いと考えられていましたが、こちらは根拠がないことがわかりました。体をよく動かすことは、特に学力には影響がないようです。むしろ健康にはいいため、適度な運動をしたほうがいいということです。

大人がテレビを見ていると、子どもも一緒に見るもの。子どもの学力を高めたいなら、まずは大人がテレビ断ちをしなければならないのかもしれません。

とはいってもストレスをためるのもよくありません。外で運動したり、本を読んだり、子どもと一緒にできる息抜きの方法を見つけられるといいですね。

(文/スケルトンワークス)

【参考】
※Just ONE HOUR of TV or internet use each night can damage a child’s GCSE chances, experts warn-Daily Mail Online

参照元 : Suzie(スージー)


テレビが人間を愚鈍にさせるというのが科学的に証明された



2013年11月20日、誰もが知っている事実が改めて科学者の研究成果として発表されている。それは、テレビの長時間視聴が、間違いなく、確実に「頭を悪くする」という事実だ。これは、東北大加齢医学研究所の川島隆太教授(脳科学)と竹内光准教授(同)らのグループが発表したものだが、結論から言うと、このようになる。

「テレビの長時間視聴が、言語知能などをつかさどる脳の前頭極に悪影響を与える」

これらは科学者に言われるまでもなく、親や教師には実経験として知られていた事実だった。テレビばかり見ている子供は間違いなく、読書能力は劣り、注意能力も劣っていた。

分かりやすく言うと、テレビばかり見ている子供は愚鈍だったのである。

脳のどの部分が愚鈍になるのか。それは「脳の前頭葉」であると、2013年11月20日の研究発表で私たちも知るところとなった。前頭葉は、意欲、創造、感情、思考、注意にかかわる、人間として最も重要な部分である。その発達が阻害される。

創造力は喪失し、感情は容易に操られるようになる
大人になってテレビ中毒になっても、非常に悪影響が出てくるのはよく知られている。テレビばかりを見ていると、いつまでもそれを見続け、意欲も消えて、怠惰になり、思考が働かず、完全に受け身の「何もしない」人間になってしまう。

テレビから流れてくるどうでもいい情報、自分とはまったく何の関係もない情報が次から次へと脳に流れ込み、その間は自分の人生がストップしてしまう。しかも、流れ込んでくる情報は自分が考えたものではなく、他人が押しつけるものなのである。

テレビの向こう側の人間が話した下らないセリフはいちいちテロップ(字幕)にされて流され、笑うべきところやショックを受けるところは、そういった効果音によって強調される。

テレビは、視聴者に「ここで笑え」「これを注目しろ」「これにショックを受けろ」と、いちいち指示しているのである。視聴者は自分で考えて結論を出すのではなく、ただテレビの指示の通りに自分の感情を同期させる。

つまり、完全なる受動体勢となって、自分では何も考えられない洗脳された人間へとなっていく。長時間、テレビを見れば見るほど、視聴者は完全受容になり、創造力は喪失し、感情は容易に操られるようになり、思考は生み出すのではなく与えられるものになり、注意が散漫になる。

前頭葉が鈍くなり、その結果、誰が見ても愚鈍な人間が誕生する。大人でも長時間テレビを見続けていると、そのような危険な状態になるのだが、これが子供であれば尚さらその危険性が高まってしまう。

テレビは、子供の脳を破壊する凶器も同然だ
子供にテレビばかりを見せる親は、まさに子供を愚鈍な人間にするということである。テレビは、子供の脳を破壊する凶器なのである。子供を殴りつけて心身共に子供の成育を破壊する親は虐待であると誰もが分かるが、テレビばかり見せる親も虐待する親と同じくらいの危険性がある。

まして、いつの時代でもテレビがあまりにも下品で意味がないものであることは昔から言われていることであり、それはますますエスカレートしている。しかも、ニュースを流せば、その情報を露骨なまでに印象操作や世論操作を加えて、視聴者をミスリードさせる。

視聴することそのものが危険であると同時に、内容そのものも視聴者に悪影響を与えるという二重の意味で危険なものへとなっているのだ。テレビは大人にも子供にも有害なものであるのならば、私たちがしなければならないのは、テレビを見ないようにするということだ。

あるいは、テレビそのものを捨ててしまうということだ。今どきテレビなど見なくても、インターネットがあれば情報がどこからでも入ってくる。むしろテレビを見ない方が自分の時間を確保できるので、情報通になる可能性がある。今の若者はテレビを見なくなったと言われているが、それで情報に遅れているだろうか。逆だ。

テレビばかり見ている高齢者の方が、情報化時代に遅れて大切な情報が手に入っていない。テレビはもう情報提供の機能すらも劣っているのである。まだ、あなたの家にテレビがあるのなら、もうそろそろテレビを本気で捨てることを考えなければならない。子供がいるなら、一刻の猶予もない。

人間を愚鈍にする危険なものであると分かった以上、そんなものを家庭に置いておく理由はない。

テレビで育つと、テレビ並みの人間性しかない
戦後の日本人から品格が失われたのは、テレビが各家庭に蔓延して、くだらないテレビ番組が大量生産され、誰もがそれを見続けたからだと言われている。だから、逆に言えば、日本人を取るに足らない民族にしようと思ったら、テレビを乗っ取って朝から晩まで下らない番組ばかりを流し続ればいいということになる。

実際、自然にそのような結果になってしまった可能性がある。テレビのせいで、日本人の多くは「取るに足らない人間」にされてしまったのだ。よく考えれば、朝から晩までくだらないテレビ番組を見続けて、まともな人格者に成長すると考える方がどうかしている。

朱に交われば赤くなる。テレビで育つと、テレビ並みの人間性しか手に入れることができない。自分がどんどんくだらない人間にされる。あるいは、子供たちがどんどんくだらない人間にされる。それだけでもテレビの有害さが分かるはずだ。

現代の日本人は極端な受け身であると言われている。指示されないと何もできない人間や、マニュアルがないと恋愛すらもできない人間で満ちあふれている。前頭葉がまったく働いておらず、まるでロボットのように一から十まで言われないと理解できない人間ばかりなのだ。

テレビを子供の頃から長時間見続けてきた人間が、そのような「自分では何も考えられない人間」「指示されたことしかできない人間」を生み出している可能性が高い。テレビは前頭葉の発達を阻害する毒性があると分かったのだから、他人はともかく、あなた自身はテレビを捨てなければならないことくらいは分かるはずだ。

テレビを捨て、前頭葉を回復させ、創造性や思考に芽生え、一刻も早く「自分自身の可能性」を取り戻して欲しい。あなたは、長い間奪われていたものを取り戻さなければならない。

参照元 : Darkness DUA


【テレビ/脳科学】 テレビは前頭葉破壊装置だった・・・



東北大加齢医学研究所の川島隆太教授(脳科学)と竹内光准教授(同)らのグループは20日、子どものテレビの長時間視聴が、言語知能などをつかさどる脳の前頭極に悪影響を与えるとする研究結果を発表した。

従来、心理学研究でテレビが子どもの読書能力や注意能力を低下させることが確認されていたが、脳のどの部分に作用するかが明らかになったのは初めて。

脳画像解析と追跡調査によって解明した。「テレビを1日に何時間見るか」といった生活習慣を問うアンケートと知能テストに加え、脳を磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影し比較検討した。

2008年7月に始まった1回目調査で「テレビを長時間見る」と答えた子どもほど、3年後の2回目調査の知能テストで言語能力が低い傾向があった。 脳画像解析による調査では、本来、成長に伴って減少する灰白質と呼ばれる部分が、「テレビを長時間見る」と答えた子どもの方が減少幅が小さかった。

この傾向がみられたのは前頭前野の一番前側にある前頭極などで、自ら考える高次認知機能を担うとされる。この部分での発達の遅れが言語能力の低下に関連していると考えられるという。川島教授は「テレビ視聴制限の必要性が脳科学でも裏付けられた。生活習慣が脳の発達に影響することを子育て中の親に知ってほしい」と話す。

調査には、宮城県内の健康な5~18歳の男女計276人が参加した。

参照元 : タツノコまとめ

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