【ガチ】第二子として生まれた男は犯罪者になりやすいことが判明! MIT研究「悪事に走る可能性が最大40%高くなる」、原因は?
2018.03.27
二人目の子どもは一人目に比べてトラブルメーカーになりやすく、悪事に走りやすいという研究が、米国のニュースメディア「CBS Boston」に取り上げられ、大きな話題になっている。
■第二子の男性はトラブルメーカー?
今月26日付の「CBS Boston」によると、第二子として生まれた男の子はトラブルメーカーになりやすいという調査結果を報告したのは、米・マサチューセッツ工科大学(MIT)やノースウェスタン大学などの合同研究チームだ。
同国フロリダ州とデンマークの2人以上の子どもがいる家庭を調査したところ、二人目の子どもとして生まれた男の子は、第一子として生まれた男の子に比べ、学校で規律違反を罰せられ停学になったり、刑事事件で逮捕され有罪判決を受ける可能性がなんと20~40%高いことが判明したという。調査結果は、昨年「全米経済研究所(NBER)」で発表された。なお、今回の研究の対象となったのは第二子の男の子だけで、女の子については現在調査中とのことだ。
アメリカでもデンマークでも、二番目に生まれた男の子は、兄や姉よりも権威に対して反抗しやすいトラブルメーカーとなる傾向が明らかに高かったのだ。しかし、調査によれば兄弟間で健康状態や教育費に差はなかったという。では、なぜ生まれた順でそれほどの差が出てしまうのだろうか?
■二人目はつらいよ?
研究者たちは第二子として生まれた男性の犯罪傾向が高くなってしまう理由について、子ども時代の親の関わり方の影響を挙げている。よくあることだが、二人目以降の子どもは一人目の子どもほどの注意と熱意をもって育てられないことが多い。一人目の子どもが生まれた時は育児休暇を取ったが、二人目の時は一人目の時より短くした、そもそも育児休暇を取らなかったという話は日本でもたびたび耳にする。
仕方のないことだが、第二子以下は最初の子のように親の愛情を独り占めできない。親と一対一で絵本を読んでもらったり、遊んでもらったりする機会は第一子より少なくなるだろう。
また、上に兄弟がいることの影響も考えられている。最初の子どもは親をはじめ大人をロールモデルとして育つが、二人目からは年上の兄弟を見習いがちだ。年上とはいえ、兄や姉もまだまだ子どもであることが多く、当然ながら、大人に比べると衝動的でわがままな存在を見習いながら育つというわけだ。さらに、第二子は兄や姉という生まれながらのライバルと親の注意を奪い合わなければならない。そのため、第一子より行動的になる可能性も高いと考えられる。
とはいえ、第二子の男の子を過剰に心配することはないだろう。第一子に比べて反社会的な行動が20~40%高い傾向は示されているが、それは全体から見れば微々たるものだ。ただ、親は生まれ順が子どもの将来に与える影響を知っておくべきだろう。もちろん、犯罪者が「自分は第二子として生まれた男だから」と開き直るなど、もってのほかである。
(編集部)
参考:「CBS」「Simplemost」「NBER」、ほか
参照元 : TOCANA
2018.03.27
二人目の子どもは一人目に比べてトラブルメーカーになりやすく、悪事に走りやすいという研究が、米国のニュースメディア「CBS Boston」に取り上げられ、大きな話題になっている。
■第二子の男性はトラブルメーカー?
今月26日付の「CBS Boston」によると、第二子として生まれた男の子はトラブルメーカーになりやすいという調査結果を報告したのは、米・マサチューセッツ工科大学(MIT)やノースウェスタン大学などの合同研究チームだ。
同国フロリダ州とデンマークの2人以上の子どもがいる家庭を調査したところ、二人目の子どもとして生まれた男の子は、第一子として生まれた男の子に比べ、学校で規律違反を罰せられ停学になったり、刑事事件で逮捕され有罪判決を受ける可能性がなんと20~40%高いことが判明したという。調査結果は、昨年「全米経済研究所(NBER)」で発表された。なお、今回の研究の対象となったのは第二子の男の子だけで、女の子については現在調査中とのことだ。
アメリカでもデンマークでも、二番目に生まれた男の子は、兄や姉よりも権威に対して反抗しやすいトラブルメーカーとなる傾向が明らかに高かったのだ。しかし、調査によれば兄弟間で健康状態や教育費に差はなかったという。では、なぜ生まれた順でそれほどの差が出てしまうのだろうか?
■二人目はつらいよ?
研究者たちは第二子として生まれた男性の犯罪傾向が高くなってしまう理由について、子ども時代の親の関わり方の影響を挙げている。よくあることだが、二人目以降の子どもは一人目の子どもほどの注意と熱意をもって育てられないことが多い。一人目の子どもが生まれた時は育児休暇を取ったが、二人目の時は一人目の時より短くした、そもそも育児休暇を取らなかったという話は日本でもたびたび耳にする。
仕方のないことだが、第二子以下は最初の子のように親の愛情を独り占めできない。親と一対一で絵本を読んでもらったり、遊んでもらったりする機会は第一子より少なくなるだろう。
また、上に兄弟がいることの影響も考えられている。最初の子どもは親をはじめ大人をロールモデルとして育つが、二人目からは年上の兄弟を見習いがちだ。年上とはいえ、兄や姉もまだまだ子どもであることが多く、当然ながら、大人に比べると衝動的でわがままな存在を見習いながら育つというわけだ。さらに、第二子は兄や姉という生まれながらのライバルと親の注意を奪い合わなければならない。そのため、第一子より行動的になる可能性も高いと考えられる。
とはいえ、第二子の男の子を過剰に心配することはないだろう。第一子に比べて反社会的な行動が20~40%高い傾向は示されているが、それは全体から見れば微々たるものだ。ただ、親は生まれ順が子どもの将来に与える影響を知っておくべきだろう。もちろん、犯罪者が「自分は第二子として生まれた男だから」と開き直るなど、もってのほかである。
(編集部)
参考:「CBS」「Simplemost」「NBER」、ほか
参照元 : TOCANA
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