次の外為「フラッシュクラッシュ」発生、ヒントは日本のカレンダーに
2019年1月11日 5:00 JST
1回目は事故、2回目は偶然と言えるかもしれない。しかし外国為替市場で3回目の「フラッシュクラッシュ」に身構えるトレーダーらは今、日本のカレンダーを研究しているに違いない。
円に対する先週のトルコ・リラのフラッシュクラッシュ(急落)と2016年1月の南アフリカ・ランドの急落には、3つの共通点がある。いずれもアジア時間早朝、日本の連休中に起こったほか、個人投資家のこれら高利回り通貨のロング(買い持ち)ポジションは高水準にあった。
日本では今年、週末を含めて3日以上となる連休があと9回やってくる。過去2回と同じような機会が生じれば、日本の個人投資家のポジションに投機筋が攻撃を仕掛ける準備を整えるかもしれないと市場参加者らはみている。次回の連休は今月12-14日だ。
ウエストパック銀行のシニア通貨ストラテジスト、ショーン・キャロー氏(シドニー在勤)は「われわれは外為のフラッシュクラッシュ再来を覚悟すべきだ。われわれというのは、朝食を食べているオーストラリア人のことだ。それが最も流動性が低い時間帯だからだ」と述べた。「例えばロンドン時間午後2時に同様のことが起こるとは非常に考えづらい」と付け加えた。
問題あるいはヘッジファンドにとっての好機は、日本が休場の日は日中取引規模が320億ドル(約3兆4500億円)のオーストラリア市場が、シンガポールと香港市場が開くまで主戦場になることだ。日本の金融先物取引業協会の最新データによれば、豪州市場の規模は昨年11月末の日本の個人投資家のロングポジション残高にほぼ一致する。
信用取引に応じるブローカーは日本が休場でも毎日、資産を時価評価し、損失が一定水準に達すればポジションを清算しなければならない。会社ごとに若干の違いはあるが、外為どっとコム総研の神田卓也調査部長によると、これは総じて日本時間午前7時ごろに行われる。
流動性の低さは、個人投資家のポジションを投機筋の攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)にする。ストップロスを引き起こし極端な値動きから利益を得ようとするトレーダーが現れる恐れがある。
楽天証券のオーストラリア部門で最高執行責任者(COO)を務めるニック・トウィデール氏は「日本が祝日で大きなリテールポジションがあれば、マーケットはストップを付けにいこうとする」と話す。
また、ナショナル・オーストラリア銀行の外為戦略責任者、レイ・アトリル氏は、円ショート(売り持ち)を強制的に急解消させる動きが引き金になり得るが、アルゴリズム取引をする金融機関やファンドの行動が、変動を大きく増幅させかねないと指摘した。
日本の年末年始休暇の最終日だった1月3日の朝、円は数分の間に米ドルに対して4%近く上昇。きっかけは対円での豪ドルとトルコ・リラ売り注文殺到だった。
日本の個人投資家が持つポジションのリスクには、過去1年にあらためて注目が集まった。日本銀行の政策で貯蓄を持つ個人は金利収入の道を断たれ、高利回り通貨へと向かった。トルコ・リラのほかに日本の投資家がロングにする通貨は南ア・ランドやメキシコ・ペソなど。金融先物取引業協会のデータによれば、豪ドルやニュージーランド・ドルも買われている。
祝日を月曜に移す政策のおかげで日本には3日以上の連休が多い。フラッシュクラッシュの高いリスクに神経質になるトレーダーらに、準備の時間はあまりない。今週末も3連休だ。
日本の残る2019年連休(最終日)
原題:Trigger for Next Flash Crash May Lie in Japan Currency Calendar(抜粋)
参照元 : bloomberg
警戒する点は、年末年始や連休などで東京株式市場が休みの板が薄い早朝にフラッシュクラッシュは起こりやすいようなので、なるべくロングポジションは持ち越し、もしくはエントリーしない方が安全かと思います。
ショートでも海外業者でスプが広がりすぎてロスカットを喰らった例があるようです。なので業者によっては売りも安心できないということ。
国内業者でも1月3日のフラッシュクラッシュでスプレッドが広がりすぎてロスカットされた方も居るようです。
このように、急激な値動き時にスプレッドが広がらなかった業者はどこだったのか?この動画で紹介されてます。参考にどうぞ。
真のプロトレーダーは、急激な値動き時を逆に利用し、大儲けしてるのでしょう。リバウンド狙いでロングを入れて爆益ですか。それには、スプレッドが広がったりサーバーダウンしない、約定がスムーズに通る業者を選ぶ必要があります。
結論、年末年始や連休時はリスクが高まるので、トレードしないという選択もありなのかも。為替で一番必要なのは、資産を減らさず、相場の世界で最後まで生き残ることだと思います。
2019年1月11日 5:00 JST
1回目は事故、2回目は偶然と言えるかもしれない。しかし外国為替市場で3回目の「フラッシュクラッシュ」に身構えるトレーダーらは今、日本のカレンダーを研究しているに違いない。
円に対する先週のトルコ・リラのフラッシュクラッシュ(急落)と2016年1月の南アフリカ・ランドの急落には、3つの共通点がある。いずれもアジア時間早朝、日本の連休中に起こったほか、個人投資家のこれら高利回り通貨のロング(買い持ち)ポジションは高水準にあった。
日本では今年、週末を含めて3日以上となる連休があと9回やってくる。過去2回と同じような機会が生じれば、日本の個人投資家のポジションに投機筋が攻撃を仕掛ける準備を整えるかもしれないと市場参加者らはみている。次回の連休は今月12-14日だ。
ウエストパック銀行のシニア通貨ストラテジスト、ショーン・キャロー氏(シドニー在勤)は「われわれは外為のフラッシュクラッシュ再来を覚悟すべきだ。われわれというのは、朝食を食べているオーストラリア人のことだ。それが最も流動性が低い時間帯だからだ」と述べた。「例えばロンドン時間午後2時に同様のことが起こるとは非常に考えづらい」と付け加えた。
問題あるいはヘッジファンドにとっての好機は、日本が休場の日は日中取引規模が320億ドル(約3兆4500億円)のオーストラリア市場が、シンガポールと香港市場が開くまで主戦場になることだ。日本の金融先物取引業協会の最新データによれば、豪州市場の規模は昨年11月末の日本の個人投資家のロングポジション残高にほぼ一致する。
信用取引に応じるブローカーは日本が休場でも毎日、資産を時価評価し、損失が一定水準に達すればポジションを清算しなければならない。会社ごとに若干の違いはあるが、外為どっとコム総研の神田卓也調査部長によると、これは総じて日本時間午前7時ごろに行われる。
流動性の低さは、個人投資家のポジションを投機筋の攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)にする。ストップロスを引き起こし極端な値動きから利益を得ようとするトレーダーが現れる恐れがある。
楽天証券のオーストラリア部門で最高執行責任者(COO)を務めるニック・トウィデール氏は「日本が祝日で大きなリテールポジションがあれば、マーケットはストップを付けにいこうとする」と話す。
また、ナショナル・オーストラリア銀行の外為戦略責任者、レイ・アトリル氏は、円ショート(売り持ち)を強制的に急解消させる動きが引き金になり得るが、アルゴリズム取引をする金融機関やファンドの行動が、変動を大きく増幅させかねないと指摘した。
日本の年末年始休暇の最終日だった1月3日の朝、円は数分の間に米ドルに対して4%近く上昇。きっかけは対円での豪ドルとトルコ・リラ売り注文殺到だった。
日本の個人投資家が持つポジションのリスクには、過去1年にあらためて注目が集まった。日本銀行の政策で貯蓄を持つ個人は金利収入の道を断たれ、高利回り通貨へと向かった。トルコ・リラのほかに日本の投資家がロングにする通貨は南ア・ランドやメキシコ・ペソなど。金融先物取引業協会のデータによれば、豪ドルやニュージーランド・ドルも買われている。
祝日を月曜に移す政策のおかげで日本には3日以上の連休が多い。フラッシュクラッシュの高いリスクに神経質になるトレーダーらに、準備の時間はあまりない。今週末も3連休だ。
日本の残る2019年連休(最終日)
原題:Trigger for Next Flash Crash May Lie in Japan Currency Calendar(抜粋)
参照元 : bloomberg
警戒する点は、年末年始や連休などで東京株式市場が休みの板が薄い早朝にフラッシュクラッシュは起こりやすいようなので、なるべくロングポジションは持ち越し、もしくはエントリーしない方が安全かと思います。
ショートでも海外業者でスプが広がりすぎてロスカットを喰らった例があるようです。なので業者によっては売りも安心できないということ。
【拡散希望】— ちふたん (@chifutan_fx) 2019年1月7日
1/3の急落が話題でしたが個人的な話を一つ
フラッシュクラッシュで #GEMFOREX で大量にショートして爆益の瞬間スプレッド拡大で口座ロスカット。使う業者には注意しましょうという注意喚起
下落時にショートで狩られる業者は流石に薦められない#FX #USDJPY #ドル円 #AUDJPY #豪ドル円 pic.twitter.com/WSz262vRKJ
国内業者でも1月3日のフラッシュクラッシュでスプレッドが広がりすぎてロスカットされた方も居るようです。
昨日のドル円フラッシュ・クラッシュ、ティックチャートでまとめておきます。インターバンク市場に比較的近い値動きと思われるNDD業者・デューカスコピーのティックです— 高城泰 (@takagifx) 2019年1月4日
107.50円を割った7時35分から、値が消えてワープが始まり、3分25秒で3円以上の暴落です pic.twitter.com/Mf0S9hBexy
年始に強制ロスカットくらいました... pic.twitter.com/WguqoRJafh— 小高(social-company) (@LimixSocial) 2019年1月9日
強制ロスカット— swaper FX (@swaperFX) 2019年1月2日
他社だったら70円割れしてないので助かったと思いますが、ヒロセ通商はスプレッド180pipsで70円割れ
髭の下限でキッチリ狩られて450万円の損失でした#豪ドル円 #強制ロスカット pic.twitter.com/YndlQIF3Iz
— オレ的ゲーム速報JIN@FX投資部 (@oreteki_douga) 2019年1月2日
【超悲報😅豪ドル強制ロスカットで-897万円の実損💦】— ねく🐹5,198万相当の外貨運用中🇦🇺1月20日セミナー開催 (@nekutaru) 2019年1月3日
朝起きたら豪ドルがとんでもないことに。。
口座に現金全額を入れてなかったので強制ロスカットになりました😅
その額
_人人人人人人_
> -897万円 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
とりあえず入金して50万通貨ほど買い直しました🐹
0から出直します😊 pic.twitter.com/THnljYD3Ub
このように、急激な値動き時にスプレッドが広がらなかった業者はどこだったのか?この動画で紹介されてます。参考にどうぞ。
ドル円フラッシュ・クラッシュについて主要FX会社の安値を見てみました— 高城泰 (@takagifx) 2019年1月3日
安値は103.51円から105.98円台まで会社によって大差が…。1分足のデータ抜けも多く取引できない会社、時間も多かったのかなーと。スプレッドもひどいことになってそうですね pic.twitter.com/BqJnUjx9SD
フラッシュ・クラッシュを検索してみた。— 流離いのペンギン (@Wave_Try) 2019年1月12日
色んな事が起きてたみたいで・・・。
投資歴に比例していると思うのは自分だけかな?
プロの方々の目線だと、ほぼ大丈夫ですね。
というか、爆益です!
取るときは大きい。このあたりがプロの凄いところですね。
しかも、予想が的確で早い。
よし、がんばろ!
アメリカETF長期投資家のゆったり犬が1月3日のフラッシュクラッシュでのAI攻撃の今後について語る https://t.co/7Orm0qBzxz @YouTubeより— ゆったり犬 (@yuttarikenn) 2019年1月12日
来週14日(月)は成人の日で東京休場。3日のようなフラッシュクラッシュ再発をちょっと警戒。さすがに、あんなにひどい事にはならないと思うものの、下のように個人投資家の円売り過多が不安の種です・・・ pic.twitter.com/gdANEmhPQD— 神田卓也 (@KandaTakuya) 2019年1月11日
真のプロトレーダーは、急激な値動き時を逆に利用し、大儲けしてるのでしょう。リバウンド狙いでロングを入れて爆益ですか。それには、スプレッドが広がったりサーバーダウンしない、約定がスムーズに通る業者を選ぶ必要があります。
結論、年末年始や連休時はリスクが高まるので、トレードしないという選択もありなのかも。為替で一番必要なのは、資産を減らさず、相場の世界で最後まで生き残ることだと思います。
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