2017年5月12日金曜日

日焼け対策で日傘をさしても意味がない?目から入る紫外線が日焼けやシミの原因に

日焼け止めや日傘での「日焼け対策」が無意味になる…目から入る紫外線が日焼けやシミの原因に

2017.04.28



目に〇〇〇が入ると角膜に炎症が起き、目のダメージを察知した□は、日焼けやシミの元となる△△△△を体内に発生させる。それは最近のマウス実験で明らかにされ、ヒトにも高確率で起こりうる現象だといわれる――。

さて、あなたは上記の〇□△の空欄を埋められただろうか? 正解は〇が「紫外線」、□が「脳」、△が「メラニン」である。

「ああ、紫外線対策のお話ね? それなら、私の場合は大丈夫。毎日、カーテンを開ける時から日焼け止めを塗ってるし、外出時は日傘を持参し、ふだんから帽子やサンバイザーを使い分けていますからご心配なく……」

いや、そんな聞き流し組の女性ほど、上記の問いに答えられないか、正解を知ってむしろ驚かれたのではないだろうか。要は、ご自身では「万全」と思っていた日焼け対策では不十分だったと宣告されたに等しいのだから。

そう、目から入る紫外線は、顔や体の日焼けの元で、肌対策ばかりに気を配り、目のUVケアを怠れば効果ゼロという次第なのだ。

目から入る肌への悪影響を「目肌焼け」と命名

事実、目から入る紫外線の肌への悪影響を「目肌焼け」と定義(命名)し、その対策に向けた啓発を目的として「SHADE SKIN PROJECT」という活動組織も立ち上がった。発起メンバーには、眼科医、皮膚科医、大学教授、イメージコンサルタントらの専門家筋がずらりと顔を揃えている。

多量の紫外線を浴びると起きる目の病気としては、白内障や角膜炎、黄斑変性症や瞼裂斑、翼状片などがある。その前段の、充血、眼精疲労、ドライアイも侮れない紫外線の悪影響だ。

その手っ取り早い対策として、誰もが即座に思い浮かべるのが、サングラスの利用だろう。しかしこれについても、前掲プロジェクトによる調査が、意外な実情を浮き彫りにしている。

まずは前述の「目肌焼け」に関して、全国の20~50代の女性500人対象に意識調査をした。「目から入る紫外線が肌のメラニンの生成を促し、日焼けやシミの原因になること(=目肌焼け)」は、6割の女性が「知っている」と回答。

しかし、普段から紫外線対策をしている層に、その目肌焼け対策に効果的な「サングラスの着用」を問うと、実践派は3割未満に減った。

これに、そもそも紫外線対策には無頓着な層を加えれば、その割合は実に8割以上となった。これではせっかくの(メラニン色素の多い)黒い瞳も、泣きそうな有り様だ。オゾン層の破壊が懸念されている豪州など、小学生のサングラス着用まで義務付けられているというのに……。

6割以上の女性が「サングラスをほとんどかけない」理由は?

先の調査結果によれば、サングラスの使用実態は「日常的にかけている」層がわずか14%。行楽などのシーンのみで着用する層を除くと、実に6割以上の女性が「サングラスをほとんどかけない」実相が明らかにされた。

そんな「ほとんどかけない」「まったくかけない/かけたことがない」層に理由を尋ねると、「習慣がないから」が43.7%で最多回答。そして、36.2%の女性が「サングラスが似合わない」と自認し、「似合うサングラスがわからない」と回答した層も17.2%存在した。

この「サングラスが似合わない」あるいは「似合うサングラスがわからない」という人がここまで多いのは、オシャレに敏感な女性にしては意外な感じがするし、またオシャレに敏感な女性だからこその理由のようにも思える。いずれにせよ、不十分な紫外線対策の背景に横たわる理由としては、そうなのだろう。

サングラス選びのポイントは?

しかし、今回の記事を機に一念発起し、明日にでもサングラス探しを始めようという方々は、選ぶ際に以下の3点に注意していただきたい。

1.安価な商品に走らず、必ず「UVカット機能のあるもの」を選ぶこと
2.あまり色の濃い商品に走らないこと。目に入る光量が少ないため、普段より瞳孔が大きく開いてしまい、逆効果となる。
3.店員にも相談して顔にフィットしたものを選ぶこと

たとえば「Zoff UV クリアサングラス」は、業界最高のカット率(UV100%カット)を謳うクリアレンズを搭載し、3月の登場時点で18種類、4月28日には22種類が追加されて合計40種類の拡充ラインナップ。

価格も3500円(税別)からと、ビギナーにも手軽だ。自慢のカット率に加え、特殊素材で「明瞭な視界」の両立が得られ、「レンズの汚れ」も超撥水コーティングが解消してくれるという。

年間で見ると、紫外線が強く降り注ぐ時季は、「夏の扉」が開く6~8月。快晴時は当然だが、曇り日でも晴れ比の70%前後は降っているので要注意だ。

一日でみれば午前10時~午後2時が最も紫外線量が多いが、目に入る量の90%はサングラスで防止可能といわれてる。さあ、明日からサングラス探しを、オシャレ選びの気分で街へ出よう。

(文=ヘルスプレス編集部)

参照元 : ビジネスジャーナル


紫外線の影響(害)



紫外線(UV)は人間にとって有害性が強い、お肌(皮膚)や健康に悪影響があると言われています。

特に紫外線量が多い南の地域、世界的に見ればオーストラリア、日本の場合は沖縄、鹿児島、宮崎の地域で暮らしている人のほうが、北海道、青森、秋田などで暮らしている人よりも紫外線を浴びる量が多いので、紫外線による悪影響をい受けやすい、つまり、皮膚がん、白内障、感染症(免疫力の低下)になりやすい事が分かっています。

紫外線と皮膚癌の関係

紫外線を大量に浴びることによって最も懸念されているのが『皮膚ガン』への影響です。

特に若いうちに紫外線を浴びれば浴びるほど皮膚がん発症率が高くなるだけでなく、発症する年齢も早くなることが分かっていますので、子供、いや産まれたばかりの赤ちゃんの頃からいかにして紫外線を浴びさせないようにするか、紫外線対策をするかが皮膚癌を防ぐ大きなカギとなるのです。



また紫外線は「A・B・C」の3種類あり、皮膚ガンの原因になると言われているのが「B・C」です。ただ紫外線Cは現在のところ地表には届いていないと言われているので、夏場の晴天時に最も降り注ぐ紫外線B(UV-B)を浴びないようにすることが皮膚がん予防に繋がるのです。

紫外線と白内障(眼の病気)の関係



皮膚がん同様、紫外線B(UV-B)が原因と言われているのが失明の危険性もある『白内障』です。WHO(世界保健機関)によると、白内障の約20%は紫外線が原因だとされています。

この白内障発症率も紫外線量が多い地域に住んでいる人ほど高いことが分かっているので、紫外線と白内障が深く関わっていることは明白なのです。

詳しくは⇒白内障(目の病気)

紫外線と免疫力、疲労の関係



紫外線B(UV-B)は皮膚癌、白内障だけでなく免疫力を低下させ、『感染症』にかかりやすくなってしまうことも分かっています。紫外線を大量に浴びたときに「ヘルペス」が出やすいのも免疫力が低下したためなのです。

また紫外線を浴びることによって活性酸素が発生するので、日光を浴びるだけで私たち人間は疲れを感じやすくなるのです。

詳しくは⇒感染症(免疫力低下)

紫外線と肌老化(シミ・シワ・たるみ)の関係

紫外線B(UV-B)が私たち人間の健康に悪影響を与えることが分かってきていますが、紫外線Bよりも有害性が低いと言われている紫外線A(UV-A)でも、大量に浴び続ければお肌の「シワ・たるみ(光老化)」を引き起こしてしまうことが分かっています。

また紫外線B(UV-B)を浴びれば肌の色を黒くするメラニンが作られるのですが、大量に浴びたり、長年浴び続けることによってメラニンが過剰に作られ、それが『シミ・そばかす』となってしまうのです。



もちろん紫外線を浴びたからといってすぐに「シミ・シワ」が出てくるわけではありませんが、20歳を過ぎた後りから今まで浴びた紫外線が原因で「シミ・シワ」が出てくるようになるので、若いうちから紫外線対策をしている方が、いつまでも若々しく美しいお肌を保つことができることだけは間違いありません。

詳しくは⇒シミ・シワ

紫外線と色褪せの関係

太陽光(紫外線)は、家具や布製品、紙などを色褪せさせる原因となります。太陽光が当たる窓際付近に置いてある家具と、太陽光が当たらない所に置いてある家具では色褪せる時間が全く違いますからね。

紫外線を浴びるメリット

「紫外線ってほんと有害性が強いなー。」と、日光(紫外線)は悪影響しかないように思えますが、実際は悪影響ばかりでもありません。紫外線にだって良い事もたくさんあるのです。

〜ストレス解消(気分転換)〜



なんだかんだ言っても太陽の下で昼寝したり、スポーツをしたり、遊ぶことは非常に気持ち良く、ストレス解消になります。また昼間ベランダに干した太陽光をいっぱいに浴びたフカフカの布団で夜寝るとき、非常に気持ち良く、ぐっすり眠ることができます。洗濯物も同じことが言えますね。

確かに紫外線の悪影響も分かりますが、特に活発な子供を紫外線を浴びさせないように部屋に閉じ込めておく事は精神的にもよくありませんので、紫外線対策(UVケア)を徹底するようにして、太陽の下で思いっきり遊んだり、スポーツを楽しみたいものです。

〜ビタミンD生成〜

紫外線を浴びることによって、骨を強くする(カルシウムの吸収を促す)ために必要な『ビタミンD』が体内で生成されます。

ただ1日数分間、太陽紫外線を浴びるだけで1日に必要なビタミンD3量は十分だといわれていますし、1日の必要ビタミンD量は現在の食生活で考えた場合、十分摂取できているとされていますので、ビタミンDのことだけを考えるのであれば、特に日光浴をして紫外線を浴びる必要性はほとんどないんですね。

ビタミンDが豊富に含まれている食品は・・・

○青魚(サケ・サバ・イワシ・サンマ・ウナギ・アジ)

○卵黄

○キクラゲ・干し椎茸・しめじ・マツタケ

〜健康的に見える〜

「小麦色のお肌は健康的に見える」。これは事実です。特に子供の場合、日焼けして小麦色の肌をしているとそれだけで健康的に見えますし、大人でも男性の場合、色白の人よりも日焼けして小麦色の男性のほうが魅力的に見えるものです。

もちろん、『日焼け(小麦色のお肌)=紫外線を浴びている』、ということなので、いくら健康的に、そして魅力的に見えても、美容や健康に悪影響があることだけは知っておかなければなりません。

〜殺菌効果〜

紫外線には『殺菌作用』がありますので、細菌、雑菌、カビ類などを殺してくれるため、水虫などのさまざまな皮膚疾患に対して紫外線治療として医療現場で使われたり、まな板、包丁などの調理器具を消毒したり、布団のダニ、洗濯物に付いた雑菌などを殺してくれるので衛生分野でも利用されています。

〜植物・作物を育たせる〜



そもそも太陽光(紫外線)がなければ野菜や果物、穀類などの作物や花などの植物も育ちません。ようするに、太陽光がなければ人間は生きていくことさえできないんですね。ただ紫外線を大量に浴びてしまうと成長が阻害される植物、作物もあるので注意したいところです。

〜エネルギー〜

太陽光(紫外線)は太陽光発電などで私たちの日常生活においても非常に重要な役割を果たしてくれています。

上記の通り、太陽光(紫外線)は私たち人間が生活していくには欠かすことのできない存在なのは間違いありません。確かに紫外線を浴びた場合、人間の健康、美容にとって非常に悪影響が多いのも事実ですが、人間が生きていくためには紫外線とうまく付き合っていくしかないんですね。

参照元 : 紫外線対策とUVケア徹底ガイド

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