医者は患者にコレを言われると、内心ものすごくムッとする トラブルの多くは「患者様意識」が原因
2017年5月19日
「セカンドオピニオン」さえも不快
「高血圧と診断されて以来、血圧を下げる薬(ブロプレス、ミカルディス)を飲んできたのですが、ある時、たまたま週刊現代で血圧の下げ過ぎは危険という記事を見たので、主治医の先生に『本当にこの薬を飲み続けて大丈夫なんですか?』と聞いたんです」(60代の男性患者)
すると、その医者は急に不機嫌そうな態度になって、こう怒鳴りだしたと言う。
「『私が間違っていると言いたいのか!あなたは主治医である私の意見より、週刊誌に書いてあることを信じるんですね』と怒って、完全にへそを曲げてしまったんです。
すいませんでしたと謝り、なんとかその場は収まりましたが、以来、どこか先生の態度が冷たくなった気がして……」(前出の患者)
医療ジャーナリストの松井宏夫氏が語る。
「最近は雑誌だけでなく、テレビやネットなどでも医療特集をよく見かけます。そこで見た情報を医療機関に持ち込み『こんなことが書いてあったけど、どうなんですか?』と医師に問い合わせるケースがかなり増えている。こういった状況に嫌気がさしている医師の声をよく聞きます。
中には、あなたの症状はこうだから、こういう治療をしているんですよと、きちんと説明してくれる医師もいますが、心の中では『そんなに私の言うことが聞けないのだったら、他の病院へどうぞ』と開き直っている医師も少なくない」
なかには、目の前で週刊現代を破り捨てた医者もいたと、患者から本誌に投稿が寄せられたこともある。
最近は別の医者の見解を聞く「セカンドオピニオン」を取る患者が増えているが、実は、快く思っていない医者がいまだに多いという。
「腰痛や膝痛のように原因がはっきりしない場合、手術するか、保存療法でいくか、医者の中でも意見が分かれることが多々ある。
そんな時、患者さんから『他の病院の先生はこう言っていましたよ』と言われると、表面上ではセカンドオピニオンを許容していても、心の中ではイラッとしている医者はいます。中には自分の説明能力のなさを棚に上げて怒り出す医者もいる」(医療ジャーナリストの田辺功氏)
医者は患者に意見されると不快に感じる。その理由は、彼らが「医者は患者よりも偉い」と思っているからだ。
東京有明医療大学教授で一般社団法人東洋医学研究所附属クリニックの川嶋朗氏はこう語る。
「あくまで一般論ですが、医者はプライドの高い人が多いです。それは難易度の高い大学医学部を出て、医師国家試験も通過して医師免許をもっているから。自分は医学を修めたという自負をもっている。だから医学的に素人である患者さんに反論されるとムッとしてしまう人が多いのも事実です」
医療ジャーナリストで医師の富家孝氏も続ける。
「特に実家が資産家だったり、成績が良かったりで小さい頃からチヤホヤされて育ってきた医者は、プライドが高く、自分の意見を否定されるのを極端に嫌います。
医療という狭い世界しか知らないので視野も狭く、世間知らずのまま大人になった医者も少なくありません」
患者は「客」ではない
また、外来に訪れた患者に、くどくどと要領を得ない長話をされ、内心イラッとしている医師もいるという。ではどうやって医者に自分の症状を説明すれば、快く診てもらえるのか。
「外来ではどうしても一人当たりの診察時間が限られているので、要点を2~3個に絞って、説明、質問するといいでしょう。
口下手な人、あがりやすい人は、あらかじめ病気の経過や疑問点を1枚の用紙にまとめて、それを受付で渡すのも上手な受診法です」(フリーの麻酔科医・筒井冨美氏)
患者の話を親身になって聞かない医者は問題だ。だが患者自身も自らを省みるべきケースもあるだろう。
昭和大学横浜市北部病院の南淵明宏氏が言う。
「生活習慣の改善もせずに、薬さえ飲んでいれば治ると思い込んでいる患者さんに『よくならないんですけど』と言われると、正直ムッとします。医者は患者さんの協力なくして病気を治すことはできませんから。なんでもかんでも薬に頼る患者さんは困りますね」
特に「医者だから治せて当たり前でしょ」といった態度をとるのは、もっとも医者の神経を逆なでする行為だ。
「医療トラブルの多くは、患者側の誤解によるものが7割を占める」と語るのは、日々、病院で起こるトラブルの相談を受け、「トラブルバスター」の異名を持つ、大阪府保険医協会・事務局参与の尾内康彦氏だ。
「'90年代半ばから、国は病院に対して『これからは医療もサービス業』であると通達しました。その影響が昨今はますます強まり『患者はお客様である』と誤解している人が増えています。
なかには『カネを払っているんだから、病院は病気を治して当然だ』と病院や医師に高圧的な態度をとる患者さんもいる。そういった『患者様意識』がトラブルの原因となっているのです。当然ですが、医療に絶対はありませんから」
とはいえ卑屈になり過ぎて、医師の言いなりになるのもよくない。しっかりと医師に自分の症状を伝え、相談することは、良質な医療を受けるためにも、もちろん必要なことだ。
「『医者にこんなことを話していいのかな』と不安に思う患者さんがいますが、気を遣いすぎるのもよくありません。医者は神様ではないので、患者さんに言ってもらわないと分からない。
患者さんの何気ない一言で、検査をした結果、がんが早期に見つかったというケースも多数あります。
医者と患者のどちらが傲慢でも、絶対に治療は上手くいかない。医療というのは消費サービスではなく、医者と患者の相互関係によって作り上げていくものなんです。それを誤解してはいけません」(前出の尾内氏)
医者が病気を治すのではなく、病気を治すのはあくまで患者自身。その手助けをするのが医者の役目だ。それを勘違いしてはいけない。
「週刊現代」2017年5月20日号より
参照元 : 現代ビジネス
西洋医学の医者は白衣の詐欺師
●ガン保険の裏側。
●証拠隠滅!作られた乳がん患者。
●白衣を着た詐欺師って誰?!
●がん検診を受けた人程ガンになる。
●欧米では切らないガンを切りまくる、危険な日本!
●炎症とガンの区別もつかない。
●口内炎とガンが同じもの?
●前立腺ガンと診断された●●%は実はガンではなかった!
2017年5月19日
「セカンドオピニオン」さえも不快
「高血圧と診断されて以来、血圧を下げる薬(ブロプレス、ミカルディス)を飲んできたのですが、ある時、たまたま週刊現代で血圧の下げ過ぎは危険という記事を見たので、主治医の先生に『本当にこの薬を飲み続けて大丈夫なんですか?』と聞いたんです」(60代の男性患者)
すると、その医者は急に不機嫌そうな態度になって、こう怒鳴りだしたと言う。
「『私が間違っていると言いたいのか!あなたは主治医である私の意見より、週刊誌に書いてあることを信じるんですね』と怒って、完全にへそを曲げてしまったんです。
すいませんでしたと謝り、なんとかその場は収まりましたが、以来、どこか先生の態度が冷たくなった気がして……」(前出の患者)
医療ジャーナリストの松井宏夫氏が語る。
「最近は雑誌だけでなく、テレビやネットなどでも医療特集をよく見かけます。そこで見た情報を医療機関に持ち込み『こんなことが書いてあったけど、どうなんですか?』と医師に問い合わせるケースがかなり増えている。こういった状況に嫌気がさしている医師の声をよく聞きます。
中には、あなたの症状はこうだから、こういう治療をしているんですよと、きちんと説明してくれる医師もいますが、心の中では『そんなに私の言うことが聞けないのだったら、他の病院へどうぞ』と開き直っている医師も少なくない」
なかには、目の前で週刊現代を破り捨てた医者もいたと、患者から本誌に投稿が寄せられたこともある。
最近は別の医者の見解を聞く「セカンドオピニオン」を取る患者が増えているが、実は、快く思っていない医者がいまだに多いという。
「腰痛や膝痛のように原因がはっきりしない場合、手術するか、保存療法でいくか、医者の中でも意見が分かれることが多々ある。
そんな時、患者さんから『他の病院の先生はこう言っていましたよ』と言われると、表面上ではセカンドオピニオンを許容していても、心の中ではイラッとしている医者はいます。中には自分の説明能力のなさを棚に上げて怒り出す医者もいる」(医療ジャーナリストの田辺功氏)
医者は患者に意見されると不快に感じる。その理由は、彼らが「医者は患者よりも偉い」と思っているからだ。
東京有明医療大学教授で一般社団法人東洋医学研究所附属クリニックの川嶋朗氏はこう語る。
「あくまで一般論ですが、医者はプライドの高い人が多いです。それは難易度の高い大学医学部を出て、医師国家試験も通過して医師免許をもっているから。自分は医学を修めたという自負をもっている。だから医学的に素人である患者さんに反論されるとムッとしてしまう人が多いのも事実です」
医療ジャーナリストで医師の富家孝氏も続ける。
「特に実家が資産家だったり、成績が良かったりで小さい頃からチヤホヤされて育ってきた医者は、プライドが高く、自分の意見を否定されるのを極端に嫌います。
医療という狭い世界しか知らないので視野も狭く、世間知らずのまま大人になった医者も少なくありません」
患者は「客」ではない
また、外来に訪れた患者に、くどくどと要領を得ない長話をされ、内心イラッとしている医師もいるという。ではどうやって医者に自分の症状を説明すれば、快く診てもらえるのか。
「外来ではどうしても一人当たりの診察時間が限られているので、要点を2~3個に絞って、説明、質問するといいでしょう。
口下手な人、あがりやすい人は、あらかじめ病気の経過や疑問点を1枚の用紙にまとめて、それを受付で渡すのも上手な受診法です」(フリーの麻酔科医・筒井冨美氏)
患者の話を親身になって聞かない医者は問題だ。だが患者自身も自らを省みるべきケースもあるだろう。
昭和大学横浜市北部病院の南淵明宏氏が言う。
「生活習慣の改善もせずに、薬さえ飲んでいれば治ると思い込んでいる患者さんに『よくならないんですけど』と言われると、正直ムッとします。医者は患者さんの協力なくして病気を治すことはできませんから。なんでもかんでも薬に頼る患者さんは困りますね」
特に「医者だから治せて当たり前でしょ」といった態度をとるのは、もっとも医者の神経を逆なでする行為だ。
「医療トラブルの多くは、患者側の誤解によるものが7割を占める」と語るのは、日々、病院で起こるトラブルの相談を受け、「トラブルバスター」の異名を持つ、大阪府保険医協会・事務局参与の尾内康彦氏だ。
「'90年代半ばから、国は病院に対して『これからは医療もサービス業』であると通達しました。その影響が昨今はますます強まり『患者はお客様である』と誤解している人が増えています。
なかには『カネを払っているんだから、病院は病気を治して当然だ』と病院や医師に高圧的な態度をとる患者さんもいる。そういった『患者様意識』がトラブルの原因となっているのです。当然ですが、医療に絶対はありませんから」
とはいえ卑屈になり過ぎて、医師の言いなりになるのもよくない。しっかりと医師に自分の症状を伝え、相談することは、良質な医療を受けるためにも、もちろん必要なことだ。
「『医者にこんなことを話していいのかな』と不安に思う患者さんがいますが、気を遣いすぎるのもよくありません。医者は神様ではないので、患者さんに言ってもらわないと分からない。
患者さんの何気ない一言で、検査をした結果、がんが早期に見つかったというケースも多数あります。
医者と患者のどちらが傲慢でも、絶対に治療は上手くいかない。医療というのは消費サービスではなく、医者と患者の相互関係によって作り上げていくものなんです。それを誤解してはいけません」(前出の尾内氏)
医者が病気を治すのではなく、病気を治すのはあくまで患者自身。その手助けをするのが医者の役目だ。それを勘違いしてはいけない。
「週刊現代」2017年5月20日号より
参照元 : 現代ビジネス
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