2024年3月23日土曜日

ヤブ医者の薬漬けビジネスにご用心

患者をクスリ漬けにする医者は、これをやりがち…花粉症の人は要注意「Do処方」の危ない実態

3/23(土) 6:04配信


医師は情報共有しない

第1章、第2章では、多くの具体的な事例を見てきたが、ここであらためて、「ムダなクスリを出されている危険性が高いパターン」と「その対策」を、帝京大学大学院教授・今井博久氏の見解を中心に紹介しよう。

今井氏は、「高齢患者に不適切な薬剤処方の基準(ビアーズ基準)」というきわめて重要な基準を日本に持ち込んだ医師で、まさしく「減薬の第一人者」と言える。ここで紹介する基準は、「危険な処方」を判別するためのヒントになるはずだ。

なによりムダなクスリを処方される危険性が高い人の特徴は、複数の病院、複数の診療科にかかっていることだ。今井氏が言う。

「実は、自分が向き合っている患者さんが、ほかの病院、医師からどのようなクスリを処方されているのかを気にかける医師はそれほど多くありません。たいていの医師は、症候や疾病ごとに機械的にクスリを出す。ポリファーマシーの問題をきちんと考えている医師はきわめて少ないのです。

その結果、ほかの医師による処方についてきちんと情報を得ないままに、追加で機械的にクスリを処方してしまい、患者さんが大量のクスリを飲まされるというパターンは少なくありません。

また、かりに診察をしてくれる医師がポリファーマシーに関心がある人でも、その医師が、ほかの医師が処方したクスリについて細かい情報を得るハードルは意外に高い。現在の日本の医療体制では、病院のあいだで連携や調整をするのが難しいからです。電話をしても担当医が出ないとか、勤務先が変更になったとか、診察が1ヵ月に一回だとかで手紙を書いてもなかなか返事が来ないということはよくあります」

「Do処方」の危うさ

ひどい場合には、同じ病院のなかであっても、診療科が異なるだけでこうした情報共有がなされず、患者がクスリを処方され過ぎてしまうケースがあるという。

裏を返せば、患者がほかの病院(ほかの診療科)にかかっているか、ほかの病院でどのようなクスリを処方されているかといった基本的な情報を尋ねてこない医師は、クスリを出し過ぎる可能性が高いと言える。

また、自衛のためには、医師に対して、自分がほかの病院、ほかの診療科でどのようなクスリを処方されているかをなるべく的確に伝えられるようにしておきたい。

次に、医師が何ヵ月にもわたって同じクスリを処方し続けている場合にも注意が必要だ。東京都内の大規模病院で働く薬剤師が言う。

「一度出したクスリを、次の診察の際にも出すことを『Do処方』と言いますが、安易にDo処方ばかりする医師をしばしば目にします。

たとえば、70代の患者さんが医師に『花粉症のクスリを出してほしい』と言い、抗アレルギー薬が処方されたケース。2ヵ月後に定期受診すると、医師は常用のクスリに加えて、もう必要ない抗アレルギー薬も出し続けたのです。通年で抗アレルギー薬を常用する人はいるので、調剤薬局でも気付かれませんでしたが、これは危ない処方です。

薬剤師としては、Do処方をするなら、処方内容をしっかり確認したうえでやってもらいたい。生活習慣病のクスリなど飲み続けることを前提とするものではないのに、数ヵ月にわたって同じクスリが処方されている場合には、『危険な処方』を疑ったほうがいい」

実は、クスリの飲み過ぎを防ぐうえでいちばん重要なのが「薬剤師」とのつきあいかただ。後編【薬剤師を軽視するのは危うい…医者に「ムダなクスリ」を飲まされている人の意外な特徴】で、その極意をお伝えしよう。

「週刊現代」2024年3月16・23日合併号より

参照元 : 週刊現代




そもそも、西洋医学の病院というのは病気を治す目的ではない。病院や医者が患者の病気を治してしまうと経営が成り立たない。だから、病気の治し方も教えないし、効果のない治療を続け、薬漬けにして長く通院させる。

むしろ、薬漬けで新たな病気を誘発するので、病院や製薬会社はさらに儲かるというシステム。

ヤブ医者以前に、治す気がないのであり、病院や医者の本音は、病気の患者が減ると困る。病人がもっと増えて欲しいというのが本心である。




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