2017年5月27日土曜日

自分や周りの人が銃で撃たれたらどうすればいいのか?生存率を上げるために出来ること

万が一銃で撃たれた場合に、生き延びるためにできること

2017.05.12



銃で撃たれるのが怖いと思っているとしたら、その恐怖は的外れなものではありません。アメリカでは毎日約100人以上の人が銃で殺されています。さらに悪いことに、銃や弾丸というのは、ハリウッド映画のシーンのように超精密な代物ではありません。精度が悪い上に、思いもよらないダメージをかなり与えます。今回は、万が一にも銃で撃たれてしまった場合に、自分や誰かの生命をできる限り救うためにできることをお教えしましょう。

警告:読むのが辛くなるかもしれませんがご注意ください。

弾丸が肉体に与えるダメージ

とりあえず、弾丸が人体に穴を開けるというのはご存知でしょう。結局、銃に殺傷力があるということは、この数百年の間に何ら変わっていません。しかし、弾丸が肉体に穴を開ける以上に、体内にはさらに多くのダメージがあります。

まず、弾丸が飛んできて体内に入る時は、身体はかなりの威力を受けます。護身用や警察が拳銃によく使われる9mmの弾丸の場合、およそ時速1,450km(900マイル)で飛んできます。弾丸の威力はすべてどこかに吸収されなければならないので、身体が引き受けることになります。その結果、弾丸が開ける穴はかなり大きくなり、後ろに飛ばされます。その威力や振動によって、実際にその部分に弾が命中していなくても、臓器や組織は深刻なダメージを受けるのです。



弾丸が肉体を引き裂いた後は運が左右します。何度撃たれても生き延びる可能性はありますが、それは弾丸がどこを通ったかによるところが大きいです。アフガニスタンに従軍した陸軍グリーンベレーの元軍医Connor Narcisoは、映画やテレビに騙されないようにと言います。腕や脚を一発撃たれただけでも、運が悪ければ、死ぬ可能性は十二分にあります。

Narcisoは、戦場で回避可能な一番の死因は失血死だと断言します。銃弾が腕の上腕動脈や、脚の付け根の鼠径動脈や、鎖骨下動脈に当たったら、大量出血します。筋肉は出血を止めようとする自己防衛機能が備わっていますが、銃弾が貫通して内部失血を起こしていたら、普通はそれでは血は止まりません。筋肉が危険に対する警告を発する間もなく、銃弾は動脈や静脈を断裂します。Narciso曰く、銃で撃たれても命に別状がない軽傷で済むのは、基本的に映画の中のありえない幻想で、兵士や警官はそのような状態で武装解除するような訓練は決して受けません。

当然ながら他にも、臓器が撃たれて臓器不全を引き起こす危険もあります。銃弾が生命にかかわる重要な臓器に当たったら、筋肉と同じように臓器も引き裂かれます。さらに、銃弾は体内で跳ね返って向きを変えることもあるので、1つの弾丸が複数の臓器に当たる可能性もあります。銃弾が体内に入ってしまったら、どこに行くかはわかりません。つまり、弾丸が致命傷になる場所をすべて避けるようなことが起きれば、銃で撃たれても生き残る可能性はあります。50セント(編注:銃撃事件され9発の弾丸を浴びつつも生還したアメリカのラッパー)のケースからもわかるように、一度に何発も銃弾を受けたとしても生き延びる可能性はあります。大事なのは何発撃たれるかではなく、どこを撃たれるかです。

防弾チョッキのような、銃弾を防ぐものを身に着けていたらどうなるでしょう? 銃弾が身体を貫通するのを防いだり、体内のダメージをかなり軽減することは間違いなくできますが、それでも銃弾のかなりの威力を受け止めなければなりません。弾丸がサッカーボールだとしたら、防弾チョッキ(とその下にある肉体)はゴールネットのようなものです。弾丸自体を止めるのではなく受け止めているので、かなりのダメージを受けます。また、防弾チョッキは拳銃のような口径の小さな銃に対してのみ有効です。ライフルの弾は貫通します。そのような銃に対しては、軍隊で使われるようなセラミックのボディアーマーが必要です。

自分や周りの人が撃たれたらどうすればいいのか?

上記のように、銃に撃たれて生き延びるのはかなり運に左右されます。それでも、生存率を上げるためにできることはいくつかあります。銃に撃たれたらどんな感じがすると思いますか? 「強烈な焼けるような衝撃」から「野球でビーンボールを投げられた感じ」まで、人によって表現はさまざまです。昔、パーティーで肩に流れ弾が当たった少女と話したことがあります。彼女は、かなり強く突き飛ばされたような感じがして、衝撃の1〜2分後に、鋭い痛みに襲われたと言っていました。銃で撃たれた人の多くが、自分の身体の中から生温かい血が吹き出して流れているのを感じるのが最悪だったと言っています。それは気持ち良いものではないでしょう。

自分や誰かが撃たれたことに気付いたら、まずは119番に電話をしてください。できるだけ早く、その場で医療の専門家に診てもらう必要があります。Narcisoは、その後で血を止める努力をしなければならないと言います。銃弾を受けた時の一番の死因は失血死だというのを思い出してください。腫れや皮膚の変色、その他出血の兆候を見て、それから傷口を手で押して、もしくは傷口のある場所の付け根をきつく縛るなどして、止血を試みます。

銃弾によって胸部に傷穴が開いていたら、空気が入らないようにするのが重要です。さもなければ、緊張性気胸や肺の虚脱などになり、呼吸能力が半減するかもしれません。一番良いのは何かで穴を塞ぐことです。ワセリンや救急箱に入っているガーゼ、もしくはテープやビニール袋のような即席のものでも構いません。何を使うにしても、完全に密閉するようにしなければならないので、普通のガーゼのような吸収性のある素材は適していません。ここまでやったら、あとは救急車が駆けつけるまで祈りながら待つだけです。

銃で撃たれて実際に死ぬ確率はどれくらいか?

ここまで読んだら銃で撃たれるのは怖いと思いますが、いくつかの統計データを見てみましょう。米安全性評議会によると、今年の銃器の発砲によって死ぬ全体の確率は、約514,000分の1だそうです。かなり低いです。しかし、一生のうちに銃に撃たれて死ぬ確率は約6,905分の1です。ただ、覚えておいて欲しいのは、このデータは殺人や銃乱射事件に加え、自殺や銃の誤発砲、猟での事故なども含まれているということです。また、この数字は銃で撃たれて死亡する確率であり、撃たれる確率ではありません。その数字はかなり恐ろしいかもしれません。

それでも、銃で撃たれた人の生存率は驚くほど高いです。テキサス州ベア郡の元検死局長であり、「Gunshot Wounds: Practical Aspects of Firearms, Ballistics, and Forensic Techniques」の著者でもあるVincent J.M. DiMaio博士によると、心臓や脳に直接銃弾を受けなければ(受けた場合の生存率は9%)、生存率は約80〜95%だと言います。(心臓が動いているうちに病院に運ばれれば95%)立派なものです。DiMaio博士曰く、銃弾がどこを通るかによって命運は決まりますが、身体の約80%は撃たれても致命的な場所ではないことがわかっているので、生き残る可能性はかなりあるということです。

Patrick Allan(原文/訳:的野裕子)

参照元 : lifehacker



2017年5月25日木曜日

英キール大学の研究者「乱暴な言葉を口にすることで、人間のパワーをより強くすることができる」

「乱暴な言葉を発すると、ヒトの力が強くなる」、研究結果を発表

2017年5月12日(金)12時00分



<英キール大学の研究者が、「乱暴な言葉を口にすることで、人間のパワーをより強くすることができる」という研究結果を発表した>

いわずもがな、日常生活において"ちくしょう"や"くそったれ"といった乱暴な言葉遣いは避けるべきだが、時として、このような言葉が私たちの力を強くしてくれる可能性があるそうだ。

英キール大学のリチャード・ステファンズ博士は、2017年5月5日、英国心理学協会の年次会議において「乱暴な言葉を口にすることで、人間のパワーをより強くすることができる」との研究結果を発表した。

痛みへの耐性、運動強度や握力で実験

ステファンズ博士らによる研究プロジェクトでは、被験者29名によるサイクリングテストと被験者52名による握力テストを実施。いずれも、乱暴な言葉を発した場合とそうでない場合でテストを行い、結果を比較したところ、乱暴な言葉を発した場合のほうが、より高い数値を記録した。

これらのテストは、ステファンズ博士が2009年に発表した「乱暴な言葉を発した場合のほうが、そうでない場合よりも、氷水に手を浸したときの痛みに耐えやすい」との研究結果をもとに実施されたもの。乱暴な言葉遣いは、痛みへの耐性だけでなく、運動強度や握力にも何らかの作用をもたらしている可能性があるというわけだ。

その原因は...

では、その原因はいったい何なのだろうか。研究プロジェクトでは、当初、乱暴な言葉を発することで交感神経系が刺激され、いわゆる"火事場の馬鹿力"が出て、痛みに耐えやすくなったり、力が強くなったりするのではないかと考えていた。

しかし、サイクリングテストと握力テストのいずれにおいても、乱暴な言葉を発した際、被験者の心拍数に変化はなかったことから、交感神経系が刺激を受けているとは考えにくいという。また、乱暴な言葉を口にすることで不快感や苦痛から気を紛らわせる効果があるのではないかという見方などもあるが、現時点では憶測の域を出ず、今後、さらなる研究が待たれる。

このように、乱暴な言葉遣いと私たちの力や耐性との因果関係について、いまだ十分に解明されているとはいえないが、ここぞというとき、小さな声で乱暴な言葉をつぶやいてみると、思わぬパワーが発揮できるかもしれない。

参照元 : newsweek



2017年5月24日水曜日

がん細胞だけに作用する“天然の抗がん剤”「超高濃度ビタミンC点滴」と「断糖食事療法」を併用

ビタミンCと断糖療法を併用 副作用ほぼゼロの「ガン治療」

2015年5月16日



東京・目黒の小さな病院「ハタイクリニック」に、いま全国からがん患者が押し寄せている。同院の西脇俊二院長の治療を受けるためだ。西脇院長は日本で唯一、「超高濃度ビタミンC点滴」と「断糖食事療法」を同時に取り入れることにより、次々とがん患者を救っているという。いわく「がんが消えた!」。しかも、「副作用はほぼゼロの代替療法」と胸を張る。手術や抗がん剤治療と何が違い、どんな作用が治療効果を上げるのか? 直撃した。

■がん細胞だけに作用する“天然の抗がん剤”的な働き

Q なぜビタミンCか?

「がん細胞に大量のビタミンCが作用すると、過酸化水素(H2O2)が発生します。これは酸化作用が強いため、がん細胞をやっつけます。実は抗がん剤も強い酸化物質です。ただし、抗がん剤はその強い酸化作用でがん細胞ばかりか正常細胞もやっつけてしまう。副作用です。ビタミンCの場合は事情が違います。正常細胞はカタラーゼという酵素を持っていてビタミンCが作った過酸化水素を水と酸素に分解します。つまり、がん細胞だけに作用し、正常細胞はやっつけない。まさに“天然の抗がん剤”的な働きをするのです」

がん細胞は糖質(ブドウ糖など)を主な栄養源として増殖することが分かっている。ブドウ糖とビタミンCは化学構造が酷似しており、がん細胞が飢餓状態(断糖状態)に陥ると、ブドウ糖の代わりに、非常によく似たビタミンCを真っ先に“食べてしまう”そうだ。

「そこで過酸化水素が発生してがん細胞を殺す──そう考えたのです」

西脇院長がこの治療法を始めたのは2007年、別の病院での勤務医時代のことだった。

Q 超高濃度の濃さは?

「普通の人が病気にならないためのビタミンCの必要量は5.5~16.8マイクログラム/ミリリットルです。がんの治療のためには、これを3500~4000マイクログラム/ミリリットルの高濃度になるようにして投与します」

寝不足状態や喫煙のあとはビタミンCの血中濃度が上がらないので注意が必要。点滴時間は1時間半~3時間程度。料金は、初回は25グラム1本1万800円。以降はがんの大きさに応じて50グラム1万8360円~。

Q 何回で効果が出るか?

「点滴を単独でやる場合、週に3回以上を勧めています。合計30回を超えたあたりから効果が見え始めます。早ければ約1カ月で腫瘍マーカーが下がり始め、2カ月半で転移したがんが消えた人がいました。抗がん剤との併用も大丈夫です」

■治療中は徹底的に“糖質カット”した食生活

Q 断糖の方法は?

「ご飯は食べません。パンも麺類も野菜もゼロ。果物もなし。断糖療法は、いわゆる糖質を徹底的にカットする食事療法です。前述したように、糖質を取ると一番先にがんに“食べられちゃう”からダメ。糖質を断って、がん細胞を“お腹がすいた状態”にして、ブドウ糖にソックリのビタミンCを食べさせる! 断糖があってこそ、ビタミンC点滴の効果が上がるというわけです」

治療中は肉、魚、卵、豆腐中心の食生活だ。

Q どんながんに効果?

これまで、子宮体がん、胃がんの再発、上顎洞がん、下咽頭がん、卵巣がんのほか、肝臓、大動脈リンパ節などに転移したがんが消えたという。

「がんの部位は関係ないと思います。ただし、画像検査でがんが消えたからといってすぐに断糖をやめると、がんが復活した例がありました。消えても半年間は治療を続けてほしいですね。いずれにしろ、少なくともこの治療法で抗がん剤の副作用や闘病生活のQOLが上がることは明白です」

現在、毎週延べ50人ほどが治療を受けている。治療例は「ビタミンC点滴と断糖療法でガンが消える!」(KKベストセラーズ)に詳しい。

Q 副作用はゼロか?

「高濃度ビタミンCの副作用はないわけではありません。点滴中に眠気が出る、口が乾く程度。ごくまれに、ぶつけた時などにアザができやすくなるくらいです」

手術や放射線治療はない。検討してみる手はあるはずだ。

参照元 : 日刊ゲンダイ


がんに対する高濃度ビタミンC点滴療法



ビタミンCはがんに効く

がんに対する高濃度ビタミンC点滴療法は、ノーベル賞を2度受賞したライナス・ポーリング博士らが、自らのデータから、「ビタミンCでがんが治る」ことを発表した1970年代から行われています。しかし、すぐさま否定的な論文が続けて発表されたため、その後はあまり注目されることはありませんでした。ところが、2005年にアメリカ国立衛生研究所(National Institute of Hearth: NIH)から、ビタミンCががん細胞に効くメカニズムに関する論文1)が発表されて以来、再び注目され、米国の大学病院などで臨床試験が行われるようになりました。日本でもクリニック院長の澤登雅一が非常勤講師を勤める東海大学血液腫瘍内科で、基礎的・臨床的研究が行われており、ビタミンCの抗腫瘍効果が確認されております。

がん細胞だけを選択的に攻撃するメカニズム

NIHの論文では、抗酸化物質であるビタミンCは、むしろ強い酸化作用を誘導しがん細胞を殺すこと、さらに、正常細胞には何のダメージも与えないことが示されました。

ビタミンCが高濃度になると、強い酸化作用をもつヒドロキシラジカルを誘します。がん細胞は、カタラーゼ(ヒドロキシルラジカルを中和することができる酵素)活性が低いという特徴があり、ヒドロキシルラジカルに攻撃されやすい環境にあります。一方、正常細胞はカタラーゼ活性が高く、ヒドロキシルラジカルによる悪影響を受けにくいのです。

また、がん細胞はブドウ糖を取り込みやすいという性質があり、ブドウ糖と構造が似ているビタミンCはがん細胞に取り込まれやすいという特徴があります。そのため、がん細胞には正常細胞より多くのヒドロキシラジカルが発生しやすくなります。これが、ビタミンC療法が、がん細胞に特異的に働くメカニズムであり、実際には、ビタミンCの血液中濃度が400mg/dl(22^23mM)前後に達すると強い抗腫瘍効果が発揮されるので、高濃度ビタミンC点滴療法ではこの濃度を目標とします。

ビタミンCが役割を果たすためには、血液中の濃度が重要です。目標とする400mg/dlは経口投与では到達することのできない濃度であり、ビタミンC療法が点滴で行われるのはそのためで、実際には、点滴終了直後に採血をして、血液中濃度を評価します。ビタミンCの血中濃度には、患者さんの全身状態やがんの拡がり、栄養状態、喫煙の有無などさまざまな要素が影響します。

血管新生を抑制する新たなメカニズムを発見

クリニック院長の澤登雅一は、非常勤講師として所属する東海大学医学部血液・腫瘍内科で、同大、川田浩志准教授らと共に高濃度ビタミンCが血管新生を抑制するという新しいメカニズムを発見しました。

本研究成果は、米国の科学誌「PLOS ONE(プロス・ワン)」に、現地時間2013年4月23日に掲載されています(英文)。

今回の研究は、ヒトの白血病細胞について行われ、高濃度ビタミンCが血管新生を抑える働きをもち、そのことによって白血病細胞の増殖を抑制することが、マウスを使った動物実験で新たに解明されました。これは、血管新生に関わる分子(VEGF)を抑制する「HIF1α」という分子の発現を抑制することによって、結果的に血管新生を阻害し、白血病の進行を抑制するというメカニズムです。

本研究の成果は、高濃度ビタミンCの新たな抗腫瘍メカニズムの発見として今後注目されます。

本研究成果は、米国の科学誌「PLOS ONE(プロス・ワン)」に、現地時間2013年4月23日に掲載されました(英文)。 High Concentrations of L-Ascorbic Acid Specifically Inhibit the Growth of Human Leukemic Cells via Downregulation of HIF-1α Transcription

高濃度ビタミンC点滴療法で期待される効果

がん細胞を死滅させる効果
この療法単独でどの程度の効果があるかについてはまだ十分なデータはありません。効果例は報告されていますが、今後、臨床試験で検証する必要があります。現段階では、すべてのがんに同等の効果があるとはいえませんが、標準的治療と併用することで治療効果を高める可能性や、標準的治療で効果が得られない症例には単独でも行う価値はあると思います。

がん治療としては副作用が少ない
心不全、腎不全、著明な胸腹水など、水分負荷が全身状態の悪化につながる場合、高濃度ビタミンC点滴療法は行えません。ビタミンCそのものに大きな副作用はないため、しっかりとしたプログラムにのっとって行えば、重篤な副作用はほとんどありません。ビタミンC療法でみられる副作用は、抗がん剤・放射線の副作用に比べれば非常に軽度です。 抗がん剤や放射線療法は、腫瘍細胞のみならず、正常な細胞にまでダメージを与えてしまうというマイナス面があります。高濃度ビタミンC点滴療法は、この点においては、従来のがん治療とは異なり、ほとんど正常細胞にダメージを与えることはありません。

抗がん剤や放射線療法と併用できる。また、それらの副作用を軽減する
放射線療法を行った場合、程度の差こそあれ、皮膚傷害はほぼ必発です。高濃度ビタミンC点滴療法を併用することによりその程度は軽減され、回復も早まります。女性の場合、抗がん剤を使用することで、病気に加えコスメティックな部分が精神的な負担になることが多くみられますが、そのような負担を少しでも軽減できるのであれば、併用する価値は十分にあるのではないでしょうか。ビタミンCは、ある種の抗がん剤の副作用を軽減する、抗腫瘍効果を高めるというデータもあります。

また、栄養状態や全身状態の悪化を防ぐという点でも大きな意味があります。栄養状態や全身状態の悪化は、抗がん剤の量を制限せざるを得ない原因になり、時には、治療をスケジュールどおりに遂行できない原因にもなります。つまり、がん治療の足を引っ張る原因となるのです。逆に言えば、栄養状態や全身状態を保つことは、より強いがん治療(標準的治療)を受けられる条件でもあります。高濃度ビタミンC点滴療法はその部分においては十分な貢献ができる治療なのです。

さらに、高濃度ビタミンC点滴療法には疼痛緩和の効果も臨床的に確認されています。間接的にステロイドの産生を促すことにより、抗炎症作用を示す、血液中のカルシウムレベルを下げ、骨へのカルシウムの取り込みを促進する、などいくつかのメカニズムが考えられています。

抗ストレス物質としての効果
病気が与える直接的なストレスと、がんになってしまったという精神的なストレス、そして抗がん剤など治療が与えるストレス。がんの患者は心身ともにストレスを大量に抱えることになります。ストレスは、体内のビタミンCを消費してしまうので、その結果、免疫力が落ち、さらにストレスにも弱い状態に陥ります。がん患者さんは、精神的なストレスを緩和し、免疫力を高めるためにも、健康な人より大量のビタミンCを必要としているのです。

免疫力が高まる
ビタミンCは免疫をつかさどるビタミンでもあるため、上述のように不足した状態では、免疫力は低下し感染症を合併しやすい、傷が治りにくい、などの問題が生じます。ビタミンCを補うことは、このような合併症の頻度を減らすことにもつながります。

治療法

点滴の頻度は、治療をはじめる時点では週に2〜3回が標準です。抗がん剤や放射線治療と併用される方に対しても、あるいはこの治療法を単独でされる方に対しても、同じ回数で点滴治療を行います。多くは1回で50g以上のビタミンCを点滴で投与することになります。ビタミンCの投与量によって、点滴時間は変わります。たいていは、1〜2時間です。 がんが完全に消失したという段階になったら、半年ほどは週1回の治療を続けます。その後は、半年あるいは3ヶ月ほど、2週間に1回、その次の段階では月に1回、といったように、だんだん頻度を減らしていきます。治療の期間については、個々の症例によって変わります。

参照元 : 三番長ごきげんクリニック



医者は患者に意見されると不快に感じる。その理由は、彼らが「医者は患者よりも偉い」と思っているから

医者は患者にコレを言われると、内心ものすごくムッとする トラブルの多くは「患者様意識」が原因

2017年5月19日

「セカンドオピニオン」さえも不快

「高血圧と診断されて以来、血圧を下げる薬(ブロプレス、ミカルディス)を飲んできたのですが、ある時、たまたま週刊現代で血圧の下げ過ぎは危険という記事を見たので、主治医の先生に『本当にこの薬を飲み続けて大丈夫なんですか?』と聞いたんです」(60代の男性患者)

すると、その医者は急に不機嫌そうな態度になって、こう怒鳴りだしたと言う。

「『私が間違っていると言いたいのか!あなたは主治医である私の意見より、週刊誌に書いてあることを信じるんですね』と怒って、完全にへそを曲げてしまったんです。

すいませんでしたと謝り、なんとかその場は収まりましたが、以来、どこか先生の態度が冷たくなった気がして……」(前出の患者)

医療ジャーナリストの松井宏夫氏が語る。

「最近は雑誌だけでなく、テレビやネットなどでも医療特集をよく見かけます。そこで見た情報を医療機関に持ち込み『こんなことが書いてあったけど、どうなんですか?』と医師に問い合わせるケースがかなり増えている。こういった状況に嫌気がさしている医師の声をよく聞きます。

中には、あなたの症状はこうだから、こういう治療をしているんですよと、きちんと説明してくれる医師もいますが、心の中では『そんなに私の言うことが聞けないのだったら、他の病院へどうぞ』と開き直っている医師も少なくない」

なかには、目の前で週刊現代を破り捨てた医者もいたと、患者から本誌に投稿が寄せられたこともある。

最近は別の医者の見解を聞く「セカンドオピニオン」を取る患者が増えているが、実は、快く思っていない医者がいまだに多いという。

「腰痛や膝痛のように原因がはっきりしない場合、手術するか、保存療法でいくか、医者の中でも意見が分かれることが多々ある。

そんな時、患者さんから『他の病院の先生はこう言っていましたよ』と言われると、表面上ではセカンドオピニオンを許容していても、心の中ではイラッとしている医者はいます。中には自分の説明能力のなさを棚に上げて怒り出す医者もいる」(医療ジャーナリストの田辺功氏)



医者は患者に意見されると不快に感じる。その理由は、彼らが「医者は患者よりも偉い」と思っているからだ。

東京有明医療大学教授で一般社団法人東洋医学研究所附属クリニックの川嶋朗氏はこう語る。

「あくまで一般論ですが、医者はプライドの高い人が多いです。それは難易度の高い大学医学部を出て、医師国家試験も通過して医師免許をもっているから。自分は医学を修めたという自負をもっている。だから医学的に素人である患者さんに反論されるとムッとしてしまう人が多いのも事実です」

医療ジャーナリストで医師の富家孝氏も続ける。

「特に実家が資産家だったり、成績が良かったりで小さい頃からチヤホヤされて育ってきた医者は、プライドが高く、自分の意見を否定されるのを極端に嫌います。

医療という狭い世界しか知らないので視野も狭く、世間知らずのまま大人になった医者も少なくありません」

患者は「客」ではない

また、外来に訪れた患者に、くどくどと要領を得ない長話をされ、内心イラッとしている医師もいるという。ではどうやって医者に自分の症状を説明すれば、快く診てもらえるのか。

「外来ではどうしても一人当たりの診察時間が限られているので、要点を2~3個に絞って、説明、質問するといいでしょう。

口下手な人、あがりやすい人は、あらかじめ病気の経過や疑問点を1枚の用紙にまとめて、それを受付で渡すのも上手な受診法です」(フリーの麻酔科医・筒井冨美氏)



患者の話を親身になって聞かない医者は問題だ。だが患者自身も自らを省みるべきケースもあるだろう。

昭和大学横浜市北部病院の南淵明宏氏が言う。

「生活習慣の改善もせずに、薬さえ飲んでいれば治ると思い込んでいる患者さんに『よくならないんですけど』と言われると、正直ムッとします。医者は患者さんの協力なくして病気を治すことはできませんから。なんでもかんでも薬に頼る患者さんは困りますね」

特に「医者だから治せて当たり前でしょ」といった態度をとるのは、もっとも医者の神経を逆なでする行為だ。

「医療トラブルの多くは、患者側の誤解によるものが7割を占める」と語るのは、日々、病院で起こるトラブルの相談を受け、「トラブルバスター」の異名を持つ、大阪府保険医協会・事務局参与の尾内康彦氏だ。

「'90年代半ばから、国は病院に対して『これからは医療もサービス業』であると通達しました。その影響が昨今はますます強まり『患者はお客様である』と誤解している人が増えています。

なかには『カネを払っているんだから、病院は病気を治して当然だ』と病院や医師に高圧的な態度をとる患者さんもいる。そういった『患者様意識』がトラブルの原因となっているのです。当然ですが、医療に絶対はありませんから」

とはいえ卑屈になり過ぎて、医師の言いなりになるのもよくない。しっかりと医師に自分の症状を伝え、相談することは、良質な医療を受けるためにも、もちろん必要なことだ。

「『医者にこんなことを話していいのかな』と不安に思う患者さんがいますが、気を遣いすぎるのもよくありません。医者は神様ではないので、患者さんに言ってもらわないと分からない。

患者さんの何気ない一言で、検査をした結果、がんが早期に見つかったというケースも多数あります。

医者と患者のどちらが傲慢でも、絶対に治療は上手くいかない。医療というのは消費サービスではなく、医者と患者の相互関係によって作り上げていくものなんです。それを誤解してはいけません」(前出の尾内氏)

医者が病気を治すのではなく、病気を治すのはあくまで患者自身。その手助けをするのが医者の役目だ。それを勘違いしてはいけない。

「週刊現代」2017年5月20日号より

参照元 : 現代ビジネス


西洋医学の医者は白衣の詐欺師

●ガン保険の裏側。

●証拠隠滅!作られた乳がん患者。

●白衣を着た詐欺師って誰?!

●がん検診を受けた人程ガンになる。

●欧米では切らないガンを切りまくる、危険な日本!

●炎症とガンの区別もつかない。

●口内炎とガンが同じもの?

●前立腺ガンと診断された●●%は実はガンではなかった!





銀歯にはリスクがいっぱい!金属アレルギー、被せた歯がまた虫歯になる、歯周病が悪化しやすい

本当は怖い歯の治療…銀歯を入れるのは日本人だけ?

2015年05月12日

 

日本では子供の頃から「歯の治療=銀歯」というイメージが強く残っています。しかし、実は銀歯の治療はほとんど日本だけでしか行われていません。歯の治療は一生涯行うものですから、日頃から歯や口の中のケアを意識し、素敵な笑顔を作っていきましょう。

銀歯を入れるのは日本人だけ?

欧米諸国では、美しく白い歯や歯並びの良さはとても価値あるものとされ、社会的なステータスを表すものになっています。歯がきたないことが就職にも影響したり、自己管理できていない人だと思われ、仕事の営業成績にも影響があるぐらいです。そのため皆が歯を綺麗に健康に保つために、常に高い意識を持っています。

また欧米では、予防や歯のクリーニングのために歯科医院に通う方が98パーセント、治療をするために通う方が2パーセントと言われています。しかし、なんと日本では98パーセントの人が治療のために歯科医院に通います。「日本人の女の子はとてもかわいいのに、笑うと歯が汚いのはなぜ?」と言われているのです。

銀歯にはリスクがいっぱい

歯医者に行ってなんとなく銀歯になり、また虫歯ができたから銀歯が増えるという悪循環。銀歯以外の詰め物やかぶせものは自費になってしまうから、保険内の治療でいいや……。こんな感じで日本人の口の中は銀歯だらけになってしまっています。

日本で銀歯と呼ばれているものは、金と銀とパラジウムの合金で日本にしかないものです。国民皆保険制度のために最低限の歯の機能の回復ができる、安くて加工しやすい銀歯がその昔うまれましたが、最近はこの銀歯における悪影響が注目されてきています。

銀歯によるリスク1:金属アレルギーを引き起こす

口の中には細菌が何百億と住み、銀歯は日々熱いもの冷たいものそして咬合力を受け、過酷な環境に置かれています。そのため銀歯は劣化しやすく、傷つきやすくなっており、また銀歯の表面から金属がイオン化されて溶けだし、体の中の蛋白質とくっつくことで金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

金属アレルギーは口の中の異常だけに限らず、体全身の異常をきたす可能性があります。手が赤くただれたり、全身にぶつぶつができたりすることもあるのです。銀歯をいれてすぐに異常が出る場合以外に、何年もしてから体に異常が出てくることも多く、原因不明の皮膚病だと思われることがあります。

とくに銀歯に含まれているパラジウムという物質はアレルギーを引き起こしやすく、パラジウムに対してアレルギー反応を持つ方は100名中20名~30名ほどいると言われています。

銀歯によるリスク2:被せた歯がまた虫歯になる

銀歯と歯は歯科用のセメントでくっついているのですが、正確にいうとぴったりくっついているわけではありません。銀歯を入れる際に歯との隙間をセメントで埋めて、セメントと銀歯の摩擦力でくっついているだけなのです。

そのため入り込んだ虫歯菌によりまた中に虫歯がひろがっていたということは珍しくありません。中のセメントも劣化してくるので、古い銀歯のなかは気づいたら真っ黒になっていたなんてこともよくあります。銀歯の下のむし歯は発見しづらいですし、レントゲンにも写りにくいのでなかなか発見しにくいのも事実です。神経がない歯の場合には症状も出にくいので、しばらく歯科医院に行っていなかったら、歯を残せないほどにぼろぼろになっているなんてこともあります。このような状態を避けるためにも、定期検診は重要ですね。

一方、セラミックのかぶせものや詰め物は歯やセメントと相性がよく、ぴったりくっついているため、銀歯に比べて再び虫歯になるリスクは格段に少ないです。

銀歯によるリスク3:歯周病が悪化しやすい

銀歯の表面は傷がつきやすく、その小さい傷に口の中の菌がたくさん寄ってきます。銀歯と歯茎の境目にも歯周病菌他たくさんの菌がたまりやすく、銀歯をいれてから歯周病の進行が早まったりもします。

奥歯に銀歯を入れて数年したら、歯茎が腫れたり歯周病で歯が揺れてきた、という経験がある人もいるかと思います。銀歯の周りは特に汚れや菌が溜まりやすいので、歯ブラシ以外にも歯間ブラシやフロスを使い綺麗に歯を磨き、定期的に歯科医院での健診やクリーニングを受けていく必要があります。銀歯と歯茎の境目が菌の住処になっていると、口臭の原因にもなります。

保険適用によって日本の歯科の治療は安く、誰でも受けられる利点もありますが、上記のように実は銀歯には様々なリスクもあるのです。

そのリスクをよく理解し銀歯にするかセラミックの治療をするか選択するのも大切ですし、すでに口の中に銀歯がある場合は定期的な歯科検診と毎日の丁寧な歯磨きをすることが必要になってきます。そしてなにより、虫歯のない健康な口腔内を目指し、予防に力を入れることが最も理想的です。

グローバルの時代になり、海外の方と関わる機会の多い昨今「なぜ日本人の口は銀歯だらけなのだろう……」と言われないようにしたいものです。

参照元 : allabout


金属歯科材料による電磁波の影響

銀歯が電磁波のアンテナになっている?

歯科材料が電磁波を集めることを知っている方はいらっしゃいますか? 実は銀歯に使われている金属歯科材料がアンテナとなって、周りにある電磁波の影響をより強く受けている可能性があるのです。場合によっては、電磁波を浴びることで頭痛や吐き気といった症状「電磁波過敏症」を引き起こすこともあるといわれています。



電磁波過敏症のおもな症状



金銀パラジウム合金の場合

歯の詰め物や被せ物として使われている「金銀パラジウム合金」という金属が、携帯電話の電磁波のアンテナとなったり、アレルギーを引き起こしたりすることがあります。「パラジウム」単体でも、アレルギー・テストで50%以上の人に陽性反応が確認されています。

電磁波障害でフラつきや肩こり・頭痛・腰痛といったいろいろな症状を抱えて来院された患者さんの金銀パラジウム合金を取ると、「楽になった。フラつきもなくなった」とおっしゃることがよくあります。

電磁波のアンテナになる金属歯科材料

以下のような保険の歯科金属や自費の金属も、電磁波のアンテナになってしまいます。あなたの口の中に、これらの金属は入っていませんか?

アマルガム 水銀を50%含むアマルガムの害は本や新聞などでも取り上げられています。海外では訴訟の対象にもなっている金属です。

金銀パラジウム合金
ある金属アレルギー検査では、約半数の人に陽性反応が出る金属です。ドイツの保健省では、歯科業界に対して金銀パラジウム合金とアマルガムを使用しないように勧告しています。

ニッケルクロム
ニッケルクロムは発がん性物質を含んでいるため、歯科金属としての使用は適していません。

銀合金
酸化して錆びやすく、すぐに黒色になる銀を、口の中という過酷な環境で使用すると、歯ぐきを黒く変色させたり金属イオンが溶け出したりする危険性があるため、歯科金属としては使うべきでないと当院では考えています。

参照元 : 中垣歯科医院




2017年5月12日金曜日

アイスの食べ過ぎは危険!発がん性リスク、動物実験で内臓肥大の添加物使用の恐れ

アイスクリーム、人体に悪影響の懸念…発がん性、動物実験で内臓肥大の添加物使用の恐れ

2017.04.28



アイスクリームほど“わかりにくい”食品はありません。乳成分が少なくなるほど、添加物の使用が多くなるのかといえば、そうでもないからです。

アイスクリームは、乳固形分(水分を除いた乳成分)が3.0%以上含まれている氷菓子の総称で、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」によると、乳固形分が多い順に「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」に分類されます。

また、乳固形分3.0%未満のものは、食品衛生法で「氷菓」と規定されています。30年以上の大人気商品の「ガリガリ君」(赤城乳業)や、果汁などを使ったアイスキャンデー、シャーベットは氷菓です。しかし、氷菓も一般的には「アイス」と呼んでいます。「コンビニでアイス買ってくるけれど、『ガリガリ君』でいい?」といった具合に使っている方も多いでしょう。

乳等省令では、乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上のものが「アイスクリーム」と規定されています。「乳成分が多いので風味がよく、栄養分も豊富」と業界では宣伝しています。確かに、そうしたアイスクリームもあります。しかし、「アイスクリーム」だからといって、添加物の不安がないわけではありません。

「ハーゲンダッツ」のように、使われている添加物は香料のみという商品もある一方で、大手菓子メーカーの商品でも添加物が豊富に入っているアイスクリームもあります。購入する際には、しっかりと原材料名表示を確認することが大事です。

アイスクリームに使われている添加物の例

ある商品に表示されている添加物を見てみると、「加工デンプン、乳化剤(大豆由来)、安定剤(増粘多糖類)、カラメル色素、香料、甘味料(アセスルファムK)」と表示されています。ただし、実際に使用されている添加物数は、表示の3倍以上あるというのが業界の常識です。

たとえば「加工デンプン」は、天然のでんぷんにプロピレンオキシドなどの化学薬品を加えて合成したもので、本来ならば「合成デンプン」と表示すべきです。怖いのはこの「合成デンプン」は、自然界には存在しない「合成たんぱく質」をいつ生成しても不思議ではないことです。生成された「合成たんぱく質」が、人にどんな影響を与えるかは誰もわかりません。それにもかかわらず、「加工デンプン」として表示できる添加物は11品目もあるのです。

2008年に加工デンプンとして表示することが認められたのは、アセチル化アジピン酸架橋デンプン、アセチル化リン酸架橋デンプン、アセチル化酸化デンプン、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、酢酸デンプン、酸化デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン、リン酸化デンプン、リン酸架橋デンプンの11品目です。欧州食品科学委員会(SCF)は、このうちプロピレンオキシドを使って製造された加工デンプンについて、「乳幼児に使うべきではない」と警告しています。

加工デンプンは、ここ数年、非常に使用量が増えています。ジャガイモなどからつくられる天然のでんぷんとはまったく別物ですので、くれぐれも勘違いしないようにしてください。

「乳化剤」は、牛乳中の脂肪分を均一に混ぜるための添加物で、アイスクリームでは大豆レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビンタン脂肪酸エステルなどがよく使われています。大豆レスチン以外の乳化剤は要注意です。グリセリン脂肪酸エステルはハムスターの実験で肝臓肥大、腎臓の石灰化の報告があります。また、ソルビタン脂肪酸エステルは動物実験で肝臓、腎臓の肥大が見られたほか、染色体異常の報告があります。

「安定剤(増粘多糖類)」は、組織をなめらかにし、保形成をよくする添加物です。増粘多糖類と表示されている場合は、複数の増粘剤が使用されています。何が使われているかは、メーカーが情報公開しない限り、消費者が判断することはできません。仮にトラガントガムやカラギーナンが使われている場合、いずれも発がん性が指摘されているので気をつけなければなりません。

「カラメル色素」は、昔ながらの砂糖を熱してつくられたI型カラメル色素以外は要注意です。たとえば、尿素を使って大量生産されたカラメル色素からは、発がん物質が生成されています。

「香料」は、バニラアイスの場合、主に使用されているのは合成香料の「バニリン」と推測されますが、一般的に香料成分は食品メーカーの最高機密とされています。どんな匂いを出すかで、ヒットするかどうかが決まるからです。通常、香料として10種類くらいの化学物質が調合されています。バニリンもそのなかのひとつです。バニリンは、動物実験で成長障害、肝臓、腎臓、脾臓肥大の異常が観察されています。匂いに騙されてはいけません。

「甘味料」に合成甘味料のアセスルファムK(カリウム)が使われているものは、アイスに限らず食べないほうが無難です。砂糖の約200倍の甘さがあり低カロリーとされていますが、犬に2年間食べさせた実験ではリンパ球の減少が見られています。つまり、免疫系統へのダメージが心配されるのです。

(文=郡司和夫/食品ジャーナリスト)

参照元 : ビジネスジャーナル


市販のアイスは危険?特にラクトアイスはトランス脂肪酸や添加物に注意!



暑い季節になると毎日アイスを食べたくなりますよね。

今では冬でも部屋が暖かいので年中食べる人も多いようですし私もその一人です。

ただしアイスを食べるならアイスクリームであれば良いのですが安くて容量の多い「ラクトアイス」を食べたりしていませんか?

「ラクトアイスって何?」という方にアイスの種類とラクトアイスがおすすめできない理由をお伝えします。

アイスの種類とラクトアイスとは?

コンビニやスーパーなどで見かけるアイスはアイスクリーム類と氷菓に分けられます。

氷菓とは夏になると大人気の「ガリガリ君 」のように氷でできている氷菓子のことです。

一方アイスクリーム類は乳固形分と乳脂肪分の含有率によって大別され

含有率の多い方から

●「アイスクリーム」
●「アイスミルク」
●「ラクトアイス」と

3つの種類に分けられます。

つまり「アイスクリーム」は牛乳などの乳成分がたっぷり入っていて逆に「ラクトアイス」はほとんど入っておらず、「アイスミルク」はその中間です。

具体的に乳固形分と乳脂肪分何%以上から「アイスクリーム」と決まりがありますが、その数字を覚えても意味がないので、商品の裏の「種類別」というところを見ればすぐに「アイスクリーム」や「ラクトアイス」とわかるようになっています。

そして最近ようやく注目されつつあるのが「ラクトアイス」の危険性についてです。

ラクトアイスはトランス脂肪酸や食品添加物がいっぱい

ラクトアイスは乳脂肪などが少ないということは「牛乳があまり入っていなんだね」と思うかもしれませんが、実はほとんど入っていません。このように書くと「えーっ!あの白いのは牛乳でしょう?」と思う方も多いと思いますが

実は牛乳の代わりに入っているのが油なのです!

初めて知ったかたもいるかもしれませんが、ラクトアイスと同様に牛乳でできていると思わせておいて実は油という商品があります。それはコーヒーフレッシュです。お店で「ミルクはいかがですか?」と言われますよね。

「お店でミルクというのだから少しは乳製品が含まれているでしょ?」と思うかもしれませんがコーヒーフレッシュの色が真っ白でも水・油・添加物のみで全く牛乳が入っていません。

そしてラクトアイスも同様にラクトアイスも植物性油脂でできています。ただ植物性油脂だけではアイスクリームのようにはならないので、さまざまな添加物を使用してアイス風に仕立てているのです。

中には植物性油脂は動物性と比べると健康に良いのでは?と思う人もいるかもしれませんがそんなことは全くありません。

植物性油の代表であり、日本で一番売れているサラダ油やラクトアイスによく使用されているパーム油、ヤシ油にも今話題のトランス脂肪酸がたくさん入っています。

※ちなみに原料のパームやヤシにトランス脂肪酸などの危険性が高い物質が含まれているのではなくサラダ油を高温処理で製造する方法に問題があります。

アメリカではトランス脂肪酸は2018年6月までに全廃すると先日決まっていますし、他の欧米の国やアジアでもトランス脂肪酸の表示義務や制限を定めているところが多いです。

ですが日本はアメリカなどと比べてトランス脂肪酸の摂取量が少ないから問題ないと言って制限どころか表示義務でさえありません。これっておかしくないでしょうか?

アメリカでは身体に危険で病気になりやすくなるからという理由で量を制限するのではなく全廃します。それだけトランス脂肪酸は危険なのです。なのに日本の政府の対応は・・・。

ようするに政府はトランス脂肪酸を禁止にしたり制限したりすると、食品会社が大ダメージを受けてしまうのが目に見えているのでとりあえず今は静観しておこうということなのでしょう。ラクトアイスは悪い油を使っているだけでなく、アイスクリームを作るには欠かせない卵も入っていませんし、砂糖の代わりに安いガムシロップを使用しています。(ガムシロップも体に良くない原料が使用されています)

そしてアイスクリームに見せかけるために様々な添加物を使って大量に安価なものを作り、お店のケースに並んでいるのです。アイスクリームとラクトアイスは見た目が同じようですが中身は全く違う別物です。

お店で販売されているラクトアイスを1個食べると1日に必要な脂質の6割に匹敵します。その他の食べ物にも脂質は入っているので脂質を摂り過ぎると脂質過剰になり、ニキビなどの肌荒れの原因になります。

トランス脂肪酸、危険な添加物、脂質のとり過ぎなど何ひとつラクトアイスを食べて良いことはありません。

もちろんラクトアイス以外にも体に悪いお菓子はたくさんあります。ただ、ラクトアイスは見た目がアイスクリームにそっくりで牛乳からできているから健康に良いというイメージを持ってしまう可能性があるので、より注意しないといけない食べ物です。

では「なんでラクトアイスを製造、販売しているの?」と疑問に思うかもしれませんが、それは売れるからです。大手企業は乳脂肪がたっぷり入った、とても美味しいアイスクリームを作ることは簡単にできますし、実際一部販売しています。

ただコンビニやスーパーでは「高いアイスクリームは売れない」「ハーゲンダッツだけあればいい」と思っているので、安くておいしい(気がする)ラクトアイスの場所を大きくとって販売しているのです。

安い方が売れてしまうというのは消費者がそれを選んで買ってしまう責任もあるかもしれないのですが、やはりテレビなどで「ラクトアイスは危険です。」とはスポンサーの関係上絶対言わないですし、情報が流れないような仕組みになっているマスコミや政府、そして利益が出れば良いと思っている企業の方が責任が重いのではないでしょうか?

食べるならばアイスクリーム

では「アイスミルク」はどうなのでしょうか?

「アイスクリーム」と「ラクトアイス」

どちらの要素も含まれているので「ラクトアイス」に比べればましなのですが、できればアイスクリームを食べてもらいたいです。アイスクリームであればほとんど植物油脂を
使用していませんし食品添加物も最小限の使用で済みます。

価格が高いのが欠点ですが、味も美味しいのでできるだけアイスクリームを食べるようにしてください。

ちなみにアイスクリームの原料は牛乳や生乳だと思っている方が多いと思いますが、一番売れているハーゲンダッツのアイスクリームの原料は脱脂粉乳で牛乳(生乳)ではありません。これは私の意見なので本当は違うかもしれませんが、牛乳を使わない理由は

●脱脂粉乳の品質が安定していることと
●牛乳よりも安く仕入れることができるため

だと思っています。

牛乳は時期によって味や品質が変わるのでアイスクリームの味にも影響が出る場合もあります。それを避けるために脱脂粉乳にして質を安定させ、しかも大量に注文することで価格を抑えているのではないでしょうか?

牧場で作っているアイスクリームやソフトクリームはそこの牛乳を使用していることが多いので、裏の表示を見れば原材料のところに「牛乳」や「生乳」と書かれています。

ぜひ本当のアイスクリームを食べたい方は牧場の牛乳から作られたものをおすすめします。

まとめ

今でもCMでバンバン流れるラクトアイスですが、これを読んだらもう食べる気はなくなると思います。

そしてラクトアイスが体に良くないということで消費者が買わなくなれば売れなくなって製造中止になるのでぜひ将来は本物志向が強くなってラクトアイスが販売中止になることを願っています。(ただし可能性はかなり低いですが)

味も見た目も同じに見えるアイスクリームとラクトアイスですが、ラクトアイスは牛乳ではなく油を使用していて、美味しく感じるのは食品添加物のおかげです。

しかも某大手メーカーの「スー〇ーカッ〇」など健康に悪いのに内容量が多い商品が結構あります。値段が安いのでラクトアイスを買い与えたいところですが、子どもの健康を考えてアイスクリームを食べさせてあげてくださいね。

参照元 : 健康一番

日焼け対策で日傘をさしても意味がない?目から入る紫外線が日焼けやシミの原因に

日焼け止めや日傘での「日焼け対策」が無意味になる…目から入る紫外線が日焼けやシミの原因に

2017.04.28



目に〇〇〇が入ると角膜に炎症が起き、目のダメージを察知した□は、日焼けやシミの元となる△△△△を体内に発生させる。それは最近のマウス実験で明らかにされ、ヒトにも高確率で起こりうる現象だといわれる――。

さて、あなたは上記の〇□△の空欄を埋められただろうか? 正解は〇が「紫外線」、□が「脳」、△が「メラニン」である。

「ああ、紫外線対策のお話ね? それなら、私の場合は大丈夫。毎日、カーテンを開ける時から日焼け止めを塗ってるし、外出時は日傘を持参し、ふだんから帽子やサンバイザーを使い分けていますからご心配なく……」

いや、そんな聞き流し組の女性ほど、上記の問いに答えられないか、正解を知ってむしろ驚かれたのではないだろうか。要は、ご自身では「万全」と思っていた日焼け対策では不十分だったと宣告されたに等しいのだから。

そう、目から入る紫外線は、顔や体の日焼けの元で、肌対策ばかりに気を配り、目のUVケアを怠れば効果ゼロという次第なのだ。

目から入る肌への悪影響を「目肌焼け」と命名

事実、目から入る紫外線の肌への悪影響を「目肌焼け」と定義(命名)し、その対策に向けた啓発を目的として「SHADE SKIN PROJECT」という活動組織も立ち上がった。発起メンバーには、眼科医、皮膚科医、大学教授、イメージコンサルタントらの専門家筋がずらりと顔を揃えている。

多量の紫外線を浴びると起きる目の病気としては、白内障や角膜炎、黄斑変性症や瞼裂斑、翼状片などがある。その前段の、充血、眼精疲労、ドライアイも侮れない紫外線の悪影響だ。

その手っ取り早い対策として、誰もが即座に思い浮かべるのが、サングラスの利用だろう。しかしこれについても、前掲プロジェクトによる調査が、意外な実情を浮き彫りにしている。

まずは前述の「目肌焼け」に関して、全国の20~50代の女性500人対象に意識調査をした。「目から入る紫外線が肌のメラニンの生成を促し、日焼けやシミの原因になること(=目肌焼け)」は、6割の女性が「知っている」と回答。

しかし、普段から紫外線対策をしている層に、その目肌焼け対策に効果的な「サングラスの着用」を問うと、実践派は3割未満に減った。

これに、そもそも紫外線対策には無頓着な層を加えれば、その割合は実に8割以上となった。これではせっかくの(メラニン色素の多い)黒い瞳も、泣きそうな有り様だ。オゾン層の破壊が懸念されている豪州など、小学生のサングラス着用まで義務付けられているというのに……。

6割以上の女性が「サングラスをほとんどかけない」理由は?

先の調査結果によれば、サングラスの使用実態は「日常的にかけている」層がわずか14%。行楽などのシーンのみで着用する層を除くと、実に6割以上の女性が「サングラスをほとんどかけない」実相が明らかにされた。

そんな「ほとんどかけない」「まったくかけない/かけたことがない」層に理由を尋ねると、「習慣がないから」が43.7%で最多回答。そして、36.2%の女性が「サングラスが似合わない」と自認し、「似合うサングラスがわからない」と回答した層も17.2%存在した。

この「サングラスが似合わない」あるいは「似合うサングラスがわからない」という人がここまで多いのは、オシャレに敏感な女性にしては意外な感じがするし、またオシャレに敏感な女性だからこその理由のようにも思える。いずれにせよ、不十分な紫外線対策の背景に横たわる理由としては、そうなのだろう。

サングラス選びのポイントは?

しかし、今回の記事を機に一念発起し、明日にでもサングラス探しを始めようという方々は、選ぶ際に以下の3点に注意していただきたい。

1.安価な商品に走らず、必ず「UVカット機能のあるもの」を選ぶこと
2.あまり色の濃い商品に走らないこと。目に入る光量が少ないため、普段より瞳孔が大きく開いてしまい、逆効果となる。
3.店員にも相談して顔にフィットしたものを選ぶこと

たとえば「Zoff UV クリアサングラス」は、業界最高のカット率(UV100%カット)を謳うクリアレンズを搭載し、3月の登場時点で18種類、4月28日には22種類が追加されて合計40種類の拡充ラインナップ。

価格も3500円(税別)からと、ビギナーにも手軽だ。自慢のカット率に加え、特殊素材で「明瞭な視界」の両立が得られ、「レンズの汚れ」も超撥水コーティングが解消してくれるという。

年間で見ると、紫外線が強く降り注ぐ時季は、「夏の扉」が開く6~8月。快晴時は当然だが、曇り日でも晴れ比の70%前後は降っているので要注意だ。

一日でみれば午前10時~午後2時が最も紫外線量が多いが、目に入る量の90%はサングラスで防止可能といわれてる。さあ、明日からサングラス探しを、オシャレ選びの気分で街へ出よう。

(文=ヘルスプレス編集部)

参照元 : ビジネスジャーナル


紫外線の影響(害)



紫外線(UV)は人間にとって有害性が強い、お肌(皮膚)や健康に悪影響があると言われています。

特に紫外線量が多い南の地域、世界的に見ればオーストラリア、日本の場合は沖縄、鹿児島、宮崎の地域で暮らしている人のほうが、北海道、青森、秋田などで暮らしている人よりも紫外線を浴びる量が多いので、紫外線による悪影響をい受けやすい、つまり、皮膚がん、白内障、感染症(免疫力の低下)になりやすい事が分かっています。

紫外線と皮膚癌の関係

紫外線を大量に浴びることによって最も懸念されているのが『皮膚ガン』への影響です。

特に若いうちに紫外線を浴びれば浴びるほど皮膚がん発症率が高くなるだけでなく、発症する年齢も早くなることが分かっていますので、子供、いや産まれたばかりの赤ちゃんの頃からいかにして紫外線を浴びさせないようにするか、紫外線対策をするかが皮膚癌を防ぐ大きなカギとなるのです。



また紫外線は「A・B・C」の3種類あり、皮膚ガンの原因になると言われているのが「B・C」です。ただ紫外線Cは現在のところ地表には届いていないと言われているので、夏場の晴天時に最も降り注ぐ紫外線B(UV-B)を浴びないようにすることが皮膚がん予防に繋がるのです。

紫外線と白内障(眼の病気)の関係



皮膚がん同様、紫外線B(UV-B)が原因と言われているのが失明の危険性もある『白内障』です。WHO(世界保健機関)によると、白内障の約20%は紫外線が原因だとされています。

この白内障発症率も紫外線量が多い地域に住んでいる人ほど高いことが分かっているので、紫外線と白内障が深く関わっていることは明白なのです。

詳しくは⇒白内障(目の病気)

紫外線と免疫力、疲労の関係



紫外線B(UV-B)は皮膚癌、白内障だけでなく免疫力を低下させ、『感染症』にかかりやすくなってしまうことも分かっています。紫外線を大量に浴びたときに「ヘルペス」が出やすいのも免疫力が低下したためなのです。

また紫外線を浴びることによって活性酸素が発生するので、日光を浴びるだけで私たち人間は疲れを感じやすくなるのです。

詳しくは⇒感染症(免疫力低下)

紫外線と肌老化(シミ・シワ・たるみ)の関係

紫外線B(UV-B)が私たち人間の健康に悪影響を与えることが分かってきていますが、紫外線Bよりも有害性が低いと言われている紫外線A(UV-A)でも、大量に浴び続ければお肌の「シワ・たるみ(光老化)」を引き起こしてしまうことが分かっています。

また紫外線B(UV-B)を浴びれば肌の色を黒くするメラニンが作られるのですが、大量に浴びたり、長年浴び続けることによってメラニンが過剰に作られ、それが『シミ・そばかす』となってしまうのです。



もちろん紫外線を浴びたからといってすぐに「シミ・シワ」が出てくるわけではありませんが、20歳を過ぎた後りから今まで浴びた紫外線が原因で「シミ・シワ」が出てくるようになるので、若いうちから紫外線対策をしている方が、いつまでも若々しく美しいお肌を保つことができることだけは間違いありません。

詳しくは⇒シミ・シワ

紫外線と色褪せの関係

太陽光(紫外線)は、家具や布製品、紙などを色褪せさせる原因となります。太陽光が当たる窓際付近に置いてある家具と、太陽光が当たらない所に置いてある家具では色褪せる時間が全く違いますからね。

紫外線を浴びるメリット

「紫外線ってほんと有害性が強いなー。」と、日光(紫外線)は悪影響しかないように思えますが、実際は悪影響ばかりでもありません。紫外線にだって良い事もたくさんあるのです。

〜ストレス解消(気分転換)〜



なんだかんだ言っても太陽の下で昼寝したり、スポーツをしたり、遊ぶことは非常に気持ち良く、ストレス解消になります。また昼間ベランダに干した太陽光をいっぱいに浴びたフカフカの布団で夜寝るとき、非常に気持ち良く、ぐっすり眠ることができます。洗濯物も同じことが言えますね。

確かに紫外線の悪影響も分かりますが、特に活発な子供を紫外線を浴びさせないように部屋に閉じ込めておく事は精神的にもよくありませんので、紫外線対策(UVケア)を徹底するようにして、太陽の下で思いっきり遊んだり、スポーツを楽しみたいものです。

〜ビタミンD生成〜

紫外線を浴びることによって、骨を強くする(カルシウムの吸収を促す)ために必要な『ビタミンD』が体内で生成されます。

ただ1日数分間、太陽紫外線を浴びるだけで1日に必要なビタミンD3量は十分だといわれていますし、1日の必要ビタミンD量は現在の食生活で考えた場合、十分摂取できているとされていますので、ビタミンDのことだけを考えるのであれば、特に日光浴をして紫外線を浴びる必要性はほとんどないんですね。

ビタミンDが豊富に含まれている食品は・・・

○青魚(サケ・サバ・イワシ・サンマ・ウナギ・アジ)

○卵黄

○キクラゲ・干し椎茸・しめじ・マツタケ

〜健康的に見える〜

「小麦色のお肌は健康的に見える」。これは事実です。特に子供の場合、日焼けして小麦色の肌をしているとそれだけで健康的に見えますし、大人でも男性の場合、色白の人よりも日焼けして小麦色の男性のほうが魅力的に見えるものです。

もちろん、『日焼け(小麦色のお肌)=紫外線を浴びている』、ということなので、いくら健康的に、そして魅力的に見えても、美容や健康に悪影響があることだけは知っておかなければなりません。

〜殺菌効果〜

紫外線には『殺菌作用』がありますので、細菌、雑菌、カビ類などを殺してくれるため、水虫などのさまざまな皮膚疾患に対して紫外線治療として医療現場で使われたり、まな板、包丁などの調理器具を消毒したり、布団のダニ、洗濯物に付いた雑菌などを殺してくれるので衛生分野でも利用されています。

〜植物・作物を育たせる〜



そもそも太陽光(紫外線)がなければ野菜や果物、穀類などの作物や花などの植物も育ちません。ようするに、太陽光がなければ人間は生きていくことさえできないんですね。ただ紫外線を大量に浴びてしまうと成長が阻害される植物、作物もあるので注意したいところです。

〜エネルギー〜

太陽光(紫外線)は太陽光発電などで私たちの日常生活においても非常に重要な役割を果たしてくれています。

上記の通り、太陽光(紫外線)は私たち人間が生活していくには欠かすことのできない存在なのは間違いありません。確かに紫外線を浴びた場合、人間の健康、美容にとって非常に悪影響が多いのも事実ですが、人間が生きていくためには紫外線とうまく付き合っていくしかないんですね。

参照元 : 紫外線対策とUVケア徹底ガイド